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2024年11月21日 イイね!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第37弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第37弾!!

変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る、今回は変態車の宝庫!?いすゞからビークロスをを取り上げたいと思います(^^)v

ビークロス、本来なら”ヴィークロス”とされる筈だったそのネーミング、ショーモデル→市販化の際に時の運輸省に『ヴィ』を『ビ』としてしまったためそのまま『ビ』-クロスにしたとう逸話も。


届け出の間違いという何ともマヌケな話ですが過去東洋工業(現マツダ)もルーチェレガートで出すつもりが『レガート』を記載し忘れシブシブ『ルーチェ』として出した等結構こうした初歩的ポカもあったりしますがwww

そんな事はどうでもいい、ビークロスですよビークロス!!
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1993年、トラック本業のいすゞに未曽有の経営危機が訪れれまでは台数が出ないながらエンジニアの情熱?的に発売していた乗用車ラインナップ=ジェミニ、アスカ、ピアッツァ等がそれに当たりますが経営危機によりこれら乗用市場からの自社開発撤退を決断、ジェミニ/アスカはホンダOEMに切り替えピアッツアは廃盤、商用ファーゴを日産OEMとしいすゞは当時人気ジャンルの一つであり売れ行きの見込めるクロカンRVのビックホーンのみ継続生産/販売としました、そんな乗用撤退の最後の自社開発打ち上げ的に97年にリリースされたのがビークロスでした!

ビークロスは92年から開発がスタート、この時期ワタクシはいすゞ藤沢工場と取引のある仕事していた関係でこの試作車をナイショで見させてもらった事がありますが当時の3代目ジェミニをベースにしているコンセプトカー、実際世に出たモノより低く長く近未来的な出で立ちに衝撃受けたのを憶えておりますねぇ…

その時はどうせショーモデル、販売なんてねーベ!的に真剣には捉えてなかったので数年後に発売された時にには色んな意味で驚きましたねぇ~。

1997年、衝撃的にデビューした”ビークロス”
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1997年ですと既にいすゞはビッグホーンのみが自社開発、このためビークロスはUBS52型ビックホーンをベースに今で言うスポーツSUV的な出で立ち、常に時代の2歩位先取りしたデザインをしていたいすゞ、当然当時これ初めて見た時は「何じゃこりゃ~」とジーパン刑事バリの雄たけびを上げた程でwww
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まずセダン系のジェミニからRVのビックホーンのショートがベースになったため車高、てかクルマ全体の縦横比が当時では異様に見えサイドがやたら分厚くボディ下半分がFRPというのも凄い、Rrの視界はほぼ無いに等しくこれを補うため当時ではまだまだ普及前夜のバックアイで下がるという批評家に散々悪評書くかれた装備もある意味斬新、しかし時代が追いついた?現代目線だと別にカッコ悪くない、バックアイだって当たり前の装備になってるんでね、多分今このままビークロス出せばSUVブームの現代ではかなり売れたんでは?なんて思う次第です(^^)v

ビークロスの概要

全長4130㎜
全幅1790㎜
全高1710㎜
ホイールベース2330㎜

エンジン
6VD1型 3200cc V6 DOHC 215ps

タイプ
3ドアハッチバックRV(SUV)

駆動方式/ミッション
トルクスピリット電子制御パートタイム4WD、4ATのみ

サスペンション
前: Wウイツィュボーン
後:4リンクコイル

車重1750 kg

前述の通り諸元はサイズ以外ほぼベースのビックホーン(ショート)と同じ、エンジンはビックホーンがいすゞ得意のディーゼルを本命としていたところビークロスではサブ的存在のガソリン3.2Lのみを移植、これは当時”スポーツRV”を謡うビークロスならではの施策でした。

V6 3.2Lガソリンの6VD1型エンジン
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全長がもう少し長く低かったジェミニベースの”ヴィークロス”と比較するといかにも寸詰まり的な印象が当時大きく嫌悪感さえあり好意的には捉えませんが今見るとなかなか攻めたデザインで”スポ―ツRV”ならぬ”スポーツSUV”として現代でも立派に通用するんでは?と思うのはワタシだけでしょうか…

残念なのはこれほど個性的な外観なのにインパネはビックホーンの流用で実用車的でキャビンに座ってワクワク感はなかったかなぁ…
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いすゞに入っていた時、結構仲の良い社員さんでも乗っていて何度か運転したけどさすがV6 3.2L、鋭い加速とトルクフルさは驚くほどパワフル、当時のパジェロのV6やランクルなんかに加え軽量だったのもあり”スポーツ”に相応しかったですね、音も重厚感溢れて痺れた!

当時いすゞに在籍していた超有名デザイナーの作品であるビークロス(これ以前は3代目ジェミニ、ミュー等、その後日産に移籍)、今になって受け入れられるデザイン!?
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さて、そんなビークロス、1997年~2001年までの販売、比較的評判の良かった北米では2002年まで売られますが国内では僅か4年のモデルライフ、往時の評判はその個性の強すぎるスタイリングが大きな要因で芳しくなくお膝元の神奈川県では当時時折見れた(ほぼいすゞの社員さんの愛車という噂もw)ながら4年間で1800台弱という販売実績、この台数からして他県では(いや、神奈川でも)間違いなく変態車確定でしょう!

時代が時代ならばもしかしたら大人気となったかもしれないビークロス、今のところ中古車市場でも希少価格は僅かに付き始めているようながらそう驚くような金額でもなく知る人ぞ知るクルマですがいすゞが乗用最後に放った迷車変態車、いつまでも憶えておきたい逸品ですナ(^_-)-☆

変態度指数:★★★★☆
Posted at 2024/11/21 20:26:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | 変態車 | クルマ

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