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2021年08月31日 イイね!

珍車PART919

珍車PART919
珍車919弾、コレを見ると~♪たまらなくぅティスティ~ と頭の中に流れるご同輩も多いのではないでしょうかw 若い世代には「何のこっちゃ」で当然ですがかつて(今もか!?)の若い世代(当時)日本のミュージシャンで唄のうまさに定評のあった布施明御大の歌声と天下の2枚目、フランスの大スターであったアラン・ドロンがコラボしたCMが話題になったモンです、まぁ、布施さんにせよアラン・ドロンにせよ今の世代は知らんでしょうがね、知ってる世代はそれなりの人生経験を積まれた世代ですわな…

⇒『昭和57年(1982)3代目GC8P型カペラセダン1800GT-S』!!

ワタシら世代では”アランドロンカペラ”と言われる程冒頭のCMが有名、何せ当時世界的に認知されていた大役者を起用したんで当時国内第5~6位のマツダ(当時は東洋工業)の割には気張ったなぁと驚いたモンですw

ただ哀しいかなCMと布施さんの曲だけが独り歩き、クルマそのものは歴代カペラ同様に地味なイメージは脱却できず不人気だった言っても過言ではないでしょう、カペラが属するクラスにはトヨタコロナ、日産ブルーバード、三菱ギャランという上位メーカーの重要戦略車種が揃っておりカペラは最後までその牙城を崩す事なく終わってます…

CMは大きな話題となり布施明の唄う「たまらなくテイスティ」もヒットした3代目カペラCM


大体CMが話題になれば商品(クルマ)も売れるモンですがこのカペラと我が三菱の2代目ミラージュ(例のエリマキトカゲのヤツ)はいかんかったですよね~(+_+)

しかしこのカペラ、何気に82年のCOTYを受賞(3代目カペラ 1982~1987)したりフォードブランドのテルスターをラインナップしたりで精力的な展開が施されたいたりでワタシも実車体験は数多くありますが地味ながら決して悪いクルマではない、先代までFR、時代の流れでFF化した最初のモデルで保守層にはそれが災いする部分もありましたが実直でマジメに造られたマツダの良心が感じられる、当時としてはサスの出来栄えも良くFF特有のクセも可能な限り抑えられておりインテリアの質感等も高かった、そんな好印象でしたがデビュー当時は第二次ハイパワーブーム真っ只中で若者向けの2ドアクーペ含め速そうなスタイルも驚くようなスペックのエンジンも持たなかったカペラ、コロナやブル、ギャランですらターボブームが反映され既にやターボグレードが設定される中、カペラは83年まで未設定、このため地味なオヤジ車の印象しかなくターボ追加も時既に遅しって感じでした…。

と、そんなネガティブキャンペーンばかりですとカペラマニア(いれば?ですが…)に物言いされそうなんでカペラというクルマの名誉の為に言えばこれの次世代となる4代目のワゴンは折からのRVブームで結構人気が高かった、87年デビューながら安定した人気と販売を誇り97年まで10年(バンは99年迄)を誇る長寿命でしたよねー、初期と末期では大分印象も変わりましたが時代に遅れずアップデート、末期でもそれほど人気は下がらず実力を見せつけた感はあります、この時代はステーションワゴンも人気で同時期のトヨタのクラウンワゴン(S130系)、マークⅡワゴン(X70系)、日産セドグロワゴン(Y30系)等も長寿でこれらと並びワゴンブームでよく健闘したと思います!

カペラ史上最大の人気モデル?4代目カペラワゴン
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しかしカペラを思い返すと悲運なクルマ、初代はREカー第4弾(コスモスポーツ→ファミリアRE→ルーチェREクーペ)として鳴り物入りデビューをしながら直後のOILショックで大打撃を受けて以来ライバルに較べ弱く浮上できず、唯一上述のワゴンがヒットするも一時はネーミング消滅(クロノス)という憂き目に、そのクロノスも大失敗して再びカペラは復活するも以前のイメージに重ねクロノスのネガティブさも加わり6代目、2002年をもって廃盤となっていますが最後までパッとしなかったというのが正直なところ、それでも昨今のセダン逆境の中で後続のアテンザ→マツダ6が生き永らえている現状を見るとコロナ(後続プレミオも廃盤アナウンス有り)もブルーバードもギャランも消えた現在、不思議な因縁を感じますねぇ…

※カペラは記事や文献により初代Bigマイナーモデルを2代目とするところもありますがワタシ的にはシャーシから何から全て初代のまま僅かな寸法拡大と大幅なFr/Rr、インパネの変更程度なのでそれらに反しBigマイナー後も初代としております。(詳細は →こちら


さて本題、出品車、3代目デビュー直後の82年式、GT-Sという大層なグレード名が付けられてはおりますが廉価1.8Lモデルの上級グレードってだけでスポーティなエンジンも装備もなかったモデル…。

年式が年式、内外機関とも満身創痍な状況?事故落ち、内外DEという評価ですが不人気故、とっくの昔に潰されいるのが当たり前の中、今日まで存在したのがこれも奇跡的に思います!
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D評価の内装ながらそれほど不快な感じはなく徹底クリーニングによってはCレベルに相当か!?
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外装も白という事もありパッと見は綺麗な感じ、前期型のみフェンダーミラーからテッチン純正ホイールに至るまでオリジナルなまま40年を経てきたってのが感動ですw
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現存はこれだけか?って位の希少車、捜してもまずは見つけられないレベルの個体ながらやはりカペラというマイナー車の哀しい性?落札はなされるも旧車としてのプレミア価格には程遠く桁での処分、色々不具合もありますが部品は絶望、落札業者が今後どのようにこの希少車を処分していくんだか気になりますが貿易にも出ない、部品取り需要もないとなると残念な結果かもしれませんねぇ~…

(^^)/
Posted at 2021/08/31 16:55:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ

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