
ガンプラを始めとしたプラモデルや
プラスチック製品、その他様々なものに
カラーメッキ加工を施してくれる
岐阜県の協和理化学工業(株)様の
ワンオフサービス、"きらきら工房"。
お世話になった方も居ると思います。
私も10年程前から昨年まで度々お世話になっていましたが、
そんな素敵なサービスを行っていてくれた"きらきら工房"さんが
メッキ加工サービスを終了された事を昨年の暮に告知されていました。
私も何度か依頼してメッキガンプラを作っていたので
ここで過去の作品をいくつか振り返ってみようと思います。
といっても最初の頃のは写真もろくに残っていませんでしたが(^^;
↓一番最初にメッキ加工を依頼したもの。


ガンダムベース東京の前身、ガンダムフロント東京の限定ガンプラで
"HGデルタガンダム弐号機"の赤い外装を赤メッキにしたものです。
ランナーの画像は撮ってあったものの組み立て済みは撮影しておらず
今はもうホコリに埋もれてしまっているので撮影できず。
きらきら工房さんの赤メッキは濃淡2色あってどっちにするか迷います。
ちなみに画像はありませんが"HGグリムゲルデ"も赤メッキにしてあります。
こちらはランナーも組み立て済みも撮影していませんが。
↓フルメッキHGユニコーン3兄弟。


こちらはランナーの画像がありませんが
"HGフルアーマーユニコーンDM"、"HGバンシィ・ノルンDM"、
"HGフェネクスDMVer.GFT"の3キットを関節やサイコフレームも含めて
全てメッキにしています。
バンシィの金色やフェネクスの水色のサイコフレームのメッキは
なかなかきれいに輝いていて、純正のクリアパーツよりも見栄えがすごいです。
↓限定品発売前に再現した"HGフェネクス"と"HG G-フェネクス"のユニコーンモード。


2016年秋の秋葉原ガンプラEXPOで発売されるという情報を見て
即座に手元の"HGバンシィ・ノルンUM"を使って再現したものです。
きらきら工房さんの即日対応の速さのおかげで
イベント開催前に投稿できました。
一緒にG-フェネクスUMも再現したので、"HGバンシィ・ノルンUM"のパーツを
アームドアーマーDEのために4体ぶん使用するというのも
ガンプラバブルの無い当時は全然楽なものでした。
一般販売ガンプラは当時はとても安く確実に買えたので。
↓RGνガンダム[チタニウムフィニッシュ]をフルメッキ化。



昔のチタニウムフィニッシュはほとんどの外装がメッキになっていましたが、
近年のものはホワイトとゴールドくらいで
他の色はメタリックカラーの成形色になっていますよね。
そこをメッキ化したものです。
きらきら工房さんのブラックメッキはやや青みがあるので
νガンダムの黒に近いダークブルーと相性が良いのです。
フェイスはHGUCのものが理想的な形状だったので移植。
↓RGフェネクスペルフェクティビリティ。




プレバンで"RGフェネクス[ナラティブVer.]"発売の情報を見て即準備したもので、
一般販売の"RGバンシィ・ノルン"のアームドアーマーBS/VN/XCと
"RGフルアーマーユニコーン"のアームドアーマーHJを
フェネクスのカラーリングに合わせてメッキ化したものです。
プレバンから"RGフェネクス"が届いて即一緒に組み上げました。
個人的にお気に入りの1体ですが、とにかくポロリが酷いのが難点で
元キットのポロリに加えて追加したアームドアーマーも
固定力や保持力が不足している部分があり
デストロイモードで飾っておく事ができずユニコーンモード固定で飾っています。
↓HG金のトライエイジガンダムとバウンド・ドックのガウェイン機。





"HGトライエイジガンダム[ゴールドコーティング風]"は
カードゲームのTwitterプレゼント企画にあったものを
「どうせ当たらんから」ときらきら工房さんでメッキ加工して自作したら
まさかの当選してしまったものですね。
"HGバウンド・ドック[ガウェイン機]"はガンダムビルドファイターズの
特番で登場したガウェイン作の黄金のバウンド・ドックを再現したものです。
再販されたら絶対にやりたいと思っていたものなので
ジェリド機と一緒に制作しました。
この頃まではガンプラ熱が凄くて、ノリと勢いで色々やってましたね。
他にもきらきら工房さんでメッキ加工したものがいくつかあるのですが
お見せできる画像が無いものばかりなので。
本当に、いつも即日対応してくれていたきらきら工房さん。
ありがとうざいました。
"きらきら工房"というのは、メッキ加工の事業を行っている
岐阜県にある協和理化学工業さんが昔、業務の合間にある余力を有効活用し
プラスチック製品を始め様々なものの持ち込みメッキ加工を行う
ワンオフサービスとして本業とは別に個別に行っていたものです。
プラモデルでメッキ加工を依頼する場合は、
ショッピングカートから希望のカラーをランナー枚数ぶん注文する感じで
あとは加工するプラモデルのランナーを送付して完成を待つという流れでした。



サイトに載っている上記の基本カラーだけでなく、
調色による特別カラーにも対応してくれていました。
その頃は今のようなガンプラの異常ブームも無く
知る人ぞ知るみたいな感じで細々とやっている感じだったようですが、
コロナ禍以降もしばらく続けていたものの
少し前から注文受付を停止していたようです。
詳細を知らないので断言はできませんが、
どうせ最近の民度の低いガンプラ民が無理言ったりして
迷惑をかけたのではないかなというのは簡単に推測できますね。
過去に10年ほどの間、度々利用してきた身として思うのは、
"きらきら工房"さんの受付は基本的に一人で管理しており
受けた注文の内容を確認して工場の担当者に作業を引き渡している感じなので
注文の仕方が悪かったり書式のフォーマットを守らないと
確認の手間が増えたり工場側が分かりづらい感じになり大変そうでした。
私が注文品を送付する時には
可能な限り分かりやすい梱包や明示の仕方を心がけていましたので、
本当に即日対応してくれて1~2日後には完成発送というパターンが多く
その時の連絡でもわかりやすい梱包いつもありがとうございますという
お礼の言葉を頂いていました。
きっとこの「わかりやすく梱包明示する」が重要なのですよね。
管理や作業の工程をイメージするとそれがよくわかります。
なのでコロナ禍以降のガンプラブームでメッキ加工の依頼が増えてきて
そこに最近の自己中ガンプラ民が身勝手な注文の仕方をしたり
ちょっとしたホコリ付着やハジキなんかにクレームを付けたりしていたとすると
受付の方も工場の方もとても大変だったと思います。
それがどんどん増えれば本業に影響を与える可能性が高まり
受注を停止せざるを得なくなるのも納得が行きますよね。
あくまで想像による仮説ですが、現状を考えるとこれが一番可能性高そう。
実際KRIさんの本業そのものは特に変わらず続いていますし、
元々小さい工場で従業員数も少ないので、
悪質なガンプラ民に対応するのはかなり辛いと思います。
そんな事は無く全く違う理由だったら良いのですが…。