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2019年02月28日 イイね!

珍車PART815

珍車PART815珍車815弾は二輪です(^_^)v

二輪での旧車の王道ですね、クラス初の4気筒としてデビューしながらコスト高で売れば売るほど赤字と言われ僅か3年で製廃となったモデル、発売期間は短いながらも販売中に予期せぬ免許制度改正により逆風になったりと向かい風だらけ、その為廃盤の77年以降早くもプレミア化、80年代をMAXとして現在でも高値安定?未だにこれを愛するマニアは多いと思います!

⇒『年式不明(逆輸入)ホンダCB400FOUR』!!

ワタシのチョイ上の世代にはド真ん中のヨンフォア、これは4輪で言うハコスカやケンメリのようにいつの時代でもオークション流通はそこそこ出てきており根強い人気を表しています!

ヨンフォアの始まりは1972年の「ドリームCB350FOUR」、69年の日本初のナナハンで大きく話題を巻いたホンダCB750FOUR、この人気に続けとばかりミドルのCB550FOURも発売、そして当時、CB750のあまりの人気に本田宗一郎氏が愛用しうよとしたところ部下から止められ氏が「それならば俺にも乗れるCBを造れ!」の一声で開発されたと言われるCBフォアシリーズの末弟がCB350FOUR(通称サンゴーフォア)でした。

ヨンフォアの元祖、CB350FOUR


CB750FOURのスタイルをそのまま小さくしたようなサンゴーフォア、750の最大の人気でもあった4本マフラーもそのまま、もちろん排気量のみ落としたSOHCの4気筒も兄譲り、大柄で迫力ある出で立ちは350ccの中でもピカイチでしたが反面、やはり4気筒化による重量が大変な事になり大型並みの180kg超え、後の400マルチ時代で比較すれば決して重くはなかったながら当時、他社にせよホンダにせよ350cc程度だとツイン、もしくは3気筒、3気筒でもカワサキやスズキは2st(GT380/SS・KH350、400)でしたのでサンゴーフォアの重さは特筆モノ、しかも90cc弱の4シリンダーでトルクはスカスカ、psも34ps程度なのでその遅さは「ツインに負けるドンガメマルチ」という悪評が先行、これを打破するために排気量を上げpsやトルク改善したモノがヨンフォアでした。

サンゴーフォアの悪評を見つめ直し1974年にデビューしたCB400FOUR


サンゴーもですが2st/4st含め当時400の4気筒はCBのみ、400化により37(36)psまでパワーを上げトルクも太くなり速さと乗りやすさはサンゴーを上回る、スタイルも750の呪縛を捨てカフェレーサー調で軽快なものにイメチェン、バックステップにコンチハンとポジションもイケイケ、そして最大の特徴は4in1に集合させたエキパイ!

OILフィルターを避けるために流れるように配置された集合マフラーは見た目も非常にエレガントで人気を博しました!

ヨシムラの手曲げや機械曲げの集合管にカスタマイズするのが一つのお約束でもありましたが元Gure的にはノーマルのステン排気管の流れるようなサマに惹かれましたねー、あれは個性的でマジ美しかった!

サンゴーもヨンフォアも過去さんざん経験がありワタシ世代ですと後続のホークシリーズにZ400FX、XJ400やCBX400Fを知っているので両者ともその遅さに笑うしかなかったですが音だけはマルチらしく最高、ヨシムラ集合入れると迫力が増しこの音に惚れて買うのもいましたっけ、よく音だけは100km、実際は30㎞しか出てないなんてバカにされてましたが(笑)

出品車のヨンフォア、逆車なので年式は入っていませんし総合3ながら各部C評価でオマケにE/G異音もあるようであまり状態は良くないかな!?


出品表によると398ccエンジンに載せ替えている感じ、ヨンフォアオデビューの翌1975年に社会問題化していた暴走族対策を主眼に自動二輪免許の改正が入り従来、自動二輪免許は一括りで何ccでも乗れたものから3カテゴリーとされ小型(~124)中型(~399)これ以上(排気量無制限)となる所謂小型限定・中型限定・限定解除に変更、現在の二輪免許制度の原型になりますね。

この事により408ccだったヨンフォアは急遽排気量を398cc(1psダウン)に下げる対策を取った訳ですが74~75年のヨンフォアは限定解除(大型免許)しないと乗れないモノとなり新エンジンへ載せ替える事例が頻発、現在流通しているのもほぼ398の様子で408がそのままあったらそりゃ凄い金額です!

現車、UPハンに黒集合にシートあんこ抜きというとお決まりの族車スタイルになっており逆にノーマルのヨンフォアってあるんか?って程このテのカスタマイズされたヨンフォアは見飽きてますが外観の程度はそう悪くなさそう…





エンジン載せ替えているところ見ると年式は74~75年、既に40年選手ですがそのプライスは衰えを知らず相変わらずスゲェ値段で落ちています。

もうここまで来るとバイクというより希少工芸品の域ですがかつてはプレミア価格という点では一人勝ちだったヨンフォアもカワサキ勢(マッハ、SS、KH、Zシリーズ)の異様な高額化によりそう目立たなくなっていますが高値安定は定番となり逆にKH等に較べればかなり安くも感じられるようになっています、まぁ、それでもワタシには手が出ない事に変わりないですがネwww
(^^)/
Posted at 2019/02/28 23:57:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホンダ | クルマ

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