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2019年08月25日 イイね!

珍車PART838

珍車PART838珍車838弾!これも最早絶滅危惧種になってしまってますネ~(*_*;

ステーションワゴンブームたけなわの時代であった1996年、ワゴンブーム火付け役のスバルレガシィツーリングワゴンに対抗してデビュー、レガシィの1クラス上にもとれるより大柄で高級な味付け、ハイパワー&先進的エンジンを背負ってデビューでした。

ブームの後押しもあり往時は高い人気と普及を見せたモノのその後の色々な逆風もあり”一発屋”として2002年、ひっそりと姿を消したこのモデル!

⇒『平成10年(1998)EC5W型レグナムVR-4』!!

どうっすか?菱マニア以外には忘れられた感のあるレグナム、96年に8代目最終ギャランのワゴンモデルとしてデビュー、評価の高かった6代目E30系ギャランに先祖返りした8代目ギャランをそのままロングルーフにストレッチしたステーションワゴン専用モデル、当時飛ぶ鳥の勢いだったこのカテゴリーの王者、レガシィに三菱が気合で挑んだ意欲作でした!

ベースは同時にFMCされた8代目最終型EC/EA系ギャラン


日本初のガソリン直噴エンジン(GDI)搭載を最大の売りとしライバルを飛び越える3ナンバー専用ボディ、質感と一回り大きなエンジンでレガシィの上を行く内容は王者からその称号を奪うに相応しい内容、尤も当時はこのカテゴリーが最大の売れ線でしたのでレガシィの一人勝ちを防ぐべくトヨタは新車種カルディナ、日産はアベニールやステージァ等レグナム同様レガシィ潰しを謀りますがさすがのトヨタですらレガシィには敵わなかった…

トヨタや日産でも打ち崩せないレガシィの牙、レグナムも特にデビュー2~3年は善戦しながらも結局は自滅!?的に衰退、結果ステーションワゴン=レガシィツーリングワゴン が富士重ファンであってもなくても広く浸透する事となり現在に至っていますね…。

そんなレグナムの最大の敗因は後にトラブル続出となるGDIエンジン(1.8L 4G93型DOHC)を随一の販売メインとした事、そして2000年以降大問題となるリコール隠しも相まってレグナムを含む三菱車のシュアが激減、この時期に下取りや代替えに出されたレグナムを始めとしたGDIメイン販売車種(シャリオグランディス、ランサーセディア、ギャラン、パジェロイオ等)は問答無用の解体送りにされるケースが多くこれが現在、生息数が激減した要因、非GDI搭載モデルには何ら問題なくとも三菱車の信頼低下で残存は困難な時期でもありレグナムに限らずこの時期の菱車は例え問題なくとも風評被害を被り悲運なクルマ達だったと思います。

カーボン蓄積による吹け上がり不良、謎のエンストやOIL上がり等が後に問題となり日本初のガソリン直噴という話題も一気にウ〇コエンジン扱いとなったGDIエンジン


上記に挙げた三菱車、GDI非搭載モデルも多くレグナムもTOPモデルとなるVR-4はギャランから受け継ぐシンボルモデルで非GDI、このグレード名を全国区とした6代目E38/39ギャランVR-4とは性格は異なり6代目VR-4はその後ランサーエボリューションに立ち位置を継承後はハイパワーなグランドツーリング的に変化、出品車もこのVR-4であり希少5MTという点もあり潰しを免れ生き残った個体と思われます。

R点、内外C、走行12万㎞という内容な年式勘案すれば上物!


出品票によると前を結構修理しているようですがしっかり直っているかを要確認、機関部に特に記載なく経年劣化の致し方ない部分の不具合はあるようですが修理がきちんと行われている前提であれば結構イイ状態と推測、注目は希少な5MTという点!

この時代でもこのレグナムのようなミディアムクラスはハイパワーモデルであっても既にATがメイン化、それでもセダンのギャランではマニアがMTを選ぶ事は少なくなくEC5AのギャランVR-4ではMTの生息もそこそこありますがレグナムのMT、この菱マニア元Gureも2台程度しか触った事ないですねー、それ位希少に感じます。

C評価の内装、プロクリーニングにより新車のような輝きを得る事でしょう!


左右に大きく切れ込んだFrマスクが特徴的な8代目ギャラン/レグナム、前作7代目ギャランが無用な肥大化のブクブクとしたデザインで6代目の評価を一気に落としたのもありその6代目の先鋭的なデザインに返り咲き往時は菱ファン以外にも人気は高くかなり見かけたモノですがそんなに太古って訳でもない年式ながら上記の件が要因ですっかり姿を見なくなってしまった現在、探そうと思ってもなかなか出ないレグナム、特にMTのVR-4なんて絶望的ですからそれなりの値段で落とされています!

外装においても大キズや大凹も見受けられず綺麗な状態!



出品は中京地区、店売りは整備して加修かけて60~70位かな!?現在の三菱の状況からしてかつての4駆ハイパワーモデルは全体的に価格上昇中ですがMTのレグナムVR-4、今ならまだそう驚く金額ではなく手に入れられる感じ、うーーん、欲しいです(^^)/

Posted at 2019/08/25 16:12:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ

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