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imoちゃんのブログ一覧

2022年03月30日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルをレストアしてみる!? ザックリ組上げ編 その②

さて前回ロアケースも無事組み上がりましたのでエンジン本体!と行きたいところですが、肝心のメタルガスケットが届いておりません。
て事でその前段階としての出来る範囲のみ掲載。


さて過去ブログと重複しますがシリンダヘッド周りと排気ポート。
こちらが外したてほやほやの状態。
古い割には通路の塩噛みはマシなほうかと.....
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2ストゆえにピストンが真っ黒なのは仕方ない。
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問題はこちらの排気ポート側のカバー。
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先のブログにも記載しましたが右手前2本がぶち折れていますね。
ここがDTシリーズ最大の難関とも言えるべき場所です。
海水の冷却水が常に通るゆえ、電触でボルト設置部分がやられてしまいます。
この部分はシリンダーとピストンも近いのでバーナーで炙るのも嫌なので本当外すのが難しい.....
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こんな感じで右側M6はきっちりと折れております。
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シリンダ本体側の冷却水通路をゴリゴリとお掃除。
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先程の残折れボルトの処置は以前にも書きましたね。
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今回は上手い事行きましたが失敗するとヘリサート加工をプロに頼まないといけないので余計な出費がかかりますよ。
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こちらはシリンダ下部のM8ボルト1本破断。
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ここも何とか生き返った.....
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で、ガスケットの除去と冷却水通路のお掃除を終えたヘッドカバー。
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シリンダ&ピストン側もある程度の掃除を終えました。
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排気ポート、今回は一切触りませんが掃除はバッチリです。
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貴重なプレートとカバーもガッツリと洗浄。
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使えるパーツは全て再利用。
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どうしても冷却水の通るところは錆びやすいんですよね。
かなり錆びてボコボコです。
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さて鋳型のバリの酷いヘッド部分。
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このブツブツはいただけませんね。
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とりあえずブツブツはそぎ落としてサンドペーパー#600、#1000と慣らしを行います。
右は慣らしたモノ、左は処置前。
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両方ある程度面取りを行いますが、極端に影響出るのはまずいのでほんの少しで止めておきます。
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ガタガタした部分を完全に取り除くには0.5mm程度は削り込むので確実に数値が変わるためあくまでも軽い面取り程度に。
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最後は仕上げに冷却水通路に常温亜鉛メッキ塗料を塗りました。
耐寒性-60度、耐熱性170度(連続24時間)。
エンジンがオーバーヒートしたら終わりですが、通常ならギリ持つ耐熱性でしょうか?
判らんけど金属むき出しより幾分マシかもしれないので塗っておきます。
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まだ乾いていませんが海水に晒される場所なので少しでも錆の進行を抑えたいと思います。
※塗料はローバル常温亜鉛メッキ塗料。


排気カバーも塗装!
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さて最後にフライホイール。
当初外す予定は無かったのですが重いのと錆が所々にあるので撤去します。
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何度やってもめんどくさい手作業(笑)。
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さて外したフライホイールのカバーですが結構細かく錆があります。
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まぁしれていますが少々気になりますね。
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何らかの理由で海水が付着したんでしょう。
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所々にあります。
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で、今回はこちらの塗料。
サビの上からそのまま塗れる!と書いていますwww。
まさにピッタリやんか。
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この塗料を何で購入したのか覚えていないんだけどうまい具合にグレーでした。
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まずは裏側より。
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錆の上からと書いてますが、勿論ルーターとワイヤーカップブラシで錆び落としはしてますからね。


そして表面も仕上げて行きます。
男のハケ塗り(笑)。
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しっかりと乾かしたら.....
ドヤ!このリフレッシュ感!!
こう言った部分も綺麗になるとサッパリするなぁ。
とりあえずフライホイールは組付けまでしました。
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これでエンジン側の準備は整いました。
あとは各種ガスケットやオイルシールにグロメット類。
Oリングやボルトなども少々。
部品は恐らく早くて来週くらいになるかな?
なんせ送料が一度に掛かりますからまとめて送ってもらった方が良い。
と言う訳でDT8のブログアップ出来うるネタは使い切りましたwww。
今週は帰省するので釣りも船外機弄りも中休みです。
それよりもいよいよ異動があるかも.....
そうなってくると赴任場所にもよりますが計画を一から見直しかも.....
ビクビクしながら今週末会議に臨みます(笑)。
まぁ一度きりの人生だから自分の思い通りにはなかなか行かんですわな。
どうなるのかは?神のみぞ知るwww。
ではでは!
Posted at 2022/03/30 18:51:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記
2022年03月28日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルをレストアしてみる!? ザックリ組上げ編 その①

さて適当塗装を終えたDT8の部品たちですが、発注した消耗パーツについてはスズキマリンのあちこちのパーツ保管倉庫にある関係上、中々短期間には揃わないようです。
と言う訳で特に要交換となるガスケットなどが必要な箇所については組付けが出来ない状況となります。
ですので出来る箇所からザックリと組付けを開始します。


まずは胴体部分より!
クランプブラケットから、一番最初に必要なのが船外機の命ともいえる銘板の取付け。
ん?と気付かれた貴方は凄い?(笑)。
ハイ!本機はDT5として馬力ダウンを行います。
シリンダー内の加工が若干違うモノの5馬力キャブに5馬力ペラ、後はスロットルワイヤーなどで開放調整など実施する予定です。
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リベット打ち込み。
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プレートの取付けは完了しました。
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これでようやく壊れていたクランプも蘇ります。
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塗膜のバリ落としとしてタップを切り直し。
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スタンドに引っ掛けておく(笑)。
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クランプボルトを挿入しあとはプレートを付ければ完成。
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さてこちらはスイベルブラケットのブッシュ類。
古いグリスで真っ黒に汚れています.....
パーツクリーナーのお風呂にどぶ漬け。
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汚れの落ち方半端ねぇ.....
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こちらも無くてはならない重要な樹脂パーツですが、供給はまだ大丈夫のようです。
まぁ使えるモノは使いますが。
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それと樹脂ブッシュの上のスチール製のカバー。
ステアリングアッパーブッシュと言う金属パーツですが、こちらは絶版パーツですので壊さない様取り扱い注意ですぞ!
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それとブッシングと呼ばれるデカぃゴム製ブッシュはグリスの通路があり、ここで船外機の回転を滑らかにします。
ここも腐ったグリスがベトベトしているので全て撤去。
本来グリスニップルより圧入し全ての通路にグリスを供給するのです。
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お掃除完了。
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こちらはスイベルのカバー。
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そして本当はグリスガンでグリスを圧入する予定が.....
グリスのチューブが割れてましたwww。
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仕方ないのでヘラで通路や穴にグリスを塗ります。
イメージで言うとケーキのスポンジに生クリームを塗る感じですわ(笑)。
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上下ともグリス湿布完了。
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カバーを合わせて4本のボルトで締め上げる。
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クランプに載せて胴体部分完成。
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次にロアーケースを乗せて急発進防止装置用のワイヤーなどを取付け。
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ついでにティラーハンドルも組んでおきますが写真撮り忘れ。
今回は前期タイプと後期タイプの2品とも作っておきます。
今後の為に.....


ようやく船外機らしく見えますなぁ.....
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そして今回最後の作業。
こちらは塗装を終えたプロップシャフトハウジング。
マスキングテープを撤去。
オイルシール2個とベアリング6003、6004全て新品を圧入。
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ギアケース下部、ジンクアノードとアンダーカバー取付け。
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スタッドボルトの取付け。
ここまで分解できると気持ちヨス(笑)!
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純正ガスケット。
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ドライブシャフトカバーハウジング、いわゆるインペラ台座の取付け。
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これもレストアのたまもの。
ケチるところはケチり使うところは使うwww。


パーツ揃えば胴体とドッキング。
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プロップシャフトも無事取付完了。
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胴体へのドッキングとギアオイル注入はお預けです。
現状ここまでの作業となりました。
次回はエンジン本体へといよいよ突入です。
ではでは!


Posted at 2022/03/28 18:33:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記
2022年03月27日 イイね!

スズキDT8 801S 昭和60年モデルをレストアしてみる!? ザックリ塗装編

譲って頂いたDT8ですが、バラシシリーズも大体完了し壊れた個所や壊れたパーツ、そして傷んだボディをある程度まで修復すべくいよいよレストアに突入です。

何せ海の近くで長期間にわたり適当に保管されていたブツですから本体の傷み具合は半端ありません。
おさらいしてみましょう。
ドライブシャフトハウジングのカバー部分。
特にグリスニップルの辺り海水の雫が残りやすいのか?酷い腐食です。
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こちらはロワーケース内。
こちらも汚れや内部腐食が至るところに。
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とにかく電触による腐食があちこち酷い。
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クランプブラケットも痛みやすい場所ですね。
使用後はきっちりと洗浄しておきたいパーツです。
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こちらはロアケースの外側。
こちらは錆びは勿論、埃も凄い(笑)。
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あらためて絶版パーツのリバースロック。
貴重なパーツだけに出来るだけダメージを与えず分離して処置をしたいパーツですね。
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とにかくどの部分もこのように内部腐食があります。
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一番最初の画像にあったグリスニップル部分。
まずは傷んだ塗装皮膜や錆びをこそげおとします。
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パリパリ取れる部分は全て。
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並行して油脂汚れなどを丁寧に取り除いて行きます。
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ある程度掃除したら一度別の場所へ。
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ちなみにDT初期モデルより長年変わらなかったブルーメタリック塗装ですが、当時の技術では保護コーティングなどされておらず、パーツクリーナーでの脱脂で塗装が剥がれて行きますwww 。
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下地の脱脂作業。
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ロアケースの使われていないボルト穴には泥みたいなの詰まっとるしwww 。
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こちらはティラーハンドルカバー。
表も裏もコテコテです。
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クランプのプレート取付け部分も酷い錆びです....
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ティラーハンドルエンドは完全に内部腐食。
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グランプブラケットスクリュ穴部分も一部欠損が...
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とにかく錆びの元になりそうな箇所は処理します。


ティラーハンドルは完全分解。
ちなみにアクセルの固さ調節するための樹脂パーツは破断してました。
新品パーツ絶賛発注中。
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全て錆びた部分を削り落として行きます。
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分解、洗浄を何度か繰り返します。
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次は海水の電触より保護するための亜鉛メッキ塗装。
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とりあえず地金の露出部分のみ対処していきます。
簡単なハケ塗り。
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こちらはインペラ台座。
ドライブシャフトやギアシフトなどを繋ぐ高額かつ重要パーツ。
ベアリングやオイルシールなども挿入されています。
こちらも亜鉛メッキ塗装とクリアを噴き付けます。
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さて各パーツはこちらの塗料を。
アサヒペン、高耐久ラッカースプレー。
アマゾンで46%OFFだったので3本購入。
カラーがウルトラマリンと言うソリッドブルー。
純正はメタリック系ですが、あまりそこは気にしません。
あくまでもレストアですから(笑)。
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プロップシャフトハウジングから噴いてみます。
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1本でパーツ一巡塗れました。
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裏の隅々までとりあえず噴き付けます。
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細かなパーツまでも忘れずに。
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大物パーツは急ぐと塗料が垂れるので時間をかけてじっくりと。
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ちなみに下地の亜鉛メッキ塗装がはけ塗りなので段差があります。
それを均すために#1000の耐水ペーパーで磨いては噴き付け、磨いては噴き付けをしています。
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まあ元々の鋳型自体が結構雑いですから、ある程度のところで妥協です(笑)。
そして足りない消耗パーツを今週頭に発注いたしました。
発注の全てがDT8 のためではありませんが、積もり積もったパーツ代金やはり結構掛かります...
ドーリーの再購入も検討しているので痛いなぁ...
来月はいよいよ断食生活かもしれませんwww 。
と言う訳で組める場所からボチボチ組んで参ります。
ではでは。
Posted at 2022/03/27 10:40:46 | コメント(2) | トラックバック(0) | 船外機 SUZUKI | 日記
2022年03月26日 イイね!

雅工房 スズキDT6 LIMITED EDITION スタビライザー取り付け後の試験走行と大きなトラブル(笑)。

まず最初に申し上げておきますが、大きなトラブルと言っても命に関わるような事故や事件ではございませんのでご安心下さい。
まぁこうやってブログを書いていますから勿論生きております。
そして今週はバタバタと忙しかったせいもありブログも溜り始めました。

それよりも3月初旬に取付けしました特注スタビライザー!!
みん友 syunn1さんにご制作を頂きましたモノですが、気になるテスト走行を先日四国内某所で行ってきました。


とりあえず心配しておりましたスタビライザーを取り付けたままでの後部足元からチルトアップ状態での積み込みは出来ました(笑)。
しかし角が尖っており凶器にもなりうるのでスタビライザー部分はボロ布を巻いて対処www。
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この日は朝の5時ごろでも10度を超えており、2月と打って変わり暖かい朝。
身体が楽です。
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早朝他にゴムボート2艇とカヤックが3艇。
この時期から気合入ってますねぇ。
今回私は釣りそっちのけでスタビライザーのフィールドテスト並びに各種艤装のチェックがメイン。
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勿論法定備品必須ですがソロ釣行としては若干軽めのスタイルで臨みます。


左舷新たに設けた救命浮環ホルダー、良い感じに取り付けることが出来ました。
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で、夜明け少し経ってから出航。
港内徐行より表に出てから徐々に速度を上げますが、この時期ワカメか何かの漁師さんが沢山いるので港から近いエリアをまずは離れます。
そしてアクセルを開いていくがどうも調子が上がらない....
と言うか船外機の回転は問題ないけどどうにもボートの角度が悪い.....
う~ん、何かおかしい.....
と考えてみると、大事なことを忘れていた!
こちらは戻ってから撮影したモノですが.....
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スタビライザー取り付けによる問題として、自作の移動式船外機スタンドに取付けた際にどうしてもスタビライザーが緩衝する為、その対策としてトリム角の変更していたのを忘れていた(爆)。
私のゴムボートでの丁度良いトリム角は下から2番目、黄色の矢印部分。
それを1段上げている状況を忘れていた。


通常位置の2弾目では赤丸部分がスタンドと緩衝するため一時的にトリム角を調整していたのが原因。
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こんなところ一度セッティングしたら基本触りませんからねwww。
原因も判ってホッとしました。
そして船上で慎重にトリム角の再設定。
ピンなど落とさないように非常に慎重に行いました。
この後の悲劇も知らずにwww。


で、そこからはスタビライザーの効力を存分に爆走です。
プレーニングの立ち上がりは勿論ですが、それよりもボートの安定感が特に増しました。
自動車で言うウィングに近い感じかな?
ゴムボートが滑走し始めても若干のふらつきを感じていたのが、車同様海面にグッと押さえつけられた感じで滑走するので安定している感じがすごくします。
爆走中の動画を撮るのが恐くて速度計測などしていませんが、取付効果はバッチリでした。


その後とりあえず鯛サビキを片手に魚探を睨めっこしながら、ボートの滑走を確認しつつ移動を繰り返します。
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シラスか何かでしょうか?
魚探に色々と映りますがバイトはありません。
まぁ釣りに関して本日はあまり期待もしてませんから気にせず移動を繰り返します。
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そして移動を繰り返しているうちに何か走行中のバランスに若干の違和感を感じます.....















そして何気にふとトランサムに目をやりますと.....





ガ~ン(꒪д꒪II)

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ドーリー片側があらへんwww。
恐らくダブルタイヤなので沈むことは無いと思いますが、そこは大海原。
しかもこの時は縦横無尽に爆走かつ潮の流れもかなり速かったので全く以ってどこで落ちたのかも判りません(爆)。
この時の時刻は確か9時前頃だったけど、もうやる気ないのですぐに港に戻るwww。



いやぁ、やっちまったぜ.....

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片足状態で何とか上陸(笑)。

当然荷物満載状態で引きずれないので何往復かして出来るだけ荷物を下ろし、その後片輪で車のところまで引きずりましたwww。

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おっとこちらの魚探ケーブルホルダーは使い勝手良かったです。

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折角スタビライザー取り付けて快調だったのに、自己責任とはいえ水をさされた感が半端ない。

まぁ怪我や事故などでなく良かったんですが、手痛いなぁwww。



で、その後出航前に撮った別の写真をチェック。

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思いっきり浮いとるしwww。

てか、ネジが異常に固くて中途半端に止まったのが原因です。

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この部分今後対策を考えないといけないし、下手すると船外機なんかも落とす方実際いるからなぁ....
まぁここ最近の週末は風が強くて出航出来るような状況でもありませんが、ドーリーが無いとしばらく遊べそうにありません。
と言う事で今日もゴソゴソといじりをしております。
また要らぬ散財となりそうな今日この頃www。

おっとスタビライザーについてはバッチリです。
スペシャルサンクス syunn1殿!!
ではでは!
2022年03月22日 イイね!

冬のイスズミ(キツ・ババタレ)のお味は如何としたものか?

さて最近は船外機ネタばかりなので少し違うブログも投稿してみようかとwww。
先般磯へ行った時に釣れた、まずまずのデカバンイスズミ。
磯の上物師の間ではババタレと呼ばれ忌み嫌われる外道の魚ですが、竿を曲げる練習となる好ターゲットでもありますよ。
でもグレ釣り師としては、少々厄介者扱いなんすよね。
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忌み嫌われる理由

その1. まぁゲーム性として言いますと居れば簡単に喰らい付いてくるある意味食欲旺盛な魚です。
簡単に釣れる=先に釣れる?(笑)。
※冬期はそうでもないですが.....

その2. アタリが下品www。
グレ釣りの醍醐味として、どんぐりウキが『スウーッ』と流れるように入って行くのに対し、こちらのお魚の辺りはと言うと『ズバッ!』とか『スッコーン!』と消し込みます。
あと首を振りまくるので竿を叩くような引きをします。
まぁ私から言いますと上物師憧れのターゲットである尾長グレなんか同じような消し込み方なんすけどねwww。
ちなみに尾長グレは針を飲み込みますと口元のザラザラでラインを切られるので、掛けてから上げるまで余計に難しい.....

その3. 時期によってはとんでもなく臭い(爆)
この魚の最大の嫌われる要因がコレ!!
雑食性かつ特徴的な長い腸を持つこの魚の内臓から発っせられる特有の磯臭さはある意味化学薬品級(笑)。
特に高水温時期はとんでもなく臭いですwww。
このイメージが恐らく強すぎて皆さん持ち帰りません。


と、ザっと一般的なイメージを書きましたが.....
実は釣った魚を持ち帰って食べると言う意味では、冬の時期のこの魚を捨てて帰るなんて本当の魚好き?と疑ってしまいますなぁ。
しかしながら.....
持ち帰る際にはちょっとした一手間は要りますので、下手な持ち帰り方をするととんでもなく臭いですwww。

さて処理の方法ですが.....

一番良いのは釣った魚を活かしておいて最後に締める。
それが不可能な場合は、磯で即活締めと血抜き、ワタ抜きを行い海水氷に最低30分は浸す。
出来れば神経締めも。
持ち帰ったあとは流水で血などをよく洗い流し、特に腹腔内の血合いをしっかりとこそげ落とす。
次に腹腔内に新聞紙をたっぷりと詰めて、魚体全体も新聞紙でしっかりと巻き取る。
最後に大き目のナイロン袋に放り込んで空気を抜いて縛り冷蔵庫で3~10日程度熟成させる。

最初に書きました内臓の処理.....
釣りの最中にかなり面倒ですが、これをキッチリとしておかないと台無しです。
で、1週間寝かせたイスズミ!!
どや!?このナイスバディwww。
丸々と肥えてますよね!
この色艶のに透き通ったお目々も1週間寝かせたモノとは思えないほど綺麗でしょ!?
切れ込みの入れた個所など水気を取り除き、新鮮な状態のモノを空気に触れさせず真空に近い状態で保存するとこうなります。
空気に触れさせると言う事は雑菌の繁殖の元になるほか、水気や脂気も雑菌の繁殖や酸化の原因となり劣化や腐敗を促進させます。
身のたんぱく質のみ良質のアミノ酸へ分解させるのが所謂熟成というやつですね。
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次にウロコが細かく硬いこちらの魚。
ガリガリと搔きむしるタイプのウロコ取りをあえて使わず、すき引きと言う手法でウロコを取り除きます。
体表のヌメリを出来るだけボディに付着させないのと台所がある程度綺麗に保てますwww。
ただし紡錘体の形状なので端っこはやはりウロコ取りで無いと取れません。
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ある程度まで処理できました。
その後ペーパータオルで腹腔内や体表のヌメリを更に落として三枚におろす。
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背身ですが皮引き少々失敗www。
血合いが綺麗に出ていませんね。
しかし血合いと皮目のダークグレーのような部分が脂やコラーゲンなのでしょうか?
グレよりはうす暗い感じで見栄えは正直よくありません。
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試しに数枚引いてみました。
鯛やグレと言った身よりもハマチに近い?くらい脂が乗っております。
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画像では伝わり難いですがチャーシューみたいに身が虹色に輝いています。
脂の乗っている証拠ですね!
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で、1/4を実食!!
ウン!臭みゼロ。
飛び上がるほど美味いのか?と聞かれると基本白身の魚なのでそこまで言い切れませんが、正直小振りのグレなんかよりは遥かに上味ですよ!
今回全て造りにしましたが、煮付けは相当美味そうです。
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くどいほど申し上げますが、時期・大きさ・処理方法・保存方法・調理方法によるところもありますし、個体差もあるかもしれません。
ただしブランドや知名度にとかく左右される日本人w。
独特の生態かつ漁業資源としては流通がほとんどなされない魚でもこうやって美味しく食する事が出来るのを是非覚えておいて頂ければ幸いかと。
また変わった魚の実食リポート、やってみよっと!
ではでは。
Posted at 2022/03/22 08:11:36 | コメント(6) | トラックバック(0) | B級グルメ | 日記

プロフィール

「ソルト準備 自作12Vポータブルフラッシングポンプの製作 http://cvw.jp/b/1672597/47668390/
何シテル?   04/21 06:18
大阪→名古屋→髙松(香川)→大阪とあちこちに飛ばされ続ける、哀しきサラリーマンのおっさんです。 フォロー/フォロワーについて... 折角興味頂いた方に対...

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