ノビチェンコのブログ一覧

前回に引き続き、
まだまだ超低スペックPCの可能性を探る。

やはり、オーバークロック+24%は諦められん！

とりあえず、FAN清掃とCPUグリスを塗ってみる。
もはや、気持ち程度の効果しか望めないが、
やらないよりマシ。

しかしCPUダイの小さい事・・・。

もしかしたら最新版のBIOSで+２４％でも安定作動するかもしれないので、
BIOSも書き換えてみた。
最終版はVer1.0Gで2010年1月4日リリースと、既に10年経ってます。

MSI　U100　BIOS


最近のPCと違って、
MSI U100はWindows上ではBIOSの書き換えは行えないために、


Rufus

上記ソフトを使い、DOSで起動できるUSBメモリを作り、
BIOSの書き換え作業を行った。


BIOSの書き換え後、
Windowsを立ち上げ、オーバークロック２４%に挑戦するも、



一瞬でフリーズしました・・・。


しかしまだ諦めません！！


次はメモリーを交換します！！

このPCは2GBが上限で、それ以上のメモリの増設は出来ない。
それ以上入れるとメモリが認識出来ず、起動不能になる。

メインボードにオンボードされたメモリは PC2-5300（DDR2-667）1GBで、
同じ規格のトランセンド製のメモリーを1GB追加して、合計2GBで使用していますが、
オンボードメモリをBIOS上で無効化して、
トランセンド製のメモリを外し、

キングストン製のPC2-6400(DDR2-800)2GBを入れます。

これで、
DDR2規格の最上位のメモリスピードを手に入れる事が出来る！かも？

どうもこのPCは、
デュアルチャンネルもサポートしてないみたいだし、
一枚に集約してしかも高速化出来たら御の字である。
CPU-Zで確認したところ、
[DRAM Frequency]の値も、
266.6MHzから・・・、変わってないしっ！

メモリーを交換し、再び２４％に挑戦！

やはり、

一瞬でフリーズしました・・・。


やるだけやってみたつもりですが、
これ以上は無理かもしれん・・・。



最後に、気になっていたSSDの速度チェックしてみます。

かなり酷い結果になりました。
最近の2.5インチのSSDなら500MB前後は出ますが、
こいつはPCの規格上、300MBが上限です。

しかしそれにも程遠い数値。
HDDは大体100MB未満なのでそれよりはマシな数値ですが、
やはり超非力なCPUが足を引っ張り、
データの転送速度も大きく伸び悩む結果に。

これでもオーバークロック+15％を使った結果なんですが・・・。


色々とやってみましたが、
致命的なまでのCPU性能の低さにより、
快適なネットサーフィンなんて程遠い結果に。

同じサイトを何度か見てるとキャッシュから読み込むようになるので、
YAHOOとかは1０秒ぐらいで表示出来る時もあるが、
それでも強烈遅い事には変わりはなく、
今回の挑戦は惨敗にオワタと言わざるを得ない。

劇終

前回報告した通り、

遅い・・・。

起動からしてクソ遅い。

想定を上回る遅さ。
これはかなり厳しい。


とりあえず、ネットを見てみる。
ソフトの立ち上がりからかなり遅い。このページ出るまでに15秒掛かる。


画像は表示されてから少し間を置いて安定したところで撮影。
その状態でもCPU使用率は２０％を超え、
マウスカーソルを動かすだけで使用率は１００％近くまで跳ね上がる。

しかし阿部寛さんのページは低スペックマシンでも一瞬で閲覧可能である。



ネットは無事見られるようになったものの、
WindowsXPの時より確実に遅くなってる。

とにかく少しでも軽く動かすため、
ウインドウのアニメーション表示を無しにしたり、
透かし表示も無し、壁紙も無し、その他設定を見直し、
要らないアプリも削除、

そして秘密兵器も発動！

このPC、BIOSで簡単にオーバークロック出来るのである。

このPCのCPU、ATOM　N270は1.6Ghzの周波数で動くのだが、
BIOSの画面でCPUの作動周波数を、
プラス８％、１５％、２４％と変更出来るのである！
(U100 Vogue以前のモデルはBIOSのアップデートが必要）

ただし、
BIOS設定を変えてもオーバークロックにはならない。
Windows１０が起動してから、[Fn]+[F10]を押すと、
電源ボタンが青からオレンジ色に変わりブーストオン！
もう一度[Fn]+[F10]押せばオフ。

試しに、２４％で動かしてみる。

CPU-Zでは2Ghz近い作動クロックの表示を確認するも、見事にフリーズ。
もう一度試すも、今度はブルースクリーン。

１５％設定では問題なく安定作動。
クロックも1.85Ghzぐらい出てる。

２４％は使い物にならないので、１５％で安定運用にする。

無理とは解っていても、Youtubeを見てみる。
トップページの動画一覧が出るまでに1分以上を要し、
そこから動画を検索し、更に1分待ち。
動画の再生に30秒待ちという、絶望的な遅さ。
３６０ｐの動画は再生出来るものの、それ以上は無理。
画面サイズの変更をしようとすると、操作不能になった。

少しでも軽くしようとMicrosoft Edge からGoogle Cromeにブラウザを変更。
Edgeより確実に軽くなった。

少しは改善されたとはいえ、かなりストレスを感じる遅さには変わらず。


しかしまだ改善策はあるはず！

まだ諦めません！



ってわけで次回に続く。

前回に引き続き、作戦もいよいよ後半戦に突入。

まずはサクッとSSDに交換作業を開始。

SSDへの交換は、バッテリーを外して、
裏蓋の9本のネジを外して蓋開けて、
LANカードを外せば、HDDのマウンターが外れる。

かなり簡単。

SSDに交換して元に戻したら、
BIOSを表示させて、
ストレージの転送規格を、IDEモードからAHCIモードに変更。
WindowsXPだとIDEモードしか使えなかったが、
WindowsVista以降のOSならAHCIモードが使える。
これでSSDの転送速度の速さを最大限発揮出来る。

予めマイクロソフトのサイトに行って用意しておいた、
Windows10（32Bit）のインストールUSBメディアを使い、
OSのインストール開始。



今回は、家に余ってたWindows７のOEM版のプロダクトキーを使い、
最新版のWindows10をインストール。

普通にインストール出来ます。


しかし問題発生。謎のエラー表示。

スキップも可能とのことで、
ここはひとまずスキップしてインストール続行するも、
使用者の名前を入力する場面で何故か全く文字入力が出来ないトラブルが発生。
最初からやり直し。
プロダクトキーの入力画面で、
キーボードの反応がとても鈍くて嫌な予感はしたのだが、
まさかここで入力不能になるとは・・・。

2回目は謎のエラーこそ出なかったものの、
今度は任意のパスワード設定の所で入力不能に・・・。

3度目の正直で無事にインストール完了。




問題なく進めば、40分ぐらいでインストール出来るんじゃないかと思いますが、
それでも糞遅いわな。今回は原因不明のトラブルで2時間ぐらい費やしたわ。
SSDで書き込み速度は大幅に向上しているはずなので、
HDDならもっと時間を要していたかと思われ。


ドライバ等も問題なく自動で当たって、
画面の明るさや音量など、
「Fn」キーを使ったショートカットメニューも問題なく起動。
タッチパッドも問題なく動く。


問題なく動くものの・・・、


動きがかなり遅い・・・。


なんとか対策を考えてみる。

続く。

前回のネットブック復活作戦の続きである。

何で復活なの？壊れているの？

って思う人もいるかと思うので、
簡単に説明したいと思います。

機械的には壊れていません。

むしろ機械的に調子は良いっぽい。


しかし、ネットは見れません。




現在、TLS1.2という規格に対応していない古いブラウザーソフトは、
殆どのサーバーでアクセス拒否を食らうのです。

TLS1.2の設定項目も無いです。

GoogleもYahooも蹴られて見れません。


TLS1.2に対応したブラウザを入れれば良いものの、
そもそも、ネットブラウジング出来ない以上は、
最近のソフトのインストールもほぼ無理。

昔ならネット繋がらなくても別のPCでソフトをダウンロードしてくれば良かったけど、

最近だと、
インストーラーソフトをダウンロードして、
インストーラーソフトを起動すると、
PCに最適なソフトウェアを自動選択して、
本体ソフトのダウンロードが始まる。
っていうのが、
最近よくあるソフトのインストール手順ですが、
それのおかげで、

インストーラーソフトをこのネットブックに入れても、
インストーラーソフトがブラウザソフトを介してソフト本体をダウンロードするんだから、
そこでアクセス不能でダウンロード出来ない。

って感じ。
何か対処法とかはあるのかもしれないけど、
詳しく知らんしめんどくさくて調べる気にもならん！ｗ

それでいて、WindowsXPはとっくの昔にサポートが終了していて、
最新のセキュリティー対策を導入するのは無理。

ってわけで、Windows10を入れるのは必須である。




Windows 10（32bit）の インストールのシステム要件
（MSI WindNetBoook U100に搭載されているCPU、
Intel ATOM N270は32BitのOSにしか対応していないため、
インストールは32Bit版に限定される）


CPU:1Ghz以上
RAM: 32 ビット版では 1 GB
ハード ドライブの空き領域:32ビット版OSでは16GB
グラフィックス カード:DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
ディスプレイ:800x600

MSI WindNetBoook U100の現在のスペック。
CPU：ATOM　N270　1.6Ghz
メモリ（RAM）：PC購入直後に2GBに増設済み
ハードドライブ：HDD160GBからSSD120GBに交換予定。
ディスプレイ：1024x600


とりあえず、Windows１０の最低要件は満たしている。

次回は、このマシンをSSDに換装し、
Windows１０をインストールし、
快適ネットブラウジングマシンを目指す！

続く。

ネットブックってみんな覚えてるかい？

ネットブックとは、

2007年ごろから201２年ぐらいまで販売されていた、
8～11インチぐらいの液晶モニターのノートPCで、
ネットを見るぐらいしか出来ない、
最低限の性能しか持っていないコンパクトなノートPCの総称って感じ。
当時としては超激安な5万円前後で販売され、
気軽にインターネットが見られる端末として世界中で大人気に。

一躍人気者になるも、低スペックに対する不満や、
スマホの普及などでネットブックは衰退していった。


多くのネットブックに搭載されたメジャーなCPUが、

IntelのATOM　N270(1.60 GHz　1コア2スレッド）である。

このN270、どれぐらいの性能かというと、
現在のノートPCの最安値モデルに使われているCPU、
Intel CerelonやAMD A4の現行モデルのベンチマークスコア
（passmarkってベンチソフトが出したスコア）は、
大体1500～2000点ぐらい。
やや軽快さに欠けるものの、それでもネット見るぐらいの用途なら、
たまにもたつくけど、実用上問題が無い程度。

対して、IntelのATOM　N270のスコアは、
たったの、

269点

低スペックなPCでも軽快に作動するWindowsXPなら、
Youtubeで480p未満の動画なら見れた。
ネットブラウジングも、毎度毎度待ち時間は発生するも、
とりあえず見れた。そんなレベル。


今回は、2008年末に販売された、
MSI「Wind NetBook U100 Vogue 」と基本スペックは同じで、
2009年1月に限定500台で販売されたピンキーラブカラー。
MSI Wind Netbook U100 Vogue - PH



当時は発売直後に即買いましたよ！
このカラー、マジで最高じゃない？
今回はこいつでどこまで出来るかに挑戦する。

スペック

10インチ1024×600ワイド液晶
OS:Windows XP Home Edition（SP3）
CPU:Intel ATOM N270 1.6GHz 1c/2t 2.5w
メモリ:DDR2 1GB（オンボード）増設用スロット有（合計最大2GB）
HDD:160GB
無線LAN:IEEE802.11b/g/n
Bluetooth :Bluetooth 2.0

これはキツ過ぎるかも・・・。

続く。