スズキのDTシリーズ船外機購入よりずっと気になっていた箇所。
それは画像赤丸部分のフラッシングドレンボルトの存在。
※画像はDT5です。
ちなみに青丸部分は同じサイズのボルトでオイルドレンプラグです。
すでにDT5~3台(2台は部品取り)、DT4~2台(1台は部品取り)の計5台を基本バラシて参りましたが、共通して言えるのがフラッシングプラグが存在するのに回した形跡なし。
まずもって全てにおいてまともに外れた試しがありません。
そして色々とグッグってみても関連記事が出てこない.....
ちなみにDT4のフラッシングドレンボルトの存在は恥ずかしながらつい最近知ったばかりですwww。
DT4は5と違いエンジンの真下に取り付けられています。
これは恐らく水道圧のフラッシングのみでエンジンをかけてのフラッシングはNGかと思われますが、詳しい説明書きなどもありませんので定かではございません。
ただトーハツの小型船外機もこのようなタイプのフラッシングドレンボルトを取り付けたモデルがありますが、エンジンをかけてのフラッシングがNGとなっておりました。
単純に真水の水道圧だけで海水を流すだけのモノと思われます。
理由はインペラによる揚力を使ったフラッシングが出来ないため、インペラの樹脂ハネの焼き付き防止対策と思われます。
さてせっかく付いてるフラッシングドレンボルトですが、ググってみるとSUZUKI(スズキ)
水洗キット フラッシュホースアタッチメント 品番55181-95200と言うのが出てきます。
※こちらのショップさんで購入いたしました。
ちなみに一定の送料がかかりますので他の消耗パーツなんぞも併せて購入。
商品の説明
■適合:
2スト船外機
4スト船外機
(DF5/5A/6A 2002-19)
(DF9.9/15 1988-2010 ※DF8A及びDF9.9Aは対応不可)
(DF25/30 1999-2010 ※型式02502F/02503Fは対応不可)
(DF40A/50A/60A 2009-19)
(DF40/50 1998-2010)
※DF8A、DF9.9Aの適合品【品番:17917-87L00-000】です。
●スズキ船外機のフラッシング用のプラグです。
2ストモデルは全般にOK?と言う事で間違いはないだろう?と思いましたが問題なしです。
ちなみにこのネジ山はオイルドレンボルトと全く同じものでボルト自身は真鍮で出来ています。
で、何故このボルトが毎回難儀するのか?
理由その1
想像するに持ち運びが出来る低馬力のモデルなので、恐らく皆さんバケツでのフラッシングが殆んどでである。
そのためすでに20年以上経過してる船外機などは一度も緩められていないため固着が酷くなる一方www。
あくまでも想像ではあるのですが、それを裏付ける理由として検索してもドレンからのフラッシングシーンや記事が出てこない(笑)。
理由その2
フラッシングする為のボルト穴=常に冷却水に晒されている。
これは非常に重大な問題で、海水使用の場合は常に電蝕の恐れがあるため通常の場所よりより一層固着のリスクが高い。
この2大理由により過去購入した5台とも決してスムースに外れることはございませんでした....
まずはこちらのインパクタドライバーを使用。
貫通式でハンマーで叩くと15度回転。
しかし塩噛みの場合は確率30%。
次に使うのがこちらのドライバー。
ドライバーの先にギザギザが施されている上にグリップ手前にレンチが挟めるよう六角になっています。
ボルト外しのコツですが、このように外れないボルトは横から押してはダメ。
部品を外し寝かせて....
ドライバーを垂直に降ろします。
ここで体重をおもっきり掛けてからモンキレンチなどで反時計回りに回すのですが、1人より出来れば2人作業の方が確実です。
イメージで言うと垂直の圧に8割、回すのに2割のイメージですね。
こちらのやり方で70%くらいの確率で取れると思うwww。
それでもダメな場合....
エキストラクターの登場!
と言ってもエキストラクターも細いボルトの塩噛みには全く不向きです。
ドレンボルトの芯は比較的太いのでネジ外し専用のドライバーよりあえて確立を上げておりますwww。
今回使用したのは2番目に奴!
これが折れて芯に残ったらもう大変ですからかなり慎重になります。
テコの原理でエキストラクターが勝つのか固着が勝つのかガチンコ勝負。
取れたネジの断面が力の凄さを物語っております....
とりあえずウチの船外機は無事に全部除去出来ました。
しかし外すのかなり厄介なボルトですので、こちらのフラッシングボルト、使わなくてもたまには回してあげてくださいね。
これも初動で潰れたプラス部分.....
これはもう廃棄です。
穴を開けずにうまく取れたボルトの裏側はびっしりと錆びております。
ようやく開通したフラッシングドレン。
一度取れたらボルトを突っ込んで何度も回して溝の掃除を行います。
ホースアタッチメントの取り付け!
ウン、バッチリ!!
ちなみに私は一度外して回しやすくなったオイルプラグやフラッシングプラグについてはSK11の水洗ドライバーの先を削ってカスタムしたモノを使っていおります
これだとネジ山が潰れないので非常に便利ですが、各メーカーのネジ穴サイズに削る加工が必要となります。
さてここまで来たらあとはホースアタッチメントに通常ホースの繋ぎ手などを加工すればバケツに水を張らなくてもフラッシングが出来る!!
下がいつも使ってる普通のホース。
片側のジョイントを購入。
ブツはこんな感じです。
ジョイントを繋げて....
15mmのホースが丁度ピッタリです。
ホースバンドはいまいち合わなかったので、こちらのモノに変更。
ジョイントホースの完成!
部品代込みで1,000円くらいかな?
※部品送料を除く
早速嬉しがって試してみるwww。
ホースを取り付けて.....
繋がりました!
て、当たり前やろw。
先に水を出してから.....
エンジン始動!
これで可搬式スタンドから下ろさず楽にフラッシングが出来るようになりました。
で、こちらがホースの完成した昨日撮影した動画。
ところでブログ用にアップしてるこちらの動画、昨日上げたばかりですが何故か視聴数が伸びてます(笑)???
高評価に低評価?有難うございます。
動画で稼ぐつもりは今のところございませんが、何かに繋がったのでしょうかwww?
試験走行より視聴数が多いってどうなってんの(爆)?
まぁほんとつまらん動画ですいませんm(_ _)m。
で、こちらが本日3度目の試験走行を終えてフラッシングをしている様子。
あきらかに様子が違いますね~。
何故でしょうかね???
本日久し振りに行ったDT5 3度目の試験走行ですが....
いやぁ....色々と大変でしたわ.....
そのリポートは次と言う事で.....