毎度、修羅場です。今週末がクルシミマス? 光陰矢の如し、早い、早いよスレッガーさん。
今回のレンタカーではやっとこれが当たりました。
フィット3 残念ながらガソリン車なのでCVTですし、エンジンもカミさんクルマのフィット2ワゴンL15Bと同系統ですがL13Bです。
FIT3、機会が無くて全く乗ったことが無かったのですが、まだ初日で50キロほどしか走っていませんが、FIT2比でイイところ、ダメな感じのところ、どうでも良いところなど、色々感じるところがありますね。セールスは好調だったFIT3だけに、確かにいい作りしているな、というのが正直な感想。
個人的に一番いいなと思ったのは
ドアハンドル~(大山のぶ代さんの声で)。
やはりグリップタイプは前からも後ろからも、上からも下からでも、どこからも掴めて開けられるので、とてもいいです。FIT2&フィットシャトルはフラップタイプで下からしか攻められないのですよね。手首が硬い年寄りにはつらい(笑
排気量が小さいL13Bですが、L15B同様にポート噴射なので低回転から特に癖もなく上まで不通にまわる良いエンジンですね。CVTもたぶんカミさんクルマと同じトルコン付きだと思うけど、まぁエンジンの回転上昇に車速を乗せていくセッティングと思われ、気持ち悪い感じは少ないです。しかしながらパンチ不足は否めなく、街で走るなら問題なさそうですが、高速道での3桁巡行ではつらそうな感じ。1.5Lがイイな、やっぱし。
しかしFIT3、よくできてますね。運用上でFIT2でがっかりするポイントは、ほぼ潰してきているんじゃないかな。例えばワイパー外してカウルカップ外さないとプラグ交換できないほどエンジンが潜っていたFIT2に対して、FIT3はプラグコイルが簡単にアクセスできるようになっています。それでいて運転席から見る視界として、フロントガラスの下端までの距離はFIT2よりも長く伸びているように感じられます。後席の広さ(無意味なリクライニングが追加されているけど)やトランクの広さもFIT2並。
強いてFIT2からがっかりした改変ポイントは3つかな。
・アイドリングストップが追加された。
・エアコンのスイッチが物理SWではなくタッチ式になっていること。ただしエアコン周りのSWは液晶ではなく、操作するために触る位置は変わらないので慣れれば問題無しかも。
・燃料キャップがドアロック連動だったFIT2に対して、運転席足元のレバーで開ける必要があるFIT3
あと、メーター中央のスピードメーターが、針が一番手前、速度目盛りの一部が中間、速度の数字と目盛りの一部が奥、という感じで立体感を演出した造りなのですよ。これが液晶表示ではなく、本当に物理的に奥行きのある(松本)メーターみたいな演出で、これがチラ見したときに、自分の目がかすんでいるのではないか、と勘違いしてしまうのが残念でした(自分の老化が)
あと、
ヴィッツ2で褒めたドリンクホルダーが、FIT3でも似たような形状になってました、運転席だけ。
しかし、この開閉式のドリンクホルダーは、完全閉か完全開の2ポジションしかできなくて、空き缶を挟んで揺れ(音鳴り)を停めることが出来たヴィッツ2には完敗です。
あとは、レーンキープアシストの介入が遅め(トヨタ比)なことが気になりました。具体的には黄色センターラインでライン部分に凸凹があるところで試したのですが、ラインを踏んで凸凹の振動を感じたところでハンドル介入が入って進路を戻されるのです。つまり右タイヤはセンターラインを踏んでいる=車体は対向車線にはみ出しているという状況でやっと介入されるのは、少し遅いんじゃないかな? ついでにステアリングがら手を放しているとMFDでハンドルを握ってくださいと注意が出るのには驚きました。
足回りは走行4万キロちょいの個体でしたが、リヤのバタバタした動きや前足のアンダーに思わせながらニュートラルに曲がっていくステアリングなど、FMCしたわりには、ほぼカミさんクルマ(フィットシャトル)とは差異が感じられなかったですね。
FIT2系からFMCで車体も全て完全更新したFIT3ですが、FIT2比でダメになったところが殆ど無くて、驚きで、これでハイブリッドがDCTの熟成不足でつまずかなければ… まぁあまり変わらなかったかな。結局はそこそこ売れて成功したモデルですよね。この出来ならFIT4で車体をキャリーオーバーしたのもさもありなん、と感じますが、
FIT4はなぜ失速したのか、ホンダは分かっているのかな?(私も分からないけど)
まぁ、私の営業車候補としてFIT3はGT性能(ワンタンク航続距離)がNGで、例えRSで6MTになったとして、運転は楽しいかもしれないけれどもそれは室内の広さとのトレードオフの燃料タンクレイアウト+容量での航続距離が問題になる。街の遊撃手としてならコレは良く出来た車だなぁ、と素直に関心するのですが。
~本日のまとめ~
・レンタカー普通車最低グレードのトヨタ(ダイハツ)の1L3気筒と比べれば、この1.3L4気筒は上品なエンジンで御座いますことね、でもマツダの1.3Lの方が6ATと合わせてもっとジェントルなエンジンと思われましてよ、オホホホホ~
・ナビ音声が案内するたびにラジオの音が消されるのが我慢ならない。AMラジオで面白いトークを聞いているときに中断させられるのはいかがなものか。落語を聞いていた時に、イイところでラジオ音声がミュートされて切れそうになりました(笑
・Bセグメントハッチ、好きなんだけど選ぶならマツダ2かヤリスかな。普通の5ドアハッチならFIT3は楽しみが無いと思う。
・セダンだったらグレイスハイブリッドの7DCTが個人的にフック。これなら欲しいかも、営業車1.2号的な立ち位置で。
・燃料タンクの容量に制限が出てしまうとはいえ、このリヤシートレイアウトは凄い。
・FIT4のテコ入れに1L3気筒ターボを出して欲しいな。CVTはボンネット中央の少し右寄りを少し膨らませてFITターボ。6MTはボンネットを全体的に膨らませて48ボルトのモーターアシストも付けちゃってFITターボ2なんてイイじゃない! なんとなく犬顔のFIT4なので、ブルドックみたいなフェンダーエアロも似合いそう。3ナンバーになっても可で、もちろんメーター中央には過給圧を示すバーグラフが欲しい!F1がターボ+モーターなんだから、FITもやっちゃえホンダ!
・しかし、タイトルを取ったF1ですが、やってる人間のモチベーションを徹底的に下げるような2020年秋の社長からの撤退宣言には、ほんとがっかりしました。それなのに現場の人たちはこの1年よくぞ腐らずにこの2021年の結果をつなげてくれたよ。ありがとう。そんで、ホンダが最近出した「行ってきます」の広告は、さらにガッカリさせられました。レッドブルに残るホンダエンジニア達が、インドネシア独立解放軍に参加した日本人脱走兵たちのように感じられるのは… 俺だけか。願わくは、彼らがF1の熱から冷めた時に、日本での受け皿が有りますように。
・戦う君の歌を、戦わない奴らが笑うだろう、ファイト♪
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間違いだらけの営業車選び | 日記
Posted at
2021/12/21 00:53:56