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2020年12月12日 イイね!

あのクルマの系譜・その30~いすゞピアッツァ編~

 あのクルマの系譜・その30~いすゞピアッツァ編~ あのクルマの系譜シリーズ、いよいよ最終回とします!

30台に渡り現役/絶版を問わず系譜を探ってきました、まだまだネタはあるも体力の限界by千代の富士 って感じで続ける意欲失ったんで今回で終わりとさせて頂きますネ。

さて、トリを飾るのは94年に乗用車生産撤退以来早26年、今の若者はいすゞが乗用車をリリースしていた事すら知らない方々が増える中、年配者や根強いいすゞファンには忘れられない名車、「117クーペ」をルーツに持つピアッツァを取り上げたいと思います、ねっ、有終の美を飾るに相応しいお題でしょ!?
まっ、有名なクルマ=歴史なんで今更ワタシが偉そうにクドクド語っても仕方ないですがよろしければ暇潰ししていって下さいまし。

94年当時を振り返るとバブル崩壊の衝撃をモロに受けた年、自動車メーカーもその波には逆らえず厳しい舵取りが要求され特にマツダ、いすゞの経営状況は深刻、そんな中いすゞが選んだ再建策はメインであった大中小トラックのみの扱いに絞る事、それまで決して台数は出なくともトラックの大きな利益に守られながら細々と?玄人向けにラインナップしていた乗用車をリストラする苦渋の選択をした訳ですねぇ…

そんないすゞ乗用のイメージリーダーだったのが117→ピアッツァ、早速その歴史、系譜を見て行きましょー!


【最終型(2代目)ピアッツァ】
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(1991~1994)

・先代同様に当時提携していたGM、そのGMの意向から格下のジェミニとシャシやボディ一部共有等のコストダウンがなされこれにより駆動をFR→FFに転換。
・北米で販売されたジェミニベースの「ジオストーム」→「インパルス」として開発、国内のみピアッツァとされた。
・ボディは3ドアHBクーペのみ、エンジンは直4 1.8L DOHC、ミッションは5MT/4AT
・ジェミニから受け継ぐ4WSニシボリックサスペンションを採用。
・先代から引き続きヤナセ扱いのピアッツァ・ネロもラインナップ、細かな意匠がリデザインされていた。


【初代ピアッツァ】
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(初期型1981~1983)

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(イルムシャー1985~1991)

・長年に渡りいすゞ乗用のシンボルとして君臨した117クーペ、発売10年を経ていすゞは再び117のデザインを担当したJ・ジウジアーロに後続モデルのデザインを依頼、それが形となって117と入れ替わりに1981年発売。
・発売前の1979年、「アッソ・デ・フィオーリ」としてショーモデルとして発表、70年代の最先端だった117に対し80年代の最先端を謳うJ・ジウジアーロらしい美しいデザインは世界各国に絶賛、81年発売時もほぼショーモデルのままデビューした。
・華々しいデビューになる筈が同時期に初代Z10系ソアラがトヨタから発売され話題はほぼそちらに集中、またピアッツァは当時国内ではドアミラーが不認可であった事からフェンダーミラーに変更されこれを見たJ・ジウジアーロが激怒したという噂は有名。
・弱小メーカー故にシャシの新開発はならず117をそのまま流用した為エンジンや駆動方式は117に倣う。
・ボディは3ドアHBクーペのみ、エンジンは直4 2L SOHC(~88y) 同DOHC(~87y) 同SOHCターボ(84y~)。
・駆動はFR、ミッションは5MT/4AT
・85/11~旧西ドイツのチューナーイルムシャーに足回りのチューニングを依頼、独自のFrフェイスやホイールカバーを施したピアッツァ・イルムシャーを設定。
・88/6~ロータス社の技術提携を受けたハンドリング・バイ・ロータスモデルを設定。
・提携先(当時)のGM扱いディーラーであったヤナセ専売としてピアッツァ・ネロもラインナップ、標準(いすゞ扱い)ピアッツアのセミリトラ2灯ライトを角目4灯式にリ・デザインしたのが大きな特徴。


【117クーペ】
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(初期型 1968~1972)

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(中期型 1972~1976)

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(後期型 1977~1981)

・1960年代、いすゞは小型大衆ベレットとショーファーも視野に入れたベレルをラインナップし乗用車の礎を築くもベレル失敗の後、その後続として登場した上級小型車の「フローリアン」をベースに2ドアクーペとして発売されたのがピアッツアの前身である117クーペ、デザイナーの「J・ジウジアーロ」の名を日本で一躍有名にしたのがこのクルマ。
・フローリアンの企画時、「117サルーン」の案もあった事も有名、フローリアンのクーペでもありこのためシャシやドライブトレーン、エンジン(一部)を共用。
・モデルライフが長く大きく分けて前期(初期)/中期/後期が存在、前期は生産体制の脆弱な部分から一部手作業での製作が行われたた事から”ハンドメイド”として語られる。
・エンジンは初期型=当初直4 1.6L DOHCのみ、70年に国産初の電子燃料噴射装置付きモデル(ECGI)、フローリアンから直4 1.8L SOHCを移植等が行われ全3機種に拡大。
中期以降は直4 1.8L DOHCソレックス、同DOHC ECGI、同1.8LSOHCシングルキャブ/ツインキャブとエンジンバリェーションを拡大、後期途中(78y~)よりそれぞれ排気量を2Lに拡大、79yよりパーソナルクーペとしては異例な2.2L Deエンジン搭載モデルも追加。
・昭和51年→53年規制適合。

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(ベースであるフローリアン、詳細は→こちら)


あのクルマの系譜~いすゞピアッツァ編~…

Posted at 2020/12/12 20:46:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 系譜 | クルマ

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