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2022年09月18日 イイね!

珍車PART944

珍車PART944
AA珍車、944弾は元Gure本領発揮のOLD菱車♪

いやー、後述する点は前にもどっかで語ってるもこのクルマ程ノーマルと競技車輛でのイメージが大幅に違うモノもないんじゃないかな?当時から菱バカだったワタクシでさえもこれのノーマル=標準車は例え最高グレードの最もスポーティ色が濃い内外装を纏ったGSRですら好きになれんかったもんなぁ…

って事で今回のお題

⇒『昭和48年(1973)初代A71型ランサー2ドアセダン1200GL』!!

いやはや、これも最近このコーナーでご紹介している”悲運な大衆車・普通グレード”の典型例、初代ランサーは国際ラリーで名を馳せた1600GSRこそ名車として崇められるもこれ以下の普及グレード、低グレードはカローラやサニー同様、使い倒され潰されるのが当然の存在、70年代のこのような車種は当時の車検制度の影響やまだまだ耐久力も後年~現在程ではなかった事から概ね10年位の寿命、初代ランサーなんてワタシがクルマ乗り始めたの80年代初頭でGSRやこれ以下のスポーツグレードであったGSL、SL以外ではもうほぼ消えていた印象、そんな中現代に残る初代ランサーのこれまたド初期の1200GL、どこにいたのは経歴も興味津々…。

総合3点評価の現車の出品票、35年前からの記録が残り実走かは5桁メーターのため?ながら4万㎞弱い距離、恐らく35年前からはガレージで過ごす時間が長かったのでは?と勝手に推測w
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初代ランサーを語る上で外せないのは今も伝説で残るWRCでの雄姿、古くからラリー競技に情熱を傾けていた三菱はコルト1000Fやコルトギャランで着々と存在感を強め1973年にギャラン→ランサーにエントリー車輛を交代、ランサー初のサザンクロスラリーでいきなり勝利を納めた翌74年、サファリラリーでも初出場ながら総合優勝を飾り日本車の強さ、耐久性、信頼性の高さを誇示、1976年には再びサファリで優勝、この時期ラリー参戦せいていた国産メーカーの日産やトヨタを打倒し三菱=ラリーのイメージを定着させるのに成功!

サファリラリー優勝時のA73型ランサー1600GSR
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このラリー仕様の出で立ちは何度見ても惚れ惚れなんすが素のA70系ランサー、60年代車のようにライトの突き出た顔、ロングノーズショートデッキながら丸美帯びていて鈍重そうな外観、野暮ったい縦型のテールランプ等73年当時のライバルであるカローラ(E20系)、サニー(B210系)に較べ何だか前時代的なイメージで田舎臭くて嫌いだった、しかしラリー仕様や同レプリカにされるとたちまちイメージは一変し先述の通りこれほどノーマルとカスタマイズモデルのイメージ乖離が激しいモデルもそうはないと個人的には思いますなぁ。。。

これも過去、下取りなんかで数多く体験、乗り味はカローラ、サニーに比較してもかなりのスポーティ、1200~1600迄ラインナップされたエンジンは三菱伝統のロングストロークで高回転時での伸びは欠けるモノの低速域でのトルクフルさは随一、カローラは問題外ながらB110/210サニーも軽量で軽やかなA12型エンジンで乗って愉しいクルマながらランサーはそこにトルクの塊も味わえる、軽快なハンドリングやFR時代の三菱らしい気持ちのいいシフトフィール、板バネってのが信じられない追従性の良い足や800㎏少しの軽量ボディ、これは先代となるA51ギャランからの継承でもあり70年代三菱の良さが詰まったモデルでしたねぇ、GSRなんて2T-GのDOHCを積んだ27レビトレよりも秀逸なシャーシとバランスの良い重量配分で5ps低い110psのSOHCツインキャブの1.6L 4G32型サターンエンジンながら振り回しの容易さからレビトレよりも俊敏だったしなによりFrヘビーでじゃじゃ馬だったそれに較べ素直に振り回せるランサーの乗り味は最高、しかもこれがパワー不足は感じながらもGSR格下の1400や出品モデルのような1200素グレードでも味わえたのでね、まぁ当時の三菱は富士重や本田技研に次ぐマニアックなクルマ造りをしていたのでカローラやサニーのように広く一般受けはしなかったながらスバル1000やホンダN360のようにこれじゃないと認めない!といったユーザーにランサーも支えられていた感じかも…

あっ、出品車だwww

冒頭で記載した通りの73年デビューのド初期モデル、74年にはデビュー1年少々でMCがなされ評判の悪かった貧相なテールや前時代的インパネを全面改良するテコ入れが行われこれにより初代ランサーの売れ行きは上昇したという感じ、競技戦績はよくとも主に外観の野暮ったさが要因でデビュー後パッとしなかったド初期型、これはこれで今となっては往時を知る世代としては奇跡的残存モデルである事は疑う余地はないでしょう、えぇ。

C評価の内装、目線が高く前方視界が良くなかったインパネは74年に全面改良、初期インパネは往時ですら滅多に見かけない稀少さ!
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内外評価はC、約50年経過では信じられない状態は博物館所蔵に近いかも!?
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この貧相な縦型テールは当時酷評、74年に豪勢なL字型テールとなりイメージを一新しA70ランサーの売り上げ拡大に貢献!
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今見ればおフランス辺りの上品さも感じる?A70ランサー、しかしGSRでこそその名声からプレミア化はなされるもGLなんで驚くような金額では落札されてはいない、しかしながら店売りは3桁乗るレベル、中身はどうでもレプリカでラリー仕様も造れるしOLD菱マニアには涎モンかもしれん、えっ、ワタシw 残念ながらそこまで爺じゃない、A70よりはA175A(ランサーEX=ランタボ)なら食指動く若さ(どこがじゃいw)でございますがなぁ(爆)

(^^)/
Posted at 2022/09/18 16:14:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | 三菱 | クルマ

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