
愛知県三河地方の主要幹線道路の一つで
東名高速道路豊田ICから安城市へ向かう
南北の幹線道路となる愛知県道76号線
豊田安城線の暫定2車線で共用されている
豊田市の1つと安城市の2つの区間のうち
トヨタ自動車上郷工場から愛知県道56号線
名古屋岡崎線の区間である豊田工区側が
今年事業化されるとの事です。
そのすぐ南の安城工区の暫定2車線区間も
令和5年度から拡幅工事の計画が進んでいて
近い内に事業化される見通しとなっています。
愛知県道76号線豊田安城線は東名高速道路の豊田ICの出口から
まっすぐ安城市へ伸びている完成4車線の地方主要道で
この周辺にたくさん集中しているトヨタ自動車及びその関連事業所に出入りする
物流車両や通勤車両にとって欠かせない重要な幹線道路となっています。
特にトヨタ自動車元町工場から先の一部区間は完成6車線となっている等
平日の交通量がとても多い重要な道路となっています。

豊田安城線は国道1号線と交わる尾崎町柳田交差点が終点ですが
幹線道路としてはその南の安城コロナワールド前を通って
安城市の安城町宮前交差点まで完成4車線で繋がる道路となっていて
国道1号線以南は安城新田線という名前になりますが、
国道1号線から安城コロナワールド手前の大岡町荒古交差点までが
暫定2車線で共用されていて、その先は完成4車線共用済みとなっています。
今年事業化されるのは豊田工区のトヨタ自動車上郷物流センター南の
豊田市桝塚西町南小畔交差点から愛知県道56号線のバイパスじゃない方の
豊田市福受町下之切交差点までとなっています。

この区間は一部物流会社前を除き用地確保もまだできていませんが
そのほとんどが田畑なので用地買収は容易に進むかもしれません。
そしてこの豊田工区のすぐ南、岡崎市橋目町御小屋西交差点から
国道1号線手前の安城市宇頭茶屋交差点までも
令和5年から事業化へ向けての動きが進んでいます。

ここが一緒に4車線化されれば、国道1号線までは全線で完成4車線となり
平日朝夕の慢性的な渋滞が大幅に解消される事が確実視されています。
愛知県道76号線豊田安城線はこの地域を南北に結ぶ重要路線で
自動車関係の物流だけでなく、安城コロナワールドやデンパーク安城、
間もなく開業する
ららぽーと安城といった商業施設もあり
その重要性は増加の一途を辿っています。

この愛知県道76号線豊田安城線は豊田市と安城市を南北へ繋ぐだけでなく、
国道1号線のすぐ南には衣浦港へ繋がる愛知県道47号線岡崎半田線も接続予定で
その岡崎半田線は事業化へ向けて計画が進む名古屋三河道路も
愛知県道296号線小垣江安城線と共に接続する等、
地域交通の重要な役割を担っている部分もあります。
また、豊田安城線は豊田ICから安城コロナワールドまで
まっすぐ直接結んでいる事もあり利用者がとても多く、
この道路が全て完成4車線化されれば事故や渋滞が激減し
地域交通にとても大きく貢献します。
この先事業化予定の安城工区や、その南の安城新田線も
全線で完成4車線化の用地が確保済みもしくは確保が容易な区間となっているので
今回事業化される豊田工区が順調に進めば続けて事業化されていく可能性が高く
道路渋滞が厳しいこの地域の交通を円滑にする期待が持てますね。
ローカルな話ではありますが、この地域のクルマ好きとしてはとても楽しみになります。
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Posted at
2025/01/28 05:00:02