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2019年04月02日 イイね!

珍車PART819

珍車PART819珍車819弾!
今回もなかなか珍しいのを持ってきましたヨ。

かつて(1970年代後半~80年代)、日本でもピックアップブームが訪れた事ありますがこれはアメリカ文化にいつも憧れたかつての日本の特徴かも!?あちらでは下手なスポーツカーなんかよりも遊び道具を山ほど積めるピックアップトラックが昔から若者には大人気、って言うよりそれがメジャーで4WD技術が進んだ70年代後半、内外共RV要素も盛り込む4WDピックアップが非常に支持を集めました。

そんな中日本では老舗ハイラックスやダットサントラックが4WDを追加しており輸出も絶好調、その人気に引っ張られ?国内でもこれら4WDピックが大人気、上述2車の他に三菱がフォルテ→ストラーダ、いすゞがファスターロデオ→ロデオと発売して参入しました。

この時マツダは何故か4WDピックには静観、ハイラックスやダットラ並みに古くから1t積トラック「プロシード」を持ってはおりましたが77年に65年デビューの初代をMCした程度、他社が続々と遊び心を備えるRV風ピックを取り揃える中でプロシードは地味な商用モデルに固辞、結果売れ行き不振で80年に一度廃盤となります。

1965~1977年の初代プロシード


まっ、プロシードはハナから国内ではハイラックスやダットラに歯が立たないのを理解していたかのようにほぼ一定の売り上げのある米国向けのような存在、国内での積極的販売もなされず特に当時マツダの浸透力が弱かった東日本ではまず見る事のないモデル、しかし本場?米国向けにはマツダらしいロータリー(RE)モデルもラインナップ、1974~77年の3年間、サバンナやカペラ同様REのイメージっとしていた〇テールのREピック(プロシード名は付記せず、Frグリルもプロシードとは別物)をラインアップしますが日本も向こうもOILショックの悪夢が冷めやらずの中、売れたのは極僅かだった様子。

後にも先にも〝トラック”のREはこれのみ!


まだマツダが何でもかんでもREを載せていた時代とは言え1tボントラやバス(パークウェイRE)にまでREをブッ込んだマツダ、若かったですよねーw

さて本題本題www

今回のお題はコレ
⇒『平成8年(1996)UF66M型3代目プロシードキャブプラス4WD』!!

上述した通り2代目が1980年に一度廃盤、そして5年後の85年に海外モデルで復活を経て1990年、3代目として国内でもデビューしたモデルとなります。

まぁ、結果この3代目が99年まで存在し国内のピックアップ需要衰退の波を受け生廃、このモデルが最終型となるんですがどちらかと言えば初代~2代目が海外向けという展開でしたがこの3代目は遅ればせながら国内の4WD RV需要に応え先代とは比較にならない程洗濯され乗用&RVの味つけもなされており従来の3人乗りピックアップをビッグキャビンとし4人乗りも可能(但しキャブ後部はミニマム臨時シート的なモノで普通は荷物置き程度の使用想定)になりこのモデルを「プロシードキャブプラス」とし91年にはワゴンタイプの7年乗りである「プロシードマービー」も追加、ハイラックスサーフやテラノ等を照準としました!

しかしやはりマツダの5チャンネル政策失敗の時期でもありプロシードの知名度の低さも相まってライバルには歯が立たずキャブプラスは98年、マービーが99年に国内では廃盤、以降プロシードは海外専売車種となり名前のみスズキエクスードのOEMモデルに継承(プロシードレバンテ)、RVとしては勿論、商用としても絶版になり現在に至りますねー…。

出品車のキャブプラス、個人的にはなかなかスタイリッシュかつ迫力もあり嫌いじゃなかったですがいかんせんデカ過ぎ!全長5m近いしそりゃこんだけあればトラックと言えどキャビンも広いし荷台も充分ながらクソ高い税金や高速代となる1ナンバー登録ですんでこりゃ避けるヒトも多かったでしょう、三菱のストラーダもそうでしたがハイラックスやダットラ(テラノ)が4/5/3ナンバーに対応していたのでより本格度、快適度ではマツダも三菱も力を入れたのですが日本の税制に両社とも負けたっ感じですかね。

このような事から元々台数の出ないプロシード、90年代後半にはピックアップ人気の急落もありより出ない→かなりレア度の高いクルマには間違いない、ワタシも仕事柄多くの商用&Vも扱いましたがプロシードはキャブプラスを2台位?マービーを1台扱った程度でした。

そんな゛珍”の現車、走行何と3万㎞台、総合3.5というかなりの評価、このテのクルマは互い距離飛んでるし扱いも粗いのが常、好きな方には見逃せませんナ~


内装も丁寧に使われおりC評価、シートやインパネ、内張、問題ナシ!


インパネは当時のマツダらしいですね、FCのRX-7やエチュードとかwを思い出しますwww

一応?座席とされるRrシートには新車時のビニールも残ってます!


機関的にはE/gのOIL漏れ程度?この代のプロシードにはマービーのみ96年からWL-T型ターボDe 2.5Lが載りますが現車はキャブプラスなのでデビュー時からの2.6Lガソリンエンジン、このエンジンはG6-E型2.6L 120psですが何とベースはかつてデボネアやスタリオンに積まれた三菱G54B型っヤツ!三菱からこれの供給を受けマツダがヘッドを3バルブ化(SOHC)、自社にてインジェクション装備としたもので一度これ転がしましたが音質はG54Bそのもの、大排気量なのでガソリンの割にトルクフルでしたがやはりパワーはこのクソ重たいプロシードには不足気味でしたねぇ…

ボディは主にPP部の経年劣化が目立ちますがボディは大傷や凹もない様子で充分このまま乗れる感じ、荷台内側の荒れは酷いのでこれが評価を下げ外装Dとなっている感じ、これがなければCのレベルでしょう。




出品は西、落札はかなりの高額で3桁の半分は超えてきておりDeではないながらMTなので恐らく需要が高い中近東向けの仕向になるのでしょう、ガソリンはともかくDeでもトヨタ、日産、三菱、いすゞに較べ海外でも評価、人気の低いマツダですが最近は遜色ない落札額になってきたように感じます(^^)/
Posted at 2019/04/02 19:28:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | マツダ | クルマ

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