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2022年09月04日 イイね!

往時と評価が一変、化けモデル”ザ・ベストテン”

往時と評価が一変、化けモデル”ザ・ベストテン”
ハイ、またまた下らんお遊び企画(^^;

今回は新車販売時~中古流通時代、市場の評判が芳しくなく所謂”失敗作”と言われながらも現代で再評価されかつては一桁で取引されていたようなモデルが究極のお宝へ上り詰めた車種をベストテン形式で取り上げようと…

一口に言えば”化けた”って感じでしょうがその化け具合も単に太古になり希少度が増したモノもあれば主にスタイリングが要因で往時はクソ扱いされながらも後年その個性的デザインが見直され再評価に繋がったモノもある、この記事の趣旨としては主に後者を取り上げます、新車時から大人気で持て囃されたモデル、または対局に新車時も泣かず飛ばず、今でも再評価されずくすぶっている、単に年数が進み期希少度だけでプレミアムが付いているようなモノは除きます、どんなに不人気でも50年も経過すれば価格はおのずと高くなりますんでw

定義としては例によって国産車対象、二輪/四輪、乗用/商用、軽/登録車全てを対象にしております、あくまでもワタシの私見ですのでその辺よろしゅうに<(_ _)>」

それでは早速参りましょー、今週の!?第10位!!

【3代目日産サニー1200 B210型(1973~1977)
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1200セダンGL

FR時代のサニーはバンやトラック含めてその走りの質の高さから往時のファミリー層向けという趣旨から外れた走り屋層に人気、しかし往時に関しては使い捨ての安価な大衆車という事もあり中古流通時代は極端に安価になりそれが功を制しリーズナブルにFR&軽快な走りを気軽に楽しめるエントリーモデルとしてサニーは新車時よりも中古になるとこれら若い世代に歓迎されると言った事が90年代まで定設化されておりました…。

しかしそんな中、3代目B210だけは例外、初代B10、2代目B110、4代目310がプレミア化していく中、210を飛び越えた後続310がもう数が少なくなった初代~2/4代目の代わりとして90年代には大人気、210は310も少なくなりこれら歴代の商用(バン、トラック)まで手を付けこれらもなくなってきた辺りにもうFRサニーは210しか残っていない!という時期になりようやく再評価される始末、これらが起きたのは2000年代中頃からなんで製廃以来四半世紀経過しておりFRサニーの中ではかなりの遅咲きですわな。

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クーペ1200GX

特に人気の的である110/310がもう絶望的になり仕方なく?210にすっか!!的に消去法で選ばれる現代、とは言っても既に初期型からはもう50年近く経過、注目された頃は人気がなかったからこそそこそこ程度のいい個体も残っていたながら今ではそれも絶望的になり90年代まで金貰ってもいらねー!ってサマが信じられないようなプレミア化しておりその時代を知る世代にはただ驚くばかり。

サニーにはB110~210時代には1400~1600のエクセレントシリーズも存在するも軽量でレスポンス抜群のA12型エンジンの1200シリーズのみが往時も後年も人気、このためエクセレントは早々に潰され残存は今ではあるかないか?のレベル、その存在すら忘れ去られたような現在、対象は1200シリーズのみとしました。


続いて第9位!!

【初代いすゞピアッツアJR120/130型 (1981~1991)】
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今では117クーペに次ぐいすゞの名車として崇められる初代ピアッツアも往時はさんざんな評判でした。

不幸だったのはまだドアミラー解禁前のデビューだった為、奇才Jアローの天才的デザインがフェンダーミラーのおかげで台無しになっていた点、そして当時第二次ハイパワーブームの最中で各社から競うように高性能モデルが乱立している中でスタイリングだけは一新されながらもシャーシは先代117、エンジンは60年代のベレットから引き継ぐ旧態化という部分からピアッツア人気は不調、販売も芳しいものではなかった…

スタイルもいすゞというメーカーは117にしろこのピアッツアにしろジェミニにせよ非常に個性が強く時代の2歩くらい先を行くデザインであり当たれば117やいすゞ乗用最多販売を誇った2代目ジェミニのような成功もあるも初代ピアッツアは未来的志向が強く空気抵抗を徹底的に追及したそのツルンとしたスタイリングが”マヨネーズ”という有難くないニックネームまで冠されとのも不評の要因、高額パーソナルクーペという地位を117から継承するもソアラやレパード、コスモ等の後発高級クーペには無力と言っても良いほどの存在。

しかしこれも2000年代を過ぎると81年では受け入れられなかったデザインが見直されようやく時代がピアッツアに追いついたって感じでジワジワ価格上昇、いすゞが乗用車撤退、2代目ピアッツアのジェミニと共用化などもあり初代ピアッツアは注目され始めました、元々が不人気で台数が出ていないのもあり熱烈いすゞマニアには117クーペと人気を2分する人気ぶり、今も程度の良い個体が出ると一般受けではないながらもマニアック層に訴求力は高く”マヨネーズ”とバカにしていた時代が信じられないプレミア車に上り詰めましたネ(*^^)v


さぁ、8位行ってみましょー!

【カワサキKH250/400 (1976~1980)】
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ここで2輪が入ります!

今ではカワサキ名車の1,2を争うKH、伝説のバイク、マッハシリーズの末裔であるKH250、殺人バイク、未亡人製造機と言われたマッハⅢ500SSの後続であるKH500や400と共に現在300万~400万の値をつけるサマは4輪以上に往時を知る世代には驚愕でしょう…

60年代の先述の500SSを皮切りに2st3気筒で中型~大型(但し当時は中型免許=現在の普通二輪免許が存在しないため中型や大型の概念はなし)クラスにSSシリーズとして登場、主戦場のアメリカでの排ガス規制の問題から徐々のマイルド化が行われるも2stトリプルの鮮烈な排気音と存在感は高く国内ライダーにも大人気、特に大排気量の500/750はシャーシとエンジンパワーが見合わないある意味危険な乗り味が持て囃されたものでした。

その思想を受け継いだのが末裔である250SSとその上級350SS、排気量に見合いその性格はかなり抑えられるもクラス唯一のマルチシリンダーは注目を集めるに充分で250~750のSSシリーズは現代でも伝説化される人気モデルです。

76年、排ガス問題で750を廃止後、SS→KHにシリーズ名を変更、350を400にスケールUPし500の廃止と2stトリプルの終焉に向かいます、この頃になるとライバル各社から新鋭250/400が続々デビュー、75年創設の自動二輪中型免許制度により一躍脚光を浴びるこのクラスに各社、経営資源を集中させます。
このためKHは一気に古臭い前時代のバイクに転落、既に日本でも排ガス問題が取り座沙汰され2stが時代遅れ感満載になりカワサキ自身も4stの新鋭であるZ系に舵を切り始めます。

この頃になるとKHは”原チャリにも負ける出だし”と言われる程戦闘力を失くし70年代後半では投げ売り状態、30万程度の車両価格から一声10万引きとか首都圏では友人3人で買えば3台まとめて50万!なんてセールもやったり在庫裁きにも苦労するほどの没人気となってしまい当時あのロケット音を響かせて走るKHに乗ってると恥ずかしいなんて思いもしたもんです(笑)

しかしKH、その強烈な個性と何よりその排気音に魅せられ忘れられないファンは数多く80年代後半には早くもプレミア化、末期は金くれてもいらねぇ!!なんて不名誉な事言われた同じモデルか?と思える程化けた今の存在、ホントのお宝ってのはKHの事だなや~とつくづく思います!


盛り上がってまいりました(汗)第7位!!

【初代三菱デボネア A30系(1964~1986年】
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シーラカンスデボネア、FMCせず新車販売期間を22年と当時としては異例な長期だった事もありこのニックネームで呼ばれました、何せ後半では「まだ造ってんの?」と蔑まれるクルマでもありモデルライフの2/3(中期~最終)は一般訴求を諦め三菱グループ重役専用車でもあったのでデビュー時ライバルとして定めたトヨタクラウン、日産セドリック、同グロリアが次々にリファインし日本の高級車市場をリードする中、唯我独尊の存在感は異例で往時は専門家からも最早商品力はナシ、いつまで造るつもりか!等酷評されたものでした。

しかしその2世代も3世代も古いデザインが90年代には早くも見直されアメリカングラフティから抜け出たような出で立ちからローライダー等にカスタマイズする文化も現れ始めました、皮肉にも古過ぎるスタイリングが新車時は酷評されながら一気にその古めかしさ故に再評価されるという珍しい例の始まりとなりこのデボネア以降、似たような境遇でモデルライフを終えたY30セドグロバン/ワゴンやGX70マークⅡワゴン等がデボネア同様のアメリカかぶれに持て囃されるようになりましたね(笑)

90年代から火の付いたデボネアプレミアムはそれから30年を経過しより個体が少なくなり継続どころか高値安定という感じ、あの頃の酷評、菱マニアとして耳を洗いたい気分だった頃が懐かしいですわw


どんどん行きます、第6位!!

【2代目日産ローレルセダン C130型(1972~1977)】
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80年代初頭には主にやんちゃ系に絶大な人気を誇っていた2代目ローレルのHT、通称ブタケツは今では天文学的?プレミアム車になりそんじゃそこらの富裕層でも手が出ない存在になっているのはご承知の通りですよね!

そのHTの影に隠れて最近まで忘れられていた同じ2代目130ローレルのセダンも近年ジワリと高額化、ワタシ世代が若い頃、「フッ、セダンなんて!!」と問題外の脳内が今でも残るんで現在のプライスを見るとただ驚くばかり…

クルマ的にはHTと何ら性能差や高級度も差がないローレルセダンでしたがやはりあのアメリカンナイズされた派手なスタイリングのHTにに較べるとあまりにも無個性で大人し過ぎる出で立ちは往時没人気、同じ年式、グレードでも中古価格はHTとセダンでは天と地ほど差があるっての珍しい存在、ライバルのマークⅡや同門のスカイラインがセダンとHTでもそう大差ない人気だったのに対しローレルはその差別は凄まじかった。

こんな訳でセダンは早々に商品価値を失い残存はかなり少ない、しかしその性格から残っていれば程度がよく大事にされてきた個体も多く早くから珍走に好まれたHTとは対照的で以前は没個性に捉われた出で立ちも現代では立派に個性的なガメラルックにセダンを見直したマニアも多い様子です!


☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆

今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったキャッチフレーズはこちら…

【3代目グロリア A30型(1967~1971)】
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セダン2000GL

タテグロの愛称で今も親しまれる3代目グロリア、亡きプリンス自工が最後に設計した本当の意味での最後のグロリアですね~。

これもデビュー時は既に日産と合併しており「日産プリンスグロリア」が正式名称ながら設計は合併前の旧プリンス、天皇御料車「プリンスロイヤル」の納入実績がある老舗プリンスがそのロイヤルルックを採用した気品ある高級車でした。

しかし日産との合併噂によるメーカーへの不安や後々のメンテ面での先行き不透明さから2代目まで好調だったグロリアの販売は鈍化、クラウン、セドリック、そして新鋭デボネアやいすゞベレル等の追撃もあり特に後半、高級車を二つ抱える事になった日産はセドリックとの共用化を進めプリンスの矜持が薄まりファンからは尚更否定されるモノとなってしまいました。

ただでさえ寝落ちの激しい高級車、中古として出回る70~80年代初頭はクラウンやセドリックが値段付く段階で既にグロリアは商品価値ナシの判断がなされます、しかし80年代後半になるとデボネア同様にそのアメリカンなスタイリングが往時を知らない若い世代に人気となりサーファー等にはボードを積める利点から商用バンも大人気、セダン以上に数少ないバンはかなりのプレミアムになっていますねぇ。
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バン

現在のような旧車爆上がりになる前からデボネアと共に人気上昇したタテグロ、現在はこれらに続けとばかりにクジラクラウンや130セドリック等旧い高級車もプレミア化してきていますがその中でも王者的雰囲気を醸し出すタテグロ、高校の先輩が解体屋で買ってきてホッドロッドにして乗り回していたのが懐かしい、そんな”お手軽”時代があったのが今となっては信じられませんナ!


さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!

【スズキGT380/550/750】
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GT380

再び2輪!

今でも名前の残るスズキ2輪の基幹ネーミングである”GS(GSX)”、その前任シリーズがGT!!

GTはスズキの得意だった2st3気筒を武器にしたロードスポーツでGT380(通称サンパチ)、GT550、GT750の3シリーズと並列2st小排気量のGT100/125/185/250で展開するもメインは380~750、これらはライバルとなるカワサキのSS/KHほどピーキーではなく重厚感を醸し出す大人の2stバイクとしてスズキマニアには好評でした。

しかしKHの項で述べたようにこれも排ガス問題から550と750は早々に4stの新設計、GS550/GS750に切り替えられ380以下のGT100~250は改名されてRGシリーズとなり中型需要の伸びでまだまだ販売が見込めるGT380のみGTとして最後まで残されるも後続の新設計4stモデルのGS400がデビュー、サンパチも根強いマニアの為にGS400と併売されるも一般訴求力は既に終えておりKH同様に時代遅れ感満載、当時のインプレ記事でもKHと共に酷評が見受けられました。

一足先に姿を消した550/750、550はGTシリーズでその半端な排気量から一番の不人気で2010年代になりその希少度からようやくプレミア化、750は当時珍しい水冷2stトリプルという個性で90年代からその希少性が認知されており今ではプレミア化しています。
ただ550は当然、750も当時の大型免許の難関さから売れなかったモデル、750は王者であるホンダのCBやカワサキのZの陰に隠れる存在、水冷からなるその巨体とヘビー級の重さが災いし80年代ではポンコツバイク扱いでしたがいまでは王者に肩を並べる人気ぶり”ウォーターバッファロー”愛称も広く浸透しましたネ!
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GT750

カワサキよりジェントルで大人な分、強烈なインパクトさに欠けたGT、遅咲きながら現代の天文学的金額は唖然とするしかありませぬ。。。



いよいよ上位に行きます、第4位!!

【3代目カローラレビン前期TE37型 (1974~1975)】
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カローラとしては3代目、レビンとしては2代目になるTE37も長い間陽の目を見なかったモデル。

当時は希少のDOHCエンジンを大衆車カローラに乗せ安価に高性能を味わえるとしてモータースポーツ~街乗り派まで若者に高い人気を誇った初代レビン、兄弟車のスプリンタートレノと共にFMC直後から既にプレミアム化、TE37の時代にちょうど排ガス対策が厳しくなったのもあり未対策の初代TE27型は当時~現在に至るまで伝説的な人気を誇りますネ。

ただ、74年にカローラシリーズのFMCで2代目になったレビン、TE27がスプリンターと共用ボディの双子だったのに対しオリジナルティを高めベースモデルがスプリンターがクーペ、カローラはHTとなりイメージを大幅に異にします。

S30Z似の洒落たFrマスクに流麗なクーペボディのトレノ(スプリンター)はFMC後も大きく重くなりながらも概ね好調でしたがHT化したレビン(カローラ)はそのスタイリングがどこか野暮ったくトレノを下回り芳しくない結果、当時の日産的インポブルメントデザインがただでさえTE27に較べ大きく重くなり走りを犠牲にした点をこのスタイリングが拍車を掛け更にHTボディで強度が甘い点も競技等では避けられTE27で培った人気は急降下、加えてデビュー翌年には排ガス対策の為カタログ落ちとなりTE37は僅か1年少々で終売を迎えます。

しかし77年には搭載していた2T-GエンジンをEFI化、排ガス対策が施されレビンは復活するもボディはスプリンタークーペのFrフェイスを変更したモノとし2代目後期レビンTE51~55として発売、酷評だったTE37の汚名をこれにより返上したという…

この事が後々まで響いたのと絶対数が少ない事もありメジャー級の知名度を誇るレビンの中でも近年まで忘れ去られた存在、FR時代のレビン(TE27/37/51/55/71/AE86)の中でも目立たず地味で中古市場でも殆どで回る事のなかってたTE37、最近はどこにいたの?って感じで現れたモノは27に次ぐ高額プライスでかつては「27はいいけど37はなぁ…」と言われたTE37、今では化けておりますナ、まあこれに関しては数がないプレミアムに近いながら酷評だったHTスタイルもシブいと見直されてきたのも事実に思います!


ベスト3に入ります!今週の(もうええって)第3位!!

【初代マツダサバンナクーペ S102/124系 (1971~1978)】
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これも今や400万とも500万とも言われる所謂RX-3サバンナですが往時はOILショックによる極悪燃費とレースで常勝スカイラインGT-Rを打ち負かした事や獰猛な出で立ちからなる暴走族ご用達という負なるイメージでメーカー自ら積極的に回収し再販せずに潰しまくったという悲運の名車ですナ。尚、サバンナにはセダンとワゴンも存在しますが販売のメインは当時からクーペ、セダンは多分もう残存はない、ワゴンもそれに近いと思われクーペ主体の記事とします(セダン/ワゴンが仮に出ればクーペを上回る希少価値と推測します)

新車販売時に不幸なOILショックに見舞われデビュー時はRE初搭載のコスモスポーツ以来の本格REカーとして注目されるも極悪燃費で評判はだだ下がり、排ガス対策期にもかかりスポーツカーを否定する時代となり卓越した高性能さ故に不人気で下取り価格も付かない、店並べても売れないという時代が長く続きそんなサバンナをマツダのみが金額を付ける=マツダ地獄の典型としても知られます。

しかし後続のRX-7でREは見直され並み居るスポーツモデルが排ガス対策で牙を失った時期でもREパワーを余す事なく発揮するサバンナは90年代頃から見直されプレミアムに向けて徐々に金額が上がる、しかし既にこの頃に残存するサバンナは皆無に近い状況でその希少度が更にUP、現代では手の届かない存在となっておりますね~。

アクションドラマで潰しまくられたサバンナ、今見れば罰当たり?そんな悲運のGTカーに敬意を表し第3位獲得っす♪


とうとう来ました!第2位!!

【4代目トヨタクラウンRS/MS60・70系(1971~1975)】
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セダン

レア旧車として今や飛ぶ鳥を落とす勢いのくじらクラウン、堂々2位!!

個人的には今も昔も好みではないデザインなんですが何故か今くじらがアつい!?
クラウン史上最大の失敗作、長い歴史で唯一ライバルのセドグロに販売を上回れたという不名誉な記録が残るくじら、しかし当時、クラウンという重大な基幹車種で未来を見据えたと堂々言い放ち独創的なスタイリングで冒険したトヨタの意気込みは凄い、結果日産に惨敗し後期型で従来の高級車イメージに寄せる慌てぶりは見ていて滑稽でしたがw

当時の高級車、実際クラウンも先代のS50、後続のS80~100系に関してはお約束通りの四隅をピーンと張る堂々とした気品あるスタイリング、しかしくじらはスピンドルシェイブと言われる丸っこいカプセル的近未来スタイルが特徴的、これが当時の高級車ユーザーには強い拒絶反応を起こされこれまで国産高級車のパイオニアとしてきたクラウンの支持、人気を急落、クラウン史上最大の失敗作と言われる所以です。
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HT

しかしそんなくじらも現代では特徴的な個性溢れるヘンテコな?スタイルが一回りも二回りもした今の時代にそぐうのか旧車市場では高い人気、未だにこの出で立ちが好きなれない古い人間なので往時の二桁位違う現在の売値を見ると開いた口がふさがらなくなってしまいますナ!


さっ、オオトリですね!!第1位はこれでした!!

【4代目日産ブルーバードU2000GT/GT-X 610型 1973~1976年】
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セダン2000GT

1位はこれしかない!!って感じでしょう、何せつい15年位前までは箸にも棒にもかからないような不遇を味い続けていたモデル、それが10年位前からは徐々にジワジワと値段が上がり始め今や驚く高額ぶり、ワタクシ昔から人気はなくとも好きなクルマで10年前山梨で60万で売っていたのをじっくり見た事がある、あの時思い切って買っておけば!なーんて今のサメブルの値段を見ると激しく後悔したりとw

往時、スカイラインGTの神的人気からブルーバード取扱店からの要望によって造られたサメブル、スカG、130ローレルと揃ってL20 6気筒トリオで日産の売りではありましたがスカGは言うに及ばず、ローレルもHTを主体に高い人気を示す中でサメブルはジリ貧、このため再販もロクになされず80年代、スカGローレルが神的人気、プレミア化していく中見向きもされずに潰しまくられたという代物、元々ブルーバードに6気筒は不釣り合いという論調が多くサメブル以後の810ブルG6やU11マキシマ等も不発、晩年は背伸びせず4気筒モデル専属になったブルーバードの哀しい?歴史のモデルかもしれません…

ニックネームの通りサメの顔のような押し出しの強いFrマスクとロングノーズは4気筒版の通常の610ブルーバードUとは大幅に異なるイメージ、これが仇になり4気筒はそこそこ売れるも値段の被る2000GT系はほぼスカGに流れると言う憂き目、ワタシ等偏屈はツルンとしたスカG(ケンメリ)よりは厳ついサメブルの方に惹かれましたが世は猫も杓子もケンメリの時代、中古時にしてもほぼ同じクルマながらケンメリ相場の半分以下で買えたサメブルは見栄を気にしない貧乏学生のみが乗っていた感じw
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HT2000GT-X

そんな事からサメブルの残存はケンメリやローレルに較べ絶望的、太古という以外にに不人気と言う部分で80年代にはほぼ潰されたので今や希少度はケンメリ以上で程度によってはそれらより高額になっているのもあるのでね、そのプライスを見る目を疑うばかりでリストラされて落ちぶれたサラリーマンが前澤や孫正義になって現れた?チョッと違うか?だけどその化けっぷりに適うモデルは他にないでしょう…

ランキングは以上となります!

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如何でしたか?ライザップの使用前使用後みたいなモデルばかりですが一寸先は闇、当時”こんなモン”とぞんざいに扱ったクルマ達が化けるのを見ると悔しいの同時に遅い春が来て良かったとも思えるもんです(^-^;

長文読破、お疲れさんでした(^o^)/
Posted at 2022/09/04 19:08:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | ザ・ベストテン | クルマ

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