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2021年09月15日 イイね!

ジョイクラフトJCM305 エアー漏れ補修作業について

先日の釣行でエアー漏れが確定しました我が愛艇のJCM305 船名・HEMU 7ですが、実は以前より何となくその兆候と言うか変化を感じておりました。
私がここ最近ボートを出す際の釣行時間があまり長くないため、エアー圧の減少こそあまり感じることはありませんでしたが、船外機テスト終了後の片付けの際にどこからともなく薄っすらと聞こえる高音。
何というのか蚊の羽音くらいの微妙な音で、笛の様に『ピィーッー...』と聞こえる微かな音が、振動子ステーの辺りから一度聞こえました。
ただ圧力の低下まで感じなかったので何の気も無しにそのまま乗り続けていた次第。


そしてそれが確定したのは8月最後の釣行。
現地入りを早くして先にゴムボートの準備を済ませて置いたら翌朝左舷後部気室が見事にエアーが抜けてフニャリとなっています。
※その時の画像ですが張りが全くありません。
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嫌な予感から嫌な確信に変わった瞬間ですwww。



その前後数回の釣行(MAX5~6時間程度)では問題なく使えておりましたが、先日の日曜日にようやく現実を直視するべく気室のチェックを行いました。
こちら土曜日の夜から一晩置いて翌朝確認したモノ。
約12時間の経過ですがやはり同じように左舷後方の気室のみだらりとエアー漏れが伺えます。
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早速もう一度規定気圧の25paまで充填を実施。
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表側に3%の洗剤を入れた霧噴きで確認するもピンホールは見当たりません。
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そしてひっくり返し継ぎ目などを中心に切り噴きを噴きかけると....
ダイナキール前方角の部分よりエアー漏れ発見!
ある意味ホッと致しました。
一番困るのは接着不良による生地の継ぎ目からのエアー漏れ。
逆にこのようなピンホールの方が潔いwww。
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水を拭き取り傷の部分を撮影。
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拡大するとこちら!
ピンホールと言うよりは小さな裂傷といった感じですね。
恐らく秘密スポットのスロープに付着している貝類に引っ掛けた傷だと思います。
何故かって? 心当たりがあるから(笑)。
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さてピンホールの傷ですが以前所有していたゼファーボートの時に補修作業の経験はございますが、今回は違う方法で試してみたいと思います。
参考動画こちら!
船外機チューンでお世話になりました雅工房の長松社長さんよりの参考動画です。
ゴムボートユーザー必見!!裂傷&ピンホール修理の完璧な手法!
ついでと言っては何ですが、先日長松社長からお電話頂きましたが、工房を移転されたようです。
一応微力ながら宣伝しておきます(笑)。

【新移転先】
〒311-3155
茨城県東茨城郡茨城町下土師632-1
雅工房

社長、また出来ればDT5でお世話になりますから宜しくお願い申し上げます。!
m(_ _)m



さて動画で指定されたウェーダー補修ボンドはこちら!
7月6日に958円で購入しましたが、今見ると927円になっとるがな!チッ...
正直容量の割にはお高めの接着剤ですが、これだけでピンホールの補修が出来るのなら魔法のような接着剤ですwww。
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すでに2か月以上前に届いている現品はこちら!
他に準備するモノと言えば画像に写る爪楊枝のみ。
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いかに修理するのが面倒だったのかが伺えますw。


ボンドを爪楊枝の先に少量付けます。
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と、その前にパーツクリーナーで周囲の汚れは落としておきます。
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これでも接着剤は多いくらいでした。
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あとはブスッと穴めがけて差し込むだけ。
今回の傷口も大きく見えますが、PVC生地はそれなりに厚みがありますので実際奥の穴は小さい感じです。
イメージすると奥側と言うか裏側に接着剤の盛る感じで刺し込みます。
この際にエアーの圧は抜いておいた方が良いです。
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接着剤多すぎて若干はみ出ていますが、ここの部分はいずれ補強パッチを取り付ける予定ですからその際にサンドペーパーを当てる事になると思います。



その後6時間接着剤を乾燥。
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その後もう一度規定気圧までエアー充填。
そこから更に一晩(約12時間以上)置いて放置しましたが....
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結果は完ぺきにエアー漏れが無くなりました!!
ちなみにキール部分、剥がれ防止のパッチを貼る予定だったので、更に漏れ防止は対策可能です。
イメージすると車のチューブレスタイヤの補修に似ています。
逆に大きな傷はやはり補修パッチの2重貼りをお勧め申し上げますが、よくある魚の鰭(ひれ)パンチによるピンホール傷には、今回の方法有効であることが証明されましたのでしばらくフィールドテストで酷使してみますね(笑)。
※あくまでも個人の感想につき個々の修理状況に適合するかは判りません。
本編補修記事を参考においての事故や故障については、当たり前ですが一切の責任を負えませんので自己責任上でご勝手に真似して下さい。

あとピンホール自体の感想ですが、電動ポンプの規定気圧で充填すると空気漏れが少なく感じます。
ほんと耳を澄ましても全く判りません。
恐らく伸びたPVC生地により傷口がある程度圧着され小さくなるからだと思います。
そして徐々に漏れ出し生地自体の張りが無くなるとエアー漏れは加速的に進み気室内のエアーが減少するような感じです。
更に申し上げますとこのくらいで本ボートは沈むことはございません。
当然船体スピードや剛性には影響してきますので、万一の際のフルスロットル走行などには注意が必要ですが、ピンホール発生時にいたずらにパニックになる必要もありません。
それよりも必ずフットポンプは携行し万一エアーが少なくなったら補充重点を行う。
また穴の位置が判れば強粘着力のガムテープなどで緊急対応を冷静に行うと大丈夫かと思います。


さて最近触らない船体ですが折角なので汚れを入念に落とし、他のところも気もち補修作業。
シートレールのささくれ、これはヒートガンで熱すればすぐに縮んで無くなります。
※カッターナイフやライターの炎などは危ないのでNG。
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さて話は戻りエアー漏れについて少々考察。
このような船検を取得出来るゴムボートについてはJCI(日本小型船舶検査機構)において厳格な検査基準が設けられていますので、くどい様ですがこの程度でボートが沈むことはまずございません。
極端に言いますとこのような検査基準に合格しているパワーボートにおいては、1気室が完全にエアーが抜けても沈みません。
※そのようなテストを本検査で実施します。(予備検査付き新艇は行いません)

詳しくはJCIホームページ内、膨脹式ボート特殊基準(R02.5.1改正)に書かれていますので興味ある方はお読みください。

そしてエアー漏れの一番問題となるのは次期定期検査での項目。

定期的検査のエアー漏れに関わる検査項目

第一回目検査(予備検査付き新艇は免除)

(4) 気密試験 

全気密気室部について、設計圧力の1.25倍で3時間保持したのち、圧力を測定し圧力の減少が10%以内であることを確認すること。 

(5) 過圧試験 

気室の各区画ごとに設計圧力の1.5倍の圧力で30分間膨脹させ異常が無いことを確認すること。
(隔膜が共通する区画については、同時に試験をせず、順番に行うこと)

二回目以降の定期的検査

 (1) 外観検査 

艇体の内外部を目視により異常のないことを確認すること。
ゴム引き布部分の材質の劣化、破損(裂け、切れ、こすれ)及び接着部のはがれ等については、次表に示す要領で確認すること。

(2) 気密試験

(i) 試験の準備
通常の圧力での膨脹状態で、適当な時間放置させておくこと。

(ⅱ) 気密試験の方法
通常の圧力での膨脹状態で気室に荷重(590N(60㎏f)程度)をかけ、濃度3~5%程度の石鹸水等により漏洩のないことを確認すること。
の場合、前(i)において内圧低下が認められた区画、外観検査で異常が認められた箇所並びに弁及び弁取り付け部については、入念に確認すること。

(ⅲ) 修理及び再試験

漏洩箇所が発見された場合は、当該箇所を修理させた後再度試験を実施し、その結果を記録しておくこと。

(3) 過圧試験

外観検査及び気密試験の結果、異常及び漏洩があり、必要と認められる場合は、修理後[Ⅲ]2.(5)の過圧試験(試験時間は15分間として差し支えない。)を行って異常がないことを確認すること。
異常が認められた場合は、修理後再試験を行い成績を記録しておくこと。

と結構な検査項目があります。
如何にメンテ不良の中古艇を一から新規登録するのは難しいか(素人では)....
更に平日に2日ほどの時間も要しますから、要免許艇の中古で検査適合要件を満たしているものがマーケットに少ないことも頷けます。
皆さんも騙されない様ご注意ください。
なお第一回目の検査より3年後中間検査、その3年後に定期検査となりますが、問題となるのは二回目となる6年後の定期検査。
その時にエアーが抜けるようなボートではまず船検通過は無いでしょう。
またPVC素材についてメーカー推奨耐用年数が約5年程度ですから、二回目の検査をクリアするのがせいぜいのところでしょう。
特にメンテナンスを怠ったPVCボートはエアー漏れのみならず、取っ手などの剥がれも起きます。
海水使用で拭き取りをしなかったモノや長時間紫外線下に置かれたモノは特に劣化が激しく、接着剤そのものがダメになっているケースがありますので注意が必要です。


また話脱線しますが、おまけとしてボートの畳み方は非常に重要です。
必ずPVCパーツの貼り付け角を折らない様畳むことが肝となります。
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折り目がボートセンターに来るようにすればパーツ剥がれは起こりません。
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こちらの台座もよく剥がれているのを見ますが、畳み方が悪いのも大きな要因となります。
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ロゴマークよりこの位置で折り曲げるとうまく畳めます。
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全体のエアーはしっかり抜きつつ綺麗に折りこむことによってパーツを傷めずコンパクトに畳むことが出来ます。
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ここまで畳めると専用バッグで綺麗におさまります。
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さて最後になりますが樹脂パーツ類などを補強するためのライトグレー0.7mmPVC生地も準備しました。
ボチボチとパーツ補強も進めて行きたいと思っております。
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ではでは! 今回はこれくらいにしておきます。
2021年05月20日 イイね!

ミニボート発航前点検確認表の作成、ちょっと忘れた?では済まない法定備品の話

海技免許取得よりもう半年以上が過ぎましたが、実技学科を2日間で頭の中へ押し込んで勉強したこと。
記憶の断片になりつつありますね!。

まぁあとは車の運転同様に実践で覚えろ?ってところなんでしょうが、水上におけるルールと言うモノは陸上で取得するモノと違い一つ間違えると簡単に命に関わる問題も多く、海技免許取得者への法令違反については路上交通よりはるかに厳罰に処せられる傾向がございます。

と、頭では分かっていても人間慣れとは本当怖いモノですね。
特に法定備品についてはいつもここに入れている!と思っていても、いざ臨検(海上保安庁の立ち入り検査)という場合に必要なモノが無く大変な科料を支払ったと言う話もよく聞きます。

まぁまだ海技免許初心者私ではありますが、未明暗いさ中にボートの準備。
アドレナリン全開状況の中あれやこれやと準備していく中、ヒヤリハット的な積み忘れがすでに2度ほどございました。

1度目は携帯電話の積み忘れ。

これは救命設備の中の小型船舶用信号紅炎と言う法定備品携行義務がありますが、可搬式ボートの航行範囲内である限定沿海3海里については携帯電話の携行により信号紅炎の備えは不要と言う特例措置が設けられております。
そもそも適用期限内の信号紅炎を持っていれば問題はありませんが、私の場合積んでおりません。
したがって法定備品の積み忘れとして検挙される恐れがございます。

この時は幸いにして出航後写真撮影をしようとしたら携帯電話がないことに気付き....
慌てて母港の砂浜に戻りますと出航時のバタバタで砂浜に落としていたと言うお寒い事実....
積み忘れ以上に携帯電話を紛失させてしまうところでもありました。
冷や汗モノです。

2度目は救命浮環の積み忘れ。

こちらもいつものルーティーンで積み込みをしていたつもりが....
ビニール袋に入れていた救命浮環の取付けをすっかりと忘れておりました。
こちらもたまたま異変に気付きすぐに戻り取付け。
事無きを得ましたが、ちょうどその後に海上保安庁の巡視船がすぐ後ろを通過したこと.....
臨検こそございませんでしたが苦笑いのネタです。


いずれも運良くすぐに気付いたから良かったものの、さすがにコリャ対策しないとアカン罠と思いましたよ!

これら積み忘れの多きな原因として.....
仕方ないと言うか宿命と言うか、ゴムボートって組み立てるだけでも荷物が多いったらありゃしない。
更に自身の加齢による年々酷くなってくる物忘れwww。
この2つが常に付きまとう限り、余程の事注意しないと毎回積み忘れの危険に悩まされます(笑)。

諸先輩方達から見聞きした情報や過去記事など拝読させて頂きますと、数度の事情聴取に下手すりゃ数十万の罰金。
海上違反での被摘発者にはなりたくないモノです。
くわばらくわばら.....


まぁ今までは法定備品のすぐに取り出すものや濡れても良いモノは船体にしっかりと取付を行い、目視できる位置に。
そして海技免許や船舶検査証のように濡れてはいけないモノは防水バックに入れて更にこちらの収納バッグに常に入れる様にはしておりますが、先のような積み忘れがやはり後を絶ちません。

と言う訳で新たに取り付けたのがこちらのチェック表。
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一応防水とばかりにラミネート加工&コンパクトにまとめました。



まずは燃料タンク取っ手部分に1枚。
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そしてバウ収納ケース部分にも1枚取付け。
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こんだけ目につきゃぁ嫌でもチェック出来る(笑)。
今後は必ずこの表を声出し目視確認で行って行きたいと思います。



そしてここ注目(笑)。
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運行前の重要な部分。
ボート洗浄後に開放するセルフベイラー、いわゆる排水穴ですがここも必ずチェックしておきましょう。
洗った後の締め忘れも考えられます。
てか、一度閉め忘れしてましたwww。
逆流してなかったから良かったものの万一弁にゴミなど引っ掛かっていようものなら水船状態になっておりましたよ(爆)。

ちなみにFRPなどの小型船舶でバウ収納のついているモデルなら仮に可搬式であっても法定備品の積み忘れはそうそうあるものではありません。
※但し海技免許の積み忘れは多いようです。

ただしこの場合でも係留船等で盗難被害に遭ったまま知らずに出航し海保に検挙された事例もございます。
言い訳として被害者意識を持っても出向前点検を怠ったと言う言葉で一蹴されるうえに高額の科料を支払う羽目となります故に一定の注意が必要ですね。

いずれにしましても万一うっかりミスであっても洒落になんない案件なので二重三重に注意を払わないといけないなと考えております。


ところで話変わりまして.....
一昨日のyahooニュースで気になる見出しがございました。

救命胴衣もつけず風速10mの中…買ったばかりのゴムボートで3人が一時漂流 

令和3年5月2日、男性3人が買ったばかりの手漕ぎのゴムボートで釣りをしようと、三重県四日市の「楠(くす)漁港」を出発。しかし、直後に風に流されて沖へ漂流してしまった。
そこで「流され帰れなくなったので救助してほしい」と118番に通報。
四日市海上保安部の船が出動して約40分後、漁港から3キロほど離れた沖合で発見した。
無事救助され、ケガもなかったが、男性3人は救命胴衣を着用していなかった。

まぁすでに叩かれておりますので叩くのは止めておきたいと思いますが....
この3人さん、とんだしょっぱい初冒険となりましたね。

巷でブームの釣り、登山、キャンプ etc

流行るのは嬉しい事ですが、こう言った基本の基すら持ち合わせていない大人が増えて困ります。
何が困るのかと言うと、こう言った問題行動を起こす一部の方のお陰で楽しめるフィールドが確実に今後減って行くと言う事を覚えておきたいですね。
何だかそのうち免許不要のミニボートまでにも新たな規制が入らない事を祈っています。


さて今週末は?天気は回復傾向ですが風は正直微妙ですね。
現在どうしようか?(どこへ行こうか)迷いに迷っておりますwww。
2020年12月22日 イイね!

高圧エアーポンプ考 今更ながらゴムボートの規定気圧充填の重要性

我が愛艇のHEMU 7!
12月は忙しいのもさることながら、ここ近年では稀にみる早い時期からの大寒波到来。
例年の流れで言ってもクリスマス前後に来るか?来ないか?的な感じなんですけどねぇ....
そして日本海側の豪雪も結局は太平洋の海水温上昇が原因のようでして気象学は本当難しいな。
てな事で当たり前ですがボートは全く出せておりません。
その間にムフフな計画も着実に進行しておりますがその報告はまた来年?かな?


さてさて基本に戻り、現在艤装品も含め自己管理していくために面倒だけどあえて本ブログ機能である愛車登録を行い、一点一点のパーツや使用道具などを調べては掲載しております。
これも今後ゴムボートに乗ろうとされる方への一つの参考になればと思い行っております。


そして何気に使用しております道具類もしっかりと説明書を読んで使用しているモノもあればそうでないモノもございますが、今回は昨日パーツ登録した高圧エアーポンプとその使用方法や充填方法、そして規定値について書きたいと思います。


まずもってゴムボートの充填方法について、メーカーが掲げる方法でちゃんと充填されている方って本当1/100人くらい?では無いでしょうかwww。
統計は一切とっておりませんが、少なくとも出船スロープにおいて過去いろいろな方の出船準備を見てきましたが私の見てきた限りでは今までメーカー推奨の充填方法をされている方は一度も見た事ございません(爆)。


まぁ殺気立ったあの空気感の中でチンタラチンタラ進めている方はほぼ居ませんwww。
そんな偉そうな事を書いてる私も実は毎回適当な直感でエアー充填をしております。
まず充填の順番。
こちらはジョイクラフトの公式ページに掲載されていますが....
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なるほどね!
基本私も気室の一つずつには一気に充填せず、回しながら行いますが、各気室ごとの隔膜を保護する意味での順序は知りませんでした。
これアルファベットで覚えると忘れるので、単純に最初が横(80)・横(80)・前(80)で休憩。
ここでエアーフロアの設置と座板の設置。
そして各設置を終えたら前(満タン)・横(満タン)・横(満タン)で覚えたら良いですね。

ちなみに劣化によるエアー漏れの一番厄介なのが内部隔膜からの漏れや破損。
こうなればまず船舶検査が通りません。
まぁ仮に使えるような漏れとしても2馬力専用艇?となります。
内部は修復するのが非常に難しいため日頃の使い方や手入れの仕方、そして保管方法でかなり変わってきます。
とりあえず今後はこの充填方法でやっていこう。



次に充填する規定気圧。
これも正直のところ適当な感覚で行っておりました。
何故なら?
中古艇に付属していた高圧充電ポンプの使い方を分かっていなかったから(爆)!
まぁもっと言うと気圧の単位が違うので面倒で調べていなかったてのが正解なんだけどね。
これもジョイクラフトの公式ページによるとmbar(ミリバール)、ちなみにタイヤなどの空気圧はkpa(キロパスカル)、そしてCOLEMANのこちらの電動高圧ポンプはpsi(ポンドスクエアインチ)。
まぁどれも正解なんだけど.....
mba⇔kpaの変換は簡単なんだけど、psiの変換がややこしい。

ジョイクラフトのPVAボート規定充填値が以下のように変換されます。

  ≪部位≫      ≪mbr≫     ≪kpa≫     ≪psi≫
・ 本体気室       250         25        3.626
・ センターキール    350         35        5.076
・ フロアーマット     500         50        7.252

と、まぁメモリがかなり違ってきますね。
ちなみに私の感覚で本体気室の3.626psiって相当硬めに充填していると思っていたので、エアーフロアマットの圧力は相当なもんです。
この圧を本当にフットポンプで可能なのかはいささか疑問に感じますが、次のテスト走行では一度規定値で充填してみようと思います。

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おっと高圧ポンプですが、私のは付属されていたモノなので文句言えませんが(てか充分使えております)、かなりの高圧ゆえに力の弱いやっすいのでは意味ありませんから、モノ選びは慎重にお考え下さい。
ちなみに純正品やメーカー推奨品は結構なお値段しますね。
1マソ以下でも充分使えるモノもございますし、私は車のシガーソケットより引っ張りう出しております故、純正品のワニ口クリップの配線は要らんのですよ。
あとホースは暗い時に踏んで割れたので散水用のゴムホースに自作変更いたしました。


まぁ今回充填する数値も判ったのと.....
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何故か主電源ボタンが取れて挟まってしまったのでメンテナンスを兼ねて開封の儀式(笑)。


ちなみに冷却用のファンがもげてしまう寸前には参りました....
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画像からうまく伝われば良いのですが、センターの部分が熱で溶けたようになりグラグラ。
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羽根も緩衝したのでしょうか?傷だらけwww。
とりあえずの応急措置で2液性ボンドで一晩乾かし取付。



そしていざ一番圧のあるエアーフロアーへ充気。
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7.2psiでポンプを設定。
正直ここまでガチガチに充気するとは思いませんでした。
以前は1.5psi程度(笑)。
そらセンターキールにフロアーが負けるわな。
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てな具合でやはり基本の教科書通りは大切ですね。
もしかしたら走行性能や他にも影響あるかもしれません。
あと充填の裏技として充電式ブロアの活用がございますが、こちらは予算が入り次第購入予定です。
恐らく充填時間が劇的に変わるものと思われますので、本当は今すぐにでも欲しいんですけどね(笑)。
我慢も大切です。
ではでは今回はこれにておしまい!






追記 

エアーポンプの単位切替えボタンを後日発見。
3種類の単位に対応されてました。
2020年10月20日 イイね!

HEMU 7 無事進水!

さて長い充電期間を経ていよいよ新船進水の時がやって参りました。
この進水の前週は金刀比羅宮で安全祈願も済ませたし準備は万全です。
出港場所は言えませんが香川県某所の小さな漁港とだけは申し上げます。
※勿論今のところ使用制限なくOKですが無作為に情報だけが流出するネット上での安易な掲載は控えさせて頂きます。

そしてまだ夜も明けぬ4時30分頃に港へ到着。
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前船を乗ったのが確か5月頃だったので実に約半年近く休んでいたことになります。


久し振りのセッティングに少々戸惑いながらも
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歳を重ねるとかの薄暗い中での作業がきついです(笑)。


さっさと準備の済むカヤックを尻目にゆっくりと準備。
今回の目的はあくまでも進水と様々な機材チェックなんです。
そして船体はと言うと最低限の艤装でこの有様。
快適の追及は何かを増やし何かを減らすと言う相反する課題。
本当贅肉をそぎ落とすのは難しい。
そして船検取得による法定備品の積載もその快適性を削いでおりまwww。
まぁ法律で定められた最低の安全は勿論守っていく所存です。
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そして柏手2つに海の安全を祈願し、赤丸の日本酒をみよし部分にたっぷりかけます。
お隣のミニボートのおいやんが、勿体ないと笑いながら見ておられました(笑)。
これで準備完了。


まずはオールでゆっくりとスロープを離れます。
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しかしいきなりの不安が.....的中(爆)
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エンジンかからん(笑)。
一番の原因はチルトアップ状態での運搬が燃料系のスムーズな流れを遮断するため少し時間がかかるようです。
5分程度安定させると何とかエンジンはかかりました。しかしキャブのセッティングはもう少しちゃんとしないとダメのようです。


何とか無事にかかったエンジン。
とりあえずまずは港よりほど近いところで走行テスト。
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まぁ所詮4馬力、されど?4馬力。
確かに2馬力よりは力強い走行ですが、正直物足りません(笑)。
恐らく調整を完ぺきにしたらもっと性能は上がるはずなのですが、まぁまずはコテコテの中古船外機をオーバーホールからど素人が始めたんだからこんな感じで許してほしですw。
とりあえず次回は工具を積んでキャブのセッティングです。


とまぁひとしきり走行の後、ボチボチと釣りの方も楽しみたいと.....
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今回は伝統釣法の一つテンヤを初めて使います。



と、仕掛け落として即そこそこ大き目のガシラをゲッツ!(笑)。
何とも幸先良いスタート。
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その後いろいろなポイントへ行くもガシラ1匹追加で仕掛け2つ根がかりで失くすと言う.....
いつもながら高い魚になりますわ(笑)。



そして次なるテストはこちらもあらたに導入されたアキレスのシーアンカー。
所謂パラシュートアンカーと言うモノです。
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どうしても軽いゴムボート、少々風が吹いてくると木の葉のごとく流されてしまいます。
そう言った際に活躍してくれる過ぎれモノですが、よくあるバケツサイズの小さなモノは正直効き目が判りませんでした。
今回オークションで未使用品をゲットしたモノを初投入してみます。


うん、バッチリ!
しっかりと潮を捉えております。
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船外機トラブルなどの際の沖でのアンカリングとしても安心の1品です。
注意はよく潮を掴むので強風で粘らないよう注意が必要かも(笑)。



そしていろいろ探りながら右手の島陰に近づきます。
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ここでしばし休憩。
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しかし荷物多いな.....


少し早いランチを食べながら海辺に目をやると.....
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イワシがピョンピョン飛びながら泳いでおりますね。
恐らくいりこの原材料となるカタクチイワシです。
この辺りは秋アオリも沢山いるようですしハマチも沸いていると聞きます。


そして周囲に船影もすくなくなった14時過ぎには港へ帰還。
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課題も少々残しつつ楽しい1日を過ごせました。



釣果はお許しください。
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海エビで釣れたこの3匹ですが、オッサン一人の食卓には充分の獲物です。


左下は寝かせておいたシマアジの最後の切り身。
そして全てお刺身として頂く寸法。
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瀬戸内の雑魚として青ベラは上品な味わい。
ガシラはポン酢で食べるとこれまたお酒が進む。
そして木曜日に釣ったシマアジも1日目2日目よりもしっかりと熟成させたこの日の刺身がネットリ脂がまわり超絶美味しかったです。
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さて当面は船外機のセッティングなどまだまだやるべきことがございますが、いくつか行きたいポイントもございます。
まぁ慌てて行くとロクなことないのでゆっくりじっくりプランを練り込んで遊んで参りたいと思います。
2019年11月12日 イイね!

インフレータブルボートを購入してしまった.... 本章 ~ 西讃エリアでの試験走行&ソロキャンプ  後編

さて前回の続き。
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無事進水を終えましたが、若干不安なエンジンをまずは真水洗浄。
20Lプラペール缶に真水を8分目に入れてペラ外して洗浄です。
塩害がどの程度進んでいるのか中は全く判らんのだけども、パイロットウォーターと呼ばれる冷却水の吐出しがどうにも弱い様に感じるのは気のせいだろうか?
犬の〇ョンベンみたいに勢いよく出ていない気がする。
一応途中でトップカウルを何度か触ったけどエンジンが極端に熱くなるような事は無い。
ただ噴け上がりの不調があり何度かエンストをおこすような事も有ったのでいずれにしてもキャブレターの分解洗浄、インペラの確認、ギアオイルの交換、シリンダーヘッド洗浄、アッパーケーシングの洗浄など点検個所満載。
とりあえず長く遊びたいので少ない情報より日々勉強です。

また車や単車のエンジンと違いまして海水に浸かる船外機にはアノードと言う重要な防触防止の金属(主に亜鉛)が付いております。
このメカニズムを知らずして下手に扱うとエンジン内部の腐食が進みボルトがちぎれたりするんよね。
まぁイオンや電極など化学に詳しい方なら解ると思いますが.....

で、今回ボートの話はこれで終わり。


ひとしきりお片付けが済んだら、この場所よりひとっ走り(約20分ほど)すれば400円で利用できる銭湯がございます。
まずはそこで一日の汚れと疲れをしっかりと落とし....

キャンプ場に戻りましたのが夜の20時。
すでに辺りは真っ暗&誰一人利用者は居りませんwww。

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まずは火おこししますが途中にわか雨が降って火の着きが悪め。



残念ながら水が使えないので勿体ないけど2Lのお水で米を洗浄。

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1合だけ例の飯盒で試験炊飯。




この飯盒、外観の色だけでなく中身が凄いんです。
フッ素加工では無くアルミに別のフッ素加工された鋼板を貼り付けているとの事で、キャンプのような強力な炎にさらしてもフッ素加工が剥離しません。
普通販売されているモノはフッ素加工など上から吹き付けるような感じなので中火以上で加熱すると剥離を起こしてしまうらしいですね。
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流石メイドインジャパンの英知と技術の結晶とも呼べるこの原材料はすでに絶版となって資材調達にかなり苦労されたとか。

30分間燃える炎の中に放ったらかして10分置き蒸らしを行いますと、完璧かつ一切こびり付く事無く炊きあがります。
もう在庫も少ないらしいので本物志向の方は是非お早目にwww。


さて晩飯支度もかなり面倒なので今宵は肉!

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肉と米の共演。

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その他に香の物(奈良漬)、新米のご飯、ビール!以上。

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飯盒検証その1

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この剥がれ具合。




飯盒検証その2

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お焦げも綺麗に付きます。




お腹も一杯になったし少し酔ったし、幸せな夜のひと時を過ごし....

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そしてかなり疲れたのでテントに潜り込んでスマホをチェックするもすぐに寝てしまいました。




て翌朝も引き続き飯盒の二度目のテスト。

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まずは火起こしから。




2隻ほどボートの方が出て行かれましたが今日は朝ご飯食べてゆっくりと帰宅します。

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香川県名物親鳥のモモ。

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ひね鶏っちゅうヤツね。



もう飯盒は一丁前のススまみれ。

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鶏はしっかり火をしっかりと。



皮の脂でファイヤーwww。

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ほれ、間違いなく焦げ付かない。

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Amazonより『空飛ぶフライパン』ブランドで検索して味噌?



その後片付けようと思ったらテントにオオスズメバチ襲来!!

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20分ほど片付け中断(笑)。



最後は周囲のゴミを袋一杯分持ち帰り致しました。

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よそ者がこの様な有り難い場所を使わせて頂いております少しの気持ちです。



帰り道のビスタポイントにて。

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この土日は素晴らしい天気に恵まれましたが次週はどうなるやら.....



さてこの2日間の教訓よりエンジンメンテナンス編もスタートするとかしないとか.....

極寒になるまで暫くこの遊びに夢中になりそうwww。

プロフィール

「ソルト準備 自作12Vポータブルフラッシングポンプの製作 http://cvw.jp/b/1672597/47668390/
何シテル?   04/21 06:18
大阪→名古屋→髙松(香川)→大阪とあちこちに飛ばされ続ける、哀しきサラリーマンのおっさんです。 フォロー/フォロワーについて... 折角興味頂いた方に対...

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