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2021年03月01日 イイね!

珍車PART898

珍車PART898
珍車シリーズ、今回は色んな意味でそこそこ話題になるクラウンから…

現行220系クラウン、ワタシの廻りではあまり評判も芳しくなく気のせいか?先代までのクラウンよりも見かけない気がしますネ。

巷で言われるように若い年代に振り過ぎとか6ライトの4ドアクーペスタイルがらしさをスポイルしている等々、現行型の非難の声も聞こえますしワタシもそうした意見の持ち主、現行国産乗用車の最古の歴史を持つクラウン、良くも悪くも長い歴史からなるこのクルマに対する固定概念みたいなものがあり歴代クラウンの概念からしたら確かに現行は大きく外れるし(ゼロクラ辺りから外れ気味ながらまだロイヤル系とアスリート系に分けロイヤルに伝統は残していた、しかし先代でピンクに塗ったくったり豊悦起用して”クラウンJAPAN”なんてブチ上げた時点でクラウン、終わったと思いましたがwww)トヨタがクラウンというモデルを昨今のセダン離れの中で持て余しているようにも見えますしで…。

振り返れば昭和の時代まではトヨタ、いや、日本の高級車の代表(オーナーカーとしての)で他を寄せ付けないオーラがあったクラウン、しかし上級にセルシオやマジェスタを敷き更にはレクサスの立ち上げで従来の”最高峰”ではなくなりそして伝統のぺリメータフレームを辞め重厚な乗り味が消えた(S140以降)辺りでクラウンでなければいかん!という意義はなくなった感じでそれ以降はそれまでの概念?イメージ?だけで今日まで来たような気がします、かつての(S130迄)クラウンに乗ると確かにそんじゃそこらの高級車を謳うクルマとは明らかに違う充実感とステータス感があった、しかし140以降は大きなマークⅡ(X)?セドグロと何が違う?クラウンも安っぽくなったなぁという印象、だがセドグロが自滅し他高級車達が次々退場、前述の通りレクサスという身内からの落下傘部隊の展開にも負けず今日までラインナップし続けてきたのは栄誉だと思うしクラウンの功績は称えたいですがねー、しかし現行のモデルライフ半ばで次期型がSUVとか製廃とか噂が出るようではさすがの”クラウン”の神通力も衰えてきたのかなぁと感じます、確かに現行S220はワタシに言わせれば”クラウン”としては失敗作に近い、従来の言葉悪いながら旦那仕様のクラウンを愛する世代や『いつかはクラウン』を目標にしてきた方々には受け入れらないのは当然、6ライトクーペのスポーティで若すぎる出で立ちは仮にあれが”アリスト”ならウケたでしょう、誤解無きように記せば220系も仕事柄何度か乗りましたが決して悪いクルマじゃない、しかしクラウンではない、そう映るクラウンファンは決して少なくないでしょう、ワタシ含めて。

丁度真逆の意味でスカイラインがR34→V35になった時を思い出す、V35が『ローレル』の名前なら納得できた、しかしスカイラインじゃねーだろと…。

しかしクラウン消滅なんて決して願わない、できればこの伝統あるクルマは未来永劫残って欲しい、それにはトヨタさん、再度”クラウンとは何か?”を見つめ直して欲しいです、生意気ですがw(あくまで私感ですんで…)

さて、また前置き長くなりましたが今回のお題はコレ

⇒『昭和61年(1986)7代目GS121型クラウン4HT2000ロイヤルサルーンスーパーチャージャー』!!

バブル期の120、クラウンが最もクラウンらしくいられた時代のモデル、同時期の多くがモノコックボディを採用する中で現代(当時)の状況では不利なのを承知で頑固に昔ながらのぺリメーターフレームを使いその静粛性と守られているという安心感ある乗り心地は特筆モノ、それこそセドグロではなくクラウンを選ぶ意味がそこにありました!

次期S130からは税制改革により3ナンバーワイドボディがラインナップされましたが120の時代は2.8L(初期)や3Lでも5ナンバーボディ、細長くてややアンバランスではありましたがそれでも威風堂々としたスタイリングはこの種のクルマ好きにはやはり憧れ以外何者でもなかったでしょう…。

余談ながらワタシらしくこの120クラウンと言えば末期の『太陽にほえろ!』での活躍、ボスや山さんが乗ってるイメージが強く当初は2.8L(→3L)のロイヤルサルーンを、途中で現車と同じS/Cの2.0ロイヤルサルーンに変更され最終回まで劇用車として活躍、太陽にほえろでは初期ジーパン刑事時代にクジラクラウン(MS60系)が初採用されFMCの度に新型が画面に登場、同時期放送されていた特装最前線(前番組の特別機動捜査対含む)がD30→130→230(ここまでは特別機動)330→430→Y30セドグロを使っていたのでこの対比も面白かったです…なんてそんなところを注目していた変なガキはワタシ位でしたがwww

『太陽にほえろ!』で活躍したGS121クラウンスーチャー!
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さて、出品車ですが何と言っても凄いのは34年前の個体で総評4点!! AAで4点評価なんて高年式でもあまり付かないレベル、内外B,Cも決して太古車にはなかなか下されない評価、実走7万㎞弱といかに大事にされてきた個体かはこの出品票だけでも解ります!
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B評価というだけあり新車のような室内、心配なのはこの年代のトヨタデジパネってやたら壊れるイメージなんでその辺チェックしたい、もしスピード表示が出ないなんて事になると車検も危ういし…
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GS121に積まれたのはかの有名なTC24の1G-GEUをベースにスーパーチャージャーで武装した1G-GZE型、この時代はどうしても5ナンバー=2Lのクラウン(セドグロも)はオーバーウェイト感がつきまといそのストレスを解消するにはまだ旧税制でバカ高い自動車税を払う3ナンバーでないと無理、そこに救いの手が差し伸べられたのがこのS/CでありターボでありDOHCでありこれらの登場により5ナンバー高級車の走りの概念が変わりましたっけ、クラウンS/C、決して速くはないも日産のような出だしのトロさもなく下からグンと吹け上がるストレスフリーさには従来型(クラウンで言えばターボの出る先代110系以前)にない快適度、快速度でした。

外装C評価もダテではなく一時大流行したスーパーホワイトのボディは34年経過を思わせない綺麗さ!
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GX71マークⅡと共にこの時代のトヨタ高級モデルの象徴であったクリスタルピラーも輝いてます!
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今やもうまず見なくなった120クラウン、その中でも比較的珍しいS/Cの良程度のモデル、キチガイじみた金額ではないながらも高額で落札され店売りではラクに3桁超えでしょう…

しかしこうして過去クラウンを振り返ると確かに頂点らしい風格とそれに対する憧れの気持ちが持てたモノですがいくらセダン離れとは言えベンツやBMは今でもセダンだって数多く見かける、つまりはクラウンに限らず売れ線のミニバンやエコカーばかりに力を入れたツケがクラウン衰退の現代に繋がったのは間違いない、逆説的に言えば”クラウン”の名をがあればその名に恥じない造りをしていけばまだまだセダンとして充分に生きる道があると思うのですが如何なものでしょうか。

(^^)/
Posted at 2021/03/01 02:10:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | トヨタ | クルマ

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