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2025年08月10日 イイね!

旧車とキャラクター…VOL.49

旧車とキャラクター…VOL.49
旧車とキャラクター…

ワタシの幼少期である60年代~国産絶頂期とも言える90年代位までの有名芸能人他スターをキャラクターに迎え逞しい商魂を発揮していた各社を振り返ってみたいと思います(^_-)-☆


VOL.49としてはこのクルマ!

A33型スバルレオーネグランダム
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A33=初代レオーネ、先代のスバル1000/ff-1/ff-1 1300Gから1971年にFMCしてデビュー、79年までの8年間をスバル(当時富士重工)の基幹車種を務めました!

1000~1300Gが富士重らしく頑固な技術アピール一辺倒である意味市場反応は考慮せず唯我独尊的なクルマだったのを反省、レオーネとなり市場トレンドも取り入れ富士重独自の技術と融和させ再アピールをしたモデルでした…。

このレオーネは弱小メーカーの性で一つのモデルであらゆる層にアピールするべく当初は2/4ドアセダン、クーペ、バンで発売するも73年以降は当時流行の2ドアHTもラインナップ、グレードやエンジン(排気量)も廉価版~最上級まで細かく幅広く設定しターゲットをサニーやカローラ、ランサー、ファミリア~グランドファミリアに加えその上級であるカリーナ、コロナやバイオレットにブルーバード、ギャラン等まで視野に入れた展開を施します。

さてそんなレオーネ、初期は”また会う日まで”で一世を風靡した尾崎紀世彦氏が唄う ♪~どこから来たのかお前と俺~ が流れるCMが有名ですね(60代以上に限るwww)
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初期型以降は4WDを中心とした質実剛健を最大にアピールする訴求を行いますが当時、70~80年代は各社、俳優女優、時には外タレを起用し凄まじい商魂を発揮、富士重もこれについていかねば!って感じで1977年に最上級モデル『グランダム』を追加時、タレント起用を決断しイメージ戦略に走ります。

その第一弾はこの方=1960年代に”御三家(舟木一夫、三田明、西郷輝彦)”として若い女性に人気を誇った元アイドルの西郷輝彦氏!
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♪~好きなんだけどぉ~ の歌いだしで大HITとなった「星のフラメンコ」で人気者となった西郷氏もグランダムデビューの77年ではもう30歳、歌手活動から役者稼業に舞台を移し「どてらいやつ」「新幹線公安官」や時代劇等で役者としての実力をアピールしておりました。
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ただ当時は三浦友和や草刈正雄が若者層には人気の時代、西郷氏は薩摩隼人、時代劇の影響でどちらかといえば既に年配層の支持が高く先のお二人に較べたら地味な存在、まぁ富士重らしいキャラと言えばピッタリでしたがそれ故にこのレオーネグランダムも西郷氏のアピール空しく鳴かず飛ばずのキライがありましたが…

レオーネグランダム、デビュー時は車格に合わない4つ目でアメリカ版5マイルバンパーや派手な新色、従来型レオーネにはない白基調の豪華な内装でアピール、そのままの”ハロー・アメリカンフェイス”のコピーで大々的に売り出し直後遅れて西郷氏がキャラに登場、79年次期型デビューまでの2年間勤めています。

デビュー時のグランダム
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グランダムのネーミングは米・ポンテアックからのパクリ(?)でアメリカン訴求も完璧w 派手な黄緑は映えるし車格に相応しくない4つ目もコロナやブルを相手にするには必須条件、大型メッキバンパーは元々アメリカの安全基準に適応するため輸出モデルに各社が設定しておりましたがこれがこの時期国内でもその迫力から人気を得ておりトヨタではセリカやコロナ、マークⅡ/チェイサー、日産ではブルーバードやバイオレット(オースター)、三菱ではギャランΛやセレステ等が順次採用し当時のトレンドでもあり市場動向に必死に追いつこうとしていた富士重も追従した訳です。
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グランダムにはレオーネ、というかスバル最大排気量であるEA71型1.6L 水平対抗OHV95psエンジンを搭載、排ガス対策のSEEC-Tでパワーダウンは顕著ながら900㎏程度のボディを走らすには及第点、以前のスバルの特徴であるスバリストが泣いて喜ぶボクサーエンジンの ♪~ドコドコ~も後年のレガシィインプよりも迫力がありスバルらしいと言えばその通りで…

名機EA71エンジン
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尚、グランダムはレオーネの4セダンとHTに設定、当時稀に見かけたのは圧倒的にHTかな!?てか、セダンのグランダムって見た記憶殆どないかも💦

セダングランダム
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グランダムに限らず初代レオーネっていう車、旧スバル1000時代の唯我独尊部分も多分に残りFFの悪癖、キックバックや顕著なアンダーステア等個人的にはとても受け付けるモノではなかったですが一部熱狂的スバリストには未だに信仰されるレオーネ、まぁスバルの名車に数えられてもいいのかな?と。。。

商業的には全3代存在したレオーネは一部スバルマニア以外に見向きもされないクルマでしたがこれが後年飛躍するレガシィやインプレッサの下敷きでもありこれらが富士重→スバルに移り変わる中でスバルを以前の変態的マニアメーカーから目指して止まなかった時代のトレンドを行くメーカーに変貌させた訳ですからレオーネの存在は大きかった、反面西郷輝彦=レオーネを憶えているヒトは数少ないのでしょう、そんなレオーネグランダムを知って頂けたら幸いとかつてのライバル、三菱バカが申しておりますが如何でしたでしょうかwww

Posted at 2025/08/10 13:36:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | キャラクター | クルマ

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