
メリークリスマス!Mrローレンスby原 軍曹=ビートさん…(下らねー笑)
ってーんで(汗)X`mas企画?って程の大袈裟なモンではないですがネタ枯れに付き小休止していたこの企画、聖なる夜に復活、Gureプレゼンツ=題して『クロカン&SUV“ザ・ベストテン”』(^_^;)
あっ、毎度のようにこれも完全お遊び企画!正直ワタクシ、この分野は興味もそれほどなく知識も深くはない、林道やらOFFやらの走行も殆ど経験ありませんのでこれからご紹介するクルマ達の真の実力は知りません、街乗りや一部仕事でテストコースでの経験からなる記述になります。
なので『えっ、コレよりこっちの方が走るぞ!』とか『これの方が本格OFFロードこなせる!』などのご意見もあるとは思いますがあくまでワタシの主観で外観(エクステリア)の好みやドライブフィールを主にしたベストテンになってますんでそこんとこ宜しくお願いします(-。-)y-゜゜
クロカン/SUV、元々は日本ではクロカン(クロスカントリー)と言われていましたが近年にあちらの言葉でお洒落な?“SUV”なんて取って換わられておりますがね、ルーツは道なき道を進むために米・軍隊が開発しウィリスジープ、日本ではこれのパテント取得した三菱ジープにこれのライバルとして名乗りを上げたトヨタランクル、日産パトロールが1950年代初頭に発売されましてこれらがヘビイーデューティーモデル(クロカン)の元祖3羽ガラスですネ!
内外での雪山や汚泥の悪路走破を目的とし4WD機構を持つオフロードマシンでありますか80年代後半に訪れたRVブームを機にこれらモデルにも乗用車並みの快適装備や乗り心地を備えRV(レジャービーグル)にも発展、また一部車種はこの類の元々の目的とは大きくかけ離れる超高級車となり中には投機対象にされる等モデルも出現、本格的需要は海外ながら日本でも根強いファンは多く林道マニア、OFFロードマニアは愛して止まないジャンルですよね!
個人的な思いを記せばワタクシ、完全なる都会産まれの都会育ちで子育て期にアウトドアは楽しみましたし「おもしろそう!」とは思いながらも林道/OFFにはとうとう縁がなくクロカン/SUVは縁遠いクルマ、しかしナシヤマベースで暮らすのにパジェロミニ(PJM)を導入、これとてお遊び程度の雪道走行マシンの活躍しかしていませんがそれでも高いロードクリアランス、4WD及び大径タイヤによる走破性の高さに今更ながら感動ですし今までとんと興味なかったこれらのモデル、今後注目してみたいな〜…なんて思っとります(*^^)v
まっ、横浜や東京に住んでたら普段の生活にはまず必要ナシ!銀座・丸の内や伊勢佐木町・元町を登山靴履いて歩くようなモンですからね、やはり環境は趣味も興味も変えますナ(笑)
と言う訳でそろそろまいりましょー!例によって国産車のみのランク、軽も含んでおります。、
冒頭述べました通り単にワタシの好みで順位付けましたのでご了承願います。
さぁ、今週の!?第10位!!
【ダイハツタフト F50型(1974〜1984)及び初代トヨタブリザード D10系(1980〜1984)】

↑ダイハツタフト
タフト、果たしてこのクルマを知るヒトってどれ位いるのでしょうか?(汗)
84年以後はロッキーとかラガー(ロッキーベースの車格UPモデル)とか呼ばれましたからそちらの方が馴染み深いかもしれませんね!
タフトは74年というかなりの昔に登場、当時クロカンは大型クラスのランクルやジープが主流、その下はいきなり軽のジムニーという布陣でした。
需要がなかったと言えばそれまでですがこのラインナップの中、小型クラス初のクロカンをデビューさせたのが伏兵の何とダイハツ!
当時もダイハツは既にトヨタの傘下入りしてましたので軽専業メーカー的立場、小型に関しては自主開発は親の意向もありナシ、おこぼれ的にパブリカのOEMのコンソルテや20カローラベースのシャルマンをリリース、制約の中でトヨタ提携以前のコンパーノ等のユーザーに対する極地味なラインナップでしたのでね、いきなりダイハツがクロカンを出した時には衝撃的、しかもランクルと被らない小型モデルなので当時唯一の小型自主開発車でありこれは69年に廃盤となったコンパーノベルリーナ以来の事、庶民的クロカンはジムニー一色の時代に「ダイハツ、やるな〜」と思ったものです。
タフトは発売時はコンパーノ、コンソルテに搭載していたFE型1Lエンジンを搭載、ラダーフレームに4輪リジットの頑強シャーシを持つ本格4駆でバンタイプ(レンジトップ)とジープそのものである幌タイプヲラインナップ、当時360cc→500→550ccのジムニーとさほど変わらないボディサイズで1Lのパワーは走破性も良かったとの事で当時は結構話題になっていた気がします。
エンジンはその後トヨタ製1.6Lや自社2.5LDe(最終は2.8LDe)も搭載、80年からは親のトヨタにも『ブリザード』の名前で供給、哀しいかなメジャーなトヨタのこちらの方が知名度は高くタフトが後続で名称変更、トヨタは2代目(これもタフト後続のロッキーOEM)もブリザードを変わらず名乗っていたので一般/マニア共々『ブリザード』の方が浸透していると感じます、本家が紛い物よりメジャー…後年で言うマツダボンゴに対する日産バネットみたいなモンですw
ブリザードは初代がランクル40、2代目は同70的な意匠が施されておりこのイメージから往時は結構見かけましたがね、タフト〜ロッキーは滅多に出会わなかった!今、何台残ってんだろうか…
↓初代トヨタブリザード
ジムニーと大型クラスのみの“特殊”なクルマ的イメージのクロカンをジムニー並みの手頃なサイズとし小型登録で実用的ににも使える言わば後年のRVの走り?その中間サイズが逆にジムニーや上級と較べハンパ感もあったのでしょう、そう普及したとは言えませんがそれまで限られた需要にしか目を向けてなかったクロカンを初めて一般に訴求した点を鑑み、10位と致しましたぁ(^^)v
続いて第9位!!
【2代目日産パトロール 60型(1960〜1980)】
今でも海外専売SUVの名前が残るパトロール、国内では1951〜80yの2世代が販売されその後はサファリに名称を変更、これが2007年で国内販売は終了、パトロールという名前が絶版となり既に30年超えですからファン以外では忘れ去れたクルマかもしれません。
初代パトロール(4W61型)はさすがに産まれる前のクルマで知りません、見た記憶もない、なので語りようもナシ!
なので幼少〜ある程度の年齢(17歳か、若けーwww)までモデルライフだった2代目パトロールに思い入れがあります!
ハッキリ言ってクロカンのメジャー、ランクルやジープと比較して非常に地味なモデルでオーナードライバーでの目撃印象は薄くこれは地方の消防団の消防車とか機動隊や警察などの“特殊用途車”のイメージが強い!
見かけもライバルのような迫力や漢らしさは感じず何だかボントラの延長みたいな出で立ちでしたが何故か凶悪事件の報道時、画面の隅にパトライトの付いたこれを見かけると萌えた気がします(笑)
大好きだった刑事ドラマ『大都会PART?』でも地味にオープニング他に映り込んでおりこの影響が大きいのか?パトロール=名前通りの“警察”ってイメージが(^^ゞ
このパトロール、消防車でかつて転がした事ありますがハンドルの重さはもう凄いなんてもんじゃなく大型ボンネットトラック並みだと思います!
ヘタレGureとは違う屈強なファイアーマンが操るのですから問題なかったのかもしれませんが大概、少し走らせれば廻せる重ステもこれはかなりの速度を出さないと自由に廻らない、今まで数あるクルマをドライブした中でトラックを除いてコイツが1等賞の重さかも(笑)
詳細は4LのOHVガソリンエンジンを搭載、消防仕様の一部に2駆(FR)あり、大昔のランドローバーチックなデザインは大きな変更なく20年の長寿を誇りましたのでね、ワタクシの生息域が日産に縁が深い横浜だった事もあり青春期には山に住んでなくとも割りに見かけた思い出があるのでこの順位としまいた。
当時は地味で安手のトラックみたいな印象でしたが今見るとこれもシブイ!充分“漢”ですね(^_-)
さぁ、8位行ってみましょー!
【トヨタFJクルーザー GSJ15W型(2010〜現行)】
おっ、Gureにしては珍しく現行じゃん!!と聴こえてきそうですが(笑)
やはりこれは往年のFJ40ランクルを彷彿させるエクステリアが魅力で現在販売されていりSUVでは一番好きかな!? 個性的ですしね、名車を今風にリファイン、変に空力一辺倒のデザインではなく誰が見てもFJ40に見える出で立ちは新車ながらも何か安心感がありますわ。
ただこれも仕事で何度か触り乗ってもいますがとのかくデカいです、元々北米や中国向けに発売したモデルなので道路も家も狭い日本で使うには持て余すサイズ、長さはそうでもないですが幅1900mmを超えるサイズで背高ですし前方直下や側方視界、この手のモデルはどれもいいとは言えないながらもFJはTOPクラスに見難い、また、デザイン的にクォーターピラーがぶっ太いので後方視界も決してよくはなくコレに乗ると視界には常に神経遣いますネ。
しかし2tに迫る巨体ながら4L V8の1GR-FEエンジンはストレスフリーどころかその気になるとかなりのパワーでトルクモリモリの頼もしいエンジン、くどいですが視界が悪いので余計に?スピード感を得る感じがします…。
昔のクロカンのようにリジットサスではないながらプラドのラダーフレームを採用、経験はありませんし果たしてこのクルマでヘビーデューティな走りをするヒトがいるのかは?ですが走破性は高いのでしょう、しかし乗り心地も快適でややフレーム付きらしいゴツゴツ感あるもATも用意され何ら乗用車とは代わりないフィーリングが味わえ正に現代のクロカン…てかSUVという言葉がピッタリですね、その辺見越してか?トヨタらしく雰囲気だけの2WDも設定している位ですし。
間違っても買う事はできないですが新車のSUVを買える身分ならばコレ選ぶかも?ってとこで8位としましたぁ〜。
盛り上がってまいりました(汗)第7位!!
【初代いすゞMu(ミュー) UCS17 / 55・69系(1989〜1998)】
いすゞというマイナーメーカー製だけあってあまり普及はしなかったですが初代Muはその都会的なスウタイリングがかなり気に入っており今見ても「イイなぁ」と思えるので堂々7位!
質実剛健ないすゞ車ですがデザインは非常にお洒落で精悍な3分割の顔はファスター系(ボントラ)と同一ながらワタシの好み、またスポーツカーのモノであるブリスターフフェンダーもうまくRVスタイルに融合させてまとまったボクシーさはカッコ良かったと思います。
いすゞには珍しくボディバリェーションが豊富でピックアップ的な乗用登録のハードカバーに商用登録のソフトトップ、95年からはロングH/B化し4ドアとした『Muウィザード』もラインナップ、これは北米専売のロデオの日本版でしたが至近だったいすゞ藤沢工場のモータープールにこれが山のように置いてあるサマはまるで異国でした(笑)
ベースはいすゞ4駆のパイオニアで長い歴史を持つボントラのロデオ、このためいすゞらしく乗り心地やエンジン音、ドライブフィールにはトラックに近いモノがあり他社に較べると快適度は劣るかもしれませんがヘビィデューティー性は非常に信頼できるイメージがありましたねー、エンジンは当時の布陣らしくガソリン(2.6L)とDe(2.8L)を搭載、バブル期ですからガソリンもそれなりにいましたがやはり黒鉛モクモクのDeモデルが多かったかな?ビッグホーンに較べエンジンも小さく車体も軽いので軽々しい走りは外観のイメージ通りスポーティ、ただ気に喰わんのは個人的に大嫌いなクラスターS/Wを90年代終わりでも採用していた点かな、いすゞはFピアッツァから始まりジェミニも2世代に渡りこれでしたし好きでしたねー、あっ、そう言えば90年末期でステッキ式サイドブレーキ使ってたのも商用やショーファーを除くとこれが最後かも…!?!?
尚、Muはホンダとの相互OEMでドマーニ(ジェミニ)の代わりにMuをホンダに供給していますがOEM撲滅党書記長がうるさいので(爆)このOEMモデル=ホンダJAZZは含めません(^_^;)
どんどん行きます、第6位!!
【初代〜2代目三菱パジェロミニ H56、58A型(1994〜2013)/同Jr(ジュニア)H57A型1995〜1998)/同io(イオ)H66、67、76、77W型(1998〜2007)】

↑パジェロミニ
デハハ、ここぞとばかり愛車の画像使ってますがwww
ミニ、jr、io…まとめての6位は信頼のパジェロをフィートバックした設計で三菱らしいモデルである事、これを広く一般に訴求させた功績は大きいと思うからです、別に自分が乗ってるとかではなく…
ミニの場合は軽クロカンの双璧としてよくジムニーと比較されその実力はジムニーには及びません、それは十分認めますってww
ただ劣るのが反面で“乗用車”らしさはミニが勝っていると思います、ドライブフィーリングしかりエンジンの特性、乗り心地etc…
このため当ベースではやはり生活4駆的需要でミニの生息が多いですね、今年の大雪なような状況や雪国ではよりジムニーが有利ですがジムニー以下〜生活4駆以上の存在として重宝されているようです。
スタイリングも歴代ジムニーがいかにもクロカン!って感じのモノだったのに対しお洒落感や現代的な高級感も漂わせるミニは女性ユーザーも結構います。
こうした庶民性からパジェロミニは1度のFMCを経て20年近い長寿でしたがこのFMCも軽規格拡大に併せたBigマイナー的なモノ、基本デザインは94年デビュー時のスタイルを継続していますので我が愛機も初期型ながら古さは感じさせないのがいいところ(笑)
ただ、これも三菱らしくない?大衆迎合のトヨタ的な2駆をラインナップしていましたのでこれは論外、このスタイルで2駆は哀しいでしょう…
また軽の割には車重があるのでNAとターボ付き(共に4A30型4気筒5バルブDOHC、2002年以降は16バルブ化)がありますがNAも論外、ターボ付きでさえ発進はカッタルイし燃費悪いのにNAならましてでしょうし新規格の2代目はその分重いので…
あっ、これも日産版KIXなんてのがありますがMuと同じ理由で含みませんので(笑)
↓パジェロJr
ミニの普通車版がこのjr、ボディはミニを流用しながらワイドトレッドとし4A31型4バルブDOHC1.1エンジンを搭載したモノですね!
この手のかさ上げモデルには否定的意見のGureですがこの類をネタにすると皆さんのレスで狭路地居住や小さい車庫のお宅でパワーを必要とする層もいる!と言われ無理矢理納得(汗)
三菱を始めスズキ、富士重等もクロカンに関わらずこの手のモデルをラインナップしていましたのでね、確かにそれなりに需要はあったのでしょう…
三菱の場合他にミニカ(ビスタチオ)やタウンボックスワイド、トッポBJワイドなどがありましたが個人的に一番存在価値があったのでは?と思うのがJrでしょうか、何せミニが重いですから倍近くの排気量でこのサイズ、しかもトレッドは広いので安定感は増しますし維持費を除けば今、ミニのオーナーになると魅力的に映ります。
↓パジェロio
ワタシが一時期思っていた通り、普通車の維持費払って何でわざわざ軽に乗る?的な印象はやはり市場の反応も大きくJrは僅か3年で廃盤、やはりエンジンやボディの中途半端感があったのが売れ行き低迷の理由でしたのでね、そしてこれの後続がこのio!
ioはハッキリ言っていい印象はそれほどないです、悪名高きGDIエンジン(4G93DOHC=1.8L、4G94DOHC=2L)が殆どでしたしね、一部非GDIのSOHC 4G93モデルもありますが滅多に見ないですすが今仮に乗るなら是が非でもコレ探しますわ(汗)
スタイリングは非常に好みでパジェロをそのままサイズダウンし更に都会的な味付けが施されてる部分がキムタクRAV4の追従みたくてやや反感持ちますがまとまりは非常に感じます、これもSUV的イメージで親やミニ/Jrのワイルドさは感じずやや頼もしい乗用車需要が多かったようで往時は結構見かけその目撃度はJrの比ではなかったです。
親みたく大袈裟ではない、しかし軽のミニでは家族乗れない、Jrはハンパっていうユーザーにはピッタリの“ファミリー4駆”だったと思います。
ライバルのRAV4の3S-G搭載モデルと比較すると走りでは譲るも雪道の安定感はやはり三菱!こちらが上で一度友人同士でRAV4とioで白馬にスキー行きましたが走破性ではやはりioが抜群でしたのでね、RAV4も乾燥路の走りは相当良かったながらこの類のクルマですからioに惹かれます(^^)
あっ、これも2駆が存在しますがミニ同様の理由でランク入りは4駆のみ!そしてできればGDIは省きたいっすね(爆)
☆☆☆〜今週のスポットライト!!〜☆☆☆
今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったモデルはこちら…
【初代日産サファリ 160型(1980〜1989)2代目同 Y60型(1987〜1997)】

↑2代目サファリ
9位ランクインの発展型がサファリ、パトロールからバトンを受けた80年〜2007年まで日産を代表するクロカンモデルでしたが現在は海外専売モデルとなっていますね。
サファリは本流ランクルの60〜80〜100系のライバルであり当然ランクルの向こうを張る国内最大級のヘビー級クロカン、ランクル同様の3L〜4L超えのBigトルクエンジン(ガソリン、De)を搭載するモノでバブル期だった2代目ではやはりクロカンのスタイルをした高級車って感じでしたがランクルがそれに特化してゆく中でどこか漢な部分を残すボクシーさが好感持てました。
サファリと言えばやはり?西部警察を連想するファンも多いでしょうかね、例によって特殊装置、秘密兵器?を備えた“特車サファリ”、西部警察の中期の売りではありましたがその頃ワタシもいい大人になってましたんでこれがドラマに出てきた時に西部を引退、角刈りの団長が大真面目な顔して消防車のように放水している姿は一気に萎えた思いがあったりします(笑)
↓西部警察の“特車・サファリ”(初代)
パトロール→初代サファリになった頃(80年前後)はちょうどRVブームが盛んになり始めた頃、最初はハイラックスやダットラ、ファスターなどのボントラがアメリカ文化を運んできましたがより走破性の高いランクルがこの流れから脚光を浴び日産もこれにあやかろうと改称までして挑んだのが初代サファリ、しかしランクルのような重厚な印象がなくよく言えば軽快、悪く言えば安っぽいスタイリングがイマイチ受けが悪かった印象、輸出国の事情からそのまま国内仕様にも残された三角窓や飾り気のない日産らしいペキペキスタイルはランクルと較べると古臭く華奢なイメージ、これはクロカンとしては致命的な差だったのでしょうねー、これが失敗の始まり?現在ランクルが現役、サファリは廃盤という結果になっていると思います。
個人的には初代も2代目も好きなデザインでしたが以上のようにクロカンとしての迫力不足を感じ圏外と致しました!
さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!
【初代スズキジムニー LJ10、20、SJ10、20型(1970〜1981)】
このカテゴリーのベストテンにこれは入れない訳いかないでしょう(笑)
軽4駆のパイオニアのジムニー、歴史は長く初代は1970年!
元々は自動車メーカーから撤退したホープスターの青写真が元でまだ4駆なんて特殊の中の特殊って時代に今のスズキ社長であるオサムちゃんが周囲の反対を押し切って開発したというのは有名なお話…
44年の歴史を誇るジムニーですがこの類のクルマなので頻繁なFMCはなされず現在でも3代目ですがやはりワタシ世代ですと初代(LJ/SJ系)の印象が強いですネー!
全3代のモデル、どれも魅力溢れる軽本格クロカンですが代を追うごとに時代の要請もありお洒落に、そしてマイルドになり乗用車に近づきつつあるジムニーの中で初代のジープをそのまま小さくしたようなワイルドっぽさ、快適装備など一切ない漢の中の漢って感じがタマりませんわ(^^)
これをリアルに見ていた時代にまさか後年にATや2駆がラインアップされようとは想像だに付かずこれらが出た時は“ジムニーも堕落した!”と嘆いたモノです(聴こえたのか?現在2駆はナシ…笑)
メディア目線で言えば以前にも紹介したように『太陽にほえろ!』のド初期で若き日のショーケン扮するマカロニ刑事が颯爽と乗り回していた印象がやはり初代の郷愁を掻き立てるのかな?
↓マカロニ刑事の相棒だった初代ジムニー
そのマカロニが乗っていた初代の初期、空冷/水冷ツイン360cc時代のモノは触れた事なく語れませんが水冷3気筒550cc(76〜81年、SJ10型)は昔150km程回送経験がります。
もう乗った感じはワイルドさ丸出しで幌車でしたのでね、高速なんて走ろうモノならドラム缶の中に入りその周りを棒でガンガン叩かれている位五月蝿く信号待ちで停まれば風向きによっては隙間から2ストの香ばしい排気が進入してくるしで(笑)
今じゃとてもではないですが安全基準やら快適度0なので造れないでしょうが未だにこれがジムニー!初代こそがジムニーらしいジムニーだったと強く思い5位ランクインはこれに限定させて頂きます。
いよいよ上位に行きます、第4位!!
【3代目ランドクルーザー J40型(1960〜1984)及び4代目同 J70系(1984〜2004、2014〜現行))】

↑3代目ランクルJ40系
ランクル、トヨタが我が国初の本格クロカンとしてデビューした由緒正しいモデル、米・ウィリス社のジープをノックダウン生産(後に国産化)した三菱ジープよりも早い1951年の登場ですからクラウンを超える歴史を誇り現在では内外含めて日本を代表するSUVとして大人気、ワゴンタイプの50系→60系の辺りからは高級SUVのイメージで正直、見かけは立派なクロカンでもこんな高けークルマをOFFに持ち込めんでしょう?と醒めた目で見ていましたがBigパワーと耐久力は信頼性高く日本を代表するSUVとしての貫禄も充分ですよね!
しかし個人的好みとしてはこのバカでかい60やこれの直系の80〜200系はどうも縁遠いので好みではなく所謂ライト系(40→70)に惹かれます、これですと軽快さもあり文字通りクロカンとして充分に愉しめるでしょう(^^)
中でもやはり“ランクル”と聴いて一番に頭に描くのは40、これは生産長かったですしワタシが産まれる前から成人まで造っていたので馴染みがありますのでね、そして幼い頃のドキュメンタリーとかではよくこれが映る番組の影響もありジャングルの道なき道を進む超ヘビーデューティ!!って頼もしさがありこれがランクルの中では一番好み!なのでこれをモチーフした現行FJクルーザーも好きなんす(^_-)
40も2〜3度転がしましたが昔のクルマなので街を走るには鈍重で快適さもなく苦痛の一言でしたがトルクフルで何故かワクワクするクルマ、これでOFFっ走ってみたいと何度も思わせてくれましたネ。
↓4代目ランクル70
限定ながら10年ぶり復活で現在大きな話題になっている70ですがこれの以前のモデルはかなり仕事で乗り40や60/80にはない軽快さが非常に好きでした。
スタイリングもワタシ好みの直線的ボクシーなモノでヘビーランクルのように成金?さがなくクロカンらしさが大きな魅力、現代版はややFrがゴテゴテしており好みではなくなりましたが燃料電池やらHVやら、エコ一辺倒のトヨタが時代にある意味反するような70を復活させた事には大きな拍手を贈りたいです!
まだ現代版には乗れていませんが以前のままの味付けならば今のフニャケたクルマしか知らない世代にはかなり刺激的なモデルではないかなぁ…
乗用車ではなくトラックに近い乗り味ですし何せMTモデルがラインナップされているだけでも今の世では希少ですしね、是非若いヒトには歳喰っても乗れるミニバンやエセエゴカー、DQN専用HBなんて乗らずこういうのでクルマの本質を味わって欲しい、そんな風に思い4位と致しました!
↓今回限定復活の新型70
ベスト3に入ります!今週の第3位!!
【2代目いすゞビッグホーン UBS25、26、69、73型(1991〜2002)】
2代目ビッグホーン、これは友人が乗っていたのでスキーエキスプレスにしたりと思い出深いんです!
初代がワイルドながらあまりにも無骨、まぁ、それがいすゞらしさと言えばそうなのですが90年代になる頃にはパジェロ他ライバルがどんどん進化しクロカンの本質を究めながらも乗用車の快適性も持つSUVに変化してゆく中、あらゆる面で旧態化していた印象が強かったのですが91年にデビューした2代目は驚く程快適にかつスタイリングも無骨がなくなり非常に垢抜けていて好きでした。
友人のはV6 3Lのガソリンモデルでしたのでパワーも充分、Deに遜色ないトルクフルな特性とそれを上回る静粛性が非常に快適!
旧態化のトラック然としたゴツゴツが嘘のようになくなり同じクルマとは思えない変わり様に驚いたモノです、OFFでの実力はビッグホーン乗りの方にお任せしますが街乗りや雪山程度ならば信頼性も高く当然、菱ヲタのワタシですが「これならパジェロでなくてもいいじゃん」と思わせてくれたりww
このビッグホーンは結構人気がありよく見かけましたしいすゞが乗用車撤退後も暫く継続生産、今でも神奈川は特にかな?時々現役生息で綺麗にメンテされたモノもおり質感も高くセンスのいい出で立ちに惹かれます!
とうとう来ました!第2位!!
【2代目三菱パジェロ V14・24・34・46V/21・23〜26・43〜46・55W/24・26・44・46・47WG/23〜26C型(1991〜1999)】

↑2代目パジェロ・ロング
戦後ウィリィスジープを基にした三菱ジープにより我が国の4WD車の歴史を造った三菱が長い歴史と信頼のジープ技術をフィートバッックした初の民生対象モデルがボントラのフォルテ4WD、そしてこれをベースの新時代のクロカン=SUVとして産まれたのが初代L型パジェロ!
ジープの血筋を持つパジェロは発売以来高い評価を受けパリダカなど国際ラリーでも活躍、クロカン/RVの代名詞をランクルと分け合う程の人気を得ましたがパジェロの名前を不動のモノにしたのは何たって2代目のV10〜50型パジェロ!!
三菱の4WD技術の結晶とも言われる2代目V型はワタシも歴代4代の中でも一番好み、バブル期で三菱が乗り乗っていた時代の作品で質感も高くデザインもお洒落かつ迫力も充分、現在でもまだ数多くみかけますしパリダカで鍛えた耐久力も魅力的です。
RVブームの牽引をしただけあり数多く販売され全世界的にも有名なモデルで8年というモデルライフでバリェーションや搭載エンジンは書ききれない程のワイドバリェーションでしたねー。
ボディは最大7人乗りも選べるロング(5ドアワゴン、バン)と3ドアのショート、これに各ボディでメタルトップやらキックアップルーフやら当時流行のお遊びルーフ?を幾何額的に設定し幅広い需要に対応していました。
搭載エンジンも実に多種で他ライバルを凌ぐバリェーションでガソリン(2.4L/V6 3L、3.5L=一部GDI)、Deターボ(2.5L、2.8L)を用意していました。
世界初のイージーセレクト4WDやマルチモードABS等、三菱の高い技術を見せつけた2代目パジェロ、さすがに古くなってきましたし維持には相応のお金が掛かりそうですが菱ヲタを自認するならば揃えておきたい?一品かもしれません(^^ゞ
忘れちゃいけないのがイケイケ時代でしたのでね、ランサー以外で唯一、エボリューションモデルが
パジェロには設定されています!
リベロエボ(リベロGT)、シャリオエボ(シャリオリゾランGT)、ミラエボ(ミラージュアスティに4G63移植)、ミニカエボ(ダンガン)等、ワタシらファンが勝手に名付けた“非公認キャラ”は数多かれどメーカーが正式に“エボリューション”と銘打ったのはランサー以外では唯一のパジェロエボ(V55W)、これも希少ですからねー、その名を恥じないパリダカ参戦用ホモロゲモデルで6G74 3.5L V6DOHC MIVEC 280psとランエボ同様の派手なエクステリアはタマランです!
↓パジェロエボリューション
「また菱ヲタが!」と言われそうですが2代目パジェロの往時の人気、売り上げ、生息をリアルで知る方々にこの高順位、物言いは付かないと確信しております(^_^;)
さっ、そしてオオトリ!今週のTOPを飾るのは…
【三菱ジープ J1〜4、J10〜59、JC型他軍用含め多数 (1953〜1998)】
この分野の1位はこれを置いて他にはないでしょう、何気にワンツーフィニュッシュ達成(^_^)v
若い世代にはピンと来ない向きも多いとは思いますが現在のようにSUVは勿論の事、北日本や降雪地域、山岳地域では当たり前のようにある4輪駆動車(生活4駆含む)ですが戦後〜70年代までは4駆の代名詞はジープ。
パジェロやランクルの項でも述べてきたようにジープも元々はアメリカさんのモノ、まぁ、日本のクルマの歴史(下敷き)はアメ車であると言っても過言ではないですからね、ジープも同様な訳です。
生い立ちは軍隊用の車輌として開発、50年代の需要は主にこれでしたが60年代から民生用にも上述の地域では用いられ始めその側面では自衛隊も活用したヘビーディューティの塊のようなジープ、これこそがクロカンの究極ですしね、戦争嫌ですがこのワイルド感、漢の中の漢とおう雰囲気が大好きです!
これも2〜3度転がしましたが女子供は乗れない物凄い乗り心地、快適装備なんていうのは一昨日来きやがれ!!って感じの無骨で色気も何にもないスタイリング、鉄の塊の中に押し込まれたようなキャビンとそれはそれは現代の乗用車(トラックでさえも)に慣れた身には驚愕の機能のみのクルマですがそれこそがジープ、45年の半世紀に迫る生息はもう遠い過去になってしまいましたが未だにこれを超える走破力を超えるモノは出現してないのでは?
雪、山岳地帯、そして残念ながら紛争地域でのイメージは製廃後15年にもなろうとしているも顕在で愛好家も数多く残っている様子、若い頃は単なる軍用車輌って感じで何ら興味なかったのですが今見るとコレは激シブ!!
個人的にはナシヤマベースがある限り、最終的にはコイツに辿り着きそうですわ、最終のJ55ゴールデンブラック仕様、ホスイ。。。
ランキングは以上となります!
恒例、圏外は下記の通りとなりました。
11位:初代日産サファリ 160型(1980〜1989)2代目同 Y60型(1987〜1997)】
12位:三菱ストラーダK43T型(1991〜1997)
13位:初代 日産テラノ WD21型(1986〜1995)
14位:初代トヨタハイラックスサーフ N60系(1983〜1989)
15位:初代三菱アウトランダー CW5W/6W型(2005〜2012)
16位:マツダプロシードマービー UF系(1991〜1999)
17位:初代三菱RVR N10〜20系(1991〜 - 1997)
18位:初代スバルフォレスター SF系(1997〜2002)
19位:トヨタヴァンガード ACA33W/GSA33W型(2007〜2013年)
20位:初代トヨタRAV4 SXA10系(1994〜2000)
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21位以降トヨタクルーガー、ハリアー、日産エクストレイル、デュアリス、マツダCX-5、ホンダCR-V
ダイハツロッキー、ラガー、テリオスキッド(順位不同)となります。
如何でしたか?毎回〆では書きますがクドイですがあくまでもこの企画はお遊び、『それは違うだろ?』とか『あれが入ってねーじゃん!!』的な反論もあるでしょうがこれはワタクシの基準、これを読んで皆様も独自なベストテンを楽しんで頂けたらと思います。
クロカン→SUVと呼ぶようになって幾久しいですが“クロカン”と呼ばれていた時代は非常に特殊なクルマ扱い、時代の要請によりそのヘビーデューティさに+して街乗りでの快適性やファミリー仕様も可能にしたRV要素をふんだんに盛り込み現在では各社の重要ラインナップの一角を占めるようになりましたが反面ワイルドさは消えとてもクロカンのような走行シーンを例え実力があろうともなかなか踏み込めないモデルばかりになりつつあるのが寂しいかな!?
ランクルしかり、デュアリスしかり、アウトランダーPHEVやCX-5をもしワタシが持っていたとしても勿体無くてOFFなんか走らないだろうし…
高級路線に行ったランクルの後追いを感じ以前よりもこのジャンルは興味を失っていますがワタシのように“生活4駆”の使用しかないのなら好きなヒトは選ぶのでしょう、あくまで個人の意見ですがステータスさを競う道具になりつつあるSUV、何となく本末転倒?な感じを受けますしここでもセダンの衰退を感じたりしますね。
単に背高4駆セダンに成り下がった多くのクロカン→SUV、ジープのようにとは言いませんが本来の立ち位置に戻るワイルドなヘビーディューティってのは時代的にもう無理なのでしょうか…
こんな風に感じているとつくづくランクル70の復活は凄い事に思います!
まぁ余裕のあるトヨタだからできる道楽?かもしれんし惜しむべきはもう少しリーズナブルなら良かったんですがここはトヨタの英断に素直に拍手を贈りたいです。
おしまーーい(^^)/~~~