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2022年11月24日 イイね!

変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第11弾!!

変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第11弾!!
”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る”熱し易く冷め易い元Gureの特性!?を発揮して復活後早速の連投ってこんで(;^_^A


てな訳で今回は第11弾になりますね、11弾のお題はこのクルマ↓

『E54A/74A型ギャランスポーツ』!!

変態マニアにはそこそこ有名な?ギャランスポーツ略してギャラスポ!元ギャランマニアのワタクシとしては 保存版 “変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第7弾!! に次ぐギャランからの選別という不名誉な思いですがwww

しかしこのギャラスポ、先見の明があったと言うか何と言うか、現代のクロスオーバーSUV=ヤリスクロスやカローラクロス、新型クラウン等々…出るのが20年早かった感じ?当時はスポーツセダンなんだかRVなんだか多用途を売りにするんだか訳分からんモデルで三菱バカのワタシですら「何じゃこりゃ!?!?」って受け取ったモノ、市場の反応も大方こんな見方であり例によって結果は”鳴かず飛ばず”って有様でした。

しかし三菱ってのはこういのタマにあるんだよなぁ、このギャラスポを始めミニカトッポ、ekアクティブやシャリオ、新しいジャンルを提唱しながら出す時期が早すぎて大した話題、普及にならず終了、その後に他メーカーが2番煎じ的に出してきた類似モデルにまんまと油揚げさらわれるというorz…(スズキワゴンR,ハスラーやホンダオデッセイ等)

まっ、ギャラスポに関しては当時似たようなコンセプトでインプレッサグラベルEXやダイハツミラRV-4、日産S-RV等も存在したけど現代に至るまで被るようなモデルは国産では薄かったかな?欧州車や近年のSUV、しかしあれから20数年してクロスオーバーブームが訪れギャラスポを思い出すとは思わんかったw

そのフレーズも”GTRV”として1994年(平成6年)に華々しく?デビューしたギャラスポ、当時は三菱自ら作り出したRVブームの中でスポーツモデルやスポーツセダンの需要が落ち始めた時期、そんな中RVブームに乗り89年に発売以降ワゴン市場の独断場を走るレガシイィツーリングワゴンを各社苦々しく思う中、トヨタはカルディナ、日産はアベニールサリュー、マツダはカペラカーゴでRV風味付けとハイパワーエンジンを組み合わせてそれの神髄であったレガシィに対抗、三菱はこの当時、レガシィに対抗できる車格のワゴンモデルの存在はなく格下のリベロを対抗させるもやはり大衆車ランサーベースのリベロではレガシィの敵にはなり得ずレガシィのライバルであるギャランにRV+ハイパワーモデルを設定する事によりレガシィに戦いを挑む訳です。

鮮烈に”GTRV”と銘打ってウインドサーフィンの場面と走りの場面で演出してCMが印象的だったギャランスポーツ
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しかし当時の7代目ギャランは国内ではセダンモデルのみ、他にエメロード(4HT)、エテルナ(姉妹車)が存在するもワゴンはなし、そこで白羽の矢を立てたのが海外専用輸出モデルだった5HB!


欧州ではメジャーな5ドアモデル、日本でも割と古くから各社設定されてきたがらこの車型は長い事日本ではNGとなる不人気車型、2000年代に入るまでどれも成功した試しはなく三菱もコルトイレブン、E30エテルナ、4代目ランサー等をリリースするもどれも撃沈、そんな5ドアにスポーツセダンで名を馳せたギャランVR-4から6A12型V6DOHC 24バルブI/Cツインターボ 240psエンジンをメインに据えエクステリアは流行りのRV要素である三菱お得意のカンガルーバーやルーフレールを纏わせながらもランエボやVR-4ばりの大型エアロを備えるという何とも不思議な出で立ち、その上駆動はフルタイム4WD(GTのみ)、確かにそのサマはCM通り”GTRV”には間違いなかったながら使い勝手はセダン以上でもステーションワゴン程の多用途性、積載力はなくレガシィどころか他社ライバルワゴンにも惨敗、互角の勝負は次期型ギャラン8代目の時に加わったステーションワゴンである『レグナム』まではできなかったという哀しい歴史がある訳ですね~…。

ルーフレールにデカ羽っていうセンスが当時では信じられん出で立ち
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ギャラスポは94/9~96/8までの2年にも満たないモデルライフ、商業的には完全なる失敗作、元になった7代目ギャランそのものが先代E30系ギャランからの大幅な路線変更で売り上げを一気に落とし不人気車のレッテルが貼られておりその不人気車に更に不人気な5ドアを追加したところで何のクスリにもならいどころか傷口に塩を塗った的になったのは想像に容易いですよね!?

ギャラスポの概要は下記の通り

全長4705㎜
全幅1730㎜
全高1460mm
車両重量1480kg
グレード スポーツ/GT(AT)/GT(5MT)
駆動方式 スポーツ=FF2駆/GT=フルタイム4WD

ベースのギャラン較べ全高がやや高くなり長さも5ドアでラゲッジを大きくとる分長い、グレードはギャランから大幅に縮小されベースモデル(2L 6A12 NA)とGTの実質2車型、ベースモデルは4ATのみ、GTはATとMTを選択可能といった内容、ツインターボを積むギャランVR-4では先代VR-4から継承する4WS付(E84A)が設定されるもギャラスポGTはこれは未設定、内装の意匠はベースのギャランを踏襲、GTはVR-4より”RV”らしく?少し若めな意匠。

ギャラスポGTの室内
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ギャラスポ、ワタシも1度だけ経験ありバブル期設計の為仕上がりは上質で質感等はバブル崩壊以降設計の次期型EA/ECギャラン・レグナムよりも上質、ハイパワーな6A12ツインターボは音も良く動力性能には何の不満もなくかつてのVR-4やエボⅠ~Ⅲまでと較べても見劣る事はなかった、ただギャラン同様無意味な3ナンバー肥大化で扱いにくくなったのとワゴンの多用途性を知っていると5ドアHBに大した魅力は感じず今なら注目でも当時はゲテモノ感が拭えずでした。

5ドアで240psのツインターボってのも選ぶのは大変質者しかおらんでしょうw
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クロスオーバーとかSUVとかの名前の下で車型が曖昧?な現代と違いセダン・HT・クーペ・ワゴンがきっちり棲み分けされていた時代、セダンでもなくファミリーユースが主な5ドアながらハイパワーメインという中途半端な立ち位置が理解されず僅か2年の短命で終わったギャランスポーツ、世が世なら大スターだったかもしれませんがこれも変態車には相違なし、いずれにせよ先見の明を例によって生かせなかった三菱の哀しい歴史の1ページである事はご理解頂けたかと(笑)

(*^^)v

変態度指数:★★★☆☆
Posted at 2022/11/24 20:00:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 変態車 | クルマ

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