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2025年03月20日 イイね!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第41弾!!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第41弾!!
”納得のマイナー・モデルを振り返る”第41弾、今回は変態と言うにはやや無理かもしれませんが現ランサー・エボリューション乗りからすると充分変態w

という訳でランサー乗り視点からの取り上げって感じでCS5系の『ランサー・ラリーアート』を取り上げます!


CS5A型ランサーラリーアート
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CS系ランサーは2000年デビューで2010年まで存在したロングライフモデルで往時はそれなりに見かけましたがその中でも最もレアグレードだったのがラリーアート、ランサーのTOPグレードと言えば歴代で名乗ってきたのが「GSR」、まぁランサーのというよりギャランGTOやギャランクーペFTO、ランサーセレステにΣ/Λ、スタリオンとTOPは赤文字の”R”が入るエンブレムが眩しい、MRと並ぶ三菱スポーツバージョンの象徴でした。

初代A73ランサー1600GSR
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5代目CKランサー1800GSR
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このGSRが先代5代目までスポーツセダンの血を脈々と受け継いでいましたが2000年、6代目CS系がやや高級志向に振った『ランサーセディア』とサブネームが付いた時点で廃止されています、まぁラリーアートはこのGSRの復活版でしたが既にハイパフォーマンスのエボリューションにGSRは受け継がれていたのでGSRをスポーツバージョンに付けるのも?ってのがあったのかもしれまません…

セディアは当初セダンのみ、少し遅れてワゴンを追加、当時はレガシィによってもたらされたステーションワゴンブームが継続中の時代で定番セダンの影が薄まり始めた時期、セディアもワゴンは人気があり街中でもよく見かけるもセダンの方は7世代となったエボⅦ以外の所謂”ノンエボ”はさほどいなかった印象…

こうした事もありハイパワーワゴンが珍しくない頃なので2001年にワゴンのみ4G93型1.8L DOHC 16バルブ I/C GDIターボを積むノンエボのハイパワーモデルが復活、後のラリーアートはこの4G93を積む訳ですがこの時は「T-ツーリング」というグレードを名乗っておりました…。

4G93型エンジン
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2003年に車名を再び『ランサー』単独に戻しMCを実施、このモデルが例の酷評だったブーレイ顔で菱ヲタのワタシですら目をそむけたくなる位に嫌いでしたねぇ、ランサーだけならともかくエボ(Ⅷ)や他モデルで一時三菱共通顔にして訴求していましたがどれも失敗って感じでorz…

そしていよいよ由緒ある三菱のスポーツブランドを冠した新スポーツグレードである『ラリーアート』が追加されました、ラリーアート、今はブランドとして復活しましたが以前はラリーなどワークス活動他モータースポーツを担当する三菱自工の子会社であり三菱ファンとしては一目置く名前でもありこれを冠したランサー、期待が高まりました!

セダンラリーアート
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ワゴンラリーアート
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ランサー・ラリーアートの概要

全長4595(4615)㎜
全幅1695㎜
全高1415(1450)㎜
ホイールベース2600㎜

エンジン
4G93型 1.8L 直列4気筒 DOHC GDI I/Cターボ 165ps

タイプ
セダン/ワゴン

駆動方式/ミッション
FF/4速AT

サスペンション
前:ストラット 後:マルチリンク

車重 :1270(1310) kg

※()はワゴン

ワゴンに関してはT-ツーリングの意匠変更ですがセダンは先代CK系以来の久々のスポーツグレード、エボ程モンスターでなくても手軽にスポーティな走りを愉しみたい!というユーザー向けの設定、内装などはエボと遜色なく165psの4G93も勿論エボを知ってしまうと物足りなさはあるもエボやVR-4からの特徴であるエゲツなさがなく非常にジェントルな特性、足回りもエボのゴツゴツさを幾分抑え乗り心地も考慮されており若干マイルドな仕上がり、全体的にATで乗るには相性も良くエボの4G63よりは格段に設計の新しい4G93、燃費も向上しパワーも必要充分、いや、エボを知らなければ俊足であり”ラリーアート”の名前は伊達じゃない!ってのが乗った時の感想です。

エボと遜色ないスポーティな雰囲気満点の室内
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しかしこのラリーアート、売れませんでした…

丁度三菱の不祥事で大騒ぎ、国内No3からつるべ落としのように支持が落ちた時期でもあり加えて気合を込めたブーレー顔の超絶不人気、また後年GDIエンジンの問題も出始めメーカー的にも再販せず解体送りがほぼといった状況下、それほど旧いクルマでもないのにもはや絶滅モデルといっても相違ないでしょう、真に不幸が重なった時期のモデル、お気の毒な事です…。

そのブーレイ顔、あまりの不評さから2005年にはまず非ラリーアートモデルのみ廃止、少し遅れてラリーアートもコンサバな横一線のグリルとされエボリュ―ションもⅧ→Ⅸでグリルチェンジがなされます。

ブーレイのおかげで不評だったエボⅧもⅨにて以前のスマートな顔立ちに…
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最終型ラリーアートワゴンとセダン
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2007年になると次期型ランサーでありネーミングチェンジした『ギャラン・フォルティス』がデビュー、これにより廉価版をビジネスセダンとして残しラリーアートを含むランサーはフォルティスにFMC、エボリューション(Ⅹ)と廉価版及びバン(カーゴ)のみランサーを名乗る事となります。

後続のフォルティスにも”ラリーアート”が遅れて追加されておりますが一番その名前が似合う?ランサー・ラリーアートは4年で終了、エボの影に隠れ地味でほぼ売れずよほどの菱マニアでないと知らないマイナーモデル、ランサーの中でこれほど”変態”は他にないと思いこのコーナーで取り上げました、特にセダンなんて実車が走ってるの、ワタシも多分2~3度かもしれんです💦


変態度指数:★☆☆☆☆
Posted at 2025/03/20 18:50:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | 変態車 | クルマ

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