
キターーーっ!!
久々の博物館レベルの太古車のお出まし(^^)v
コレはもう全国的に何台も残っていないでしょう、ワタクシも博物館以外での天然は恐らく30年は目撃していませんねー…
第288弾は希少なコレです⇒『昭和45年(1970)3代目MS51型クラウンHT2000SL』!!
凄いですよ、コレの残存!セダンは昭和の刑事ドラマやアクション映画でお馴染でしがなかなかHTはメディアに出る事も少ないですしね、クラウン初のHTですがベースのS50クラウンセダンが67yに“白いクラウン”で華々しくデビュー、これの約1年遅れで追加されたものです。
当時トヨタが日本初のHTをコロナで発売、自らが火を付けたHTブームに呼応するラインナップですがこれは同時にフルサイズ初のパーソナルモデル、まだまだ当時はこのクラスは公用車、タクシー等の需要が殆どであったのでセダンが常識である頃におよそこれにはなり得ない“遊び車”であったHT、地味なセダンとは見違えるスタイリッシュさでしたがやはりこの時代、このようなモデルを所有できるのは一部の富裕層だけであり新車時の販売は極少数、依って中古市場にも後年殆ど現れなかったモデルです!
ココ でも語ってますがワタクシも個人的には子供心に非常に目を奪われたクルマでして亡き父に「これ買って」とねだった記憶が蘇ります、当時KE15のカローラスプリンターに乗っていた一介回のサラリーマンだった父に手が出る筈もなく憧れのクルマで終わった事は言うまでもありませんが^_^;
さっ、出品車ですね!
いつも言いますがこの年代のモノに状態とか評価とかは語っててはいけません、いけませんが何と新車ワンオナとの事です(驚)
まぁ、その割には内外機関、極上って感じではないですが逆に未再生で43年の永きを生き抜いた勲章さえ感じられませんか?
↓走行不明扱いですが新車ワンオナなら実走の可能性大!43年で4万㎞台はもう奇跡としか言いようないですね~。
昭和45年と言えばみんカラユーザーさんではまだ産まれていない方が殆どですかね!?
~♪コンニチハ、コンニチハ~ でお馴染の三波春夫大先生の謳った大阪万博が華々しく開催された年、オッサンGureもさすがにまだまだいたいけな幼児でしたがこの時の日本全体の盛り上がり、テンションあげあげの空気は憶えていますがかなり遠い昔!、そりぁそうですよね、その頃オギャーと産まれた赤ちゃんが今では立派な紳士淑女?ジジババ?になっているのですから(笑…もちろん自分を棚に上げてます)
そんな大昔の高級パーソナルHTがこうして当時はなかった流通形態に乗って現れる事に不思議な感じがします…。
↓基本はセダンと共通インパネ!ハンドルのデカさや三角窓に若い方には逆に新鮮に映る!?
S50系のHTは前述の通り68年のデビュー、ベースのセダンが69年にMCされ後期になると同時にHTもこれに倣いますので前期HTは僅か1年の存在、現車は後期ですが顔付の異なる前期が個人的には好きだったのですが今となってはこの後期でも充分カッコいいです!
御同輩はやはりこのクラウン=ウルトラマンタロウですかね(笑)
特装車?なのでオーバーデコレートしてオリジナルのカッコ良さが消えてしまいセブンのポインターや帰って来たクルトラマンのコスモと較べると個人的にはイマイチでしたがあの雄姿はやはり瞼に残っています(^.^)
出品車、HTは2グレードのみでしてセダンDXに相当する『HT』と現車の高級バージョンである『SL』!
HTが通常のシングルキャブM型に対しSLはツインキャブ(M-B型)を搭載し重量級のクラウンを俊敏に走らせました。
さすがにワタクシもMS51のドライブ経験はありませんがこれの次期型となる“くじら”MS70型のHT-SLは経験があり同じエンジンで50よりウェイトが重くなりながらも当然排ガス未対策時代のモノですしくじらでも充分なパフォーマンスを持っていましたからね、50は推して知るべしです(^^)v
↓ボディは何回か塗ってる?艶もありイイ状態に見えます!
この出品、何と驚く事に北海道でした!
このコーナー始めて解ったのですが北海道も結構旧車の生息がある感じですねー、やはり置き場も広くとれる?湿気も少ない?これまであまり同地区=旧車は塩害や大雪のイメージから結び付かなかったのですがコアなコレクターさん、かなりいそうな感じがします。
落札ですがこれほどの希少車ですからさぞ高額と思いきやたった○万円…つまり一桁で片手にも行かなく逆に衝撃です、出品票によるとクロスメンバーの腐りやラジエータ不具合があるのでこれが響いたかな?部品は絶望的でしょうし生かすにはそれなりの苦労はあるでしょうがまだまだ死ぬには勿体無いですよね、多分コレクターの方に手に渡り大事に再生されるとは思いますが…。
↓当時の一つの売りだったオリジナル“クラウン専用飾りホイール”ではないのが惜しい!!
次期クジラが現役時代のその大失敗さがかえって現在では名車扱いされ50系は目立ったファン層も少ないようですが末長い動態保存を切に願いたい!そんな心境です(^.^)/
slcinquecento
2013/08/27 21:55:06
こんばんは!!
ご無沙汰しております。
クジラのデザインも最高ですが、このシャープなデザインで、しかもクラウンの「2ドア」!!
というだけで、失禁しそうになってしまいますね(笑)
最近の藤圭子さんの報道で、デビュー直後の藤さんがレコード会社所有(と思われる)この型のクラウンの2ドアの助手席から降りてくるところを目撃して、ほほう!!と思っていたところでした。
2ドアのショーファーって、なんか渋いですね!!
コメントへの返答
2013/08/28 00:36:08
こんばんは、お仕事大変そうですね…
クジラは今も昔も苦手なのですが50クラウンはセダン/HTとも好物!特にHTは幼き頃からの憧れなんです(^.^)
藤圭子さんのそれは見逃しましたが当時は芸能関係がいかにも乗りそうなクルマですよね、言い方悪いですがこの時代輸入車以外で若干カタギじゃない?層が乗るにはクラウンHT、ピッタリなイメージですw
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MAIA
2013/08/28 00:10:53
こんばんは。
昭和45年は私、1歳でした。
大阪万博は親戚が来阪する度に行っていたそうです。私は覚えていませんが(^-^;
ウルトラマンタロウのZATのウルフ777ですね。ポインター以来の度肝を抜く奇抜なデザインに魅了され親にねだってバモスホンダベースのラビットパンダとセットでミニカーを買って貰いました。大人になった今はコスモスポーツのマットビハイクルかマークⅡGSSのタックパンサーがいいですねえ(^-^)
ちなみにZATの偵察車両コルトギャランと初代ランサーが出ていました。
クラウンHTはこれまでの高級車の概念を打ち破ったエポックメイキング的なクルマでイメージは白のボディーカラーに黒のレザートップが印象に残ってます。
クラウンHT=粋!!です。
コメントへの返答
2013/08/28 00:45:03
こんばんは。
おっしゃる通り当時ピカイチな国産としては粋なクルマだったと思います、コロナHT(RT50)や初代コロナマークⅡHT(RT70)も当時は注目でしたがクラウンHTはこれらのスポ-ティさに加え上品さも持っておりワタシ的には後年のセリカXX(MX40)や初代ソアラのルーツだと信じて疑いませんね。
特撮系でのクラウンHTはちっとも萌えませんでしたが探偵物語の第一話でこれがチェイスをしておりこの時は萌えまくりでした(笑)
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ドラックス
2013/11/02 21:07:32
はじめまして
レクサスSCのルーツとでいうべき存在ですね
50クラウンHTといえばウルトラマンタロウのウルフ777や
アステカイザーの悪役の車もそうですが
渡瀬恒彦氏主演の映画「暴走パニック大激突」に登場した
40クラウン白パトとのカーチェイスを演じた固体も印象深いです。
コメントへの返答
2013/11/02 22:29:44
はじめまして、コメント有難うございます。
レクサスSCのルーツ…確かにクラウンHT→M/GZ10ソアラでしたからそんな感じですね。
MS50HTは発売期間がやや短くあまり出廻った印象が薄いのですがテレビドラマでは割と活躍していましたね。
私的には探偵物語でルーチェとチェイスしたのが印象的でした。