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2024年07月11日 イイね!

大化けした往年のNICE MODEL VOL.7~三菱A30/31/32/33デボネア編~

大化けした往年のNICE MODEL VOL.7~三菱A30/31/32/33デボネア編~
少年時代~青春期~壮年期~老年期wと常に日本のクルマ達を愛して止まず公私に係わらずに凝視し続けてきた元Gureが送る”大化けした往年のNICE MODEL”VOL.7となります!

尚、この企画では詳しいスペックや改歴などは省きソフト面=当時とその後の市場反応や人気の推移を重点に振り返ってみたいと思います、長文になるんでお暇がある時にお付き合い頂くと幸いです<(_ _)>




※内容についてはあくまで元Gure個人の思い出話です、内容に正確性を欠く部分もあるかもしれない事をご了承願います。

それではVol.7~デボネア、早速やりましょう!
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”シーラカンス”のニックネームが有名な初代A30~33デボネア、その愛称の由来は1964年~1986年の22年間、ほぼスタイルを変えずに長きに渡り生き続けた事からなります!

デボネア以降はロングライフモデルも数多く(例:日産サニートラック、同Y31型セドリックセダン、最終型マツダボンゴ等)存在しましたが4年でチェンジが当たり前の時代に22年のロングライフ、他に例が無かったのも誇らしい?)称号に思いますw

当時のモータリゼーションはイケイケドンドンの時代、クルマは新しくすれば売れるという成長時代の中で各社、一つのモデルは大体4年がモデルサイクル、4年経過すれば陳腐化が進みフルモデルチェンジで再びそのモデルを活性化するのが常、そんな中デボネアはその機会を5回以上スルー、晩年には「まだ造ってんだ」ど三菱マニアすら眉をひそめる?有様…

ライバルとされたトヨタクラウン、日産セドリック・グロリア、マツダルーチェが上記の法則に倣い時代時代に於いてアップデートされる中、80年代になっても二昔前の60年代スタイルで存在したデボネア、トヨタ/日産に比較して三菱という中規模メーカー故にそれらのように高額帯で大量販売もできずより販売力のある小型や軽に経営リソースを集中するが故にデボネアに関して開発費を掛けられないといった事情が大きいですね~。

1964年、念願の高級車市場に進出を果たしたデビュー当初のA30デボネア(初期モデル)
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ただ自動車会社としては中規模でも旧財閥である三菱グループの一員、これらグループ企業の社有車、役員車としての需要は確実にありそれだけでもデボネアの存在理由となりカタログモデルでありながらも70年代半ば以降はほぼこういった需要とされ一般オーナーには縁の薄いモデルになっていました。

ライバルのようなエンジンやボディもワイドバリェーションでもなくほぼモノグレード(5人乗りセパレートシート/6人乗りベンチシート)、公用車以外に選択肢はない?設定、洒落た2ドアモデルもなければ価格帯での選択肢もない、ある意味三菱自身が途中から一般訴求を諦め自社グループ内向けだけにラインナップしていた部分もありましたね、さすが財閥大企業、倒産の恐れがない会社は違います(笑)

ただ22年間のうちでも適宣にアップデートは行われ当初三菱市販初の2L KE46型OHV直6でスタートした搭載エンジンは1970年にはSOHC6発とした新開発6G34型に換装、76年には排ガス規制の関係から下級ギャランシリーズの2Lを拡大した2.6L4気筒のG54B型に換装、エクステリアも初期に見られたいかにも60年代アメ車的なテュアドロップマーカーや三角窓の廃止、MTモデルの廃止(3速ATのみ)等ライバルのFMCには及ばないも4~5年に一度位の更新はなされております。

1965年、各パワー装置完備の「パワー仕様」及びB/W製3ATモデル追加
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1967年、インパネ全面刷新
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1970年、SOHC化された新開発6G34型直6エンジンに換装し車名を『デボネア・エグゼクティブ』に変更(A31型)
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1973年、三角窓を廃止、伝統のL型テールを改め新たにサイコロテール化(A32型)、1976年にエクステリアはそのままにMCAにより排ガス規制に適合させた4気筒G54Bエンジン搭載を機会に車名を『デボネア・エグゼクティブSE』とする(A33型)
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ただこのような初代デボネア、生産終了の86年以降に主にアメリカン好きから注目を集めます、比較的高年式(当時)で60年代のアメ車雰囲気が味わえる、役員車などで丁寧に扱われた個体が多く当時は不人気車だったので価格もリーズナブル、この事からローライダーやホッドロッド等アメリカンカスタマイズの恰好なベースとなる事から徐々に中古市場で人気が高まり現在の異常な旧車高騰の遥か以前の90年代には現役時代が嘘のような注目が集まり価格も高騰しています!

現代の業者AAでも時折出品されてきますが出てくるのはほぼ76年以降の最終型(A33)、ド初期のA30や31~32はまずもう残存はないと思われますがもしあれば太古車の要素もあり価格は天文学的なモノになるかもしれません、多く残るA33も上述の通り90年代からプレミアムが付きクラウンやセドグロの同年代が車齢を重ね30~40万の時代に3桁で出てきたりで往時を知る者としては驚愕でしたが現在では安くても300万は下らない、モノが無改造で程度良ければ4~500もあり得る金額にただただ茫然とするのみです…。

AAにはそう珍しい頻度ではなく時折現れる最終型
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元GMの生粋のアメリカ人がデザインしたまんまアメリカンな初代デボネア、その重厚な佇まいはとても5ナンバーとは思えず確かに今乗ってたら激シブですが生産終了から既に40年、最終型でも段々少なくなりつつですから菱マニアなら今のウチに抑えておきたい逸品です(ワタシには無理ですがwww)

往年のNICE MODEL VOL.7・三菱デボネア編…終
Posted at 2024/07/11 19:55:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | プレミアム化モデル | クルマ

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