おはようございます。
一昨日急な事でしたが先月の谷保天満宮の旧車祭でお目にかかった旧車のオーナーさんのご紹介で旧車に興味を持つ方がお越しになり、赤なまず君を試運転され気に入っていただきトントンと話がまとまり引き受けてもらえる事になりました。
その場で書類を用意して決済も終えて赤なまず君に乗って帰られました。
11年目の赤なまず君でした。
今まで楽しませてもらいました。
ありがとう。
改めて赤ナマズ君についてまとめてみます。 このジャガーEタイプが私のところに来て約11年になります。
アメリカ西海岸に駐在中に現地で購入し、色々な個所に手を入れました。
2012年の秋に帰国辞令が出てダットサンフェアレディ(ダットさん)と一緒に帰国時の家財として個人輸入して日本国内で新規登録も済ませました。
帰国時には日本の暑さに備えて当時のスタイルのままのレトロクーラーも取り付けました。
キャブレターもアメリカ仕様の二連のストロンバーグからヨーロッパ仕様の三連のSUキャブに戻しパワーもアップしました。
フェアレディがすべてマニュアルだったのでこの赤ナマズ君はボルグワーナーの3速オートマチックトランスミッション、パワーステアリング、パワーブレーキといかにもアメリカの高速道路をGT走行できるような仕様になっています。
我が家のダットさんは最初の国内登録(1994年)からかなりの年数が経過しているので自動車税などいろいろ重課税ですがこの赤ナマズ君は日本での新規登録が2013年なのでまだ重課税にはならないいい子です。
私のブログを読んでいただければお分かりの通り、3年前の車検時にエンジンから白煙が舞い上がり結局この直列6気筒のXKエンジンをいつもお世話になっている英国車専門のショップで完全OHしてもらいました。
夏にはOHも完了したのですがその後1000kmも走ったでしょうか。 まだ慣らし運転が終わった程度です。
ご承知の通りここ数年はコロナのせいでイベントも全てキャンセルになり殆ど乗れないままになっています。
オーバーヒート対策でラジエターの前にもう一つの大きな電動ファンを付けておりこのファンは作動温度設定が可能なタイプで夏と冬で設定温度を任意に決められるようにしてもらいました。 その結果として日本の夏でも今はオーバーヒートもなく結構快調です。
モデルはシリーズIIの2+2で日本では非常に珍しいモデルです。
1969年型で半世紀経った個体です。 前オーナーが再塗装はしたそうですが内外装ともに年代なりのやれ感があります。またシートの革にも傷や破れがありますが内装店で修理可能かと思います。
エンジンはOHしたばかりなのでこのままでイベントなどで楽しまれるか、または日々の運転を楽しみながら内外装を計画的にレストアすることは可能かと思います。
私ももうそろそろ年齢もいきました。もう古希を過ぎました。まだ動ける間に趣味車の整理をしておこうかと決心した次第です。
ダットさんの方はもう40年近い長い腐れ縁なのでもう少し手元に置いておこうかなと考えています。
赤なまず君の旅立ちです。
ちょっと寂しいですがこの歳になって3台の車の所有は家族にも不安材料でもあったので懸案事項が一つ解決できたかなと感じています。
改めて赤なまず君に感謝して見送りました。
Posted at 2023/01/29 05:57:58 | |
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赤ナマズ君 | 日記