マツダ"CX-5"、"CX-30"、"MAZDA3"に特別仕様車"RetroSportsEdition"発売！

先月から噂が流れていた通り、マツダのCX-5、CX-30、MAZDA3に
"RetroSportsEdition"という特別仕様車が設定され
10月より販売される事が昨日告知されました。


"RetroSportsEdition"は海外ではSKYACTIV-G2.5T搭載の
CX-5、CX-30、MAZDA3ファストバック＆セダンに設定された
"CarbonTurbo"(一部地域では"SunaEdition")という名前の特別仕様車で
その日本バージョンにあたります。
ジルコンサンドメタリックのボディカラーやテラコッタカラーの内装で
"BlackToneEdition"をベースに上級モデルの装備を奢った豪華仕様となっています。

マツダ公式YouTubeチャンネルにて解説動画が公開されています。

・Retro Sports Edition デザイナー商品説明動画


・MAZDA CX-5 Retro Sports Edition


・MAZDA CX-30 Retro Sports Edition


・MAZDA3 Retro Sports Edition


今回はCX-5とCX-30が商品改良と同時に特別仕様車として設定、
MAZDA3は春に商品改良を行っているので特別仕様車の追加設定という形になっています。
今回の特別仕様車はあくまで内外装のカラーリングや装備の追加変更、
CX-5とCX-30ではグレードラインナップの刷新もあり
値上げされた価格と合わせて結構な変更点が多くなっています。
またMAZDA3に関しては特にSKYACTIV-G1.5のモデルが
100周年記念モデル以来の豪華仕様となっているのも注目ポイントですね。
これでMTが残っていたら、かなり売れたのではないでしょうか。
ほんと、少し惜しいところですね。

発表と同時にマツダR&Dにて先行公開が行われたので
モータージャーナリストのみなさんが紹介動画を公開されています。
詳しくは公式サイトや下記動画をご覧下さい。

・マツダ CX5 / CX30 / Mazda3 【レビュー】新たな仕様「レトロスポーツエディション」が登場!! CX5は同時に一部改良を実施 E-CarLife with 五味やすたか


・マツダ レトロスポーツエディション！ シブくてカッコいい新ラインナップを ラブカーズtv 河口まなぶ が 内外装徹底チェック！


なお、今回の先行公開のMAZDA3は北米仕様の2.5ターボとなっているので、
左ハンドルだったりヘッドライト側面がオレンジになっていたりします。

五味やすたかさんが動画でも仰っていましたが、
CX-5とCX-30とMAZDA3では実はMAZDA3が最もホイールベースが長いのですね。

兄弟車のCX-30はともかく、1クラス上のCX-5よりもホイールベースが長いとは
MAZDA3の走行安定性はこれが大きなポイントになっているのですね。
そのおかげでフロントノーズもMAZDA3が最も長いので
よりスポーティに見えますね。
でも実際に乗っていてもフロントが長いという印象はあまりしないので
取り回しに気を使う事もそんなに無いです。
私の場合はDJデミオとの比較なので少し気になりますが
DJデミオとほぼ同じ車両感覚で運転できるので
本当にマツダ車は運転がしやすいんですよね。

最後に、今回CX-30が改良でMTとSKYACTIV-Xが廃止されてしまいました。
CX-5も噂通りMTが完全廃止されてしまいましたので
マツダ車でMTのラインナップはどんどん減って行ってしまっています。

これはマツダがこれから本格的な電動化を進めていくうえで必要な、
駆動装置を削減していくという事で、先日公式告知もあった通りですね。

・マツダ 駆動装置2割削減　EVシフトへ経営資源捻出【モーサテ】（2023年9月4日）


CX-5に関してはそもそも初代発売時にはMTは設定されていなかったものが、
要望を受けてラインナップされ二代目にも継承されたものです。
たださすがに今の時代にMTを選ぶ人は特に国内ではごく一部になっている訳で
さすがに二代目CX-5ではMTはほとんど売れず、廃止は理解ができます。

CX-30もMAZDA3に比べてMTは少なかったですし、
そのMAZDA3ですら実際にはMTは1割程度でした。
そして今回の改良でCX-30はSKYACTIV-Xが廃止され、
国内でSKYACTIV-Xを選べるのはMAZDA3ファストバックのみとなりました。
MAZDA3のセダンは今春の改良でSKYACTIV-Xを廃止しています。

せめて、MAZDA3ファストバックだけはSKYACTIV-XとMTを残して欲しい…。
乗ってる人にだけはわかる、これは本当に良いものなのです。