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2023年05月20日 イイね!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第23弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第23弾!!
思い返すとあるもんですナ=変態車(あくまでワタシの基準ですが…)

今回の”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る、第23弾はかつてのマツダ重要戦略車であった『ファミリア』から抜粋の変態モデルをご紹介(^^;

ファミリア、もしかしたらもう若い世代では知らないクルマかも?しれませんが現在のマツダ3の元祖でファミリア→アクセラ→マツダ3となったのはオッサン達には当たり前のお話(;^_^A

かつてはマツダを代表するファミリーカーとしてトヨタカローラ、日産サニーに対抗し名を馳せたファミリア、そのファミリアに何が変態?と思うかもしれませんね、あるんですよこれが…

※該当車種のモデルライフが長いので長文です、ご了承下さい。

1963年(昭和38年)に初代ファミリアが発売、まだマツダ(当時東洋工業)の浸透力の弱い東日本ではカローラ/サニーの敵ではなかったながら西日本では高い実績を上げています、そして1967年に2代目がデビュー、今回のお題はこの2代目の末期モデルを差しますね…。

67/11に新発売された2代目ファミリアSPB/STA型(画像はクーペ)
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2代目ファミリアは発売時、当時斬新なボディ一体式バンパー、角型ライト、三角窓廃止などスタイリングがオシャレで革新的で人気を呼びライバルに対抗し2/4ドアセダン、クーペ、バン、トラックのワイドバリェーション、エンジンは1L/1.3Lを搭載、その後コスモスポーツで市販実用化したロータリー(RE)エンジン、10A型を搭載するファミリアREセダン/クーペも追加、このREは高性能をリーズナブルに手にできるとあって大きな話題とスポーツマニアには大人気を博し軽いボディに100psの高性能はカペラ、サバンナ以前のサーキットで暴れまわりました!

ファミリアREクーペ(M10A型、画像はプレスト)
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商業的にも順調な2代目ファミリアは70年にMCが入り前後意匠、インパネの全面改良がなされ全体的によりライバルに対抗心を燃やし高級化、名称もサブネームが付され『ファミリア・プレスト』(バン、トラックはサブネーム付かず)となります。

1970~1973ファミリアプレスト


しかしマツダはこの時期悪夢のOILショック以前の時期、心血注いで市販化に成功したREエンジンの普及に邁進、これを契機に三菱と争う第三メーカーの立ち位置を確保するべく新型車種を矢継ぎ早にリリース、ルーチェREクーペ、カペラ、サバンナ、グランドファミリア(Gファミリア)が68~71年の僅か3年間で発売されます。

こういった状況でファミリアは次第にNEWカーの中に埋没、既に当時常識的なFMCの時期(4年)も経過、人気の高かったREモデルはカペラ、サバンナに移管、レシプロのみのマツダボトム(軽を除く)の廉価版への立場へ変わってゆきます…。

事実上従来のファミリア(プレスト)の需要はGファミリアに流れ発売10年を超え基本設計が古いファミリアは商品寿命も低下、陳腐化は避けられず販売数も減少の一途でしたがそんな中1973年、ファミリアは大幅なMCを実施し一応?テコ入れ、これが今回お題の最終型ファミリアプレストです!

ファミリアプレスト最終型セダン(73~76)
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大幅なMCと言っても時代が進むにつれこのクラスもボディが大きくなっておりこれに対応するため基本はそのままながら車幅を拡大した程度、他はインパネ改良と前後意匠の変更というお決まりのMC内容。

車幅拡大に呼応して新デザインされたインパネ
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ボディは従来通りの布陣、バン/トラックについては車幅拡大はされず従来型を継続しておりエンジンも変更なくPC型、TC型の設定という内容で見た目では多少どっしり感が出た?程度でほぼ不変の印象。

最終型(73~78年モデル)ファミリアプレストの概要…

ボディ
2/4ドアセダン、クーペ

駆動 FR

搭載エンジン
PC型 1L 直4 SOHC 62ps/TC型 SOHC 87ps

ミッション
4速MT

足回り
Frマクファーソンストラットコイル/Rrリーフスプリング

車両寸法
ホイールベース2260mm 全長3855mm 全幅1540mm 全高1358mm

車重
800kg( クーペ1300GF)

TC型1300エンジン
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クーペ1300GF
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クーペ1000DX
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このMC以降ファミリアはほぼ放置プレイ状態、今回のMCも多少幅を広げたのみ代わり映えせず古臭さは否めない、前後デザインも従来のファミリアのアイコンでもあった角型2灯を丸目2灯にしテールも貧相なデザイン、共産圏のような意匠は評判悪くMCで販売上昇どころか更に低下、75年に排ガス対策が施され車名に『AP』を付記、76年にはFrグリルをややサバンナ風に改める小変更が行われこのまま78年までずるずるとカタログモデルではありましたがこの最終型、西はまた違うかもしれませんが東日本では川で砂金探す程の珍しさ、ワタシも昔からクルマの商売していますが車幅拡大以前ならばDラー時代下取りで何台か転がすも拡大以降のモノは触った事ナシ、街で見かけたのも2~3回かな!?ってレベルでした…。

76年MC版セダン/クーペ
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73年~78年の5年もの間、現役ながら忘れ去られていたファミリアプレスト最終型、これは間違いなく変態車でしょうしあの時期、より新しくよりスタイルも良く価格も僅かしか高くなかったGファミリアを選ばずあえてプレスト最終を選んだオーナー、この方たちの変態度はかなりのモノかとwww

因みに最終型プレストは5年間で約8万台の販売、前期~中期(プレスト)が67~73年の6年間で約35万台の販売実績ですからいかに最終型のレアさがお解り頂けるかと思います(^_-)-☆

変態度指数:★★★★☆
Posted at 2023/05/20 15:14:03 | コメント(5) | トラックバック(0) | 変態車 | クルマ

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