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2024年03月20日 イイね!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第33弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第33弾!!
”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る、今回は何かとお騒がせのダボ…いや、ダイハツからのチョイス!

ダイハツと言えば古くはコンソルテやシャルマンにアプローズ、そして先日姿を消したアルティス、、本業軽でもMAXやらソニカやら変態車の宝庫ながら今回ご紹介するのも”変態らしい変態”、現在は勿論現役販売時もクルマ売買の現場に携わるワタクシですら流通現場でも4~5回の目撃、転がしたのも1度きりだったこのモデルを取り上げ…。

【M200/201/211G型ダイハツYRV】
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これに関しては出るのが少し早過ぎた?って気もしないでもないです、コンパクトSUVが人気の今ならポカはありましたが現行ロッキーのように評価が得られたかも!?

当時ダイハツの登録車では代表的存在だったストーリアをベースに当時の言葉で”コンパクトRV”として2000年にリリース、ベースのストーリアは何の変哲もない平凡なコンパクトHBモデル、一部ラリー用にそれこそド変態な『x4』なんていう特殊モデルもラインナップされるもあくまで普及はアンパイな5ドアHB、親会社のトヨタにも『デュエット』として供給され広い普及を試みたモデルでした。

YRVベースのストーリア
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YRVはストーリアにはない遊び心を加えかつコンパクトワゴン形状のボディを採用し居住性や利便性も高めながら走りもストーリア以上の性能が与えられスタイリングもワゴンモデルとしては若者ウケを狙ったかなりのイケイケ度、パノラマガラスルーフモデル、ターボモデルもラインナップしかなりの気合を入れて来た感じでこれはYRVの前任だったコンパクトワゴンの『パイザー』があまりにも地味過ぎて大失敗した教訓を生かしていたと推察しますね、社運を賭けて発売したYRV、トヨタには渡さん!って感じ?ダイハツオリジナルモデルとしてTマークは存在せず”D”マークのみの販売、結果的に言えばYRVも商業的には失敗作として判断できてしまう訳ながら同時期に存在したトヨタのファンカーゴより個人的には好きだった、しかしYRVの仮にトヨタマークのモデルが存在していたら今のロッキーーライズの様に一定以上の人気と評価は得られたかもしれませんねぇ…
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スタイリングでは特徴的なサイドウインドウ形状が売り、「ダブルウェッジスタイル」と呼ばれミニワゴンでありながらクサビ形のスポーツ度合いを強調、全体的シルエットも前傾姿勢のウエッジが効いたなかなかスポーティなデザイン、個人的には嫌いなデザインではなく何度も言いますがこれがトヨタマークだったら結構売れたんではないかな?と感じます、CMには郷ひろみまで起用し若者訴求に必死でしたが今以上に軽メーカーのイメージが強かったダイハツの登録車、派手な出で立ちにも関わらずYRVは地味にしか映らなかった感じ。

インパネ、インテリアも素朴なストーリアとは異なり若向けの派手な味付け、インパネは幾何学調のダッシュボード形状でATモデルでもMT感覚を味わえる当時では珍しいインパネシフトも採用(グレードによりコラムシフトも存在)、個人的感覚ながらどうしてもこのクラスは質感から安普請見え見えな感じがあるもYRVにはそれが感じずしっかり造り込んでいる印象、S/W等にストーリアや軽と共通部品を使っているのでこの部分では安っぽさは拭えないながら比較的質感は高かった気がしますネ!
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インテリアもスポーティ色強い味付け、ちょうど若い世代の興味がスポーツカーからRVモデル(現在で言うSUV)に移行し始めの時期でダイハツのこの戦略は決して間違いではなかった、広い居住空間やラゲッジで外寸以上のゆとりあり室内とこの類にありがちな所帯じみた感覚もなくセンス良くまとめられていたと感じます!
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YRVの概要

全長3765㎜
全幅1625㎜
全高1535~1565㎜
ホイールベース2370㎜

エンジン
EJ-VE型 989cc 直3 DOHC-EFI 12V 64ps
K3-VE型 1.3L 直4 DOHC-EFI 16V 90ps
K3-VET型 1.3L 直4 DOHC-EFI 16V I/Cターボ 140ps

タイプ
5ドア2列シートワゴン

駆動方式/ミッション
FF/4WD 5MT・4AT

サスペンション
(FF)
前: ストラット
後: トーションビーム
(4WD)
前:ストラット
後:ダブルウイッシュボーン

車重
860~990 kg

車名の由来
「Youthful style(若々しく)」「Robust body(たくましく)」「Vivid performance(イキイキと)」の頭文字から=YRV

YRVの最高峰ターボモデルはベースのK3エンジンはトヨタ初代ヴィッツ用に開発された1Lエンジン=1SZ-FE型をベースに排気量を1300 ccに拡大しI/Cターボで武装たエンジンであり軽量ボディと相まってパワーウェイトレシオ6.7 kg/PSを誇るスポーツカー並みの数値を叩き出したかがコンパクトワゴンと舐めてかかれない俊足さが変態度合いを高めてます、史上最強の1.3Lエンジンは今でも通用する高性能!

K3-VETエンジン
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2000年発売以降気合も空回り?コンパクトワゴンも時代は3列シートやスライドドアに映りYRVのコンセプトが一般に受け入れらる事は少なく車種編成の変更、特別仕様の追加など何度かテコ入れはなされるも人気・販売は上向く事なく2005年に販売終了、約5年での販売成績は3万台弱と月平均にすると500台という芳しくない数値に懲りたのか?これ以降ダイハツはよりトヨタやスバルへのOEM供給に傾きダイハツブランドのみへの拘りを捨てていますね~…。

昨年末の不正問題までは飛ぶ鳥を落とす勢いだったダイハツ、登録車においてもストーリア以降のブーンや前出のロッキー等、ダイハツブランド車でも一定の評価を得てきましたがかつてのこれとてトヨタにバッジチェンジモデルが存在したからこその支持って気もしますね、ダイハツブランドのみで成功した車種ってワタシの知る限りでは初代シャレード位?YRVもシャレード並みの気合だったとは思いますが残念ながらいつものダイハツ登録車らしい変態度合いだったと思います…。

変態度指数:★★★★☆
Posted at 2024/03/20 17:17:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | 変態車 | クルマ

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