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2019年05月15日 イイね!

あのクルマの系譜・その9 ~三菱プラウディア/ディグニティ編~

あのクルマの系譜・その9 ~三菱プラウディア/ディグニティ編~‟あのクルマの系譜”その9、まだ創世記であった60年代の日本の高級車市場は大手のトヨタ、日産、そしてまだ日産に合併前のプリンスにて3分されておりましたが第4メーカーとして参入したのが三菱でした。

現在はこのカテゴリーからは撤退した同社ですがデボネア~プラウディア/ディグニティ(自社開発)、1964年~2001年のという実に37年の歴史を誇り三菱関連重役専用車のイメージが強い中、2~3代目では旺盛なオーナー訴求もなされ現在の三菱では考えられない乗用車フルラインの頂点を飾るに相応しい高級車でした。

今やトヨタ一強となった高級車カテゴリーですがかつては第3~第5勢力(トヨタ/日産/三菱/マツダ/いすゞ)も存在する華やかさでその一角を三菱自動車も担っていた訳ですね!

それではあのクルマの系譜・三菱プラウディア/ディグニティ やってみましょう。


【2代目プラウディア/ディグニティ】
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(プラウディア 2012~2016)

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(ディグニティ 2012~2016) 

・2001年に廃盤となったプラウディア/ディグニティ、日産との関係強化により日産フーガ/シーマのOEM版として13年ぶりに復活、エンブレ、オーナメント違いのバッジチェンジ(一部グリル等小変更)モデル。
・先代から継承しショートW/B(ホイールベース)がプラウディア、ロングW/B版がディグニティとなりプラウディアはオーナー/法人訴求、ディグニティが法人/VIP訴求となる。
・先代に続きディグニティは秋篠宮家公用車として宮内庁に納入される。
・4ドアセダンのみ、ディグニティはリムジンタイプ。
・搭載エンジンはプラウディアがV6 2.5L 同3.7L ディグニティがV6 3.5L HV。
・駆動はFR/4WD、ディグニティはFRのみの設定、ミッションはフロア7AT。


【初代プラウディア/ディグニティ】
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(プラウディア 2000~2001)

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(ディグニティ 2000~2001)

・長年三菱乗用のTOPであった『デボネア』のネーミングチェンジとしてデビュー。
・韓国向けヒュンダイエクウスが兄弟車。
・ショートW/B(ホイールベース)がプラウディア、ロングW/B版がディグニティとなりプラウディアはオーナー/法人訴求、ディグニティが法人/VIP訴求となる。
・4ドアセダンのみ、ディグニティはリムジンタイプ。
・ディグニティは秋篠宮家公用車として宮内庁に納入される。
・搭載エンジンはプラウディアがV6 3.5L V8 4.5L、ディグニティはV8のみ。
・国産最大エンジンのFF横置きモデルとしてデビュー時は話題となる。
・駆動は両車FFのみの設定、ミッションはフロア5AT。
・販売不振、メーカー不祥事により僅か1年のみの生産、プラウディアは1228台、ディグニティは59台の総生産台数。


【3代目デボネア】
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(1992~1999)

・プラウディア/ディグニティの祖先であるデボネアの3代目最終モデル。
・初の3ナンバーボディ採用、4ドアセダンのみ。
・先代に続きオーナー向けモデルも幅広く設定するもクラウン/セドリックの牙城は高くほぼ三菱関係重役専用車の域は出れなかった。
・下級モデルディアマンテがベースの為クラス唯一のFFモデル。
・搭載エンジンはV6 3L 同3.5L、営業用としてV6 3LにLPGも用意。
・駆動はFFのみ、ミッションはフロア4AT。
・電子装備がふんだんに採用された。


【2代目デボネア(デボネアV)】
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(デボネアV 1986~1992)

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(デボネアAMG)

・先代が22年間のロングセラーモデル、三菱重役専用車であり販売台数の少なさからなかなかFMCができなかったながら韓国ヒュンダイとの提携(高級車要請)や既提携先クライスラーの要望であったV6エンジンなどの関連から新モデル開発となる。
・正式名称は「デボネアV」となりVはV6、VIPを表す。
・ベースはE10系ギャランΣ、これの車台をストレッチして採用したため駆動はΣ同様でクラス唯一のFFであった。
・先代から飛躍させクラウン/セドリックに対抗させるオーナー向けグレードも充実させ自家用~営業用~VIPにターゲット訴求。
・旧税制時代デビューのためオーナー需要が多い5ナンバー小型車枠ボディが基本、3ナンバーモデルはモール、バンパーの大型化で対応。
・4ドアセダンのみ、ミッションはコラム4AT/フロア4AT。
・デボネア最初で最後の若年層&スポーツモデルを好む層向けに西ドイツのチューナー『AMG』監修のデボネアAMGも設定される。
・搭載エンジンはV6 2L 同3L 2LにはS/Cが後追加、89年の新税制に対応し販売増が見込まれた3LモデルはSOHC→DOHC化。
・極少数生産のリムジンモデルもラインナップされていた。


【初代デボネア】
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(1964~1986)

・60年代にファミリー向けミニカ(軽)、三菱500~コルト(小型)で礎を築いた三菱が高級車市場に参入したのが初代デボネア。
・販売されていた60~80年代では異例な22年という長期間FMCを行われずこの事から”シーラカンス”と称される。
4ドアセダンのみ、駆動はFR、ミッションはコラム4MT/コラム3AT
・搭載エンジンは当初 直6 2L OHV→同2L SOHC→直4 2.6L SOHCを時代に於てアップデート。
・昭和51年規制→53年規制適合
・発売時はクラウン、セドリック、グロリア、ベレルをライバルとしオーナー訴求するも販売は伸びず70年代には完全に三菱重役専用車となりFMCしても需要が見込めず結果的にロングライフとなった。
・近年、アメリカンなボディスタイルから旧車人気が沸騰、高額取引される対象となる。


あのクルマの系譜 ~三菱プラウディア/ディグニティ編~…
Posted at 2019/05/15 18:23:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ

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