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2019年05月07日 イイね!

珍車PART827

珍車PART827珍車827弾、コレも昔買いかけたっけなぁ(^^;)

1957年~2001年、全11代を数えるコロナの中で一番スタイリッシュでカッコ良かった!
何せコロナと言えば現車の7代目T140系以外はどれも典型的オヤジ車ってイメージ、トヨタを代表する小型セダンで日産ブルーバードと激烈な戦いを演じ”BC戦争”なる言葉も生み出しましたが140以外はどれもブルーバードの方が若々しくスポーティな印象でしたよね。


⇒『昭和59年(1984)7代目TT142型コロナT1800GT-TR』!!

従来のコロナから突然変異?した140系コロナ、この代から本格的にセリカやカリーナと兄弟化が進んだせいもありますがそれまでのオッサン専属の立ち位置のコロナが兄弟車よりもイケイケの訴求、スタイリングも妙に尖鋭的になり当時これがデビューした時、少なくないヒトが「コロナ、どうしちゃったの!?」と思う程の変わりよう、140系は82年デビューでほぼ同時にセリカ、カリーナも3代目にFMC、3モデルとも似たイメージながらも個人的にはコロナがセダン/HTともに一番まとまっていて当時10代のハナタレをも惹きつける魅力が凄かった!

何故に?こうなったかと言えばライバルのブルーバードが1979年の910デビューにより空前の大ヒットを飛ばしておりその要因はコロナ(先代T130)と較べ先進性、スポーティ度、オシャレさでは1枚も2枚も上を行きキャラクターには当時絶大な人気=スーパースターだったジュリー(沢田研二)を起用した点、80年にはクラスNo1の売り上げを記録しコロナはすっかり霞んでしまったので対ブル対策として名誉挽回を掛けて一気に若返りスポーティなイメージにと寄せた訳です。

ジュリーに対抗してキャラには2代目007=ジェームスボンドのR・ムーア氏を起用!


しかし140系はFR→FFの移行期のモデル、デビュー2年足らずで5HB限定ながら8代目となる150系FFコロナが登場し140と併売しますが以降トヨタは時代がFFに流れるのに合わせFF版に注力、FR版はややおざなり感があったのは拭えなかったですねー…

それでもデビュー10ヶ月で長年コロナのTOPグレードとして君臨していた2000GT(18R-GDOHCエンジン搭載)を廃版として史上初のDOHCターボとなる1800GT-T/GT-TRを追加、83年のMCでは従来1.6LDOHCはセリカ/カリーナに任せ未設定だったところにAE86でデビューした新開発4バルブDOHCの4A-GEを搭載する1600GT/GT-Rもラインナップ、このようにFR版はスポーツモデルと廉価版を主として一般訴求はFFにと移行、特に85年にFFにも4セダンを追加以後はこの色彩が濃くなりました。

出品車は83年MC後の後期型GT-TR、日産がGT-Rの呪縛に苦しみ当時4気筒のRSにこのグレードを付けられない中、なんのしがらみのないトヨタはいとも簡単にR文字をセリカ/カリーナ/コロナにラインナップ、日産の拘りをよそにRが付くとP/SやP/W等当時の言葉で言うフル装備の豪華仕様という内容ながら当時大注目だったのは3T-GTEU型DOHCターボ165ps!!

このエンジンは使い古されたT型エンジンがベース、長い事トヨタのテンロクGTを支えた2T-G型DOHCエンジンをベースに1.8LにスケールUP、ターボ装着による燃焼効率UPのためツインプラグ化、トルク、馬力は申し分ないながら実際には当時4バルブ化の流れの中で旧態化した2バルブ、重いT型ブロックという点が災いしあまり芳しい評価ではなかった…

82年に”鬼に金棒、ツインカムにターボ”と大々的に謳ってデビューした1800GT-T/GT-TR(画像は84年~後期型)


特に83年の4A-G搭載の1600GT系がデビュー以後、絶対パワーでは勝ってもレスポンス、スムーズさでは新設計の4A-Gには敵わずGT系で出た比率では1600が高かった様子、ワタシもどちらも乗った経験ありますがAE86と違い重量級のコロナやカリーナでは1800の方が乗っていれば絶対速かった、この時代なんでドッカンターボですからねぇ、体感的にはターボ加給が掛かった時のGは4A-Gでは味わえない、その代わり出足やハンドリングの軽快感は1600が勝る、操って愉しいのはやはり1600かな?まぁ、当時でもその4A-Gの恩恵を愉しむならレビン/トレノを選んだ方がいいや!とは思いましたがね、どうしても4Aだとオーバーウェイト感が拭えない、反面、コロナクラスなら豪華装備もあるし軽々しい4A-Gの音質より重厚な3T-GTの音、好きでしたしワタシが狙ったのはHTの1800GT-TRでしたネ。

走行約20万㎞m、それなりの不具合は出ており評価3、内外Dという出品車


OIL漏れやP/Sポンプ?冷却系もNGなようなのでそれなりの金は掛かりそうですが先記の通り140は4A-Gの方が多く出ていたので現在1800GT-Tが残っているのは超希少、マニアなら直してでも飛びつきたいんではないでしょうか!?

T型ブロックは重い分かなりの頑強さが取り柄、エンジンそのものは20万㎞位ならまだ大丈夫でしょうが部品が出るのかが問題、P/Sポンプやラジエーターは絶望的でしょうがまだ何とかなるかな、一番怖いのはATなんでトルコンがどうかですねぇ。

D評価ですが清掃次第ではかなりイイ感じになりそうな室内、A60系セリカ/カリーナやセリカXXとイメージが重なる機能的デザインが懐かしい!


外装、退色しやすい赤ながら艶も残りALLペンまでは必要ない感じ!個人的には唯一X30/40マークⅡのようなこのテールランプがイマイチでしたが…


純正鉄ッチンに至るまでオリジナル、ATですし荒く乗られた印象はないですね、当時”ミニソアラ(MZ/GZ10系)”と称されたスタイリッシュさは今見ても惚れますw


1600 4A-Gならばその後のFR走り屋人気もありまだ何とか残る(と言ってもほぼカリーナですが…)も3T-GT搭載はもう何台もないんじゃないんかな!?仕事柄あらゆるAA会場出入りしていてもまず1800は見かけないですからねー、何とかこれも満身創痍を克服して路上復帰して欲しいと願います、出品は東、落札はそれなりのプレミアは付いていますがATという点がマイナスでしょう、3桁には遠く及ばずってところでした(^^)/
Posted at 2019/05/07 20:02:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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