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前半の山場を迎えたTV版「
機動戦士ガンダムUC RE:0096」
本日は「
第7話 パラオ攻略戦」です。
前話までのあらすじをいつも通りに池田秀一さんのナレーションで。

「収容先のネェル・アーガマで
オードリーと再会するバナージであったが、
艦はネオ・ジオンの領袖、フル・フロンタルに襲われてしまう。
フロンタルの要求は、”箱”の鍵ユニコーンガンダム。
ジオンの姫君ミネバ・ザビであると悟られたオードリーは、
窮地に追い込まれたネェル・アーガマの人質とされた。
オードリーを守るためにユニコーンガンダムで出撃したバナージは、
フロンタルと対峙するが、捕縛されネオ・ジオンの拠点パラオに連行された。
そのころネェル・アーガマでは、”バナージ奪還作戦”が始まろうとしていた。」
今回は尺の長さ的に1話まるごと全部パラオ攻略戦の戦闘回となります。
OVA版のパラオ攻略戦に該当する部分の尺の長さが19分45秒なので、
アバンに使える時間は前回とほぼ同じ0分53秒となりました。
オープニングからAパートへ。


Aパートはクシャトリヤが登場する直前までで
リディの「これは男同士の話だ、君は黙っていてくれ」の
OVA版ep3の14分30秒まで。
尺の長さは11分0秒となります。
CMからBパートへ。


Bパートはパラオ戦が終わり
リディの「このまま進むしかない、君も、俺も」のあと、
シャクルズを捨てたデルタプラスが戦場から離脱する
23分15秒までで、尺の長さは8分45秒となりました。
ABパート合わせて19分45秒とり、
アバンの53秒と合わせて20分38秒となりました。
エンディングとCMの後は次回予告。


次回はep3の後半にあたるラプラス史跡編。
サブタイトルは「ラプラス、始まりの地」です。
なお尺の長さの関係で、
次の第8話ではラプラス史跡戦の最後まで行きません。
本編の長さを仮に20分とすると、
ユニコーンガンダムがラプラスの亡霊の声を聞いた
バナージに反応してデストロイモードに変身しかける辺りまでになります。
ですがそこで区切るととても中途半端なので、
恐らくアバンを少し長めにとって
ユニコーンガンダムがラプラスに入る辺りで終了、
そこからラプラス戦最後の大気圏突入までは
第9話になるのではないかと思われます。
OVA版ep3のラストはスタッフロールの途中まで
本編映像が続くようになっていますし、
ラプラス史跡のカウントダウンから
OVA版ep4のダカール戦の終わりまでで約20分なので、
ep4のタイトルバックで第9話が終了、
第10話はブライトさんがクルマで移動するシーンから、
もしくはブライトさんの移動シーンまでが第9話で
マーセナス家からが第10話になるのではと予想します。
そうすると第11話が砂漠の途中で途切れなくて済みそうです。
今回は第7話という事で、
第1話からリアルタイムで見てきた人は
ついにスペシャルプレゼントのハロが
SIDE7へ辿り着いた事になりますね。
という訳で、スペシャルプレゼントのキーワードが表示されました。


この段階でもスペシャルプレゼントには応募できますが、
ここからさらにリアルタイムで視聴し続けると、
7話毎に追加キーワードが表示され、
それらを応募時に追加すればするほど
プレゼントの当選率があがるという事になっています。
ガンプラ45体セットが欲しいなら、最後までリアルタイムで見続けろと(笑
ちなみに今日のキーワードは「カーディアス」でした。
今回も全然「今日の」じゃないですね(^^;
さて、今回のおまけは大量てんこ盛りでお届けします(笑
まずは、今回のパラオ攻略戦はOVA版では
「第1回MS大運動会」と呼ばれていて、
新旧MSがたくさん出てくる目一杯濃密な戦闘回となります。
という訳で、ここで出てきたジオン側の旧型機を一通りご紹介。
まずはMSから。




アイザック、ガザC、ガザD、ギラ・ドーガ、ドライセン、ドラッツェ。
全てカラーリング変更と袖付きのエングレービングで
現在でも運用されています。
ドライセンとドラッツェは原作には登場していないアニメサプライズMSです。
逆に原作ではこの後ガエルちゃんが乗ってきたハイザックカスタムは
アニメ版ではそのエピソードごとカットされてしまいました。
また漫画版ではここでドーベン・ウルフも登場しています。
ドライセンはZZ当時でも使われなかったトライブレードが
初めて映像で描かれました。
…本当は地上用の装備なんですけどね(^^;
量産型キュベレイはマリーダの過去イメージでの登場ですが、
最新の映像で動いている量産型キュベレイは
ep3公開時はとても衝撃的でした。
一緒に出ていたグレミーさんもね!
続いて戦艦。



ガンダムZZでのアクシズの主力艦だったエンドラ級が、
グリーンとイエローの2タイプ登場。
グリーンはマシュマーが、イエローはグレミーが当時載っていましたね。
そしてジオンカラーのムサカ級は逆襲のシャアから。
最後にムサイ改級と、そのブリッジを押しつぶしたチベ改級。
どちらもアイザックと同様にジオン共和国から譲り受けた艦です。
最後にサブメカっていうか小ネタ。


逆襲のシャアでギュネイが乗っていたカートが
パラオでも使われています。
ネェル・アーガマでも逆襲のシャアでブライトが使っていたプチモビが居ましたし、
こういうサブメカはけっこうあちこちに描かれてますので、
探してみるのも楽しいかもしれませんね。
ガンダムUCでは背景やコンピュータディスプレイ表示も
とても細かく拘って描写されている事でも有名ですが、
ここで少しご紹介。
パラオの案内標識。


動きのある表示だけでなく、
無重力空間故の見る方向に向けた文字表示とか、
マグネットブーツや宇宙服の着用表示なんかも。
ユニコーンガンダムの武器選択画面。


元々連邦軍へ納入される予定だったユニコーンガンダムは
ネオ・ジオンの武装であるビームガトリングガンは
FCS(火器管制システム)に登録されていないので
すぐに使う事ができません。
ドライセンに襲われた際にすぐ撃てなかったのは、
装備してから武器のドライバがインストール完了していなかったから。
ただユニバーサル規格を採用している為、
制御の為のソフトウェアドライバをインストールするだけで
基本的には使用可能になります。
この辺りは原作版でも描写されていますし、
アニメ版ではep4の砂漠で少し触れられていますね。
そのユニコーンガンダムがどこからビームガトリングガンを持ってきたか。
ビームガトリングガンを取るシーンは描かれていないのですが、
実はちゃんと場所がわかるようになっています。


パラオでユニコーンガンダムが係留されていたハンガー。
実はこのハンガーにはビームガトリングガンが
一緒に懸架されていたんですね。
だから起動した時にそのまま持ってきたと。
途中のどこかから奪ってきたという訳では無いんですね。
…その割にはドライバのインストールに時間かかってましたね(^^;
それ以外の小ネタ関係もいくつか。
デルタプラスがネオ・ジオンのSFSシャクルズを使用していたシーン。


MS形態ではなくWR形態でSFSを使っていますが、
実はただマニピュレータでシャクルズのグリップを握っているだけです。
これもユニバーサル規格なので
リディがドライバをインストールしたのでしょうね。
ちなみにデルタプラスはWR形態でも
両腕をマクロスのバルキリーの用に自由に展開できます。
アニメ版ではep4のシャンブロ戦でやってますね。
今回初登場のドライセン。
1機だけかなと思われた方も多いかと思いますが、
実は2機居ます。


最初に出てきたドライセンはすぐに右肩と背中に被弾しますが、
後から出てきてユニコーンガンダムに落とされた方は
全く被弾していません。
なおこのドライセンが装備するバズーカは
シナンジュのバズーカの量産タイプになっています。
また、この2機が主役を務める外伝漫画があり
彼女たちの活躍が描かれていますので、興味のある方は
「機動戦士ガンダムUC 袖付きの機付長は詩詠う」を読んでみて下さい。
さて、今回は目一杯の戦闘回でしたが、
その中でもリディの乗るデルタプラスに注目。



慣れない初めての機体での最初の戦闘で
いきなりギラ・ドーガ1機とドラッツェ2機を撃破し
その際リディが少し呆然とする描写がありますが
アニメではその辺り少しわかりにくいものの、
原作版ではもちろん細かく描かれています。






機体に慣れていないのもありますが、
ミネバを極秘裏に乗せていて思う存分動けない、
そしてリディ自身が実戦経験に乏しいというハンデがあるのに、
旧型機とはいえ3機を一瞬で撃破したので、
自分自身で「これ、俺がやったのか?」と驚いたんですね。
ちなみに原作版ではギラ・ドーガ3機でしたので、
さらに厳しい条件でした。しかもアンジェロも来るし(笑
そして同じ場面ですが、バナージとリディが共闘するシーン。




間にミネバを挟んでお互いの心を交わすシーンですが、
アニメではあまり描かれなかった重要な要素が
原作版にはもうひとつあったんですが、
それは残念ながら最後まで描かれませんでした。





原作ではここと地球に降りてからの2回バナージと共闘し、
自分とバナージが息の合ったコンビだと自覚するリディ。
しかしその後アルベルトから聞かされたバナージの生い立ちにショックを受け
そこからどん底まで落ちていってしまう、という落差があったのですが、
アニメ版ではその辺りが省略されてしまっています。
今回の描写でも少しだけ匂わせていますが、
原作を読んでいる人がやっと気付けるレベルなので
アニメ版しか見ていない人はほとんどわからなかったと思います。
原作版で後に聞ける
リディの「こいつ(バナージ)とは勘が合うんだ」のセリフが泣けます。
なお、原作小説版ではデルタプラスは
リディがバンシィへ乗り換える直前のガルダ戦まで
しっかりと活躍するシーンがあり、
ガルダから離脱する際も片腕を失っただけで
自力でアルベルトを回収して脱出しています。
しかしアニメ版でのデルタプラスのまともな活躍は
実は今回のパラオ戦のみで、
地球へ降りてからのジェスタ隊とのエアトランジットや
ダカール、トリントンでの活躍もガルダ戦での奮戦もありません。
そもそもパラオ以降での映像上での撃墜記録もありません。
すごくカッコイイMSなのに、とても残念でなりません。
デルタプラスのガンプラがあまり売れなかったのもわかります。
以上、TV版「機動戦士ガンダムUC RE:0096 第7話 パラオ攻略戦」でした。
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