
ダイハツ純正カセットデッキのあるモデルに搭載されていた核心部分のICについて、LTspiceで調べてみた
形状はこのようなICで(↑)
概略はこのようになっていた
イコライザーがかかるフィードバックで、ハイ落ちさせるカーブになっていたことは分かっていた
これはカセットテープの磁気ヘッドから最初に出てくるアナログ信号がハイ上がりであるためということだろう
それでLTspiceで調べ
ただ実際の回路は単電源駆動であるため、シミュレーションではそこが正確に分からないのでオペアンプを代替えで使うことにして両電源で駆動させるやり方で入力してみた
結果
ハイ落ちであることは確認できた
もっとも、10K以上はデータシートではフラットであったのにさらに落ちている
これはよくわからないが深くは考えないことにした
オペアンプでのシミュレーションの結果も入っているだろう
むしろ、次に分かったことの方が結構印象深くて
これは1kの正弦波を入れたのだが
出力波形が立ち上がり付近は上にうねっていて、
これも過渡歪ということなんだろうと思う
おそらくフィードバックに入っている0.01μのコンデンサーの影響だと思う
これは
「音がなまる」原因になるとしかいいようがない
アナログのイコライザー回路全般でこういう影響からは逃れられないなと、、、
ならば最近のカセットデッキのように、すぐにAD変換してDSPでイコライザーカープかけるのがよいのかどうか、、、これはアナログ再生ではなくなる
微妙に話がずれるが
最近、レコードを光で読み取ってアナログ出力するプレーヤーの存在を知ったけど、磁気テープを同じくなにか別のもので読み取ることはできないのだろうか、、、
磁気→コイルの電磁誘導→電流ではない何かで、、、、
などということを考えたり
Posted at 2025/05/26 13:08:33 | |
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