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2025年08月23日 イイね!

”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第46弾!!

 ”変態と呼ばないで!”納得のマイナー・モデルを振り返る…第46弾!!納得のマイナー・モデルを振り返る”第46弾、今回は時代の流れに乗り順調に2代目を迎えたものの急激な時世変化により初代の存在感を示せずひっそりと消えたトヨタ・コロナExiv(エクシヴ)を取り上げます!

コロナExiv、もう忘却の彼方に飛んで行ったご同輩も多いかもしれない、初代はバブル真っ盛りの1989年にデビュー、1985年にデビューしていたカリーナEDの兄弟車でしたが当時はハイソカーブーム、実用性は皆無でも背が低く高級感、オシャレ感が高かったサッシュレスの4HTモデルが持て囃され二匹目のドジョウを狙ったのがこのモデル!


Exivは高齢者専用車のイメージだったコロナの印象を変えるべく登場した先代T160系コロナクーペの後続モデルでありターゲット層は20~30代、マークⅡに手が届かない若年層の受け皿でもあった訳ですネ。

初代T180系コロナExiv(1989~1993)
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”エキサイティングドレッシー”をコピーに時代のトレンドにマッチしたカリーナEDが大成功、その背に低さから従来型カリーナのセダンやクーペに較べても極端に狭っ苦しい室内と小さいトランク、実用性皆無ながらも当時はスタイル第一優先、”デートカー”の言葉が現役でいかにもチャらく性能的にも大した事ないながら見かけ良ければ全て良しって感じで購入ユーザーは買った後にその使い勝手に大いに後悔したらしいながらある意味現代のように実用第一ではない贅沢な時代だったとも思えますナ。

このようにバブル期はこのExivだけではなく各社売れ線となった4HTを大量にラインナップ、トヨタは王者マークⅡ兄弟を始めクラウン、同マジェスタ、EDにExiv、カローラセレス/スプリンターマリノ、日産はセドグロにシーマ、ローレル、ブルーバードにプレセア、三菱はエメロード等々窒息しそうな位窮屈なクルマが増殖しておりました…。

しかしそんな時代も長くは続かなくExivが2代目に切り替わった1993年頃から急速に”ファッショナブル4HT”の人気は降下、クロカン、RV、ミニバン文化がマーケットを席巻、あれほど人気が高かった4HTは見向きもされない時代に変化します。

各社この時代の流れに合わせ上述の車種を整理、ワタシなどもこの時期、トヨタもEDやExivも終わるんだろうと思っていたらまさかのFMC、両車無事!?2代目がデビューします!

2代目T200系Exiv
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前置き長くなりましたが今回の”変態”はこの2代目T200系となります!

如何ですか?2代目Exivって言われてパッと思い浮かびますか?長年クルマ業界の隅に生息してきたワタシすらこれ見た、触った印象は殆どなくほぼ忘却の彼方に行ってしまったw

ほぼ同時に2代目になったEDは初代人気の繋がり、知名度からそれなりの生息もあり印象もありますが元々Exivは初代でもEDを遥か下回る人気、それでも時代に助けられて4年間で17万台弱の販売台数がありましたが2代目に関してはセダンのコロナプレミオT210系に合算されたため正確な販売台数は不明ながら恐らく初代の1~2割程度ではないかと推察されます。

T200系コロナExivの概要

全長4500㎜
全幅1740㎜
全高1320㎜
ホイールベース2525㎜

エンジン
3S-GE型 2.0L 直4スポーツツインカムDOHC 165ps
3S-FE型 2.0L 直4ハイメカツインカムDOHC 125ps
4S-Fi型 1.8L 直4ハイメカツインカムDOHC 105ps

タイプ
4ドアサッシュレス4HT

駆動方式/ミッション
FF、フルタイム4WD(~94)/5速MT、4速AT

サスペンション
前後:スーパーストラット 

車重 :1120~1220 kg

搭載エンジンは先代をキャリーオバー、165psを発生する当時のトヨタ4気筒2Lスポーツエンジンの代表であった3S-GEをメインとしています!

3S-GEエンジン
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廉価版の4S-FEエンジン
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T200系になって最大の変更点は時代に流されボディを拡大し3ナンバー幅となった点、ワタクシ残念ながらT200系エクシヴのドライブ経験はありませんが同じT200系EDなら何度かありこれの視点(同じクルマなので…)で述べると確かに横方向の室内空間は広まったモノの相変わらずクーペ並みの全高により窮屈感は継続、しかもその3ナンバーが仇になった点はExivの扱い店(トヨペット店)に上級にマークⅡ(当時X80~90系)が存在、もう少し足せば室内も多少広くもっとスタイリッシュでリセールも高いマークⅡ4HTが手に出来た事もあり先代のExivとマークⅡの立ち位置が僅差になった事により人気/販売は低迷する結果となってしまいます…

横方向は僅かに拡大されるも相変わらず窮屈?なキャビン
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200系で好感持てたのは先代のインパネデザインがバブル期特有の何かゴチャゴチャしてまとまっていなかったのは好みではなかったのがスッキリと機能的に整理され見た目も美しくなった点かな!?まぁこれは主観の問題なのでどっちが良い悪いではないですが個人的には200系が生理的に好みです!
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後忘れちゃいけないのがT200系は一般マーケットでは見向きもされませんでしたが全日本ツーリングカー選手権(JTCC)に参戦、グループAから派生したJTCCでは同門トヨタのチェイサーと並びFFとしては好成績を収めモータースポーツファンには注目されたモデルでもありました。

JTCCでの活躍はモータースポーツファンには忘れられない?
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売れ行き不振でも93~98年の5年生存したExiv、さすがに3代目こそ出ずEDと共にファーストネームすら消滅してしまいましたが思い出して頂けたでしょうか?w

まぁ振り返れば一時代を走り抜けたファッショナブル4HT、寿命の短いブームながら先発ED程の功績も残せず今や忘れ去られた存在のコロナExiv、恐らくクルマ好きの若い世代ではEDは知っててもExiv?何?って方も多いと思います、いくら売れ線だからと言っても似たような車種を乱発してもトヨタだからこそ成り立った訳でこれを真似たマツダ5チャンネルの悲惨さを知るリアル世代としてはExivやセレス/マリノが他社への被害拡大をもたらした要因かとも思えますが如何でしょうか!?www



変態度指数:★★☆☆☆
Posted at 2025/08/23 18:00:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 変態車 | クルマ

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