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2021年08月02日 イイね!

珍車PART915

珍車PART915
これも残存どの位あんだろうか!?

デビュー時は結構話題にもなり高級クーペの割には比較的見かけたものの後のMZ/GZ10ソアラ、2代目MA/GA60系XXの代替え下取りに出されたケースが多くそれら新鋭80年代クーペとは圧倒的性能差があり中古市場ではあまり人気なく80年代終盤にはもう見かけくなったような気がする…

⇒『1979年(昭和54年)初代MA45型セリカXX2000G』!!


2代目40セリカの高級版でソアラの元祖ともなったトヨタ初の高級スペシヤルクーペ、元々は北米でのフェアレディZ(現地名ダットサン280Z等)の成功を見ていたトヨタが打倒Z!で開発したものであちらでは『XX』表記は卑猥な意味となるんで今やお馴染みの『スープラ』名を名乗った最初のモデル、国内ではセリカXXを用いるも3代目XX=スープラに名称変更、内外共にこの名前になっているんで言わば”初代スープラ”でもありますナ。

最低でも6発エンジンが条件!のアメリカ市場に打倒Zとして送り出された初代スープラ…
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日本でも1977年のモーターショーで『トヨタCLA-1』の名で参考出品、このモーターショーは見に行っており未だに憶えたますがこの年7年ぶりにFMCされたベースのセリカが40系になって旧20/30セリカに較べてデカく鈍重なイメージ(個人的見解)になりガックリしていたところにその40系LBのノーズを延ばしBピラーから後端をクルーザー(船)の如くオープンの木製デッキにした姿、非常にカッコ良くて特にFrはあのトヨタ2000GTを彷彿させるT字グリルに角目4灯のヘッドがいい塩梅に絡み見とれる美しさ?に当時中坊になったばかりの元Gure、うっとり眺めていたのを鮮明に思い出しますw

鼻を延ばし顔を変えただけで苦手な40セリカがこんなにカッコ良くなるなんて!と驚いたモノでした…。

CLA-1は翌年の1978年にセリカXXとしてデビュー、Cピラー以降の木製デッキスタイルはあくまでショーモデルで40セリカLB同様のHBクーペに改められましたがあの”イケメン”顔はほぼそのまま、40セリカデビューの時はスルーしたカローラ店にXX発売時は駆け付けたモンです(笑)

後にカローラ店に就職したワタクシ、下取りや上司、先輩の愛車など40/50(後期)XXはかなり乗りましたがコレ、見る分にはカッコえぇんですが当時の排ガス暗黒期のTTCエンジン(2L M-EU/2.6L 4M-EU※後期は2.8L 5M-EU)でしたんでね、まだまだクソ高い税金時代の話で2.6~2.8ならそれなりの走りもしましたが2Lは悲惨、この当時は日産L20型も同じように未対策エンジンが喘息にでもなったような息苦しさはとても愛車にまでは思えませんでしたが…

そんな事もあり劇的に性能が変わったソアラや60系XXにオーナーさん達は競って乗り換えておりよく下取りしたなぁと。

しかし1978年当時は6気筒=高級車のエンジン!と言う概念の元でセリカのクラウンやマークⅡのエンジンを換装し内外もそれらに準じた2ドアクーペの存在は新鮮、いや、クラウンの2HTやマークⅡ2HT、セドグロやローレルの2HTの3ナンバーは既存ながらこれらは件の高額税金もあり一部富裕層向けで庶民には縁のないクルマでしたんでね、その点XXはエンジンのみ2Lにしただけの高級グレードを設定、それら上級車よりも割安感もあり5ナンバーに関してはこの種のモデルとしてはかなり普及したと思います。
ライバルは高級パーソナル専用モデルとしてはマツダのコスモ、いすゞ117クーペのみ、ここに大トヨタが参画し三菱も既存ギャランΛに2.6L(但し4発)を投入、コスモもランドゥトップのコスモLを追加するなど高級クーペ市場が賑わいこれの流れからソアラやレパード等が80年代に入ってから華やかにデビューしたいい時代でした…。

さて、そんなXXのよくぞ生き残った現車、最高グレード2000GでR(事故落ち)ながら総評B、内外Cという40年オーバーとしてはかなりの高評価!
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A/C不良は致し方なし、機関系は出品票によれば不具合はない模様でまずまずの様子、5桁メーターなので恐らく13㎞台かな?23や33万㎞ならもっとクタビレ感がある気がします。

C評価の内装、シフトブーツ等に積年のお疲れを感じますがパーソナルクーペの雰囲気を今も感じる個性的な室内、ハイソブームの遥か以前にワインカラー内装を用いたXX、当時はこれも驚愕でした!
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私見ですが40セリカLBはFMC時は丸目4灯(後期で角4)、テールもファミリカーみたいな貧弱さが嫌でしたし初代20/30系LBのような鋭くシャープなRrスタイルから何だか猫背のようなモッサリしたスタイリングも苦手でしたがXXは前述の取りまだ珍しかった角目4灯でロングノーズ、ノーズが延びるだけで猫背感も薄まりテールも高級な横型の意匠になり同じデザインでも少し弄るだけでこれ程イメージが変わるのか?と初めて思ったクルマかもしれません、ショート/ロングでは先輩のスカイラン(XX以前のS50~C210)やブルーバード(610~810)でもここまで差を感じる事はなかったですわ、えぇ。

当時のオーラがまだ残っている!?画像の限り大凹や気になるような傷、色褪せもなくこのまま乗り出しも可能と思われる40XX!
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60XXや70スープラの昨今の大人気、価格急上昇に較べ絶対的に数もなく性能も今となっては軽の方が速い?って感じの40XX、まだそこまでのプレミアム化にはならず同時期のスカイライン(ジャパン)やZ(S130)と比較するとリーズナブル、まぁ、これらみたいなマニア人気は皆無ですが現代に蘇ったBMWスープラよりも名前はXXながらも”スープラ”を感じるのはワタシだけでしょうかね…!?

出品は東北、落札は勿論無事になされそれほど高額ではないながら店頭プライスが3桁とか行ったら驚愕です!

(^^)/
Posted at 2021/08/02 20:35:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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