
前回は独逸Cセグで悩んだわけだけど、冷静に考えれば考えるほど、VW新設計の1.4エンジンは運用コスト的にとても魅力的である。というのも、2気筒停止で高速巡航燃費が大きく伸ばせるからだ。
自分の乗り方の場合、高速道+流れる一般道が7割、市街地が3割という案配。
気筒停止の1.4Lエンジンで1万キロ走るうちの7千キロはリッター18km程度、それ以外の3千キロがリッター12kmと想定すると、
1万キロ走行での燃料消費は389L+250L=
639L(推算燃費15.7km/L)となる。
モンデオで推算すると、高速燃費が11.5km/L、市街地燃費が8.5km/Lだから、609L+353L=
962L(推算燃費は10.4L/kmとなり実値と遊離していないので、この推算は健全) 1万キロごとの走行でハイオク満タン5回分の燃料費が上乗せされているわけだ。(年にすると10回分)
個人的には新型A3の3ドアにラブコールを送っていたわけだけど日本導入は不明なので、
夏に入ってくるゴルフ7を次期営業車の新車部門の基準車両に設定した。
新車で買って5年で10万キロ、燃料費の差が積み上がるのも営業車としては重要な点である。
たとえば、ゴルフ7と新型フォーカスが同等の乗りだし価格で5年間同等の維持費用としても、年々積み上がっていく
燃料費差を埋めるだけの満足感をフォーカスが上回っていなければ、冷酷にゴルフ7を選択せざるを得ない。2Lのエンジンを積むフォーカス、自分の使い方では1万キロでの推算燃費は12km/Lに届くかどうかだと思う。ゴルフ7とフォーカスで、1万キロあたり200Lの差、満タン3回以上の差になる。
そうなると、V40の価格付けは、安全性にベクトルを振り、かつ1.6Lエコブーストを積んできた部分を考えると、非常に理に適った設定だと思う。恐らく素のゴルフ7に程々の豪華装備を積み上げていくと、V40と変わらないかそれ以上の乗り出し価格になる。それに2台の燃費差は2LNAエンジンよりはグンと縮まるだろう。それで数々の安全装備を手に入れられるとすれば、ITガジェット好きならばV40は魅力的だ。 私個人的には操作と安全性の多くをクルマに委ねることが出来るかどうかと言えば難しいけれど。 パッシブセーフティが整っていれば、アクティブセーフティーの必要性をあまり感じないという考えは古いのかもしれないが。
そしてマツダ6の2Lスカイアクティブ。馬力やトルクになんら妥協すること無く、レギュラーガソリンで燃費も伸びるDセグメント。そして本年中にはマツダ3も出る、こちらの仕様と販売価格も気になるところ。(デザインはあまり期待できなさそうだけど)
他には、BセグながらルーテーシアRSが日産の1.6L過給エンジンにデュアルクラッチの6ATを積んでやってくるハズ。設計の古くなったポロGTIと比べると、価格帯次第では信頼性の高いルノーというのも、悪くない。
ゴルフ7が夏に出るからこそ、モンデオの車検延長を決めたようなものだ。やはりターゲットは消費税のあがる直前の来年度末。それまでに悩ましいクルマが多数出てくれそうで、ありがたい。
フォーカスに1.6Lや1Lの過給エンジン、もしくは2Lスカイアクティブが積まれていたとしたら・・・と幾ら望んでも叶わぬ願い、だ。
本日のまとめ(ではない?)
・A3の3ドア、もしくはシロッコで2気筒停止の1.4Lエンジンが欲しい
・暖房が効くまで遅いのと排気系のメンテコストを考えると、ディーゼルはちょっと避けたいかな。
・ゴルフ7売れるんだろうなぁ、売れている車種に乗るのはちょっと嫌なんだよなぁ。
・とりあえず新車で5年整備丸投げできるのを買えば、オートバイの整備時間が取れるハズ。これ重要。
Posted at 2013/03/17 12:39:58 | |
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間違いだらけの営業車選び | 日記