2012年12月09日
バタフライの除去をしてから、半月ほど。 長距離の走行が続いて、2千キロ近くを走行したが、特に問題は出ておらず、燃費に関しても変わらずの状況が続いている。
人間に例えるなら、盲腸や扁桃腺を切った感じだろうか。しこりのように引っかかっていた不安がすっきり晴れた気持ちだろうか。何となく、モンデオに対しての愛着も増したような気がする。
そもそも、モンデオはノーマークの車種で、購入する際に愛着が有るわけでは無かった。 3ドアハッチバックとクーペを探してたときにフォーカスのST170を検索かけていて、モンデオを近所の中古屋で見かけ、見に行ったら安いし程度も良いしで悩んだ末に、2年限定のつなぎグルマとして購入したのだった。それが3年10万キロ走る相棒になったのだから、不思議なモノだ。
ちなみに、最後まで対抗として悩んでいたのは、日産純正中古扱いのR32GTR。こちらを買っていたら、色々と苦労してたであろうという想像に難くはない。
まぁ、来年の車検も継続して、モンデオとはもう少しつきあってみようと思う。
そんなこんなで、昨日は石巻で仕事をした後、仙台市内でカミさんと合流して、コンドルズの舞台を見てきた。見終わった後に2人とも夕食をとっていなかったので、帰り道の途中で餃子の王将に寄った。雪はそんなに強くなかったので、2人とも上着を着ないで店内に駆け込んだ。 食事をすませ、支払いをし駐車場に出て行く。上着が無いので、さすがに寒い。雪も少し雨交じりになってきたようで、冷たい。
駆け足でモンデオに近づいて鍵のアンロックボタンを押すが、反応しない。寒くて調子が悪いのか?ロックやアンロックのボタンを押し直しても、何も反応してくれない。
運転席脇からトランク側にまわり、トランクロック解除ボタンを押すが、こちらも反応しない。
もう一度運転席側にまわり、キーを直接ドアの鍵穴に刺してひねってみるが、無反応。キーをひねりながら、ドアハンドルを引いたり、キーをひねりながらドアロック解除のリモコンボタンを押したりしたが、開かない。ガチャガチャやっても、何も反応しない。 助手席側に鍵穴は有ったかな、とモンデオの周りを一周してみるが、鍵穴が有るのは運転席ドアだけ。
雨雪が降っている暗くて寒い駐車場、傘もコートもクルマの中。カミさんは助手席側に立って濡れながら、こちらを睨んでいる。視線が痛い。
ボンネットを開けてバッテリーを一度外してメモリーリセットさせるか、などと色々な対処法が頭をよぎるが、カミさんも居るのでタクシーを呼ぶのが最善の策か?
最後の望みをかけて、運転席のドアに差し込んだキーをいったん抜いて180度ひねって差し込み直しひねったら『ガチャン』と、運転席だけがドアロック解除される音がした。すかさずハンドルを引っ張り、中に乗り込んで助手席側のドアを開ける。良かった、5分近くの格闘の末に乗り込むことが出来た。
普通にエンジンも始動し、普段ならバッテリーがもったいないので使わないのだが、助手席側のシートヒーターも使用し、エアコンを動かして窓の曇りを取る。『寒くなると、ドアのロックが調子悪くなるんだよなぁ』と、独り言(言い訳)をつぶやいた時、『ガチャン・ガチャン』と、すべてのドアがいきなりロックされ、解除される音が響いた。
無言のまま走り始めると、助手席のカミさんが『スマートキーの国産車が如何に便利か、よぉ~く判った』 としゃべった。その瞬間、、『ガチャン・ガチャン』と、モンデオも応えた。
Posted at 2012/12/09 15:28:55 | |
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モンデオ問答 | 日記