昨日のブログ(信号機の日米差)にthey call me markさんから頂いたコメントでもう一つの大きな違いを思い出しました。
日本では多くの大きな交差点で右折矢印が出ますね。
同じ様にアメリカの都会の交差点では左折の矢印信号が出ます。
この矢印の出るタイミングが日本とは違っています。
日本では直進車がある程度通りすぎてから右折レーンの信号が青矢印に変わることが多いですね。
アメリカでは左折の青矢印は直進の前に出ます。
その理由は解りますか?
前提として構造の違いを説明します。
アメリカの信号の手前の各車線には車線毎に埋め込み式のループか頭上のセンサーがあって多くの交差点で車線毎に車両の有無を検出しています。
また一般的に歩行者の数は少なくほとんどの交差点では通過するのは車両ばかりです。 歩行者が居ると押しボタンで報せるのでその時はサイクルの時間が変わります。
たとえ歩行者が居て歩行者信号のボタンを押しても確か歩行者信号が青になるのは左折車両が左折した後だったと思います。
つまりもちろん長さの上限はありますが、通常は左折レーンにいる車両が無くなるまで矢印が出ていて車両が居なくなると対向車線の直進の青信号が点灯します。
どう言う考えでこうなっているのか大分考えました。
私なりの結論は、
日本式に直進の後で左折(日本では右折)すると左折矢印信号の次は交差する道路の直進の信号が青になります。
分かり易くする為に東西南北の道路とすると南北の通りの左折レーンに車が居て左折矢印が出ている間は東西の道路は赤信号のままになります。
左折矢印信号が直進の前に出る方式ならたとえば南北の左折車両の数に差があると南進から左折したい車が先に無くなったら北に直進する車両の対面信号は赤信号のままで南に直進する車両の対面信号は青にして先に進むさせることが出来ます。
東西の通りは南北の何れか左折矢印が出ている間は赤信号のまま両方向とも待たねばなりませんが左折の後で直進の信号が青になるなら片方の左折信号が青でも対向車線の左折車両がない場合には直進させる事が可能になります。
アメリカの合理性が現れている様に思えます。
Posted at 2016/04/04 06:47:36 | |
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