
仕事で大きめのモノを運ぶ必要があったので、ハイエースをレンタルした。
本当はパネルトラックを借りようかと思ってたのだが、3月末は引っ越しシーズン、2週間前に予約したのだが、パネルトラックに空きはなく、空いていたハイエースクラスを予約した。
で、昨日。レンタルの手続きを済ませ乗りこむ。シートを合わせ、ミラーの確認をした後にキーを捻る。
メーターパネルのグローランプが・・・あれっ?点灯しない。失敗した、ガソリン車だこいつ。4ナンバーなので2Lのエンジンだな。燃料代を考えるとディーゼルの方が嬉しいのは当たり前。今回はディーゼル指定しなかったのでしょうがない。
で、このハイエース、5年落ちで10万キロちょっとしか走っていない個体だった。トヨタレンタなので主力車種の筈だから、やはりガソリン車は不人気なのか? 後輪駆動のギヤは4AT、普通の4ナンバーバンの素モデルだ。
半日で高速、田舎の流れる道を350キロ程乗って、燃費は9.7km/Lというところだった。途中東北道で9キロほどの区間を1時間かけて走る渋滞に巻き込まれ(震度5弱の地震にも渋滞中に巻き込まれた)たので、これがなければリッター10キロは超えたか?という高燃費を叩き出した。道中半分以上の200キロは500キロ近い荷物で走っている。雨も降ったのでデフロ+エアコンも使用してこの燃費だから素晴らしいものだ。
感想としては
・シートがダメ。 一番安いファブリックだけど、直ぐに腰が痛くなった。まぁこれはしょうがない。
・左足ブレーキをしようとしたら、ハンドルシャフトが邪魔をする。まぁ、右足だけでも問題はないが。
・1速でのクリープが強い。アクセル踏まなくても車速が伸びすぎるので、渋滞でしんどい。
・アクセルの踏み始め~5mmくらいの踏みしろで車体が飛び出す。空荷だと顕著。雨の右左折+商用スタッドレスでは後輪がスリップして気を使う。ハイエース用のスロットルコントローラーが売れるのは納得だ。
・上の項目と関連するが、ATの各ギヤでスリップが少なく、アクセルに忠実に加減速してくれる。逆にこちらは好感触で、混雑した高速での車線変更、追い越しでは不満が出ない。
・ゲートシフト(写真)がとても良いDの位置から右に倒せば3速。ODボタンよりもこちらの方が使いやすいし、4速に戻す操作を忘れることもない。<なんでメルセデスは辞めたんだろうか?>
・タコメーターがないが、4速100キロくらいまでの巡航では不快な振動がない。車内も静か。
・ヒーターが使えるまで早い(ディーゼル車は暖房使えるまで時間掛かるんだ)
・小回りが効く。4ナンバーなので、細い車体と高い目線で細かい取り回しはとても楽だった。駐車スペースにも困らないので、4ナンバーは良い。
営業車としては王道である現行ハイエース。ガソリン車ではあっても完成度はやはり高い。ディーゼルの方がまったりとしていて走りやすいと思うのだが、高速巡航時の振動の少なさ、エンブレの効きや加速の鋭さはエンジンが軽いのも効いているのだろうが、やはりガソリンの方が良好だ。
1000キロとか走るならディーゼルを指定したいが、今回みたいな400キロも走らないならガソリンでもいいなと考え直した。
さて、次期キャラバンはどういう出来なのだろうか。ハイエースの牙城を崩すことは・・・難しいだろうか。
ハイエースは営業車として理想的で使いやすいのだけど、自分の場合はひとりで長距離を高速移動する事が殆どなので、空気を運ぶ事にコストをかけたいとは思わない。やはり荷物を運ぶときのみレンタルや運送業者を利用して、普段は普通の乗用車と言うのがベストだろう。
4気筒2Lガソリンで4ATという部分しか共通点はないが、モンデオと比べるとATの完成度が段違い。やはりモンデオはATがネックだなぁ。
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間違いだらけの営業車選び | 日記
Posted at
2012/03/28 10:47:51