親父こだわりのライトエーストラック

ウチの親父が定年を迎えてから数年が経ちました。
以前から、退職したらいいクルマを買う！と言っていたことがありました。
レガシィがいいかな、ポルシェボクスターもいいな、自分が親父の立場なら、一度くらいはそう考えると思います。

そんな親父が出した答えとは・・・そう、画像のクルマです。
トヨタ・ライトエーストラック４ＷＤ。
ダイハツ設計のダイハツインドネシア工場で製造される、逆輸入車です。（納期３カ月でした）
今まで、ＡＥ９２スプリンタートレノＧＴ－Zとサンバートラックを使っていたのですが、定年して時間も経ち、維持費もかかるので、両者手放してライトエースに統合したのでした。

先日、帰省した際に初めて実車を見ましたが、面長なトラックですね。
装備や品質を見ると、はっきり言って、軽トラがそのまま普通車になった印象です。
最大積載量も７５０ｋｇなので、先代の１トン積みには劣ります。
ホイールベースが伸びたうえに４ＷＤなので、小回りが全く効きません。
足元も非常に狭いです。乗り降りする時にも、ホイールハウスに足が当たって苦労します。ドラポジでは、４ＡＴ車なので多少余裕ありますが、これが５ＭＴだったら・・・
収納も少ないし・・・サンバーよりもはるかに少ないことに驚きました。
ダイハツが設計するとこうなるのか・・・それともコストの問題か・・・ちょっと残念。

それでも、良いところは、何だかんだ言っても荷台が広いことですね。
４ＷＤステッカーはダイハツの軽用そのもの。取ってつけたようなランプ類（リヤフォグも付いてます）ですが、機能重視ならば許せます。
１５００ｃｃエンジン（３ＳＺ－ＶＥ）は経済的で、走りも必要十分な印象でした。
高速道路でも、普通車なので普通に流れに乗れます。

そんな親父は、このトラックがとても気に入っているようで（周囲がみんな軽トラだからか？）、畑に、遺跡の発掘の仕事にと使いまくっています。
なるほど、今一番親父に必要なクルマはこれだったのかと、納得しました。

今まで、タウンエース/ライトエース逆輸入車コンビにはあまり良い印象がありませんでした。
しかし、経済的なツールとしては、なかなかいい線なのかもしれませんね。
後は経年品質を見て行くとしましょう。