前回の続き。
日本仕様のスカイG1.5のエンジン性能曲線を見つけた。
タイヤ外径、ファイナル、変速ギヤ比で個人的にざくっと計算した推算値が前提ですが、
6MT車が、6速で100キロ巡航状態からの追い越し加速を想定してみよう。
6速100キロが2400rpm
そこから踏んで2800rpm115km/hあたりまではトルクがフラットな領域
これは、比較的緩慢な加速になるだろうか。恐らく速度差のあるリミッターが効いた大型車を抜く時は、6速に入れっぱなしで行けそうだ。
6速100キロから5速に落とせば3000rpmまで上がり、トルクピークの3,500rpm(120キロ)までは右上がりのトルク曲線のように、鋭い加速を見せてくれると、嬉しいね。
この減速比は、日本の高速道の事情として意外とイイ線を突いている設定だと思う。
ここで2Lの性能曲線を引っ張り出すと
上の2枚を見比べると”1.5Lでもナカナカ良さそうじゃ無い!”、と一瞬思うでしょうが、そんなことはありません。 軸の比率が違うんです。
比率を合わせて2枚を重ねると(曲線がマウス手書きの汚いトレースですみません)
やはり500ccの排気量差は大きいですね。全域3割増しな感じ。
現実はアクセルベタ踏みで走るなんて事はあり得ないので、トルク曲線はコレよりも遥かに下方向にずれていくでしょう。そうなれば、更に1.5Lと2Lのトルク、馬力差は大きく離れることに。
あの、ウナギ上りのような右肩上がりのトルク曲線は、どこへ行ったんでしょう(笑
『1.5Gの6速入れっぱなしで100キロ巡航していても、登坂路にさしかかれば、アクセル踏み増ししても100キロをキープ出来ないだろうな』 と言うのが、今の正直な感想。
ATならこういう状況では勝手にシフトダウンするだろうし、キックダウンスイッチがオルガンペダルに装備してあるので、ペダルをそれなりに踏んでやればそれなりに快適に走れるだろう。(オートクルーズ任せっぱなしだと失速するかもしれないが)
MTなら、5速に落とせばトルクピークに近いところまでエンジンが回るので、よほどの急坂でない限りは困らない(と良いな)。
東北道でズボラ運転が出来ない区間があるけれど、燃費が良いこと、税金が安いこと、等考えれば、1.5Lで我慢できるんじゃないかなぁ(希望的観測)
やっぱり、乗ってみないとわからない。
~本日のまとめ~
・ハッチバックのアクセラ、2Lはやはり過剰装備だ。素モデルの20Sに18インチは不要でしょ。
・アクセラは、サイド・カーテンエアバッグがビジネスグレードの15Cでも全車標準だ。素晴らしい。15CにはCDプレーヤーが付くのに、上級の15Sではドライブが付かないのも、ルーテシアと併せてオーディオの新しいカタチなのかもね。
・高速巡航の楽さは、路面のアップダウンに十分なトルクが出せる大排気量が一般的には優位になる。アメリカのV8で3ATの高速クルーズなんか、デロデロとどこまでも定(低)回転の定速度で走れるから、疲労度少ないんだよな。
・乗り手の考え方として、ダウンサイジング+ダウンスピード を意識しないとならないのかもね。
・読んでる皆さん、コレで9割方はアクセラに行くと思ってるでしょうが、まだわかりませんよ。まぁ、モンデオ続行だけは今度こそ無いでしょうけれどね。
・カミさんがフィットワゴン乗っているのだから、自分はドア4枚も要らないよな、と考えているので2枚ドア車も諦め切れておりません。
Posted at 2013/10/12 22:53:21 | |
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