おはようございます。
車検整備の終わったダットさんの最後の作業は電動ファンのリレーの交換でした。
個人的にはオリジナルの状態を維持したいとの思いでこの車を長く所有していてこの冷却ファンもずっとオリジナルの機械式の冷却ファンでした。
機械式とはエンジン直結のファンでエンジンの回転と同調して回るファンの事です。
数年前のことですが北関東での集会に参加した後の帰宅時、首都高を使っていたのですが首都高の山手トンネルに入ってしまい、ルートとしては途中で首都高に新宿線に乗り換えするルートでした。
それまで順調に走ってくれていたダットさんでしたが運の悪い事に山手トンネル内で渋滞が発生していて新宿線への登りスロープ(1車線です)の手前で遂に流れが止まりました。
当然エンジンはアイドリング状態になり冷却能が落ちてきます。 またご存知の方は多いかと思いますがこの山手トンネルは通行量が多いので内部はかなりの高温になっていました。
嫌な予感は的中してアイドリングが不安定になり、時々エンストをし始めました。
登りスロープに入って止まると大渋滞に拍車をかけると思ったので何とかエンジンがかかった時に一気に走行車線へ出てそのまま新宿線のジャンクションをパスして遠回りをして空いた出口から出て何とか帰宅できました。
上の写真にあるキャブレター前のアルミ板の整流板もキャブレターのオーバーヒート(パーコレーション)対策ですがなかなか決定的な対策にはならずこれからますます日本は暑くなるかと思って機械式を諦めました。
その後の対策として付けたのが電動ファンでした。
電動ファンならエンジンの回転数に関係なく冷却をしてくれます。
更に前にお世話になったメカニックさんが付けてくれたのがこの電動ファンの始動温度の設定ダイヤルでした。
夏場は低く、冬場はあまり早くからファンが回らないように温度を高く設定する様に設計し設置されています。
この写真では70°で電動ファンがスタートする仕様ですね。
このダイヤルのリレーが不具合を起こした様です。
結局今回の車検時にはダイヤルを飛ばして配線直結でファンを回し対応したそうです。
そのリレーも無事に届いてパーツを交換して本来の機能を取り戻したようです。
古い車をオリジナルで維持するのは難しいですね。
Posted at 2025/07/19 06:32:26 | |
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ダットさん | 日記