昨日のブログにアップしたとおり、日本から娘家族がLAへ遊びに来ています。
娘はアメリカ生まれで小学校までSouth Pasadenaで育ちましたので英語には不自由なし。 楽な客です。
そのために一般的な観光地ではない行き先をいくつか探してみました。
その一つがPolice Department Tourでした。
私たちの住むTorrance市には市警があり、LA郡内ではLAPDに次ぐ大きな市警組織だそうです。 ここのHPにはひっそりと希望者にはツアーが可能とありました。 早速電話です。 すぐに予約が取れました。
当日、予約の時間に市警のビルに行くと美人の警察職員が出てきて署内のエスコートをしてくれました。
まず行ったのが地下の射撃訓練場。
警官の訓練は終わっていたので担当警官(教官?)からゆっくりと話を聞くことも出来、日本ではまずだめだろう試し撃ちもさせてもらえました。 それもショットガン、アソールトライフル、そしてテーザーガンなど。 今の警察は致命傷を与えないで逮捕するための色々な工夫をしているのを見せてもらえました。
試し撃ちの画はまずいので、担当警官の講義時の写真です。
射撃の後は手に火薬が残っているので子供たちに触れる前に十分に手を洗えといわれ、なるほどと感心です。
射撃場でかなりの時間がかかりましたが慌てる様子もなく、次々に署内を案内してくれます。
刑事たちの打ち合わせ室、捜査会議室、緊急電話受電室(見学中にも緊急電話911の入電がありました)、消防司令室(警察内にありました)、中央司令室(全パトロールカーの所在地がGPSで大きな画面の市内地図に表示されていました)、留置場、鑑識捜査の部屋、そしてPolice Chiefにも挨拶させてもらえました。 ほぼ隠すところなく全部見せてもらえました。 恐らく留置場には誰も留置者が居なかったなど幸運もあったと思いますが。 廊下ですれ違っただけの警察官も気軽に声をかけてくれます。 アメリカの警官が子供たちのヒーローとして慕われているのがよく分かります。
外に出るとちょうどパトロールに出る準備中のパトカーを止めて内部を見せてくれ、説明もしてくれました。 トランクには一杯の装備が入っていました。
4歳と2歳の孫がいたのでパトカーのランプを点けてくれ、孫は大喜びでした。
市民のための市警とはいえ、このサービス精神はすごいと思いました。
最後にお土産を貰って帰りました。 お土産は子供のためのシールバッジ、 大きな警察のマーク入りコーヒーマグ、ユニフォームにつける肩のワッペン、警察のキャップなどでした。
思いつきで依頼した見学ツアーでしたが想像以上に楽しいものでした。
街中のスタバやドーナツショップにもよく制服の警官がコーヒーブレークに来ています。 店側も喜んでサービスするそうです。
日本の警察官が制服で休憩を取るとサボっているとの苦情の電話が来るそうです。
どちらがいいかは個人の考え方でしょうが、国民気質が違うことは実感させられました。
お土産ついでですが、一昨日アップしたメジャーリーグの野球見物でもドジャースタディアムではお土産がもらえる日でした。 貰ったのは過去二人のドジャーズの名物監督の首振り人形でした。
蛇足ですが左側のTommy Lasorda監督とは昔フードショーで話したことがあります。 奥様が当社の製品のファンだと言ってくれたのを覚えています。 もう25年ほど前の話ですが。
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日本では見ない風景 | 日記
Posted at
2012/07/18 05:45:22