2025年3月8日(土)に半世紀の悲願を成し遂げ
全線開通を迎えた名豊道路こと国道23号線バイパス。
国道23号線バイパスが全線開通した事により、
これまで蒲郡市内の町の中を走っていた
従来の国道23号線がどうなったかと言うと、
以前の記事通り4月1日付けで国道指定が解除されて
新設された愛知県道528号線へと変更されました。
そして4月中頃から同路線とその周辺の
道路標識の更新工事が順次開始されています。
更新工事の期間は6月末までとなっているようです。
名豊道路の全線開通にともなう道路番号の指定変更は
従来の下道の国道23号線だけでなく、
同路線に接続する他の道路にも及んでいました。
大きな変更があったのは、名豊道路と蒲郡ICで接続する事になる国道473号線と、
須美ICからの下道区間で愛知県道383号線との重複区間が大きく変わっています。
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3月終わり際にまさかの追加変更!国道23号の名豊道路の非バイパス区間と国道473号の変更が想定外過ぎた。
今回のお話は、上の
助六さんの動画を元に自分で調べたものを交えて書いています。
助六さんの動画はためになるものが多いので、
道路関係や峠ステッカーとかに興味のある方にオススメのチャンネルです。
という事で、蒲郡市周辺の道路路線番号変更に関して、色々書いてみます。
3月14日(金)の国土交通省からの告知だけを見ると
旧国道23号線がそのまま全部、新設される愛知県道528号線に変更され
国道248号線や国道247号線との重複区間も重複したままに思えましたが、
実際には結構細かく異なっている事がわかりました。
↓名豊道路全線開通に伴う路線番号の変更はこんな感じ。

ただ国道23号線の下道が愛知県道528号線に変わるだけでなく、
細かい部分が結構変更されている事がわかります。
※これがどこまで合っているか、100%完璧な答え合わせができていないのがネック。
※間違いに気が付いた方は、その情報元と共に教えて頂けると助かりますm(_ _)m
↓わかりやすく、令和7年4月1日以降の国道23号線と愛知県道528号線だけを表示。

3月の告知だけを見ると名豊道路の須美ICから前芝ICまでが
愛知県道528号線に変わるのかと思いきや、
実は須美IC前は愛知県道528号線になっていません。
また、変更無しだと思っていた国道23号線の本来の始点である
国道1号線との接続点である西八町交差点までも変更されていました。
↓須美ICから桐山西交差点までは、元々の愛知県道383号線単独区間になります。

須美ICから愛知県道528号線になるのかと思いましたが、
実は国道23号線の時から桐山西交差点までは愛知県道383号線との重複区間だったので、
その重複が解除されて愛知県道383号線の単独区間になったのですね。

愛知県道528号線豊橋幸田線の終点が須美ではなく桐山になっているところがポイント。
↓名豊道路の前芝IC周辺は少しややこしい?

昔(バイパスの高架道路ができる前)は国道247号線と国道23号線の重複区間だった
前芝宇塚交差点から前芝東塩交差点までの短い斜めの区間は
いつからか詳細はわかりませんが国道23号線の単独区間となっていて
今回の路線番号変更でも愛知県道528号線の単独区間となっています。
私はこのバイパスの高架道路ができる前、一時期この近くに通っていたので
なんとなくですがその辺りの変遷を記憶していますが
国道247号線が前芝宇塚交差点から豊橋川北交差点の方へ変更されたのは
恐らく高架道路のバイパスができた頃だったと思います。
そしてその国道247号線は今回は変わらず
バイパスの下を通り豊川橋北交差点から東へ曲がる形になっています。
これは今回の変更では無いし明確な資料も見当たらなかったので間違いがあるかも?
↓一番大きな変更点の、国道473号線の変更。

岡崎市の本宿を経て新東名高速道路へも繋がる国道473号線は
山を超えるところが特に狭い狭隘道路となっていて走りづらく、
隣を走る愛知県道73号線、通称"三河湾オレンジロード"が
2012年12月に無料開放されて以来、地元の方以外殆ど通る人はいませんね。
今回の名豊道路全線開通に伴い国道473号線は大きく変更されましたが、
その変更点が予想外過ぎました。

名豊道路の蒲郡ICへと接続する上大内交差点から上大内東交差点までの
約86mの区間が新たに国道473号線に指定され国道23号線との接続を維持、
代わりにこれまで国道473号線だった上大内交差点より南が
全て国道指定解除されて新たに愛知県道73号線となりました。
ちなみに愛知県道73号線は上大内東交差点から南へ真っ直ぐ伸びていますので、
この区間は愛知県道73号線が2本あるという事になっています。よくわかりませんね(^^;
名豊道路全線開通に伴う道路路線番号変更はこんな感じでした。
路線番号が変わるという事は、現地にある道路標識の類も変更されるという事で、
4月中頃から更新工事が始まっています。
私もこの連休中に豊橋市街に用事があった帰りに
旧国道23号線を幸田町へ向けて走ってみて、
道路標識類の変更をいくつか確認しましたので
GoogleMapで更新前と比較して乗せてみます。

この時確認できたのは、旧国道23号線道路上のみで3箇所ですが、
ネット上の情報では逆方向や同路線に接続する道路の標識でも
一部更新工事が行われている事が確認されています。
なお、この道路標識の更新工事は、どうやら6月末までが工事期間となっているようです。

道中1箇所だけ発見した道路工事用看板で
「計装設備の更新工事を行います」というものがありました。
通常「計装設備」というと建物等の設備を
効率的に稼働させる計測器や制御装置の事ですが、
この看板は道路工事を案内する看板ですので建物用ではありません。
道路における計装設備とは道路標識や信号機の事なので、
これが旧国道23号線路線上に設置されているという事は
恐らくこれが旧国道23号線の標識の変更工事を意味しているものではないかなと。
間違っていたら申し訳ありません。
という事で、名豊道路全線開通とそれに伴う道路の路線番号変更のお話でした。
なお、GoogleMapの路線番号は基本的には国土交通省の公示を元にして
反映されましたが、5月2日(金)時点ではまだ間違っている箇所が多いようです。

いつか修正されるのかな?(^^;

ちなみに国土地理院の地図は5月3日(土)現在はまだ路線番号変更前のままです。