
年代別ベストテン、遂に90年代まで来ました!
90年代、ワタシら年代にとってはついこないだ!?って気もしますが既にもう四半世紀が過ぎてるんですよねー(*_*;
しかし90年代車、現在に至るまで国産車のある部分ではピークだったですし個人的にも20代~30代で人生で一番輝いていた時代、資力もそれなりに出てきましたし前半は世もバブル、仕事的にもこの年代の各社、各車の耐久他試験にも携わり公私に渡り思い出多きクルマ達でした…
クルマとしての完成度、質感は現行モデルよりも上、贅沢な世相を反映して”過剰設計”と言われる程の完成度、メーカーもコスト、採算をそれほど考えずに“造れば売れる”そんな時代でした(あくまで90年代前半のみですが…)ので採算度外視?までは言いませんが軽~大型まで現在とはコストの掛けようは天と地ほど差がありました。。。
安全基準、燃費他エコ度はこんな時代ですから現在とは比較になりませんが質感、完成度は実質50年代から勘案できる国産車の歴史上、ピークであったと断言でき現在、四半世紀を過ぎても適切な最低限のメンテを施している現存の90年代車はまだまだ多く高水準の防錆技術や前述の通りの高品質から今後10年後、20年後、つまりは現在から見る70年代/80年代車とは格段に異なる維持のしやすさをもたらすのでは?と考えます。
ワタシ自身現在、普段から数多くの90年代車に触れていますが車種、クラスに関係なくこれを強く感じさせますしね、まぁ、そこには部品供給という問題が絡み実際にはそう容易い維持とはいかないでしょうがハード面(クルマそのもの)としては充分数年後、十数年後でも生まれながらの実力は高いと言えるでしょうネ!
現代採用される技術は殆どがこの時期に採用されているモノ、激突吸収ボディ、ABS、エアバックなどの安全技術、電子技術も勿論この時期のモノがベース、そんな”完成形”であるThe90s、90年代車“ザ・ベストテン” やってみたいと思います!
例によって国産車のみのランクとし基本は乗用車のみ(一部商用もあり)、定義としては1990年(平成2年)~2000年(平成12年)デビューのモデルである事、例えば後追加のモデルが00年だったとしても基本モデルが90年代であれば含みます、その逆に追加モデルが90年代であれば基本モデルが80年代デビューでも含む事とします。
尚、このコーナーではお約束の単にワタシの好みで順位付けになっていますのでご了承願います。
※尚、全て過去のベストテン企画で取り上げている車種になりますので一部編集の上コピペ(~で仕切っている部分)による記述がメインになっています、画像も使い回しで手抜きしてますが言いたい事は同じですので予めご了承願います。
さぁ、今週の!?第10位!!
【三菱GTO Z15A/Z16A型(1990~2000)】
70年代の三菱の名車の名を冠し当時の持てる技術の全てをつぎ込み好景気の盛り、90年にデビューしたGTO、意気込みの割に精鋭のスポーツモデルが乱立した時代ですので当時はそれほど高評価ではありませんでしたがそこは菱贔屓のワタクシですからご勘弁を(^^ゞ
~重い、曲がらない、止まらない、こけ脅し的装備(スイッチで排気音を変えられる「アクティブエグゾーストシステム」や可変リアスポイラー及びフロントスカート「アクティブエアロシステム」やブレーキダクト風装飾)から決して良くは言われないGTOですがワタシはスタイルだけなら国産指折りと思っています!
このスタイリングは今見ても秀逸、と言うかスーパーカーに負けていないと今でも思えるカッコ良さがこの順位に表われてます(笑)
性能、と言うより操縦性は決して褒められるクルマではなかったですがこのスタイリングはデカくて低くて押し出しも強く三菱らしいド迫力、加えて言えばスタリオン(先代にあたります)時代にはなかった流麗さも身につけ注目度はなかなかのものではないでしょうか…~
今の三菱では絶対に出せないGTO、当時の三菱のイケイケ具合が一番現われていると思いませんか?これも現役時代の評価に反して近い将来、かなりの支持を得るのは先代となるスタリオン同様ではないか?と感じます。
続いて第9位!!
【ホンダビート PP1型(1991~1996)】
つい先日、S660でカムバックした軽オープンの元祖がこのビートですよねー…
80年代までは軽特有の”ガマン車”のイメージがつきまといましたが80年代後半から軽にもスポーツブームが訪れその究極がこのビートだったと思います。
単にオープンというだけではなくMR方式の駆動は前年にセンセーショナルデビューしたホンダの最高峰、NSXのミニバージョンという捉え方もできそこにオープンの楽しさを加味しながらリーズナブルさは軽であるが故、NSXとは対照的に庶民性も高くスポ車ファンに熱い提唱をした功績は魅了的モデルが数ある90年代車の中でもこの順位を与えるに相応しいと思います!
しかしクルマ好きの道楽者がセカンドカーとして趣味的に所有するビートに一般性はなくバブル崩壊と共に製廃となりましたがスポーツモデルでは一線を画すホンダの自信作、製廃後も高い評価を受け続けカムバックを望む声が絶えなかったのはご承知の通り!
19年ぶりに今回デビューした“2代目ビート”=S660にその精神は色濃く受け継がれ一時は“ミニバンメーカー”とガックリしたホンダの今後を非常に期待させる一品である事は間違いないでしょう。
S660のデビューによりビートの価値が低くなったとも思いますが個人的には出で立ち、パッケージに思想はビートを支持したく部品供給に多大な難があるとは聞きますが未来に残したい1台と心より感じます!
さぁ、8位行ってみましょー!
【8代目三菱ギャラン&レグナム EA/EC系(1996~2005/2002)】

↑ギャラン
“スポーツセダン”を謳いデビューした初代コルトギャラン以降、三菱の最量販車種、表看板として永きに渡りその座を務めたギャランですがその立場上、時代に翻弄された部分もありスポーツ→ラグジュアリー→スポーツとコンセプトが変わる事が多く迷走しながらの代替りでした、しかし成功したのは初代のイメージを継ぐスポーツセダン然のモデルが多く初代∑(A120/130)やE30系がその代表…
8代目ギャランはそのE30の次世代であるE50/70/80がラグジュアリー路線に振り失敗したのを反省し6代目E30に立ち返った出で立ちに菱ファンは大拍手を送った、そんな背景から8位としました。
ギャランというモデルは常に三菱を代表するクルマでしたのでね、ギャランがコケれば皆コケるって感じでしたので9代目デビュー時は久しぶりの“ギャランらしいギャラン”に喜んだモノです(^_-)
セダンモデルの衰退もあり残念ながらギャランとしては最後のモデルでしたし当時は絶賛されるも今となってはウ○コ扱いのGDIがメインだった事もあり急速に絶滅に向かっていますが非GDIのVR-4はかつての三菱らしさを示すV6ツインターボに価値が見出され市場でも高額となってきましたしね、将来の評価が楽しみなモデルでもあります!
↓レグナム
~ レグナム、最終8代目ギャランのワゴンである事はご承知の事と思いますが意外にもギャランにワゴンが設定されたのはこれが最初で最後、コレ以前はまぁ、ワゴンの存在が限られたものであった部分もありますがコロナ(カリーナ)やブルーバードに比較的古くから存在したにも関わらずライバルであるギャラン系に設定がなかったのは今更ながら不思議です。(※ギャラン、ギャランΣ、エテルナ死Σに“スーパーエステート”という限りなく乗用モデル、ステーションワゴンに近いグレードはありましたがこれも4ナンバーでした)
レグナム=8代目ギャランの2世代前であるE30型ギャランの時代に最大のライバルであったスバルレガシィがツーリングワゴンの空前のヒットを飛ばしました、セダンではレガシィとギャランはWRCに同時期に参戦し良きライバルでしたが商業的にはギャランが圧勝、しかしギャランはワゴンを持っていなかったのでスポーツセダンとしての評価は上回るも時代の花形であったSワゴンには乗り遅れた感が強く次期型E5~80系ギャランでも何を血迷ったか?ワゴンではなく欧州では販売の見込めるワゴンに近い?ながら日本では鬼門の5ドアHBに手を出し完全にレガシィワゴンに水をあけられていたこの分野では遅まきながら参入した三菱気合のステーションワゴン、レガシィの一人勝ちに歯軋りする思い出いでいた菱ファンとしてはようやく、やっと全ボディでレガに対抗できる!と狂喜乱舞でしたものでしたw
レガ同様にバンモデルを持たない乗用専用モデル、ベースは8代目ギャランで当時既にギャランは3ナンバーのミドル級でしたのでレガ以上の余裕のある空間、メインは当時三菱の自信作であったGDIエンジンでしたが頂点にはギャランVR-4と同じ6A13型V6ツインターボを搭載するレグナムVR-4もラインナップ、レガシィツーリングワゴンのGT系に対抗する頼もしい存在感は非常に魅力的でスタイリングも三菱らしい先鋭的で迫力のある出で立ちは文句なく“カッコいいワゴン”であり先人であるレガ、ステージア、カルディナ等に勝るとも劣らないモノがあり菱ヲタでなくとも市中の人気は高く販売もワゴンブーム衰退と例の事件が同じ時期になった2000年前後までは好調、街中でもレガには負けるも結構見かけこれも子供が小さい時分には検討したクルマでした。
やはりGDIメインですので残存は少なくプレミアム的に非GDIだったVR-4は残りますがあれ程見かけたレグナム、最近ではめっきり見なくなり淋しく思いますが三菱の快調な時代に“打倒レガシィ”を旗揚げした気合に感銘です~
盛り上がってまいりました(汗)第7位!!
【初代トヨタクラウンマジェスタ JZS/UZS140系(1991~1995)】
今ではショーファーのセンチュリーを除けばトヨタの最高峰となったマジェスタですがデビュー時はこの上にセルシオが存在しましたのでクラウンの最高峰という位置付けでした。
先代の130系でクラウン8以来のV8を搭載、セルシオに準じる高級車ながら当時はまだ流行りであった4HTボディを持ちセダン系とは違いショーファーのイメージのない完全なるステータスオーナーカー
としての貫録に憧れたモノでした。
140となりライバルが”現象”と言われるほどの人気を誇ったセドグロの高級版『シーマ』を名乗った事から新たに『マジェスタ』のサブネームを冠しより高級パーソナルのイメージを高めた14マジェ、セルシオにはハイヤーやら反社会的組織用車的なイメージがどうしてもついてまわりましたがマジェにはそれが感じられず当時は興味あった所謂ハイソカーの中でも大好きなモデルでしたのでこの順位としました!
トヨタが当時持てる技術と時代が許す贅沢さをつぎ込む作品でイイ時代の頂点を示す佇まいと内面にはどうあがいても手にはできないながら50代60代の”成功者”になった暁には是非手にしたいと思いましたね、実際その年代になったら“失敗者”ですし興味の対象でもなくなりこういった類のカテゴリーには無縁ですが(笑)
純粋にカッコいい4HTの高級モデル、こういう文化も2度とはないでしょう、その事が余計に郷愁を誘います…。
どんどん行きます、第6位!!
【10代目日産スカイライン R34型 (1998~2001)】
60~80年代では隆盛を極めたスカイラインですがさすがにこの代、90年代になるとセダン/スポーツモデルの衰退から過去のような人気や販売は陰り僅か3年でFMCされてしまった悲運のモデルですが“スカイライン”として造られた最後のモデルですしその出で立ち、内面はS54→ハコスカ→ケンメリからなる伝統が感じられ我々世代には特別な思いが持てる最後のスカイラインだと思います。
縦6、まだ独立前の『スカイラインGT-R』の存在、ロングノーズショートデッキのスタイリング、すべてに於いて“完璧なスカイライン”である最後のR34型、現役時代は前時代の遺物扱いで決して評価は高くなかったですがスカイラインがスカイラインらしさを完全に失った現在、懐古趣味であろうが何だろうが“スカイライン”としてのあるべき姿で今も輝くR34、6位という順位とさせて頂きます!
~伝統のセダンとクーペのラインナップ、3ナンバーボデイや2.5LメインはR33を継承しますが雰囲気はハコスカやR30を彷彿させるスッキリとしたクリーンなデザインが三度走りのスカイライン!のイメージで高感度UP、対象はR34から遂に非GT-Rながら280psに到達したRB25DET搭載の2.5GTターボ系も琴線に触れまくり!
ただ当時セダン人気の低迷が顕著になり残念ながらさすがのスカイラインも人気/販売は低迷、僅か3年でR34はGT-Rを除き廃盤、後続は海外インフニティブランドの別車種として開発されたモデルに国内ではスカイラインを命名、型式もR→V系とされていますので実質的に、特に我々世代ではスカイラインはR34で終わった印象~
☆☆☆~今週のスポットライト!!~☆☆☆
今一歩、惜しくもベストテンに入らなかったモデルはこちら…
【初代マツダデミオ DW型(1996~2002年)】
初代デミオ、これも90年代の名車の一つだと思います。
バブル崩壊後、それまでの主流だった高級セダンやスポーツが急速に勢いを失う中、そうして時代をいち早く捉え従来の大衆車にRV的要素、ワゴン要素も取り込み1台で何役もこなすコンパクトカーとしてデビュー、バブル期の5チャンネル政策の失敗で青色吐息のマツダを救った立役者でした…
鳴かず飛ばずだったバブル時代のデビューであった『レビュー』の車台を使いコストダウンしながら奇をてらわないながら積載効率に優れる直線デザインの箱形ボディは見かけの大きさからは想像できない積載能力を示しワタシも一時セカンドカーで使いましたがファーストカーを上回る使い手に感心したものです。
関東ではなかなか馴染みが深まらなかったマツダを広く浸透させたのもこのDWデミオでしたし飽きの来ない嫌みのないオーソドックスなスタイリングに想像以上の工夫が施されたDW、出ては消えるこのクラスのクルマの中で印象が深くランク外ながらも高順位に相応しいモノ!と思います。
さぁ、ベストテンに戻ります!今週の第5位!!
【初代三菱ディアマンテ F10系(1990~1997)】
3ナンバーの税制改革期をうまく捉え時代の寵児となったディアマンテは永らくマークⅡ/ローレルというハイオーナークラスを1ランク下のギャラン系(∑)で闘ってきた三菱が90年代の三菱バブルの時代にリリースしたラージクラスのハイオーナーセダンでした。
好評だったE30ギャランをベースにシャーシ、ボディをストレッチ、そこにギャランにはない高品位のインテリアを採用しデビュー後は横綱であるマークⅡやローレルも慌てさせる人気と販売を誇りそれまで頑強なRV/スポーツ4駆のイメージが強かった三菱の存在感を変える程に巷、特にハイソを気取る首都圏では軽く”ディアマンテブーム”が起きていたと思います。
ステータス=見栄と二人連れであるこのクラスを求める古くからのオーナー層には三菱であるが故、認められない部分もありましたが両横綱と比較しても劣らない質感ながらそれらよりもリーズナブル、そして何より3ナンバーの概念を崩した功績も大きく90年代を象徴する一つとして5位という順位と致しました!
いよいよ上位に行きます、第4位!!
【三菱ランサーエボリューションシリーズ Ⅰ~Ⅵトミマキ CD9A~CP9A(1992~2001)】
エボ、これも90年代を象徴するモデルですよねー。
WRCが空前の人気だったこの時代、スバルインプレッサと共に日本を代表するラリーウェポン、その戦績は日本車のずば抜けた性能を世界に広めました!
90年代のくくりですのでここでの対象は92年発売の初代エボ(エボⅠ)~2000年発売のエボ6トミマキエディションまでになりますね!
エボについて今更クドクドは語りませんがラリーに情熱を賭けていた三菱の渾身の作品、90年代ですと第2世代末期までのモデルですが現在に於いてもその走行性能は1級品であり今回のⅩファイナルでひとまず終了のエボですが90~2010年代まで残した功績は偉大、メーカー自らこういったクルマを否定しエコ、EV路線に切り替えた事による最大の犠牲車ですが三菱、いや、日本車の底力を見せつけた一つとして未来永劫に語られるには間違いないと思います!
いよいよベスト3に入ります!
【6代目トヨタチェイサーX100系(1996~2001)】
縦6FRの旧き良き時代のレイアウトから未だに走り層からは絶大な支持を持つ100系チェイサー、堂々3位入賞です!
77年に高級車市場に参入したマークⅡの後を受け、従来のスポーティ路線を継承しマークⅡの双子としてデデビューしたチェイサー、その生涯は双子モデルの宿命からメジャーには成り得ず常に本流マークⅡの日陰に甘んじ地味な立ち位置を歩み決して華やかではなかった印象ですがチェイサーも最後となるこの100系でデビュー以来約20年で初めてその存在感がマークⅡを上まわった感がありそんな部分を評価して3位という高順位としました。
歴代チェイサーをリアルに見てきた世代としては100系の垢抜け度は抜群、何せ90系まではもう一方の双子であるクレスタを加え大体マークⅡ6、クレスタ3、チェイサー1って感じの普及だった感じながら100系に至ってはマークⅡと互角の目撃って感じでしたしね、もちろんトータルではこのカテゴリーの正規であるラグジュアリー派には相変わらずマークⅡ信仰が強いながら若年層、スポーティ度を好む層ではチェイサーが圧倒、同じボディながら前後オーバーハングを切り詰めたり味付けもよりマニアックにスポーティ度をあしらったチェイサー、この菱ヲタをも一時は真剣に乗り換え検討する程魅力的モデルでした!
とうとう来ました!第2位!!
【初代日産プリメーラ P10型(1990~1995)】
90年代の秀作セダンとしては真っ先にこれを挙げたい!その位このP10プリメーラには思い入れがあります。
ワタシら世代には多いFFアレルギー、そんな一員でもあるワタクシもこのプリメーラはドライブすると舌を巻く、日本車離れした脚のセッティングやハンドリングは玄人好みのする欧州車を思わせる仕上がりはそれまでの日本車にはない独特な個性を感じ日産の底力と気合を感じさせた物でした。
代を追うごとにそのキャラは薄まってしまいましたが上級である伝統のスカイラインGTやブルーバードSSSをも上回るドライブする楽しさをFFモデル(一部4駆もあり)として初めて与えてくれたP10、元気なSRエンジン、高いボディ剛性、そしてファミリーセダンとしてもよくパッケージングされた完成度は文句なくセダン部門の90年代No1だと思います!
さっ、そしてオオトリ!今週のTOPを飾るのは…
【ホンダNSX前期 NA-1型(1990~1996)】
90年代ベスト1はこれ以外にはないでしょう…
近日カムバックが確実視されるNSX、これは名だたる世界のスーパーカーの向こうを張れるホンダ、いや、日本のスポーツカーの代表格ですよね!
90年当時、ハイパワー&スポーツブームの中で他の競合が成し得なかったアルミボディ、V6NAで当時の規制値280psを発生、そして本格MR機構…どれをとっても最高水準のスポーツカーであり日本人として世界に自慢できるNSX、バブル期だからこそ実現したモデルかもしれませんがこれの存在感は永遠で90年代を語る時、これを真っ先に挙げなければならないモデルですので堂々1位に推挙致します!
~ もうこれは文句なくカッコイイでしょ!出で立ちはフェラーリやランボにも負けない完全なるスーパーカーですしね、2シーターのMR、ALLアルミボディ、NA280ps、そして800万(デビュー時)という価格!どれもド肝を抜かれましたし性能的にはともかくこのスタイリングとパッケージングを上回る国産スポーツは未だ現れていないと思います!
個人的には初期型リトラがやっぱりイイですねー(^^)~
ランキングは以上となります!
恒例、圏外は下記の通りとなりました。
11位:初代マツダデミオ DW型(1996~2002年)
12位:初代スズキワゴンR CT,CV21/51S型(1993~1998)
13位:2代目スバルレガシィ BD/BG型(1993~1998)
14位:ホンダS2000 AP1/2型(1999~2009)
15位:マツダユーノスコスモ JC系(1990~1996)
16位:4代目三菱ミラージュHB CA/CB系(1991~1995)
17位:8代目日産ローレル C35型(1997~2002)
18位:スバルヴィヴィオKK/KW/KY型(1992~1998)
19位:スバルアルシオーネSVX CXD/CXW型(1991~1996)
20位:マツダAZ-1/スズキキャラ PG6SS型(1993~1995)
21位以降は順不同ですが下記の車種をランクさせます。
8代目マークⅡ(X100)、MR-S(ZZW30)、初代ヴィッツ(NCP/SCP10系)、10代目ブルーバード(U14)、9代目サニー(B15)、2代目デミオ(DY系)、RX-7(FD3S)、ストラーダ(K34T)、2代目ムーヴ(L900/L910)、初代インプレッサ(GC系)
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如何でしたか?毎回〆では書きますがクドイですがあくまでもこの企画はお遊び、『それは違うだろ?』とか『あれが入ってねーじゃん!!』的な反論もあるでしょうがこれはワタクシの基準、これを読んで皆様も独自なベストテンを楽しんで頂けたらと思います。
冒頭で記載したようにある意味完成形となった90年代車、現在、エコカー減税制度、旧車重課税の影響から姿は消しつつありますがこれまで取り上げてきた60~80年代車と較べるとまだまだ現役!
実用上でも最低限のメンテさえすれば現代車と変わらぬ性能、使い勝手を示しますし質感は特に前半であれば贅沢で経年変化のヤレを勘案しても現行モデルを凌ぐ出来栄えを感じさせます。
後半はバブル崩壊、セダンの衰退→コンパクト、ミニバンへの移行期という暗い時期でもありましたが00~2010年代には消え失せたクルマ本来のあるべき姿がまだまだ健在だったと思います。
現在の旧車界のスターであるハチマルの次に来るのは確実であろうキューマル車、時代の変化や悪法にも負けず80年代車同様に難しくなりつつはありますがその変わらぬ生存、残存をキューマルオーナーとしては切に願いたい、そんな風に願いThe90s、90年代車“ザ・ベストテン”を締めたいと思いまーす。
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