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2020年02月12日 イイね!

あのクルマの系譜・その19~ホンダSシリーズ~

あのクルマの系譜・その19~ホンダSシリーズ~あのクルマの系譜・その19、今回は戦後では初めてと言っていい市販本格スポーツカーとしてデビュー以降、半世紀以上の間、ジャパニーズスポーツとして認知され続けているホンダの魂であるSシーリーズを振り返りたいと思います!

2輪で世界でTOPを取った(競技的、販売的)ホンダがそのスポーツなイメージに相応しいカタチとして開発してのがSシリーズの元祖、S360でした。残念ながら4輪初デビューは諸般の事情から軽トラのT360となりS360は結果的に未発売に終わりましたが1963年(S38)、T360に続く4輪として発売されたのが市販Sシリーズの第一弾のS500、以来60~70年代の日本のモータースポーツ界ではなくてはならない存在となり一般市場でも内外を問わずに高い支持を誇る日本の名車に数えられますよね、そんなSシリーズの系譜を見てみたいと思います!


【S660】
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(2015~現在)

・2009年に製廃したS2000以来6年ぶりのSシリーズの復活。
・軽オープンMRモデルとしては96年製廃のビート以来10年ぶりのデビューでスポ車マニアには高い支持を得る。
・ボディは2シーター2ドアオープンのみ、但しビートの完全フルオープンボディに対しタルガトップ風デザインとなりビートとは一線を画す。
・駆動はMR 搭載エンジンは直3 660cc DOHCターボ ミッションは6MT/7速パドル付CVT。
・ビートから受け継ぐミッドシップ方式により理想的な45:55の重量配分を実現。
・現代車には不可欠となるエアバッグシステム(内圧保持)、ABS、TCS、ヒルスタートアシスト機能え、エマージェンシーストップシグナル、低速域衝突軽減ブレーキ+誤発進抑制機能等が標準orOPで装備。


【S2000】
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(1999~2009)

・ホンダとしてはS800以来のFRモデル、約20年ぶりのSネーム復活モデルとして大きな話題となる。
・オープンとしてはビート以来の3年ぶりのラインナップ。
・ボディは2シーター2ドアオープンのみ、但しファッション性のオープンではなく本格スポーツを目指しておりボディ剛性はクローズドボディよりも高い。
・搭載エンジンは直4 2L DOHC NA(~2004)同2.2L DOHC NA(2004~2009)、特に2L時代はNAながら250psという驚異的性能がマニアには大人気。
・ミッションは6MTのみ。
・サーキットベースのCR、安全支援装置搭載グレード等を順次追加。


【ビート】
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(1991~1996)

・ビートは直接Sの系譜ではなく系譜的には初代S660と言うべきながらS660がS2000以来”S”を冠した事により言わば廻り系譜的存在。
・ビートデビューに際してはまず軽4である点、元祖Sとは異なる駆動方式である事、共通するのはオープンとのみでSのネーミングは見送られた。
・Sをモチーフ/オマージュというより91年にホンダのイメージリーダーとした初代NSXの影響が強い。
・ボディは2シーターオープンのみ、駆動はMR 搭載エンジンは直3 660cc SOHC ミッションは5MT。


【S800/S800M/S800クーペ】
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(S800 1966~1970)

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(S800M 1968~1970)

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(S800クーペ 1966~1970)

・初代となるSシリーズのⅢ型となるS800シリーズ、S500→S600のMCモデル。
・従来型S600から較べ単に排気量UP以外にスポーツ性を高める。
・ボディはS600から継承する2シーターオープンと同クーペ(クローズドボディ)、オープンにはS600を継承し幌/ハードTOPを用意。
・搭載エンジンは直4 800ccDOHC 4キャブ 800ccながら70psという高出力でホンダらしいスペックは注目の的、軽量&この大psで国内レースでは欠かせない存在感を示す。
・駆動はFRチェーン駆動をS600から継承するも後期モデルはRrサスペンション形式が改められる、ミッションは4MT。
・S800Mは対米輸出用をDX版とした国内向けモデルでありフロントディスクブレーキ、13インチラジアル、ラジオ、ヒーター、サブマフラー、サイドマーカーランプを装備。
・同時期のライバルであるライトウェイトスポーツの『トヨタスポーツ800』(通称ヨタハチ)に対しS800はエスハチの愛称で親しまれた。


【S600/S600クーペ】
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(1964~1965)

・S500の発展モデル、機構やボディ、デザインはS500を踏襲。
・65年にビジネス用の触れ込みにて輸出用クローズドボディのクーペ(2シーター)を追加、これによりSはオープンとクーペの2種のボディバリェーションとなる。尚、オープンには従来からの幌に加えレース用にハードTOPも用意された。
・搭載エンジンは直4 600ccDOHC 4キャブ 駆動はFRチェーン駆動、ミッションは4MT。


【S500】
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(1963~1964)

・諸般の事情からお蔵入りとなったホンダ4輪進出の基盤であったS360の市販型モデル、軽規格は外れるも500ccという小排気量でDOHC4キャブエンジンというバイク並みの性能を誇り発売は大絶賛される。
・S500の販売実績はごく少数でありS600のパイロットモデル的側面が大きかった。
・ボディは2シーターオープン、デザインはS360を踏襲するが軽→普通車枠になる為、Rrオーバーハングが延ばされる。
・搭載エンジンは直4 500ccDOHC 4キャブ 駆動はFRチェーン駆動、ミッションは4MT。


【S360(未発売)】
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(1962)

・2輪界で足場を固め世界のホンダを実現した本田技研は昭和30年代後半に4輪進出を計画、その中心がSシーズ元祖のS360と軽トラックのT360であった。
・当時の法律絡み(特振法)もありT360は無事市販化となるもののS360は4軽自動車としては並外れた性能を持つ事からまだまだ自動車産業が自由競争されていない時代、他社保護の立場もありT360は市販には至らず悲運の試作モデルとなってしまった。
・ボディ/スタイリングは2シーターのオープンモデル(曇天時は幌装備)
・搭載エンジンは水冷直4 DOHC 4キャブ 駆動はFRチェーン駆動 ミッションは4MT。


あのクルマの系譜・ホンダS…
Posted at 2020/02/12 16:58:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ

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