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2022年10月05日 イイね!

珍車PART946

珍車PART946
AA珍車946弾、コイツもさすがに滅多に出なくなってきた…

10年位前まではチラリホラリ出て来たしさすが軽名車の1、2を争うモデルだけでありマニアが転がしている姿も見かけたりしたもここ最近はほぼ見かけない、最終でも50年となるのでマニアも大事に大事に格納し滅多に出さないってか!?

とにかく現在のホンダの基礎を築いたと言ってもいいこのクルマ↓が今回のお題!


⇒『年式不明(推定昭和46~47年/1971~1972)N360型ホンダNⅢ360ツーリングS』!!

通称”Nコロ”、この愛称も長く親しまれているんでもしかしたら若い世代でも聞いた事あるかも?しれない…

ホンダがまだまだ二輪主体で4輪としては在野扱いだった1967年に発売、イギリスのミニクーパーをお手本にホンダらしく工夫とチャレンジ精神からなる斬新な設計でデビューし瞬く間に大人気、それまで軽自動車の王者であったスバル360の軽自動車月間販売台数トップ記録を発売から数か月のうちに奪取、軽自動車の老舗であったスバル、スズキを慌てさせるベストセラーミニとなった訳ですな。

1967年に発売され大人気車種となったN360!
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バイクの技術を巧みに4輪に生かし2輪、CB450からデチューンしたハイパワーエンジンを搭載、それまで360㏄の軽が15~20ps程度だったところにいきなり30ps超エンジンを背負ってデビュー、スバル、スズキがRR方式、ダイハツ、三菱はFR方式を採る中でまだ日本では疑術的な面で普及していなかった高度なFF方式を採用、ライバルより力があり室内も軽とは思えない広さを実現、それでいて価格はライバルより安めの設定という事もありこれで人気車にならない訳がないっすよネ~。

このNコロ、亡父が76年頃に遊び車で購入、この時に隅々まで観察したんですが各部に非常に工夫されており感心した思いがある、給油口の開け方、Rrシートの畳み方、空冷なのにヒーター装備(エンジン排熱をダイレクトに室内に入れるのでやたらガソリン/OIL臭かったけど…w)等目から鱗だったし何より驚くのはエンジンルームにドンと聳えるエンジンはまんまバイク、キャブの配置、ミッションもバイクのものをそのまま移植したようなサマには心底驚いたっけ…

さて現車、Nコロとしては最終モデルとなるNⅢ360のツインキャブ36psのツーリングSというハードモデル、Nコロは上記掲載の初期型を『N360』(67~69)、Nのウインカー形状、インパネ、エアアウトレットデザイン他小変更を行った中期型『NⅡ360』(67~71)、そして現車のNⅢが最終型で71年~73年のモデルライフ、尚73年に至っては71年にNの後継となる『ライフ』がデビューしたのもありバリェーション縮小で廉価版のみの設定。

NとNⅡではパッと見変化はよほどのクルマ好きでないと感じられないMCだったがNⅢに関してはFrマスクを大幅に変更、70年にデビューしているNのスペシャル版『ホンダZ』風味の顔付となり識別は容易、個人的にはN~NⅡの顔の方が好みだったけど迫力はNⅢだったかなぁ…?

それでは出品車、ノークレーム現状コーナーなのであまり程度は良くなくレストア前提って感じながらベースとしていい状態。
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現状コーナーの為総評価0、内外×となっているも内装は悪くてもE位は付きそう…
NⅡから”車”らしいこのインパネになるも初期Nコロはやはりバイク的だった!
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ハイパワーミニの元祖的存在となったNⅢツーリングS、Nデビュー~NⅡではN360TSと呼ばれていたけど当時としては驚異のL/100psを達成、当時は登録車の分野でもトヨタ2000GTやスカイラインGT-Rからなるハイパワーブーム真っ只中、それを軽自動車の分野に持ち込んだのがホンダで普及版Nですら31psでド肝を抜きながらのTSの設定はこの後のカテゴリーに大きな影響を与え、スバル、スズキ、三菱、ダイハツとハイパワーミニに参戦、スバルの36ps、スズキは37ps、三菱が38ps、そしてダイハツは40psを誇示、目くそ鼻クソの争いwながら360㏄という排気量だからこそこの4ps内での争いに意味があったって感じ(笑)

現車、外装もタイヤのパンク?空気抜け?以外はマトモ、日産風に言えばサファリブラウンのこの塗色、NⅢツーリングSには多く普及!
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このテールをモチーフとしたのが現行N-ONE!
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後発ホンダZと同形状になった迫力顔がNⅢの特徴!
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以前は”ナンチャッテミニクーパー”風にカスタマイズされた個体も多かった!
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ノークレームながら事故現状や不動ではない様子、2万円売り切りとなっているけどそれを大きく上回る落札がなされている、果たして路上復帰できるのか否か?気になるところだけどもうそう滅多に表れないNコロ、スバル360やLA型初代三菱ミニカなんかがマニアの手に時折動体が見れるのに対し以外にNは見ない、エポックなミニ名車としてこの個体も後世に残って欲しいモンですナ!

(^^)/
Posted at 2022/10/05 19:31:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホンダ | クルマ

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