転用改造メニュー

長野県内の事業者では貸切車の経年車からWC無しの特急・急行車両へと路線転用改造される事が一般的です。
トイレまで後付する事はほぼありませんのでいずれも基本的に県内路線用で、県外に出るのは繁忙期の増車運用や松本―高山線(アルピコ)、長野―富山線(長電)などの一部の路線に限られます。

最初から都市間路線仕様として導入されるとある程度仕様は揃うのですが、後から必要に応じて改造されるため、改造元はその時に捻出できる車両、改造に使うのもその時にある廃車発生品やその時代に主流の部品になるため、車両ごとに仕様が変わってきます。

長電バスでは改造された時期が古い車両はLED式行先表示器が行灯の中ではなく窓内上部に設置されています。しかし、アルピコで同様の改造を受けた車両に比べてLEDの輝度が随分と低く、晴天時には行先がほぼ読めません。この写真でも実は「急行　野沢温泉」と表示されています(汗

これもあって、長電バスの急行車は改造を受けてるのかどうかが分からなかったんですよね・・・・
アルピコと違って入口脇のボックスが撤去されておらず、行先が読めるかガイドさんの乗車が分かるか運賃箱の設置が確認出来なかった場合には貸切車による運用なのか転用改造車なのか、どっちか分からないんですよね。アルピコと違って側面LEDも増設されませんしね。最近は行灯内にLEDを仕込むのが基本になっているので転用改造が非常に分かり易くて助かります♪

県外だと逆の事業者もあるんですよね。新潟交通なんかは県外高速用の車両が経年で引退すると貸切車に転用されるそうです。事業者によって真逆になるのも面白いです。