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2022年08月08日 イイね!

購入検討者必見! ゴムボートでの航行範囲をあらためて検証してみる。

私の中でずっとモヤモヤしていた事柄一つが膨張式(ゴム)ボートにおける航行範囲(海上)。
この場合のゴムボート!についてですが複合艇と呼ばれるリブボートなどの大型船外機を搭載させる特殊艇は除外させて頂きます。
あくまでも何も知らない世間様がイメージする普通に大人一人で組み立て可能なあのゴムボートを航行させる場合に海で航行させる範囲ってどうなの?ってところを真剣に切り込んで行きたいと思います。

さてまず私目の最初に思った感覚なのですが、小型船舶免許を取得するまでは海上における規則なんてモノも勿論何一つ知りませんでしたので、例えば小型1級船舶免許を取得したら無制限に航行出来るモノと思っていたし、小型2級船舶免許なら5海里(約9km)の沖合まで行けるモノと安易に想像していた次第ですwww。
しかしながら航行範囲が広くなればなるほど装備品(法定備品)って奴も増えるし、ましてや夜間航行する場合にも夜間航行に関する航行灯火類やレーダーリフレクターなどを常備しなければなりません。
到底3m未満のゴムボートに全て載せるようなアイテムではありませんね。
※勿論3m未満で夜間航行を取得されている方もいらっしゃいますが圧倒的少数とだけ申しておきましょう。
まぁこの辺りはあまりにも身近じゃない事柄なので、必要になった段階で学べば済むお話です。

で免許要不要に関わらず、実際にこれからゴムボートを購入した場合に水面を移動出来る範囲ってどうなの?っと考えるとこれがまたバチッ!と決まっている訳じゃぁ無いんですわ。
※複数存在すると言う事。


懐かしの初代ゴムボートですが、最初はこんなローボートで砂浜出艇ですから、波や風への耐性を考えるとローボートでは海水出艇はかなり恐ろしいですwww。
2~3度出艇して、『これは危ない!』とすぐに判断し買い替えを実施。
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さてそれらの航行範囲について今からお話しますが、お断りとしてはここに記載の内容を100%は信用しないでくださいね。
一応関係機関に質問したりしながらまとめておりますが、その関係機関の答えですら聞く人によって若干の相違があったりする事や予期せぬ法令改定などもございます。
最終的には必ずご自身で全て関係する機関や製造メーカーなどでご確認する事をお勧め申し上げます。

さてまずはここで言うゴムボートですが、これから初めて使ってみよう!と考えられている初心者の方から2度目の買い替えなどを検討しているユーザーの目線で考えて参ります。
こちらがゴムボートを想定した航行区域図。
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まず初めて購入しようと考えている方で想定できるのは免許不要艇となる2馬力仕様艇の場合。
こちらは免許が要らないので航行範囲は自由?と思われると思いますが.....
答えは法律上においては決まりがありません(爆)。
自由ですwww。
死ぬ気ならハワイでも行けるって事です。
まぁ、そんな馬鹿な事は勿論する人いないと思いますが、ちゃんと海の交通ルールを所管する国土交通省のガイドラインはございます。

ミニボートに乗る前に知っておきたい安全知識と準備と言うリーフレット3ページ目に記載されている内容に明記されておりますのでご参考に。
※他にもタメになる判り易い内容ですので上記リンク先PDFをご参考に。

◎ 岸の近くで乗ろう!
ミニボートが安全に航行できる範囲は、各水域の自然条件により異なりますが、船体の強度、耐久性、波に対する強さ、エンジンの連続運転時間等を考慮すると、概ね岸から1km以内、出航地からは2km以内といえます。
この範囲内でボートに乗りましょう。
 また、正面から波や風を受ける場合には、予想外に燃料を使います。ガス欠で、漂流しないためには、燃料タンクの残量の確認を行い、余裕をもって帰りましょう。
燃料の残量確認は、燃料タンクの色が半透明なモデルでは、船外機のカウルを外せば、目で確認できます。
燃料タンクの色が黒のモデルもありますが、その場合は、燃料キャップを外して中をのぞいて判断してください。

もう一つ関係機関としてのガイドラインとして海上保安庁HPのミニボート航行時の注意より。

◎ どこまで行けるのか。
ミニボートが安全に航行できる目安として、岸から1km以内(沖に出ない)、出航地から2km以内(出発地点から遠くに行かない)で、かつ、自力(オール)で帰ることができる距離を航行するようにしましょう。
ミニボート以外の免許や検査を要する小型船舶は、法律に基づき航行区域が定められています。船舶の構造や性能等によって航行区域は異なりますが、最も狭く設定されている航行区域は「陸岸から2海里(約3.7km)以内」とされていることを知っておきましょう。
※2海里以内は小型特殊船舶(マリンジェット)
となっています。
先のゴムボート想定範囲図でイメージするとこんな感じでかなり狭いイメージとなりますね。
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岸から1km先に沿岸と同じ等線を敷いて、安全に出着出来る地点より半径2kmの円を描く。
その交差する範囲内を基本的な活動エリアとして考えると良いです。
ただ法令で縛られるモノではありませんのであくまでもこれはガイドラインです。
ボートの形状や機関の出力、積載物の状況などによっては、下手すりゃこれでも危ない場合がございます。
その辺りは別にまた取り上げたいと思いますが、まずはこう言ったガイドラインがあると言う事を知っておいて頂ければと思います。

まぁ確かに私もパワーボート+2馬力の時はプレーニングしないので、バウアップの状態で恐らく7~9km程度で走行していたので、せいぜい行動範囲も2km程度だったと思います。
こちら初代より乗り換えた2代目ボート。
最大搭載可能な船外機の大きさは9.8馬力だったのでボート本体は今のよりハイスペックだったのかもね!
しかしながら少々古い船体故に船検取得を断念し現在のグランドへ買い替えました。
2馬力のみの航行でしたが、明らかにパワーボートは波受けなど違う事を肌身を以って実感した艇です。
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ちなみに瀬戸内海は平水域が多いのでガイドラインの限りではありませんが、やはり波や風が少し強くなり始めると帰港するのに2倍3倍の時間が掛かったのを思い出します。
全てにおいて現状では無く最悪の条件下で戻れる事を各々想定されると良いと思います。


さて次からが本題!
私もそうでしたがゴムボートに小慣れて来ますと、欲と言う物が出て参りまして.....
ローボート+2馬力を海では危険と判断してすぐに処分www、パワーボート(最大搭載9.8馬力)+2馬力船外機を経て最終的に現行のパワーボート(最大搭載6馬力)+6馬力船外機に落ち着いております。
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特にスロープ閉鎖が進む昨今、岸から沖合だけでなく母港からポイントに至るまでの片道移動距離にどうしても時間が掛かる故に要免許艇への変更を決断した訳なんですが.....
ただ横の移動がある程度出来るようになってからは数少ないスロープ出艇や砂浜出艇においてもトラブル的な事は極端に見かけなくなったのも事実です。
やはり便利な場所ほど早く閉鎖となりますねぇ.....
この問題については、ゴミや駐車の問題だけでは恐らく解決しません。
地元関係者にまずはちゃんと話をしてNG行為については、見ず知らずの方でもちゃんと伝達して遵守させるような仕組みを作らないとまず以って難しいかと思います。
各々の地域でそう言った啓発活動を出来る有志が増える事に期待したいと思います。


さて話戻りジョイクラフトグランドJCM305+スズキDT6、定員4名での船検登録でJCI側から出された航行区域制限は以下の通り。
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沿海区域

ただし、安全に発着できる任意の地点から5海里以内の水域のうち当該地点における海岸から3海里以内の水域及び船舶安全法規則第1条6項の水域に限る。

6 この省令において「平水区域」とは、湖、川及び港内の水域並びに次に掲げる水域をいう。この場合において、港の区域は、港則法(昭和二十三年法律第百七十四号)に基づく港の区域の定めのあるものについては、その区域とする。ただし、これと異なる区域を告示で定めたときは、その区域とする。
一 千葉県富津岬から神奈川県観音埼灯台まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二 静岡県御浜埼から同県清水灯台まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三 愛知県伊良湖岬灯台から三重県神島灯台から百八十度二千メートルの地点まで引いた線、同地点から同県菅島灯台まで引いた線、同灯台から同県松ケ鼻まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四 三重県菅埼から同県安乗埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
五 三重県城山埼から同県御座埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
六 和歌山県駒埼から同県灯明埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
七 和歌山県宮崎ノ鼻から同県田倉埼から二百三十六度二千メートルの地点まで引いた線、同地点から兵庫県淡路島生石鼻まで引いた線、同島江埼灯台から三百三十度に引いた線及び陸岸により囲まれた水域
八 兵庫県加古川口左岸突端から同県加島東端まで引いた線、同島東端から香川県小豆島大角鼻灯台まで引いた線、同灯台から同県馬ケ鼻まで引いた線、愛媛県忽那山から山口県平郡島南東端から百八十度二千メートルの地点まで引いた線、同地点から同県八島洲埼まで引いた線、同島鉾埼から同県祝島鳥帽子鼻まで引いた線、同島西端から同県尾島西端まで引いた線、同島西端から同県野島南端まで引いた線、同島西端から同県三田尻中関港築地東防波堤南灯台から百三十七度五千二百メートルの地点まで引いた線、同地点から同県丸尾埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
九 削除
十 山口県宇部岬港沖防波堤東灯台から九十度六百メートルの地点から二百五十八度二万メートルの地点まで引いた線、同地点から百八十度に引いた線、福岡県八幡岬から三百五十九度三十分二千メートルの地点まで引いた線、同地点から同県馬島西端まで引いた線、同島西端から山口県村崎鼻まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十一 愛媛県女子鼻から同県大埼鼻灯台から二百九十度四千メートルの地点まで引いた線、同地点から同県嘉島宇和嘉島灯台まで引いた線、同灯台から同県戸島西端まで引いた線、同島西端から同県須下埼灯台まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十二 大分県臼石鼻から同県関埼灯台から九十度二千メートルの地点まで引いた線、同地点から同県沖無垢島東端まで引いた線、同島東端から同県高甲岩灯台まで引いた線、同灯台から同県先ノ瀬灯台まで引いた線、同灯台から同県鶴御埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十三 鹿児島県小根占埼から同県金比羅ノ鼻まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十四 鹿児島県奄美群島奄美大島神ノ鼻から加計呂麻島カネンテ埼まで引いた線、同島西端から江仁屋離西端まで引いた線、江仁屋離西端から奄美大島曾津高埼まで引いた線、同島曾津高埼から枝手久島戸倉埼まで引いた線、同島戸倉埼から奄美大島倉木埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十五 沖縄県沖縄群島沖縄島金武岬から四十三度五千五百メートルの地点から伊計島灯台から七十三度千九百メートルの地点まで引いた線、同地点から浮原島東端まで引いた線、同島東端から久高島灯台から百四十七度二千五百メートルの地点まで引いた線、同地点から沖縄島知念岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十六 沖縄県沖縄群島沖縄島渡久地港本部防波堤灯台から百五十四度四千メートルの地点から水納島灯台から二百四十八度二千二百メートルの地点まで引いた線、同地点から零度二千メートルの地点まで引いた線、同地点から六十八度に引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十七 沖縄県沖縄群島沖縄島備瀬埼灯台から九十九度九千二百メートルの地点から古宇利島北端まで引いた線、同島北端から百十五度に引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十八 沖縄県慶良間列島渡嘉敷島阿波連埼から外地島南端まで引いた線、同島南端から阿嘉島南西端まで引いた線、同島南西端から屋嘉比島南端まで引いた線、同島北端から座間味島西端まで引いた線、同島北東端から渡嘉敷島北端まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
十九 沖縄県宮古列島宮古島南端から来間島南端まで引いた線、同島南西端から下地島南西端まで引いた線、同島北西端から伊良部島北端まで引いた線、同島北端から池間島北西端まで引いた線、同島北端から大神島北端まで引いた線、同島東端から宮古島ピンフ岳まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十 沖縄県八重山列島石垣島白保埼から黒島南端まで引いた線、同島南端から新城島(下地)南端まで引いた線、同島南西端から三百九度に引いた線、西表島野原埼から石垣島大埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十一 沖縄県八重山列島西表島宇奈利埼西端から外離島北西端まで引いた線、同島北西端から西表島八重目埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十二 鹿児島県黒之浜港西防波堤灯台から百九十三度二百メートルの地点から同県長島南端まで引いた線、同島大埼から熊本県下須島尾埼まで引いた線、同島ビシャゴ瀬ノ鼻から同県天草下島鶴埼まで引いた線、同島シラタケ鼻から長崎県瀬詰埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十三 長崎県三重埼から同県野母埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十四 長崎県才ノ鼻から同県崎戸島南西端まで引いた線、同島南西端から同県御床島西端まで引いた線、同島西端から同県蠣ノ浦島鶴埼まで引いた線、同島鶴埼から同県平戸島坊山埼まで引いた線、同島魚見埼から同県大瀬埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十四の二 長崎県五島列島中通島入鹿鼻から若松島白埼まで引いた線、同島ビシャゴ鼻から中通島焼崎鼻まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十五 長崎県対馬上島鴨居瀬港西防波堤灯台から八十二度千メートルの地点から黒島北端まで引いた線、同島南端から下島折瀬鼻まで引いた線、同島綱掛埼から三百七度に引いた線、同島郷埼から上島小松埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十六 佐賀県値賀埼から同県向島北端まで引いた線、同島北端から長崎県黒島北西端まで引いた線、同島北西端から同県青島北西端まで引いた線、同島北西端から同県津埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十七 福岡県串埼から佐賀県神集島北端まで引いた線、同島北端から同県加部島北端まで引いた線、同島北端から同県波戸岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十八 福岡県志賀島大埼から同県西浦岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
二十九 山口県泊埼から百八十五度に引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十 山口県虎ケ埼から同県青海島東端まで引いた線、同島北西端から同県今岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十一 島根県隠岐諸島中ノ島木路ケ埼から知夫里島東端まで引いた線、同島帯ケ埼から西ノ島漕廻鼻まで引いた線、同島北東端から中ノ島北端まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十二 島根県地蔵埼から鳥取県日野川口右岸突端まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十三 京都府鷲埼から同府博奕岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十四 福井県小山ノ鼻から同県鋸埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十五 福井県岡埼から同県立石岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十六 石川県能登小木港犬山灯台から富山県小矢部川口右岸突端まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十七 青森県貝埼から同県明神埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十八 北海道大鼻岬から同道葛登支岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
三十九 北海道尻別川口右岸突端から同道弁慶岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十 北海道高島岬から百三十七度に引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十の二 北海道野付埼灯台から二百四十九度に引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十一 北海道末広埼から同道大黒島砂埼まで引いた線、同島南端から同道尻羽埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十二 岩手県姉ケ埼から同県閉伊埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十三 岩手県小根ケ埼から同県館ケ埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十四 岩手県七戻埼から同県長埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十五 岩手県尾埼から同県馬田岬まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十六 岩手県コオリ埼から同県碁石埼灯台まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十七 宮城県御崎岬から同県大島陸前大島灯台から百五十度千メートルの地点まで引いた線、同地点から同県岩井埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十八 宮城県白銀埼から同県出島北端まで引いた線、同島四子ノ埼から同県大貝埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十八の二 宮城県渡波尾埼灯台から二百七十四度三十分一万三百メートルの地点まで引いた線、同地点から三百四十一度に引いた線及び陸岸により囲まれた水域
四十九 宮城県宮戸島萱野埼から同県花淵埼まで引いた線及び陸岸により囲まれた水域
とまぁ.....
平水区域ってこんだけあるんだけど心配ご無用です!
こちらをご覧ください。
JCIさんよりちゃんと判り易いエリアマップがございます。
例えば現在私が住んでいる香川県近辺第6管区海上保安庁管轄エリアあたりのマップを切り取ってみた。
何と第7号(大阪湾)部分に第8号(瀬戸内海)エリアは平水区域となり可搬小型エリアにおいても法律上は移動が許される範囲なんです。
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で、航行区域として法的に縛られる海域はピンク線水色部分が沿岸区域線(岸より20海里)となりそれ以外は近海区域となります。
例えば私の現登録のボートではピンク線の水色エリアでは安全に発着出来る任意の地点より沖合まで3海里岸との等線を敷いた上で、任意の地点より5海里の半円を描きます。
その交差したエリアが航行可能区域。
ピンク斜線の平水区域については一応法律上航行可能だが、ボートや船外機の性能を考慮すると、基本任意の地点から半径5海里の範囲で移動制限するのが妥当と言える。
しかしそもそも非常時の連絡手段となる携帯電話の使用が平水区域で使用可能なのか?
限定沿海3海里の制限における法定備品もことなるので、このあたりは今後の課題となるケースが高いと思います。
いずれにしても岸より3海里以上離れない方が無難ちゅうことですね(笑)。

さてこちらが平水域と沿岸域の混在した場合での『ただし、安全に発着できる任意の地点から5海里以内の水域のうち当該地点における海岸から3海里以内の水域及び船舶安全法規則第1条6項の水域に限る』区域を示した図。
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★印を安全に発着できる任意の地点とし、まずは最強速力で往復2時間(片道1時間)かかる地点の片道距離が5海里の設定となる場合、★印より5海里半径の円を描く。
また岸(海岸線)から平行に3海里地点の等しい線を引く。
なお平水域内(つながっている部分のみ)は自由に航行できるので、上の図の場合では航行可能エリアはほぼ平水域内となります。
これを頭に入れながら具体的に本当に航行出来る範囲を検証していきます。


で、ここで大事になって来る事柄が幾つか。

1,ボートの長さが3m未満なのか3m以上なのか?
2.最大搭載出来る船外機の推奨馬力が15馬力かそれ未満か?
3.最大搭載人員数に拘るのかどうか?
4.可搬型登録にするのか母港(2港)設定にするのか?

この4項目でそれに応じた航行範囲の決定がJCIの方でなされるようです。

まず3m未満のボートで最大搭載船外機の馬力数15馬力未満。
一部例外は別としまして有名メーカー製造のゴムボートで3m未満の本体ですと、最大搭載船外機は2・4・5・6・8・9.8馬力のパターンが殆どです。
2馬力艇は船検対象としませんので、4~9.8馬力を載せる本体のモノで船検を通過させると、これらは大体『ただし、安全に発着できる任意の地点から5海里以内の水域のうち当該地点における海岸から3海里以内の水域及び船舶安全法規則第1条6項の水域に限る』に該当します。
一つ確認出来ていないのは可搬型登録と母港登録で距離が変わるのか?と言うところですが、そもそもこちらでの最強出力では安全に発着できる任意の地点から5海里が片道航行の最大値となるようです。
この最強出力と言う言葉ですが、荷物や人を目一杯積載した状態でアクセル90%くらいで航行した場合で速力をイメージするので、いわば限界値に近い積載量でのMAXスピードをイメージしなければなりません。
算式もJCIの細則に掲載されていますので興味ある方はそちらをご覧ください。
て、事で2馬力免許不要艇から小型船舶2級免許を取得して要免許・要検査艇を購入するおおよそのゴムボーターさんはこちらの航行範囲が目安となります。
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私も現在この図にならって気を付けながら航行しております。
横の移動を含めても時間的にも任意に設定した母港より2~30分もあれば十二分に移動も可能です。


そして更にあらぬ欲を出し航行範囲が広がらないのか調べてみたwww!
そう!3m未満のボートでも一部ハイエンドモデルにある15馬力搭載モデルを積んで所定の重量をクリアしたらどうなるのか?
ちなみに3m未満で15馬力を搭載出来るモデルはそうそうございませんからご安心ください(笑)。
それがこちらの図。
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海岸線(岸)より3海里は変わらず、船外機とボートの性能向上で最強出力のところで横に移動できる範囲が大幅に変わります。
つまり3m未満ゴムボートでも15馬力以上の搭載が可能であるならば、横への移動距離が相当可能になると言う事です。
ただし残念ながら沖へは3海里を超えることは出来ません。


最後に小型2級船舶ゴムボートでの最大範囲となり得るのがこちら。
3m以上15馬力以上の船外機を搭載し、なおかつ所定の条件をクリアされると岸より5海里の限定沿海まで、最強出力片道1時間で移動可能な距離として半径10海里以内と言う相当広い範囲での航行が可能となります......が、
こちらは色々余計な落とし穴もある事をお忘れなく。
まずはボート本体の全長が3m超えるまたは搭載機関が20馬力を超えた場合に船検登録とは別に小型船舶登録が必要となります。
※この場合船舶番号右横に船籍港となる都道府県の表示が追加される。
そして航行区域が広がるため非常連絡手段としての携帯電話は不可となり、法定備品の信号紅炎が必要となります。
※勿論併せて携帯電話の携行は推奨。
例えば全長3.5m 15馬力船外機搭載した場合の航行区域。
※その他の要件も満たしている場合に限ります。
これだけの範囲が移動可能となります。
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こちらで説明したのはあくまでもゴムボート縛りなので、小型FRP艇などでハイスペックなモデルなどについては、2時間往復距離も15海里など広い範囲になりうることでしょう。

こちらはあくまでも法令に照らし合わせた航行区域でゴムボートでの移動可能距離を示しましたが、瀬戸内海の様に平水域であっても大型のフェリーや貨物船などが航行する航路もありますし、実際に照らし合わせると道義的に移動する距離じゃないよなぁ?と言う部分も無きにしも非ずですが、15馬力以上ともなると中々夢のある移動距離にもなるなぁ!とも思いますねwww。
なお、15馬力云々と書いていますが、最終的にはケースバイケースのようですので、必ず最寄りのJCIにて確認やご相談されることをお勧め申し上げます。

そしてゴムボートは浮力的に非常に安定していますが、大きな横波には弱く、思いの外簡単に転覆いたします。
今年だったと思いますがJ社の3.8m大型ゴムボートの横波転覆で1名の尊い命が確か北海道で失われた出来事は記憶に新しい事です。
まず第一に法令順守、そして天候の読みと慎重には慎重を期した安全な船舶航行でより良いボートライフを楽しみましょう。

※間違いなどについてはメッセージ報告いただけるとありがたいです。
これいかに。
2021年08月31日 イイね!

瀬戸内海模擬遭難 そして友人の25Ftボート初進水に乗船

身体の疲れも癒せぬ先日の日曜日....
高知県の釣りを終えたまま懲りずに地元瀬戸内海でボートを出しました。
と言いましても決して釣り足らないと言う内容ではなく、幾つかのミッションをするために出した訳です。

まず一つ目は初めて下ろすスロープ。
この場所ですが先日のブログでアップさせて頂きました友人が釣り上げた70cmアップのマダイが釣れたところにほど近いスロープ。
画像は出せませんが、初ポイントでの試し下ろしです。
ここが閉鎖されない事を切に願います!

そして2つ目は友人との合流。
その友人(夫妻)ですが、昨年の今頃はまだカヤックで一緒に釣行。
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ミイラである私に少々感化して頂き、その後は2馬力&リョービのボートエースへと変わり.....
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気付けば先日中古艇ですがヤマハの25フィートボートを購入(爆)。
この一年でエライことになってますやんかwww。
そしてこの日はそのボートの初出航とあって、早速駆け付けた次第です。


まずは早朝単独で通り港を出発。
友人は遅めに到着するとの事で時間には余裕がございます。
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そして前日すでに釣りは堪能していますので、この日は初めてのポイントをウロウロしながら、今までに無いことを色々と試してみようと思いました。
まずは模擬遭難。
5馬力となり移動範囲が増えたのは良いのですが、万一に船外機がウンともスンとも言わなくなった時に手動(オール)のみでどれだけのポテンシャルで移動できるかのテスト。
船体に装備品を含めると結構な重量もあります。
その辺りの限界値も事前に知っておきたい。

と言う訳で母港より3km先から手漕ぎで戻るのがどれくらいの労力が要るのか実験してみた。
まず目指すは2つ並んだ島の水道部分。
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ここから手漕ぎで戻ります。
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まず当たり前の事ですが艤装はしていても、オールを使用する際に充分可動域が保たれているのかどうか?
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オールの稼働域やアンカーにロープ。
絶対に積んでおかなければなりません。
さて母港に戻るには西に向いて戻らなければいけませんが、軽めの西風がそよそよと吹いております。
これだけで結構なアゲインストになるので爆風なら更に大変ですね。
気象判断によっては、避難できる一番近い港に着けるってのも一つの策です。
手で漕ぐより陸上に戻る方が後から何とでもなりますから。

ちなみに私が模擬遭難した母港より3km先の場所でも途中に2つの小さな港湾施設がございます。
本当にやばい時はそこへ避難するのもアリですね。
で、実際オールで漕いでみますが.....
やはり向かい風では人の歩く速さよりも遅い進み方となります。

手も痛くなってくるのでグローブなどもあればした方が良いです。
途中水分を補給、軽めに休憩とちょっとした休みであれよあえよと風で戻されます。
この日は陸側に戻るような潮と風でしたが、これが沖に流される向きだとアンカーで止めることも必要となりますね。


とりあえず30分ほどで岬の比較的潮の緩い日陰に来たので体力温存で休憩。
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パッと見こんなベタ凪であっても少し沖に出ると風波が出て影響を受けます。
そこから体力勝負で友人が来るまでどこまで戻れるのか挑戦(笑)。
結局1時間で進んだのが1kmほど。
向かい風と逆潮と言うのもありますが、やはり遠くに行くときは身の安全を担保するのに相当注意が必要である実感をいたしました。
場合によっては118(海上保安庁)への連絡もしかり。
但しこの場合、凡ミスでの整備不良は違反案件となりますのでご注意ください。
かと言って違反を恐れて取り返しのつかない事態まで進行するのもこれはこれで良くない事。
冷静な判断が常に求められますので、逆に言うと安全を担保した上で様々な経験を積んでいく事お勧め申し上げます。
特に私のように独りでボート乗ってる皆さん、中々このような模擬遭難て出来る機会も少ないでしょうが一度やっておいた方が良いと思いますよ。


その後友人も来て合流!alt
いやぁ、良いですなぁwww。


船体はYAMAHAの25フィートもある本格的なフィッシングクルーザーです。
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デビューおめでとうございます!!
心よりお祝い申し上げます。
これでこれから色々と連れてってもらえるなwww。
まずはタチウオあたりから期待しております(爆)。


まずは一旦港に戻って....
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係留場所に私のボートを置いてそちらのボートに早速乗り込む(爆)。


いやぁデッキも広くて楽しいわ。
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当たり前だけど安定感が違います。
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ちなみにオーナーは免許取り立てホヤホヤ!
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今回は釣り目的は度外視で、まずは装備の確認や近所の散策を行います。


船外機は4スト115馬力。
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ここまで来ると整備なんかも当然ボートを上架しないとダメなのですが、色々とDIYでするとの事。
私も勉強がてら今後色々と見させてもらいます。
が、やはりこのクラスを乗るとなると維持費が相当なモノとなりますので、今のところここまでデカイボートは一切考えておりません。
ただ中々このクラスのDIYは見たことも無いので絡ませて頂きますよwww。


そんなこんなで瀬戸内海の島周りをウロウロ。
チャラン棒の常設されたチヌ釣り場もあります。
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魚信さんが降り立ったら似合いそうな磯ですねwww。
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この後15時くらいまで色々と鯛ラバを落としたりしましたが、残念ながらアタリも無くこの日はクルージングのみとなりました。
高知県での釣行からのこの流れ....
身体にはかなり応えましたが、中々面白く興味深い1日を堪能する事が出来ました。
とまぁ、こんな感じで当面四国を離れることは出来ないな(爆)。
2021年08月16日 イイね!

ミニボーター 中古品購入のススメ・船外機編 

お盆休みは如何でしたでしょうか?
私はおとなしくほぼ自宅に引きこもっておりましたwww。
てか休み3日間しかねぇし....
ほぼ部屋のお片付けに、ひたすら塗装予定のパーツの掃除&磨き作業。
錆を根元から落としております。
かなり根気のいる変態入門作業ですねwww。
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と言う事で世間とほとんど関わらず根暗街道まっしぐらですわw。
で、塗装作業については下準備がまだ終わっておらず経過段階。
そのうちブログアップするかもです。


さて今回はと言うとこれから中古船外機を買おうとする方へ(ここの住民でそんな人おるか?.....)。
私もまだ数台しか購入&バラしていませんが、一応経験者としてこれだけは抑えて(注意して)欲しい事をまとめてみました。
ちなみにいきなり新品で揃えるって別の意味で勇気が要りますwww。
その反面中古での購入もまた違った意味で勇気が要ります(笑)。
私の場合、失敗=授業料と基本割り切って購入しておりますが、やはり中古と言えども全く使い物にならないモノを掴まされるのは嫌ですからねぇwww。
て事で結果新品購入しとけば良かったぁ~....とならない様に幾つかの注意点をまとめてみました。
以下の5つの項目をご参考ください。
おっとあくまでもメーカー品(YAMAHA、SUZUKI、HONDA、TOHATSU&MERCURYもしくはそれらのメーカーのOEM製品)限定と言う事で訳のわからない製品は無しです。

1 外装の腐食が激しいモノは基本NG。

2 合法的なパワーアップはデチューンモデルがお勧め。

3 5馬力以上は急発進防止装置付きモデルを推奨。

4 古いモデルはパーツに注意。

5 説明をよく読み取り、説明内容文の少ないモノや怪しいモノは基本買わない(笑)。

とまぁこんな感じでしょうか?
あくまでも私レベルのDIY弄りクラスの話なので、工具やらパーツを自作するようなプロフェッショナルな方はまた話は別ですのでご理解ください。


まずは1番

外装に著しく腐食のあるモノ。
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※画像はDT5 501Sはギリセーフの何とか当たりでした。

ほぼ内部腐食が進行していることは間違いありません。
アノード(亜鉛の犠牲金属)が白く粉が噴いているものや塗装被膜に浮き錆が出ているものは超危険です。
逆に通常の傷なんぞは無いに越したことはありませんが、機能的な面では問題ありません。
ちなみに過去購入したモノでも外装がまずまず美品であってもインペラの台座、クランクブラケット、ロワーケースボルト部分、リバースロック部分など常に水の当たる裏側を入念に掃除している方は少ないです。
目安の一例ですが桜マークの入っているプレート部分、ここが腐食しているものは大抵内部腐食が激しく進行している事例が多いです。
まぁ部品取りとして購入する際は少々の塩害固着は無視しても良いかな?。
いずれにしましても機械モノ。
適度に使用してメンテナンスをちゃんとしているオーナーさんのブツが一番の安心。
逆に短期使用の長期保管も吉と出るか凶と出るかホント判らないのがこう言う機械類。
20年以上前のモノはある程度の覚悟が必要となりますwww。


次に2番

必ずぶち当たる船外機のポテンシャルアップ。
まぁ大体の方が現行速度に満足しきれず結構手を出すところ。
但しこれだけは声高に申し上げますが、免許不要艇(2馬力以下)の方で絶対しないで欲しいのは、2.2~3.5馬力などのスペック船外機を表側だけ数字の2を貼り替える行為!
これだけは絶対止めましょうね。
海上保安庁も馬鹿じゃないからプレート確認したら1発で無免許運転の判断に変わりますから罰金に数度の出頭と超大目玉喰らいますよwww。
でそうでない場合について、合法改造・違法改造とどの線引きは別として各メーカーのデチューンモデル!いわゆるエンジンブロックやケースが同じで高排気量を調整しているモデルが船外機には多々ございます。
そう言ったモデルは大体目いっぱい表示馬力のモデルよりレンジに余裕があるのでお勧めです。
例えば2馬力の代表選手で言いますと、トーハツやマーキュリーが同じ形状で2馬力と3.5馬力の仕様がありますからね。
下記が日本モデルの3.5馬力(2.6kw)、2馬力(1.5kw)とケースは全く同一。
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面白いのがこちらの北米モデル。
日本と法律が違うのでラインナップが2馬力ではなく2.5馬力なんですね。
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北米モデルは純正の外部タンク仕様があったような....
パーツ代が結構かかるけど負圧式の外部タンク仕様2馬力って中々ええよね。

個人の感想ですがこう言ったモデルは、例え2馬力であっても合法的チューニング(調整)次第では確実に速くなると思います。
※3.5馬力キャブ取付けなど根本的に違うモノの取り付けにおいては、かなりブラックに近いグレーゾーンなのでお勧めはしません。

ちなみに私が現在登録したDT5の502モデルは、同じエンジンブロックでDT6・DT8とありますので、それだけポテンシャルがあると言う事。
その前身である501と排気量が同じ5馬力なのに50cc近く違いますからそりゃエンジンの勢いも違いますわなwww。
合法チューンとしてはキャブのメインジェット番手変更、ピストン変更、シリンダーボーリング、ペラピッチ変更など純正パーツで色々出来ます。
こう言った事例、2スト・4ストに限らず年式やモデルで同じようなパターンが多々ありますので、その辺りをよく研究して購入すると面白いですね。


次に3番

こちらも船外機アルアルですが、2004年頃かな?
小型船舶検査における法改正で5馬力以上の船外機には急発進防止装置の義務化となり、新規登録においては古い船外機で急発進防止装置の取り付けられていないモデルは船検に通りません。
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※画像真ん中リコイルスターターに取り付けられているワイヤーコードが急発進防止装置です。
これまたややこしいのは湖など内水面での長さ5m未満5馬力以下は下記青字部分全ての掲げる条件に該当する場合に限り、検査は不要となり急発進防止装置が要りません。

・ 3人を超える人の運送の用に供しない船舶
・ 湖(沼、池を含む)またはダム、せきなどで貯留された水域で50平方キロメートル以下の水域、及び告示で定める水域(能取湖、屈斜路湖、風蓮湖、洞爺湖、小川原湖、十和田湖、浜名湖、宍道湖、中海、浦ノ内湾、江田島湾、羽地内海)のみを航行する船舶
・ 潜水船、水中翼船、エアクッション艇などの特殊船、または危険物ばら積み船ではない船舶

要するに5馬力船外機で急発進防止装置が無くても青字に該当する内水面での使用が免許不要で可能なためこれまたややこしい。
そして琵琶湖は独自の条例で2スト船外機は禁止なので結局は古い船外機は使えないと言うwww。
色々と自身が出向くであろうフィールドの状況も知らないといけませんなぁ。
これも大体2スト船外機で5~10馬力あたりのモノが該当しますので、対象となりそうな2スト船外機はギアをFかRに入れた時にリコイルの引けない仕組みのモノになっているかよぉーく確認の上購入しないと、自身でDIYして急発進防止装置を備え付けるか高い純正パーツを取り付けるか部品取りするかの3択になりますから注意が必要です。


次に4番

こちらも該当は20年以上経過したモデルに言えること。
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※画像はスズキDT2
旧車などと同様、年々供給パーツが少なくなっていきます。
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※オイルシールを外したDT2のギアケースカバーですがこんな簡単な金属パーツでも1マソ程度するんだから.....

そしてパーツによってはすでに廃番となったモノや高額パーツに変貌してしまったモノもあります。
DT5で申し上げますとピストンが1つ7マソwwwとありえない金額まで跳ね上がってしまっております。
また色々と廃番も出てきていますので、今のうちに消耗部品は揃えたいものです。



最後に5番

こちらは船外機の性能などと言うよりも.....
詳しい説明の無いものは基本買わない方が良いですよ!と言う忠告的なモノです。

ある程度船外機の調子を書いていて、いついつ整備した。
具体的に調子の悪い箇所も記載しているものは比較的良心的です。

が、

・ 動作確認不明。
・ 素人なので詳しくは判りません。
・ 友人の委託につき質問遅くなります。

そこそこのブツッぽくてこのような文言の羅列は非常に怪しい(笑)。
てか最近は遺品整理や断捨離なんぞの影響で、こう言った類のガラクタみたいな船外機がリサイクルショップや骨董品を扱うお店などで頻繁に出品されています。
私は基本的に性善説で物事を捉えていますが、中にはとんでもないガラクタをしかも高額で売ろうとする輩も中にはおりますwww。
まぁ出す方も低額で最低落札金額など無い場合の本当の処分品なら理解できますが、結構な金額提示でのこのような文言のブツは買わない方が良いですネ。



以上、判ったような判らないような取り纏めも無い話となりましたが、この2年ほど色々と買い漁った結果、自分なりに最初は知らなかった事や見落としていた事を簡単にまとめたつもりです。
でも私はまた要らないモノを買いそうで怖いwww。
て事で皆さんも....

レッツ トライ オールドアウトボードエンジン!
※英語これであってんの(笑)?

今度は具体的な内部腐食の起こりやすい箇所をDT5を事例にご紹介したいと思います。
2020年09月25日 イイね!

2級小型船舶操縦士免許取得のあれこれ 実技受講編

 さて以前投稿させていただきました2級小型船舶操縦士免許取得のあれこれ 検討準備編 からの続きブログです。

2級小型船舶取得のため香川県からわざわざ帰省先である大阪府のとある教習所で取得日数2日の最短コースで挑んだ私目線の手順で1日目の実技を掲載いたします。
しかし何故に大阪で?と思われるでしょうが答えは簡単!
リーズナブルだから(笑)。
やはり競争原理の社会、そこは都会の方が競争相手も多く激戦となる故に受講費用が香川県で取得するより幾分お安くなります。
まぁ数千円なら香川県でも良いのですが1マソ以上の単位で変わるなら交通費も掛からない帰省時に取得する方が割に合いますからね。


さて本題に戻りまして受講一日目に臨みました土曜日は7時に起床。
大阪市内の旧淀川の本流である大川のところに実技会場がありスタートは9:00AM。
スケジュール表には15分前にお越しくださいと記載されていたので、徒歩なども加味して30分以上前には近くのコンビニに到着いたしました。
予定通り8:45AM会場到着。
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しかし油絵みたいに爽快な天気ですが、この画像の爽快さとは裏腹に当日は恐ろしく温度湿度ともに高い一日でした(この日の大阪は37度を記録)。


こんな感じで河川より突き出た桟橋の上に教室があります。
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桟橋に停泊しているのが実習船です。
 

ちなみに実技の時の画像ですが、教習の間写真撮影など出来るかな?とも思いましたが、まずこの日は37度の猛暑+湿度も高くて実技途中より暑くてそんな余裕ありませんでした(笑)。


ほどなくして指導員の方が2人来られ、他の受講者が1名来られました。
最短受講4時間と言う事でマンツーマン指導です。
このような受講カードをテーブルにおいておりますがスケジュール時間が濃密すぎwww。
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今回実技は土曜になのに私ともう一名の方の2名と思ったより少人数。
コロナの影響もあってあまりぎっしり入れないのもあるのかも。
あとはマンツーマン故に人員(教官)の問題もあるのかもです。

で、実技の内容はと言うと....

1. 小型船舶の取り扱い
2. 操縦

と言う形で大きく分けて学びます。

1.の小型船舶の取り扱い内容は、発航前の準備及び点検、解(かい)らん及び係留、結索、方位測定、二級(湖川小出力限定)は発航前の準備及び点検、解らん及び係留、結索、特殊は発航前の準備及び点検、結索となっています。

自動車免許と似ているのが発航前の準備及び点検。
こちらは係留されている船を実際に見ながら一つ一つ覚えていきます。
まぁ興味ある方ならだいだい判るので、あとは試験に出る

それと必須なのが最低限のロープワーク。
下記の6つを覚えれば大丈夫です。
これも指導員の方がコツを教えてくれます。
まぁキャンプとかアウトドア好きな方ならもやいくらいは知ってると思いますので少し練習すれば問題ありません。

・ 巻結び
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 基本的な結び。
カセ釣りでのカセの係留などはこの結びを船頭が鬼のような速度で結ぶので良くしています。
強く締めすぎると解きにくいのが欠点。

・ もやい結び
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言わずと知れた結びの王様!
所謂キングオブノット。
※ノットとは結びの事です。


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これは解きやすくしかも強い。
キャンプなんかでも使います。 


・  いかり結び
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これは初めて学びました。
アンカーロープとの接合部で主に使います。
一見難しそうですが実は簡単な結びです。 


・ 本結び
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同じ太さのロープを結ぶときに使われます。

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これも一度覚えると簡単な結びです。


・ クリート結び
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海に出る男として絶対に知っておくべき結び。
係留するためのクリートに結ぶための結び。
 
・ ひとえ結び(ふたえ結び)
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太さの違うロープを結ぶための結び。
これ今回初めて学んだ結びですが他にも役立ちそうで便利ですね。

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人差し指をうまく使います。

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ひとえ(一重)結びの完成。
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これも一度覚えると比較的簡単です。

最後の巻を一つ増やすとふたえ(二重)結びに。
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まぁ釣りやキャンプをされる方はある程度の結びを学んでますから何てこと無いですが、全く知らない状態だと試験までに時間がありませんから、事前にいくつか結びの勉強をした方が無難です。
結びは実技試験の最初の方で上述の6つのうちからどれか一つ出ます。
結び方の手順や方法は関係ありません。
最終的に結び目がキッチリと出来ていれば減点無しです。

次に操縦は文字通り操縦技術を学ぶ実技講習で基礎から応用までを実際の操船を元に学んでいきます。
基本操作は安全確認(見張り及び機関の状態確認)、発進、直進及び停止、後進、変針、旋回及び連続旋回(スラローム)を行います。

応用操縦は旋回、人命救助、避航操船、離岸及び着岸、などを行います。

まぁこの時の実技講習で一気に色々な事を覚えないといけませんが、滑らかな技術云々よりも基本的な前後左右の安全確認や見張り確認、そして停止時におけるニュートラルギア位置の確認などが肝となります。
緊張しながらも船の運転は楽しいので指導員の方の模範運転を見ながら次は自分が操船してあれこれ学んで参ります。

ここでの重要ポイントはとにかく焦らず慌てず一つの行動前に必ず前後左右の安全確認をする事。
緊急停止時は追突防止の後方確認、左右への変針は左右及びその後方確認など自動車の安全確認と比較似ています。
ただギアシフトのニュートラルがドライブ状態でも『ガチャッ』と音がするので、講習指導段階で何度かドライブ状態での修了確認をやらかしました(笑)。
これって軽いドライブ状態なのでペラが回転しております。
自動車で言うとクリープ現象くらいの状態なのですが、修了検定時にこれをやらかすと、そこでの所作は0点となるので一番注意が必要です(笑)。
ギアシフトをうるさいくらい前後にガチャガチャさせてニュートラルを確認するくらいが丁度良いです。

そんなこんなで練習時はかなりちぐはぐな運転をしておりましたが、意識遠のく猛暑の中14時より修了審査を始めます。
審査は指導員の方が採点されますが、不正の起こらないよう別の指導員の方と入れ替わります。
そこからは指導員の方が発する検定事項を一つ一つこなしていくのですが、

私の場合は物理的にそれも難しいのでかなり気合入れて今回臨みました。

応用操縦での人命救助は一発で成功。
これは溺れる人に見立てたブイを回収するのですが、救助者に模した引かないよう船の右舷か左舷のどちらかから指定してブイを拾い上げるテストです。
本来救助すべきは生身の人間ですから安全確認やエンジン停止、そして絶妙な形でボートフックよりブイを拾い上げる試験です。
一度失敗すると船の踵を返して再度人命救助を行います。
2回の失敗がどれほどの減点かは判りませんが3度目はありません。
そのあと着岸と離岸を行い一連の実技試験、ただしこちらは国家試験ではなくあくまでも実習教室としての試験は終了となります。
まぁ自動車教習所の卒業検定と同じような感じですね。
但し教官の方によると国家試験で行う試験の方が船や自然状況を鑑みると数倍難しいとの事です。

とりあえず一連の実技試験も修了し自分なりの採点として失敗したなぁ!と思ったところは旋回時の減速不足と応用操縦の着岸時に目的ポイントより位置が少しずれたこと。
その他各種点検事項やロープワーク、エンジン始動時のチェック項目などはほぼ問題なく出来たと思います。
まぁあまり深く考えずに万が一落ちても、実技再審査料金8,800円握りしめてもう一度受ければ良いんだけどねwww。

そして赤枠で囲っているのが2級小型船舶の試験点数内訳です。
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上段部に実技の点数振り分けが書かれておりますが、300点満点中まずは70%以上の点数が必要。
つまり210/300点が合否の分かれ目となります。
また3つに分かれたところで各60%の足切りがございます。
ですので例え合計が210点以上あってもいずれかの項目で60%未満の点数を取れば不合格となり追試となります。

・ 小型船舶の取り扱い 36/60点
・ 基本操縦 72/120点
・ 応用操縦 72/120点 

まぁ点数は教えてくれないから自分が何点で合格不合格になったのかは最後まで判りません。
実技講習と実技試験についてはこんな感じで進みました。
一応無事に終了したので後半戦は学科になります。

今となっては嘘のような気候ですが、この時は酷暑の中てくてくと20分かけて今度は学科教習会場に向かいます。
この時点でもう身体は完全にオーバーブローでしたが....
ホント!受験は暑い時期を避けた方がよろしいですわ!

まだまだ続く.....
2020年09月09日 イイね!

2級小型船舶操縦士免許取得のあれこれ 検討準備編

私事ではございますがつい先日の土日、大阪市内某所にて2級小型船舶操縦士の養成教習を受けて参りました!
養成教習は国家試験を免除されるものの実技と学科において修了審査がございますので、まぁそれが国家試験の代わりみたいなもんです。
そこを落ちると銭払ってじかんを作って再審査しなければなりません。
※まぁ飛び込みの国家試験の方はそれなりに難しいらしいよ。

そして先に申し上げておきますと結果は無事合格を頂きました~!!
免許証は後日書留で届くそうです。
やれやれ。

とまぁ単純にこれを書いたらただの自慢ブログになりますので、そうではなく取得までの簡単な流れや、もう少しこないしておけば良かった的な事を当日を振り返り説明させて頂きます。
今後取得を考えられている方へ少しでも参考になればと思います。

まずこちらの操縦免許、実は中学校頃の時代から大人になったら取得したいなぁ...と思い続けて気付けば50を超えたオッサンに成り下がっておりましたが、昨年来より始めたゴムボートフィッシングで眠っていた子を起こした形となりました(笑)!
当時は1級~4級までとなっており複雑な分類でしたが幾度かの改定に伴い現在は1~2級と判りやすい分類となった反面、水上バイクが小型特殊と言う別の免許となっております。
やはり事故が多く船舶と動力特性が違う面も分けた理由の大きな要因のようです。

しかしまさかこの歳にマイボート乗るなんて思いもよりませんでしたが、これは四国に来たのが最後(笑)。
異動による単身赴任は大きなきっかけとなりました。

そしてもう一つの大きなきっかけ。
そう、新型コロナ感染拡大による....
特別定額給付金の10万円!
これを上手く活用しない手はない!
まぁ元々自分が支払った税金の一部が有難く戻った訳なんだから、そこは上手に活用しましょうって事です。
しかしながら嫁さんとのネゴシエートが一番の難関でしたが無事に交渉成立。

さて話戻りまして2級小型船舶操縦士って何?と申しますと....
法律的文言でこの資格における操縦出来うる船舶やその範囲や適用年齢などについてが以下の通り。

総トン数20トン未満または特定の条件を満たす全長24m未満
平水区域および海岸から5海里以内(1海里が1.852km 約9km)

満18歳以上(満17歳9か月以上より受験可能) 

まぁ要するに私が乗ってるようなゴムボートから24フィートくらいのクルーザーなどに至るまでプレジャーボート呼ばれるような船舶全般を操縦するために与えられる免状です。
ちなみに大型の貨物船などを操縦する資格を持つ海技士であっても、小型船舶を操縦する際には、この免許が必要です。
何故かというと小型船舶操縦者の心得及び遵守事項と言うのがございまして、当然大型船には無いようなルールもございますからね。
まぁそのような方は小型船舶以上に海のルールなどは承知しているのでこの場合学科項目はかなり免除されます。

で、まず免許取得方法ですが、取得の道筋として大きく2つに別れますが、私の場合所謂飛びこみ試験と言うモノは選択肢にございません。
車の免許で言う教習所的なところで実技・学科を所定の時間講習を受け実技修了試験と学科の国家試験を受講受験する形の選択肢としました。
まぁ一般的には国土交通省に登録されている教習所で受講しますが所定の受講時間がございます。
※学科講習12時間、実技講習12時間(但し、マンツーマンの実技講習の場合は最短4時間)学科試験1時間10分。
私の場合は最短2日コースでしたので上記※の()部分記載の実技マンツーマンですので、1日目実技4時間+学科4時間、2日目学科8時間+試験1時間10分と言う形で最短の2日間で取得できました。

しかし実際この2日間最短コースを連続で受けて感じたのは....
ホント!まぁまぁしんどいです(爆)。
丸2日が完全にガッツリと消えますwww。
特に海上衝突予防法とか港則法とか法的な事に興味のない方は退屈で死にそうになりますwww。
少なからず私は興味があったので授業自体は楽しく受講出来ましたがそうでない方には地獄かも(笑)。
それと受講前日の金曜日も終日会議だったものだから、心身ともに金曜日からの3日間はホント死んだよ(笑)....


で話変わって一番気になる費用部分ですが.....
私の受講した某スクールで総額109,470円(税込)。
この金額はマチマチですから少しでも安い方が良いですね。
※四国は相対的にお高めだったので今回帰阪時にこちらでお世話になりました。

それに別途他経費として....
・ 小型船舶操縦士身体検査証明書 ~ 最寄りの診療機関で発行してもらう。私の場合5,000円
・ 証明写真横3.5cm×縦4.5cm(パスポート用サイズ4枚) ~ 私の場合1,200円
・ その他雑費(移動交通費など) ~ 各条件により異なる

まぁ最低12万円用意したら大阪ではとりあえず取得の道が開かれます(笑)。


さて受講する前に受講資格がありますが.....

■ 受講資格年齢 満16歳以上(満15歳9か月より受験可能)  
■ 身体検査合格基準を満たしていること
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・視力=両眼ともに0.5以上(矯正視力可、片眼の視力が0.5に満たない場合、0.5以上見えるほうの眼の視野が150度以上あること)
・色覚=夜間において船舶の灯火(赤、緑、白)が識別できること
・聴力=5m以上離れた距離で話声語が識別できること(矯正可)


やはり船舶と言う特殊な動力物を水上で行うのですから四肢の状況や視・聴力のチェックが必須となります。
まぁこれも問題なくパス。

あとは事前にスクールの予約日程などいれて行くわけですが、早いこと入れておかないと日程は取れません。
私の場合2か月以上前に予約を入れて1か月前に入金したので連続の日程を抑えることが出来ました。

その他免許証発行するにあたり各種所定の委任状や6か月以内に取得したマイナンバー非記載の住民票なども要ります。


さて次回ブログはいよいよスクールの1日目を案内いたしますのでご期待ください。

プロフィール

「ソルト準備 自作12Vポータブルフラッシングポンプの製作 http://cvw.jp/b/1672597/47668390/
何シテル?   04/21 06:18
大阪→名古屋→髙松(香川)→大阪とあちこちに飛ばされ続ける、哀しきサラリーマンのおっさんです。 フォロー/フォロワーについて... 折角興味頂いた方に対...

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