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2021年04月01日 イイね!

珍車PART901

珍車PART901
珍車シリーズ、結構な大物発見(^^)v

これはもう博物館でしかお目にかかれない逸品、残存もそうですがココまで綺麗な状態で実働として残っているのは恐らく日本狭しでも他にないんではないかな…!?


⇒『昭和43年(1968)初代B10型サニー1000クーペDX』!!


いやー、これは凄い!恐らく凄いクーペのマニアに大事にされてきたのでしょう、そんなオーナーに出会えた現車、幸せの極致ですよねー…

サニーとかカローラ、ファミリアなんていう老舗の大衆車、これらが高度成長期に果たした役割は大きく日本のモータリゼーションを牽引してきたと言ってもいいでしょう、1960年代~70年代初頭にかけて3種の神器(カー・クーラー・カラーTV)が庶民に根付いた訳ですがそのうちの”カー”の部分はほぼトヨタカローラ(初代KE10)とこの初代サニーが担当したと言っても過言ではない、ワタクシの幼少期はこの2つのモデルはそれこそそこらじゅうに溢れ我が家はカローラ、隣もカローラ、お向かいはサニー、友達の家行けばまたカローラ、サニーという時代でした。

反面それだけ溢れたって事は格安だった訳でこれら大衆車はほぼ使い捨て、当時は10年で1年車検になるのもあり長くても10年使用されたらポイが当たり前、そんな時代背景に反発して今日まで生きるサニー1000クーペにスタンディングオベーションを贈りたい心境っすw

このようにサニー1000は当時は今のプリウスやアクアのようにウジャウジャいた訳ですが凄いのは出品車がクーペという点!

セダン(2/4ドア)サニーは今や名車の一角に数えられますが販売台数が多かった点と後続B110や310人気に引っ張られ名器A型エンジン搭載というのも相まってマニアの手によりカスタマイズされた車輛が太古車の割に時々見かけたりします、しかしクーペは皆無でクーペはセダンに遅れる1968年追加、70年に次期B110にバトンタッチした為僅か2年のラインナップ、しかも同時期にライバルであるカローラもクーペモデルのカローラスプリンターをラインナップした事によりこれに人気を奪われ市場に出回ったのはセダンに較べ大幅に少なく往時でもそうは見かける事はなかったですからねー、よくぞ残っておりました!

ベースのサニー1000はマイカー元年の1966年に発売、年間10万台以上(平均)を販売した大ヒット作!
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そしてご存じの通り2代目B110サニークーペはTSレースの活躍で大人気を誇り現在ではハコスカやS30Zと並ぶ日産名作に数えられている事もあり初代B10クーペは忘れられた存在、クルマ好きがサニーと聞いて頭に浮かぶのはほぼB110クーペやサニトラ、後はB310でしょうしB10は古過ぎて知らん世代も多いですから致し方ない、しかしB10クーペ、今見ると現代の軽より小さい感じですが見事なロングノーズとファストバックのスタイリングは秀逸でライバルのスプリンターもそうでしたが子供心にノッチバックのセダンが当たり前の時代、このシャープな出で立ちは目を奪われたモノです。

同級生のウチがこれ乗っていて何回か乗せてもらった事ありますが何より衝撃はRrシートが可倒式シートだった事!
友達がよく「シート倒れるんだぜ!!」なんて自慢してましたがこの時代、野暮なライトバン以外でシートが倒れ広い荷室になるなんていう画期的な?装備を持つスタイリッシュなクルマはそうはなくライバルのスプリンターも未採用、後にこのタイプはRrゲートやハッチを持つHBクーペに発展し多用途車として人気となりサニーも3代目B210からこれになりますが1000クーペはまだゲート式ではなかったながらトランクスルーの使い勝手は固定シートと較べ格段に便利、日産はこういう部分でもかつては先進的でしたね~。

現車、内外D.C、総評は4という半世紀超えのクルマとしては異常な!?高評価、実走行77000㎞というのも凄い!
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D評価の内装、当時はDX/GLの2グレードで一部GLの装備が奢られている様子!
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クーペは外観もそうですがインパネなんかもセダンとは別あつらい、セダンは横バー式メーターだったのに対しフードを盛り上げ丸形3連メーターとしフロアシフト(4F)になるだけでかなりスポーティに感じモノ、セダンはコラムが標準(スポーティDXとGLはフロア)でしたし大衆車然とした雰囲気の反面、クーペは今見てもムーディですよね…。

ALLペンしているのもあり年式が信じられない美車、当たり前の下回りサビはあるようですが機関的な不具合はナシの様子でどんだけマニアに溺愛されてきたんだか!って感じ。
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もっさりしたデザインだったカローラスプリンターに較べシャープなイメージのB10クーペ
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当時のマスタング調のテールランプもカッコ良かった!
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奇跡のB10クーペ、お値段は3桁の大台ですがB110の近頃の異常な高騰に較べると可愛いモノ?

サニーマニアはどうしてもB110に惹かれますからねぇ、B10なんてこれまでほぼ見向きもされなかったでしょうがサニーの原点としての存在感はB110に負けない魅力があると思います(^^)/
Posted at 2021/04/01 20:38:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日産 | クルマ

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