もう船外機の船検登録も終わったのでこのタイトルもおかしいんだけど....
ようやく雑事、天候、モチベーションの部分でクリアとなったこの土日。
土曜日は先日のブログ掲載いたしましたフラッシングドレンプラグと専用ホースの製作取付け作業を行いまして、退屈な日曜日にとりあえずボートを出してみることに。
ちなみに前回、前々回の試験走行は酷暑の中で行ったもんですからいずれも9時までに上がり、正直納得のおけるような感じではありませんでした。
コンディションも風がまぁまぁあったためにエンジンの様子だけを試すようなかたちでしたからね....
で日の出も遅くなりつつある日曜日は目覚ましを4時にセット。
でも前日の土曜日の夜、ドッキリ番組の4時間スペシャルにハマってしまい.....
案の定寝坊をする始末(爆)。
まぁ一人の気楽さなのでそれはそれで良いのですがwww。
5時半に自宅を出発。
とりあえずスロープに到着したのが7時前。
なんやかんやと準備して出航は7時半!
しかし油断していると一か月ってアッと言う間ですね。
まぁお盆期間中も長雨などの影響でボートなんて出すタイミングも無かったので仕方ないですが、こう言った遊びって少し遠ざかると億劫になりませんか?
とりあえず昨日エンジンの始動確認も済んでいるので大きなトラブルは無いだろう.....と勝手に決め詰めておりました。
それが世の中そんなに甘くはありませんねぇwww。
出航時のエンジン始動は問題なし。
但し何となくエンジンのかかりに微妙な違和感?は感じる。
何か少しかぶり気味のようなしっくりこない感覚。
で、港を出まして今回は約5kmほど先のホームグラウンドであった某T島との水道エリアを目指して走り続けると言う第一ミッションを科しました。
で、とりあえず滑走状態に入り調子よく走行するも、1/3あたりで排気音がガポッガポッと言いだし調子が悪くなります。
一度エンジンを切ると次になかなか掛からない。
ガソリンかぶりを想定してしばらくアクセルを開けた状態に。 こうなると一気にテンション下がりますなぁwww。
退屈なのでとりあえず鯛ラバするんだけど、当然何の反応もございません。
やはりちゃんとした場所で釣らんとね....こんな訳のわからん場所、砂漠で水をおねだりしているようなもんです。
でしばらくして再始動すると...何とかエンジンが掛かります。
そこから再び滑走状態に入りまたまたT島までの2/3くらい来たところで今度はエンジン停止....
今度はウンともスンとも掛からない....
Ω\ζ°)チーン
更にテンションはダダ下がりですなwww。
少し日も昇り始めて結構蒸し暑くなって来たし、すでに港からは4kmほどは走っている。
ここから手漕ぎだとどんだけ掛かるのか....
エンジン掛からないとマジやばいぞ!と思いながら、ヘッドカバーを渋々オープン。
海上でのカバーオープンは色んな意味で嫌なんですよね。
まず潮風にエンジンを晒すこと自体が大問題なので、これはあくまでも緊急措置です。
そして開封一番、まずはガソリン臭い(笑)。
そしてエアーインテークに溜っているガソリン。
まぁ普段から2ストは若干こんな感じな部分もあるけどちょっといつもより酷い感じ?
しかも若干くオーバーフローも起こしているような..... プライマリポンプで燃料送り続けると最終的にはキャブレター内のフロートが浮いてニードルバルブを押し上げてそれ以上ガソリンの供給が出来なくなりますが、今回少しガソリンが溢れてきている。
こうなるとタンク内のゴミも非常に怪しい.....
そんなこんなで工具入れからマイナスドライバーを取り出して船上揺られる中、触れるところ微調整をしていきリコイルを引っ張りますが、一向にエンジンは掛かりません。
さっき一度目で止まった際に、一瞬母港に戻ろうか戻らないかと迷いましたが、戻らない決心が悔やまれ始めました。
ガソリン臭いし船上が揺れて気持ち悪いし....
まだ午前中早々で天気も上々なのでパニックにはなりませんが、やはり船上でのエンジントラブルは気持ちの良いモノではありませんね。
とりあえず電気も来てるしキャブレター手前の燃料系も問題なし、こうなるとますますキャブのトラブルしか今のところ思い当たる節がないので調整出来る唯一の2箇所、パイロットジェットとエアースクリュの再調整を実行。
場所はパーツ分解図赤枠の5番パイロットエアスクリュ(#110)と13番のジェットパイロット(#41.3)のところです。
そしてパイロットエアを全閉より再度慎重に調整したのちパイロットジェットを何度か右や左に回してから始動した瞬間!いきなりエンジンが調子よく吠え出しましたwww。
何か本当詰まっていたモノが抜けた?とい言う実感です。
もう帰ろうかと半ば諦めかけて手漕ぎの想定まで頭の中にはありましたが、地獄の底より生き返った気分です(笑)。
こうなれば現金なもので、最終目標地点として真ん中左手に見えます黄枠のT島奥まで目指します。
とりあえず無事水道筋まで到着。
その後何度もエンジン停止エンジン始動で問題ないか繰り返しテストを実施。
この時すでに10時過ぎ、だいぶと時間がかかったもんです。
水温25度、ベイト類は結構映っていますが、本日は釣りモードではなく船外機のテストと情報収集。 顔見知りの方も2人ほど海上でお会いして情報の取集をします。
先日閉鎖されたスロープの話なんかもね。
またその話は別のブログで取り上げたいと思いますが、3度目の走行を行い気付いたことがいくつか。
そしてここで3度目のテスト走行の状態をおさらいしてみると....。
1度目のテスト走行は荒削りな状態が否めなかったが、滑走までの時間が速くかっ飛んでいた感じでした。
この時はギアのセッティングが悪くてね。
2度目のテスト走行は最初良かったモノの帰り際よりレスポンスが悪くなった感じがしました。
特にフラッシングテストを見てもらえれば判りますが、排気の明らかな不調が見て取れますが、これ2度目のテスト走行帰港時より起こった感じ....
もしかしたらこのこの時より不調が始まったモノと思われます。
そして3度目のテスト走行である今回ですが、朝からトラブルの連続。
それが解決したモノの明らかに1度目2度目よりも力の無い走りにその後変貌しました。
まずはプレーニングまでに時間がかなり要する形となり、非常にもたつく症状。
長い時間ハンプ状態が続き、ようやくプレーニング、その後一度アクセルと中域以下に落とすと....
何故か判らんけどそこから何ぼ頑張ってもプレーニングまで行きません....
明らかにパワーダウンの症状が体感するほど顕著に出ました。
これが今回だけの症状ならええんですけどねぇ....
不調症状の比較対照として先日上げましたフラッシングホース製作の回でアップしている動画。
もう一度見て頂くために再度こちらに貼り付けております。
で、こちらがホースの完成した当日の動画。
こちらは3度目のテスト走行を終えてフラッシングしている動画。
まだキャブの分解掃除は行っていませんが、かなり改善されています。
が、ボートはやはり水上でのレスポンス確認が非常に大事で、陸上での始動でけたたましく吹け上りを確認しても実際の負荷がかかると全く異なった感じになります。
ですので水上でのテストはいじくった後は必ず必要となります。
そして陸揚げ後に船外機内部をチェック開始。
2ストエンジンは多少ガソリンの濡れなどの症状が出ますが、ちょっとガソリンが溜まりすぎ.....
パイロットジェット部分、今回ここを動かしたときに症状がいきなり変わりました。
低回転域での非常に重要な調整ネジですがそうそう触る部分でもありません。
ただこのネジ全般ですが全閉より緩めるとねじとの接点があまく
外してピンホール部分などにつまりが無いのか光を当ててチェックします。
拡大していますが、センターホールは非常に微細な穴なので少しでも詰まると多大な影響を与えます。
でキャブタンク内を開けてビックリ!!
ゴミだらけ(爆)。
しかもこちらのキャブですが、1度目の走行前に清掃を行ったばかりです.....
ある意味こんだけデカイゴミがあると、恐らく不調の原因はこれか?とは思いますが、燃料タンクからはフィルターもありますので、どう言った経緯でこんなゴミが紛れ込んだのか?が一番の問題点です。
エンジンケース内の清掃も含め今後の課題です。
こちらがフロートニードルバルブ。
ここも微細なゴミが引っ掛かるとオーバーフローの原因となりますが、タンク内にあんだけの不純物がありますとそりゃぁオーバーフローもしますわな.....
とりあえずもう一度ばらせる部分はバラシていき....
ここはフロートニードルバルブの接点部分ですが、優しく洗浄を行います。
DT5のニードルバルブは金属面なので比較的劣化はし難いですが、ゴムなどで出来た素材は結構経年劣化の不具合など出やすいようです。
メインジェット、エアースクリュ、パイロットジェットの重要パーツ3兄弟は強力キャブクリーナーのお風呂にどぼんと漬け置き。
ゴミの大きさが判るように10mmナットと比較。
何だろうなコレ。
そしてどのようにタンク内に到達したのか???
最後にぐらつきの酷いパイロットジェットにシールテープを施してガタツキを防止。
これDT4のキャブもそうだったんだけど、やたらと動き回るこの部分。
そう言った仕様なのか不良品?なのか判りませんが....
スズキのDT船外機のキャブに付いてるパイロットジェットは何故か緩いです。
テープの幅を半分にカット。
穴をふさがない様テープを巻いて.....
パイロットジェットの取り付け。
最後まで締めます。
とりあえず、すべてのパーツは取り付け。
パイロットエアスクリュはとりあえず1回転半に設定。
また船上でエアースクリュとパイロットジェットの調整やな....
最後に先日取り替えましたプラグの燃焼確認も実施。
う~ん、微妙....
キツネ色より黒く明らかかぶってる?
2個並べると一目瞭然....
まぁガソリン薄くて白くなる症状よりマシやけど綺麗なキツネ色にしたいですな。
とりあえずカーボン除去して元に戻し、また4度目のテスト走行でチェックします。
とりあえず今回キャブのフロートタンク内にゴミが混入しましたが、それだけの原因での不調だったのなら良いのですが....
ちなみにDT4(4馬力)もチューニング終了後の慣らし走行で不調をきたし、同じようにキャブレター内にゴミが溜っている事案が発生。
清掃後は全くノントラブルでほぼ一発始動の快調な状況です。
基本エアークリナーなども付いていないので、まずは船外機内とキャブレターは調子が良くなるまで徹底的に清掃をするしか無いですな。
そして話変わりまして今後のゴムボートに関わる弄り作業予定ですが....、
まずはエクステンションバーの再々のカット作業。
現在ボートのセンター(5:5)に着座していますが、プレーニングすると少し前のめり感がありバランスが悪く感じます。
現在の船外機でのベストポジショニングは真ん中より少し後方の方(6:4)が一番安定している感じかな。
そうなるとエクステンションバーが身体に若干引っ掛かるのであと少しカットしたい。
それと船外機のカラーリングですがツートンカラーから早く脱出したいので来月中にはティラーハンドル、ギアケースなどの塗装作業。
更にはそしてそろそろボートの各パーツ取り付け部分の補強なんかも検討しており、補強用のPVC生地0.7mm圧を購入いたしました。
これも各パーツが剥がれ始める前に行いたい作業です。
以上3つの作業がまだmだ控えておりますので、退屈ってのは当面なさそうです。
また気候も過ごしやすくなるにつれてこんなテスト走行じゃなくて本来の目的である釣りにも集中していきたいですしね!
さて今週末は天候次第ではありますが居ても立っても居られず当然4度目のテスト走行を予定しております。
しかも私が苦しんでいた頃に2馬力ボートの友人が、某所で70オーバーと40のマダイをダイソージグでゲットしたとのLINE連絡あり(笑)。
ベイトの付いてる場所にはこんなのが居るみたいでして、少し遠いですが今度この場所に行こうかな?と画策しとります。
しかしこんなデカイのやり取り絶対楽しいぜ....
う、羨ましいwww。
こちらの魚はリリースしてあげたそうな。
良かったな!お前www。
て事であくまでも天候次第ですが、まだまだ船外機との格闘は続く.....