
タイヤ:ミシュラン パイロットスポーツ3
サイズ:205/55-16
ホイル:モンデオ純正
PS3に交換して2000キロほど走った。雨、雹、グラベル、被災地のガレ場、などなど、色々なところを走ってみての感想
購入理由:中古購入時に2本新品+2本8分山のグッドイヤーEAGLE NCT-5(低燃費系低コストタイヤ)が入っていたが、昨秋に2本がスリップサイン間近になった。7月の車検を継続としたので新品夏タイヤを値上げ前に確保することに決定。
高速道での利用が多いので、コンフォート系タイヤを中心に、燃費のことも考えてラベリングされたモノ、BSレグノvsミシュランプライマシーかエナジーセイバー で2月頃からショップで見積を取っていたが、そこで震災。 4月中旬から再度タイヤ選びをはじめるが、宮城県内はタイヤが高い。悩んでいたところにひさぞう氏がE36にPS3を入れたと言うのを見つけて案配を聞いてみた。偶然にも全く同じサイズを導入していた。良く聞けば某所通販で格安とのこと。調べてみたら確かに安い。スポーツタイヤと勘違いしてたが、ネットでインプレを幾つか読んだら実はコンフォート系タイヤだと言う確信を得て購入。 仕事場近所に持ち込みOKのタイヤ屋があったので、そちらで組み替え。
履いての感想
まずはモンデオ標準の2.1kg/cm2で走り出し。
・直進性が高い、というかタイヤのセンターバックが強い。手アンダーが出る。高速の直進でもちょっとしたハンドル操作が重い。
・街中の右左折が辛い、ハンドルが重い。
・ショルダーが柔らかいので、路面の段差(仙台近郊は激しい場所が被い)のこなし方がソフト。
・低燃費タイヤのような転がり感は無い。
・音は静かではないが、うるさいという程でもない。路面によってはとても静かになる。
・高速レーンチェンジでハンドル切り始めの粘り感が気持ち悪い。
・高速で段差を越えながらのコーナーでは、サスペンションの動きが気になる。
・山坂道ではタイヤがサスを急かしている感じがするのでセダンとしては嫌な気分。
・雨の中でもタイヤに不安が全くない。マンホールや排水溝、橋の繋ぎの金具などで気を使うのが減る。
・曲がり道で多少無理してもスキール音を出しっぱなしと言うことがない。滑り出しが判らない。ハンドル切りすぎでも破綻することなく曲がっていく。
ハンドル切り始めの粘りが特に気になるので、空気圧を2.4kg/cm2まで段階的に上げてみた。低速でもそれなりに取り回しが軽くなった。しかし乗り心地が堅く感じるので、冷間時2.35kg/cm2で決定とした。これでも直進安定性は高い。距離を追うごとにショルダー形状がこなれてきたのもあるのか、ハンドル切り始めの粘る感触は低減してきたようにも感じる。空気圧を上げたのが燃費にも良い方向に効いているようだ。
800km走行で前輪左右入れ替え。(バランス再調整)
1400km走行で後輪左右入れ替え。(バランス再調整)
で、現時点での感想は
・高速道での安定感が特によい。直進時は勿論、エルクテストのような車線変更でも波状無いグリップを発揮し、スポーツタイヤの系譜に相応しい。それでいてウェットでのグリップも文句なし。完全にシャシー側の性能を上回ってタイヤがオーバースペック。
・低速では、柔らかいタイヤサイドが段差の衝撃をこなしてくれる。それでいてサスペンションも良く動いているのが感じられる。
・段差で車体が大きく跳ねてもあさっての方向に持って行かれることがないのは、グリップが良いからだろう。被災路面も峠道も走っていて不安がない。
・燃費が伸びないのは右足が踏みすぎるから。
と言うことで、PS3がスポーツタイヤからコンフォート(というかGT系?)への性能振り幅を大きくしているようで、自分のような用途にはピッタリだった。これでBSショップでレグノを入れる2/3の価格で収まったのだから文句の出ようがない。2Lのモンデオでは動力性能的にタイヤに負けている感が強いが・・・
こういうタイヤを履いているからこそ、丁寧な運転を心がけるようにしよう。
Posted at 2011/05/29 13:18:30 | |
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