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2023年01月25日

【比較】MAZDA3でSKY-XとSKY-Dを乗り比べてみた。

【比較】MAZDA3でSKY-XとSKY-Dを乗り比べてみた。
先日発生したMIL点灯の修理対応の為に
1週間ほどディーラーに車を預けてきました

その際に借りた代車がこのMAZDA3XD(SKYACTIV-D1.8)でした。

この代車は私のMAZDA3の1ヶ月点検の時に半日ほど借りた子
2019年12月式の初期型SKYACTIV-D1.8、2WD、6ATです。
ちょうど車検上がりでそのまま私の代車に貸してくれたようで
車検証がまだ無く保安基準適合標章の仮のものがフロントに貼ってありました。


走行距離は18,622kmで返却時は18,888km、借用中266km走行しました。
車載通信機が未設定なので地図データも2019年から更新されていません。
今回は修理の部品交換に時間がかかり1週間預ける事になったので
普段の通勤路を中心に1週間乗ってみて
自分の2022年7月式SKYACTIV-X/AWD/6MTとの違いなんかを
さらっと書いてみようと思います。


・左(代車):2019.12式SKYACTIV-D1.8/2WD/6AT/XDプロアクティブ(1.1非適用)
・右(私の):2022.07式SKYACTIV-X2.0/AWD/6MT/Xバーガンディセレクション

>脚の硬さ
MAZDA3に限らず第7世代以降のマツダ車は
総じて初期型は脚が硬く改良を繰り返して靭やかになる傾向にあります。
特にMAZDA3の初期型はどこのサイトを見ても乗っている誰に聞いても
足が硬いと言われます。
私の2022年式は最初から靭やかで上質で高級感すら感じるものでしたが、
代車の2019年式は確かにかなり硬さを感じるものでした。
特に田舎のツギハギ舗装路なんかでははっきりとわかりますが
代車は既に18,000km以上走っている事もあり
だいぶ慣らされているのかそこまで角が立つ硬さではありません。
それでもやはり硬いと言えば硬いですね。

>ロードノイズ
ディーゼルモデルとしては廉価グレードにあたるプロアクティブだからなのか、
走行時のロードノイズははっきりと聞こえます。
タイヤがTOYOだからか私のXのブリジストンよりも目立ちますね。

>乗り心地
乗り心地はシートの良さを脚の硬さが台無しにしている感じで
初期型の脚の硬さは高速のような路面の良い道路でも無い限り
疲れ知らずとまでは行かなそう?
この点も私の2022年式の靭やかで快適な上質感ある乗り心地とは
大きく異なる感じでした。
やはりマツダ車は2~3年後の熟成の進んだモデルがオススメですね。

>質感
見た目の質感やデザインは同じですが
操作感や動作音なんかにちょっと違いがありました。
ドアロックの音は代車の初期型の方がガチャっという
少し質感が無さ気な音が大きく聞こえます。
パワーウインドウの開閉音もちょっと質感が足りない感じでした。
私のXはその辺りもう一段階上質な感じで
あまり機械的な音とかの角が立つ感じは抑えられています。

>静粛性
緊急車両のサイレンが聞こえないと言われるほど静粛性の高いMAZDA3ですが
その点はさすがに初期型でも同じでしたね。
MAZDA3では静粛性は高いがエンジンサウンドは
あえてわざと聞こえるようにしているという事で、
ディーゼルのカラカラ音もそのままダイレクトに聞こえます。
それこそデミオXDよりもはっきりと。
ただこれは私のXでも同じで、SKYACTIV-Xのカラカラ音もはっきり聞こえます。
SKYACTIV-DとSKYACTIV-Xのカラカラ音は全然違う音なのが
今回改めてよくわかりました(笑
私のXは初期型のそれと比べると大人しい感じで上質感を感じます。
ディーゼルのカラカラ音もそうですがXDの廉価グレードと
Xの最上級グレードでは静粛性なんかも違いがあるのでしょうか?
DJデミオXDの最上級グレードもとても静かでしたし。
たださすがに第7世代の廉価グレードが第6世代に劣るとは思いたくないけど…。

>ディーゼルのカラカラ音と振動
ディーゼルのカラカラ音と振動もしっかりと伝わってきていて
以前私が乗っていたデミオXDより酷く感じるほどで
高級車並の質感とは裏腹にガサツさすら感じました。
振動もかなり目立つ伝わり方なので上質感がやや損なわれている感じです。

>SKYACTIV-D1.8のトルク
トルクに関しては車格に対して1.8Dだと必要十分レベルで
言うほどトルクモリモリって感じの加速はしてくれません。
高速道路を走っていないから合流加速等では
もっと力強く加速してくれるのかもしれませんが。
ただ不足を感じるほどでは無く、レスポンスの悪さが加速の鈍さを
より目立たせている感じでもあります。
やはりガソリン車に比べるとここははっきりと差が出ますね。
またトルクが思ったほど太く感じないのは
やはり以前のデミオXDの車格を超えるトルクの太さを体験しているからかな?
もしもアクセラと同じ2.2Dだったら絶対的な魅力があったでしょうね。

>SKYACTIV-D1.8の燃費
燃費はさすがの一言です。


普段の通勤路で私のXは頑張っても14km/Lしか出ないのに
ラフな運転で軽く17km/Lを越えて18km/Lも出るのは羨ましいものです。
高速なら22km/Lとか余裕で出そうですが試す機会はありませんでした。

燃料代の安さと合わせて、燃費の良さはディーゼルの最大の魅力ですね。
そしてDPF再生で平均燃費が一気に下がっていくのも相変わらずですね。

>i-DM
代車は2ndステージでしたので結構ラフに走っても青が点きまくります。
私のXは納車直後にすぐにステージ開放で5thステージにしているので
ちょっとした事でも白が点いたりしますが
同じ走り方で青が点く2ndは緩いな~と感じます(笑


デミオ時代から私の発進加速の仕方は青が点きやすいらしく、
私のXの5thステージも普段は平均4.9~5.0なせいか
代車の2ndステージはすぐに3rdステージに上がりました。

そのまま4thへ行けそうだったので、こっそりステージ開放してみました。

それとi-DMは乗り比べとはあまり関係の無い話かと思いましたが、
ATとMTでは大きな違いがある事が今回よくわかりました。
ATの発進時等のアクセル操作と停車時のブレーキ操作に対する判定が
MTのそれとまるで違う判定基準になっているようで
MTの時と同じ操作をしても青白逆になる事が意外と多くあります。
でもその基準はわりとわかりやすいので
慣れるとすぐ対応できるようになりますが。
それでもATよりもMTの方がi-DM判定というか
そもそも運転自体がし易いのでi-DMの青判定も狙って出しやすくなります。

>リアドアを閉める音
これも乗り比べとはあまり関係無いと思いますが、
MAZDA3でよく言われるフロントドアの閉める音の重厚感が
リアドアでは全く無く軽い音がする点。
初期型純正の代車では本当に軽い音がしますね。
私のXは納車後すぐに遮音材やウェザーストリップ増し増しにしているおかげか
リアドアもすごい重たい音がして安っぽさが全く無くなっているので
これはやって良かったなぁと思います。
お値段も安いのでオススメだったりもします。

>ATとMT
私はこれまで一度もMT以外の車を所有した事が無いので
ATは社有車や代車でしか乗る機会がありません。
今回のMAZDA3の代車はEPBモデルでは初めてATに乗りましたが、
ブレーキホールドから発進する際のガクンという揺れと
少し唐突感のある走り始めの加速感がやはり違和感というか抵抗があります。
MTは操作の仕方次第でいくらでも上質で滑らかな発進ができますので。
特にi-stop状態からの発進はエンジン始動からブレーキホールド解除で
より揺れが大きくなるような感じでどうしても慣れませんでした。
i-DMも4thステージ以降はここで白が点きやすく、
エンジン始動&ブレーキホールド解除の際に
一瞬アクセルの踏み込みを止めるようにしないと青が点かないようで
その辺りも自由自在なMTとは違ってひたすら扱いづらい感じでした。
やはり私はMTにしか乗れない人間のようです。

>ウインカー
MAZDA3は2021年末の改良でディミングターンシグナルになりましたが
初期型の通常のウインカーと魂動ウインカーでは点滅速度が違うようです。
魂動ウインカーはパッと点いてふわっと消えるので
そのぶん点滅がゆっくりになる感じですね。
動画を撮ってみたで比較してみます。

やっぱりディミングターンシグナルは質感も高くて良いですね♪
昔のクルマはウインカーにリレーを使っていたので物理的な動作により
ウインカー音もリレーの音ですし同一車種でも点滅速度に差がありましたが、
現代のクルマは電子制御で音も擬似的に電子音を鳴らしてるだけで
点滅速度にも差はありません。
ウインカーの音がATの後退音やアラーム音に上書きされるのはその為です。

>センターコンソールの深さ
私のMAZDA3はAWDでセンタートンネルにドライブシャフトが通っている為、
2WDモデルよりもコンソールボックスの深さが浅いです。
という訳で代車の2WDのものと直接比較してみましたが、
深さだけでなく真ん中のセパレータの位置も違うのですね。

容量としてはAWDの方も十分ありますが、
社外品のコンソールトレイはそのままではセパレータの凸が干渉して使えません。
実は加工前提で納車前に購入していたものの容量が十分だったので結局使わず。
干渉する部分をトレイ側で軽くカットしてやれば使えるのですけどね。

>シートヒーターとステアリングヒーター
代車はファブリックシートで私のはバーガンディのレザーシートですが
シートヒーターの温まり方が全然違いました。
寒い朝にエンジンスタートと同時にスイッチオンで
ファブリックシートは2分くらいでしっかりと温まりますが
温かいと言えるレベルまでレザーシートは5分近くかかります。
ステアリングヒーターに関しては特に差は無く
しっかり温まってから十数分後に温度がゆっくり下がっていくところまで
全く同じでした。
そういえばシートヒーターとステアリングヒーターのスイッチは横に並んでいますが、
エンジンスタートボタンを押してエンジンがかかる時に同時に押すと、
何故かステアリングヒーターだけがONになりシートヒーターはONにならないんですよね。
これ、何でなんでしょう?(どうでもいい

>結論
今回SKYACTIV-D1.8を1週間乗ってみて改めてわかった事は
私はSKYACTIV-Xを選んで良かった事ですね。
燃費と燃料代による経済性以外SKYACTIV-Dの魅力は
SKYACTIV-Xに及ばない事がはっきりとわかりました。
代車が初期型でSPIRIT1.1非適用モデルだったからかもしれませんが、
もしこれで同じ最新式かつ最上級グレード同士での比較なら
また少し違ったのかもしれません。
けれどどのみちATだと走りにくい事には変わりはありませんし。
もしもSKYACTIV-Dに6MTがあったなら
おそらく最上級グレードならデミオXDのように
上質感いっぱいで気持ちよく楽しく乗れたのでしょうけれど、
それでもデミオXDのトルクの厚さはBMアクセラの2.2Dのように
車格に対してオーバートルク故のものだと思うので
やはり1.8DだとMAZDA3の車格では物足りなかったのではと思います。
それにi-ACTIV AWDもありやはりX/AWD/MTの選択が
私にとってのベストチョイスだったと思います。
1週間ぶりに乗ってみて改めてそれがよくわかりました。
過去何度も書いたように自分のクルマに求める理想のほぼ全てを
完璧に備えていたDJデミオXDから見ても
経済性と取り回し(ボディサイズ)以外全ての面で大きく上回っています。
時間とお金が許す限りいつまでも走っていたい、
そんな気持ちになったのはカリブ以来13年半ぶりですね。


足回りと乗り心地に関しては2021アップデートによって
SKYACTIV-Xが他モデルとは異なり特別な手が入っているというのは
当時の五味やすたかさんの動画でも語られていましたね。

マツダ マツダ3 【レビュー&試乗】一部改良でスカイアクティブXが進化!! ディーゼルの力強さも向上でおすすめ度アップ!! MAZDA Mazda3 E-CarLife with 五味やすたか

i-ACTIV AWDとGVC+とグリルシャッター等の協調制御が見事だと、
この動画でも語っていますね。
MAZDA3はSKYACTIV-XのAWDが最も極上なモデルだとも。
これは発売当時からマツダ公式も「最も完成度が高い」と明言していましたね。
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